苦楽園に「苦」と「楽」はあるのか?

  • 更新日: 2017/09/21

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苦楽を別にした仲です

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こんにちは。本日は兵庫県は西宮市、苦楽園にやって参りました。



サンポ―唯一の関西ライター、孤高の一匹狼として君臨している僕(左)ですが、今日は2人でこんにちは。
サンポーで主に東京を散歩しているヤスノリさんが帰省の途中この辺に寄るということで、一緒に散歩することになり、名前が面白いっていうだけで苦楽園に来ました。
ちなみに僕もこの散歩が終わったら旅行に出かけるため、二人とも大層なキャリーバッグを持っています。二人で苦楽園に泊まりに来ましたみたいな感じの写真ですが、そういうわけではないです。

実際泊まれるんですか、苦楽園には。


どうなんでしょう。昔は温泉が湧いてて賑やかな温泉街だったそうですけど、いまは枯れてます。


わー。悲しい話だった。


はい。苦楽園の苦エピソードですね。


苦楽園の楽要素は無いんですか?


あー、夙川公園は花見スポットで、日本の桜の名所百選に選ばれてます。今は、苦楽園といえばお花見のイメージだと思いますよ。


良かった~。苦楽園良かった~。


はい。苦楽園の楽エピソードですね。



というわけで本題。今日は、苦楽園をぶらぶらしながら、苦楽園の<苦>と<楽>を探してみようと思います。
それから、<苦>を見つけたときに体験する「苦担当」をじゃんけんで決めておきます。僕も書きながらあまり意味が分かっていませんが、決めておきます。





「苦担当」は僕。よくわからないけどじゃんけんに負けるのくやしいな。



「楽担当」のこの人、滅茶苦茶まんぞくそうな笑みを浮かべている。どんな楽を想定しているんだろう。ここには、何もないと思うけれど。
なにはともあれ歩いてみます。





当たり前と言えば当たり前ですが、街中に「苦楽園」という地名で溢れています。字面がちょっと面白い。どことなく地獄と極楽っぽいのが良いんでしょうか。



「苦楽園口幼稚園東門」

おごそかだ!仰々しい!絶対に顔がデカくて四角い鬼みたいな人が門番やっているに違いない。




ぼく日陰いくんで、けわいさん向こうっ側歩いてください。


出た! ここで<苦>だ! <苦>を強いてきた!!





町全体の名前が書いていある。もしかするとパブリックちりとりかもしれない。



こちらも屋号とかではなく、「くらくえん」と書かれているだけ。苦楽園の住民は全員使える。苦楽園にはシェアリングエコノミーが浸透しているんでしょうか。



進みます。僕だけ暑い。<苦>ってそういうやつなのか? という疑問が湧いてきます。
このあたりはちょっときれいめな住宅街。短い道なのですが、若干下っています。



今度は登る。さっきから小刻みに坂が多い。このあたりが苦楽ってことなのかな。
あとで調べたら、ここらの開発に関わった一族の家宝のひょうたんの名前「苦楽瓢」から取ったとのこと。ひょうたん。全然ふーんってならない。小刻みな坂が多いから説のほうがしっくりくる。
ところで、キャリーと坂の相性の悪さにうんざりしていたので気付きませんでしたが、この日は凄く良い天気でした。



ホームランっぽいですよ。バット放り投げてます。


これは<楽>ですね。


シルエット脇の「by Nori」の表記が気になってあとで調べたら、ここ、中村紀洋選手の野球教室でした。確かにバットを放り投げるスタイル。野球ファンが見たらこのシルエットだけで「ノリだ!」って分かるのかしら。



めっちゃ暑いんでお水買います。





僕は買わないほうがいいんですかね。


察してください。


苦担当って何だろう。





けわいさん、これ<苦>じゃないですか?





<苦>ですね。一番やってはいけない落ち方をしてますね。


やる感じなんですか?


ん? これを?



苦担当が無茶振りと履き違えられる空気をキッパリとはね除け、散歩を続けます。



あ、串カツ田中だ。これ最近関東にもめっちゃ多いんですよ。


なんですか? これ。知ってる?


知らないです。


あれ? 「大阪伝統の味」って言っていま東京でめちゃくちゃ増えてて、このまえ上場したんですけど。


知らないです。


あれ……怖い……。


東京ディズニーランドが東京に無い、みたいなことでしょうか。
ちなみに、串カツ田中はやっぱり東京の会社だったのですが、副社長の田中さんが西成出身で、お父さんのレシピを使っているんだそう。看板に偽りは無いってことをねんのため書いておきます。



国旗とアルファベットの多用で無理してイギリス感を出そうとしていませんか?
敬具、みたいなノリでThank You! 言うてはります。



ちょっと本格的な坂になってきた。


山のほうは高級住宅街になってて、有名人が住んでたりするエリアです。西のほうは芦屋と隣接してます。芦屋はみんな知ってるでしょ。


お金持ちが高いとこに住むのは関西も一緒なんだな。あと、次の駅に甲陽園って似た名前のやつあるじゃないですか。あれも仲間なんですか?


