車窓から見えるデカい建物を目指してみた
- 更新日: 2023/02/09
エデンをめざして
中央線。高円寺ー阿佐ヶ谷間から見える景色に、ひときわデカい建物がある。


ちょっと写真じゃ伝わりづらいのが悔しいのだが、肉眼で見るとなかなかのそびえ立ちっぷりなのだ。まるで荒野にぽつんと佇む要塞のごとき存在感。印象の中に”遠さ”と”デカさ”が共存しているということは、あの建物は、一体どれだけデカいのだろうか…?

それならば、確かめに行かねばならないだろう。本記事では、あの建物を”エデン”と呼称することにする。エデンが見えたのは、阿佐ヶ谷から見て北の方角だ。とりあえず、なんとなくの方向感覚で、エデンの見えた方向を目指してみることにする。車窓から見えるデカい建物を目指す散歩、記念すべき第一歩だ。

この辺りは家のごく近所なので、すっかり見慣れた道。ちなみに、私は方向感覚が完全にゼロであるため、今回は方向に詳しい友人に付き合ってもらっています。「エデンは北にある」などと分かったのはその友人のおかげで、私はただパニックになっていました。

ツタに全体を侵食されながらもまるで気高さを失わない家。良い家はツタの生え方さえ一流であるというのでしょうか。

阿佐ヶ谷から、都立家政の方角に向かっています。西武新宿線を縦に突っ切ってさらに北、そしたら徐々にエデンが見えてくるだろう、と、この時はそう考えていました。

もう夕暮れの気配がし始めていますが、まあ完全に暗くなるまでには着くだろう、と相変わらず楽観的に考えていました。ちなみにこの時点で16時ほどです。いつもいつも、散歩を始めるのが遅い。

しかし、この時間帯の散歩は、いいですねえ…

こんにちは、けんちゃん。ぼくはちゃんきどです。どうぞよろしく!

あまり知らない道になってきましたね。そろそろ、地名も阿佐谷北では無くなるころでしょうか。

西日を全身に受け止めるマンションたち。

とにかく光っています。
それにしても、エデンがまったく見えてきません。このマンションたちの裏に隠れているのでしょうか。

おっ、ちょうどいいところに階段が。これをのぼって、エデンが見えるかどうか確認してみましょう。

見えねー!

仕方がないので、これまで通り北に向かって歩いていきましょう。ゴールが見えず、方向が合っているかも分からないというのはなかなか不安です。ここいらでやっと、「あれ…これ、日が落ちるまでにたどり着けるか…?」という心配が襲ってきます。ちなみにこれは住みたい建物。持ち主の方、もしこれを読んでいたら、譲ってください。

気が付いたら中野区に突入していたようです。ここは妙正寺川というそうで、川の写真を撮ろうとしていたら、上から鳥のフンがボトボト落ちて来たので急いで避難しました。鳥にバカにされている。

おっ、工事現場の仕切りにシースルーゾーンが。もしかしたら、向こう側にエデンが見えるかもしれません。

見えねー!

ああ、もう太陽が一日の役目を終えようとしている…

この散歩の性質上、真っ暗になってしまうと”エデン”の姿が見えず、ゴールが極めて困難になってしまいます。それだけは避けなければならない、そもそも今の時点でエデンの姿がまったく見えておらず日没までにたどり着くのは絶望的なんですが、とにかく、前に進むしかありません。

都立家政駅まで550メートル…って、まだこんなところなの!?

家から歩いて30分かからない程度の都立家政に、1時間以上かけて到着してしまいました。散歩中は地図を見ないというくだらないプライドのせいでこういうことになる。

鳥の病院

ここはたまに通っている、都立家政のGEO。サブスク全盛の今、GEOが近所にあるという人は、本当にラッキーだと思ったほうがいい。素晴らしいんだから。GEOっていうのは。

すっかりクリスマスシーズンですね。街のいたるところから、クリスマス成分を摂取させてもらえます。クリスマス大好き

ちょっとどっち方面か忘れましたが、とりあえずエデンがあるっぽい方向に行きます。依然として、影も形も見えません。

気付けばもう練馬区。「中中(なかちゅう)」って略すんでしょうか?

夜が始まってきた感じがあります。この辺りから、建物たちが中村橋を名乗り始めました。

楽園の在処を教えてくれ、眠れる獅子よ…

とりあえず、中村橋駅に出たいところ。それにしても懐かしいなあ、中村橋。池袋ウエストゲートパークで渡辺謙が住んでいた街。

特に変哲のない住宅街をまっすぐ歩いていると…

ん?

あれ…もしかしてエデンか!?

あれ?角度を変えるともうひとつデカビルが現れた。

デカビルが至近距離で並んでいる。エデンは孤高の存在であったはずだから、残念ながらこれは別の建物だ。しかし、これだけデカかったら、車窓から見えていたのでは…?