同じような感じです。このあたりで園のつく地名は7個あるんですけど、西宮七園っていって、別荘地や高級住宅街として開発されたそうですよ。


あ、ところで坂が<苦>なのでキャリーもってくれません?


おかしい。ただの便利な人になってきた気がする。





このあたりはすごくのどか。
山に囲まれているとジブリ感が出ませんか?
奥の山、六甲山麓のふもとに住宅街が見えるでしょうか。苦楽園四番町、五番町、六番町あたりで、高級住宅街とされています。温泉街として賑わっていた時代には六甲ホテルという豪華なホテルがあり、財界人の社交場としても機能していたんだとか。
脇に流れているのは新中田川で、苦楽園口駅のあたりで一端暗渠になったあと、夙川に合流します。



豆腐の移動販売が来てる。


売りに来てくれるのは紛れもなく<楽>ですね。


車っていうのも楽ポイント高い。





電動自転車、<楽>ですね。





ここ、本当にこのドメイン持ってるんですかね。





持ってませんでした。






この細い道、奥まで見て来てもらっていいですか?


なんで?


もしかしたら<苦>が待ってるかもしれないから……


絶対何もないでしょ。さっき向こうから人が普通に歩いてきてたじゃないですか。


万が一ってこともあるから……











なんもないっす!なんもなかったです!


やっぱり……


やっぱり!?





辛うじてあげるとすれば『とまれ』がありました。




真面目な話、この細い道は、新中田川の支流かなにかな気がします。
さて、散歩続けます。



宝くじ、これは<楽>ですね。当たれば働かなくて良いわけですから。横のマスコットも気持ち投げやり。






苦楽園口駅。大きく一周してきました。



踏切を渡って駅の東側へ。





橋の脇から夙川沿いの道へ降りてきました。桜で整備されたきれいな道が続きます。<楽>です。

ちょっと<苦>足りなくないですか?


ビタミン足りてる? みたいなノリで苦を斡旋してくるのやめて。


さっき電車の中から見た夙川の川岸に公園みたいなのがあって、そこに剣山みたいな遊具あったんですよ。あれがたぶん苦楽園の<苦>ですよ。


見間違いであってほしい~。





あれ?



遊具はちょうど対岸ですね。降り口間違えたみたいです。


わりと歩いたのに<苦>だ~。楽担当なのに苦を経験したから死ぬ~。


このおじさんうるさいな。





もう一回坂を上って橋に戻ります。
もう散歩も終盤になると僕も自分からキャリーを持つ始末。慣れって恐ろしいですね。



マイクロソフトのワードの虹色の奴だ!と思ったら今度は手書きコメント!



無難なフライヤーもありました。



夙川を渡り、公園のある対岸へ。



ちょっと仲良くなりました。



ただし苦楽を別にするというルールだけは健在。



降りてきました。ここ夙川公園は、お花見スポットとして有名です。
ヤスノリさんが言ってた剣山みたいな遊具は一切無かったので、



登り棒と、



懸垂をしました。<苦>を稼いだぞ!



ありがとう夙川。しばらくは来ないよ、夙川。



年中無休の歯医者。年中無休――――これは紛れもなく<苦>ですね。



女医のいる産婦人科。これは<楽>ですね。安心ですからね。<楽>です。



信<楽>焼ですね。雨風を凌いでるたぬきは珍しい。



駅へ戻ります。



苦楽園口に戻ってきました。あとから写真を見ると、苦担当と楽担当の疲労の差がすごい。これぞ苦楽園の体現です。

しかし、のどかな良い街でございました。しかも、実際に歩いてみるといろいろあるんですね。土地に根付いた食べ物屋さんがあったり、個人商店が元気だったり。あと、西宮北口駅までもすぐにアクセスできますし、梅田や三ノ宮にも出やすいってのもポイント高い。
「もと温泉街」のその後って、アクセスの悪さも相まって寂しい街になってしまうことが多々あるのですが、このエリアは住宅街として大復活を遂げるんですね。まさに苦あれば楽ありの街なのでした。


ちょっと<苦>足りなくないですか?


もういいんじゃないですか。


あ、思いついた。僕<楽>なんで、けわいさん置いてタクシーで帰るのどうですかね。





ん?





じゃあ僕先にタクシーで夙川まで行ってます。





おーい。



おーい!



阪急だと5分で着くのに!?(僕のほうが先に着きました)


(おしまい)




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川合裕之

兵庫県西宮市在住(自称)。
ギター、ベース、ドラム、作詞作曲など、全部が出来ない。

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