車窓から撮った動画を確認してみる。すると…

赤がエデン、そして、その少し横に、青い矢印で示した大きい建物がある。

青の矢印で示したこれはひとつの建物に見えますが、よく見ると、向かって右後ろに別の白い建物があって、重なって見えている。いま私の目の前に現れたのは、このふたつの建物であると考えて間違いないでしょう。

ということは、エデンはそう遠くないはず。とりあえず、この建物の正体を突き止めに行きましょう。同じような背丈の建物について、何か知っているかもしれません。

ゆれぞうくんかわいすぎる

これは特に何の関係もない建物ですが、カックイー

栄えている通りに出てきました。まだ中村橋だと思っていましたが、ここはもう練馬駅前だそう。ふたつの建物の片割れが見切れていますね。とんでもない高さです。

ひとつは、(たぶん)タワマンでした。デカすぎる!こんな高層マンションに住んでいたら、窓の外を見るたびにゾッとして、いつしか気が狂ってしまうと思います。最上階の人、平気なんでしょうか?

そして、その向かいにあったもうひとつのデカビルがこれ。なんと、練馬区役所でした。

私は区役所をデカビル呼ばわりしていたようです。このデカビルには、最上階に展望ロビーがあるそうそうなので、そこからエデンが見えるかどうか、確かめてみようと思います。

外は完全に真っ暗で、エデンを見つけることはできなかったのですが、展望パネルから発見することができました。

方向的にも、見た目的にも、きっと、これがエデンの筈…!

どうしても確証が得られないのですが、合ってますよね?あれがエデンですよね?もし間違ってたら教えてください。記事公開後に真実を知ったところでどうにもなりませんから、今日のところはこれがエデンであると決め打ちして、引き続き散歩を続けようと思います。
とはいえ、エデンの場所が分かったところで、もう外は真っ暗です。これじゃ、見えるものも見えません。悔しいところですが、DAY 2を設け、改めて練馬駅からエデンを目指す散歩を実施しようと思います。

というわけで、別日にまた練馬区役所前にやってきました。展望ロビーから肉眼でエデンの姿を確認することができましたので、その方向に向かって歩いていきたいと思います。ちなみにこれは練馬区役所前にあった『和』です。

DAY 1で学習したので、今日は午前中からのスタート。何としても今日中にエデンにたどり着きたいところです。それにしても、素晴らしい散歩日和。デニーズの看板も気持ちがよさそうです。

親孝行くらい気持ちが良い。

阿佐ヶ谷方面を指す標識が現れました。練馬と阿佐ヶ谷って近いんだなあ。

カラオケ館の本部を見つけました。歌えるんでしょうか?

エデンは遠くないはずなのですが、やはり地上からは存在を視認することができません。

歩道橋があったので、上ってみましょう。エデンが見えるかもしれません。

見えねー!

方向的には、このマンションの向こう側にあると思われます。歩道橋を降りてこのマンションを超え、住宅街へ入っていきたいと思います。

見えねー!

車検のコバックと川です。

奥にデカビルが見えますが、あれではないはず・・・。もしかしてさっき行った区役所?私の方向感覚は歩き始めて道を2度曲がった時点で死に絶えてしまうので、もう何が何だか分かりません。

なるべく上り坂になっている道を進んで、エデンが視界に入るよう努力しましょう。

テニスの広告がありました。

テニスクラブだったんですね。テニスはほとんどやったことがありませんが、こういうクラブには憧れがあります。

さあ、開けた場所に出てきました。そろそろエデンが見えてもおかしくない頃…とキョロキョロしていると…

見えた!エデンだ!!

距離的にも、そう遠くないはず。意気揚々と、エデンのあった方向に進んでいきます。

さっきまでリュークいた?

タオルのフルーツ

さっきから何だか、味わい深い通りですね。

人懐っこい猫の登場

てっきり野良猫かと思ったのですが、かわいすぎて30分ぐらいじゃれていたら「おっ、遊んでもらってんのかー?」と飼い主の方が来られました。名前はチビちゃんというそう。遊んでもらっていたのはこっちなので、しっかりお礼を言ってこの場所を後にしました。

さあ、しばらく歩いていると、素敵な並木道が現れました。

夏の雲公園という名前だそう。楽しそうな子供たちの声がこだまする、心洗われる場所で、城戸の物公園にしてしまいたいくらいです。

この辺りはマンションが密集していて、多くの家族連れでにぎわっていました。

あれ、この煙突は…

やはり。光が丘清掃工場から伸びる煙突で間違いありません。ということは、このまま左方向に行けば、エデンにたどり着けるはず…!

エデンはすぐ近くのはず。素晴らしい歩道を通って進んでいきます。

いいなーこの辺

おっ…?

エデンを肉眼で確認。もう、すぐそこだ…!

5分ほど歩くと、ついにエデンが全貌をあらわに。正面に回り込んで、お前の正体を突き止めてやる…!

信じがたいタイミングで昼食を取ります。

ついに、エデンのふもとにやってきました。これが、高円寺ー阿佐ヶ谷間から見えていた、あの、エデン…。

真横に回り込んで見上げてみましたが、間違いなくエデンです。方角的にも、中央線の窓から見えていた建物はコレであると考えて矛盾はありません。まあ万が一違うにしても、練馬区役所の展望ロビーから見えていたデカビルは間違いなくコレでしょう。

エデンの正体は、J.CITYタワーという高層ビルでした。地上23階、高さ100メートルを誇るそうで、なんと、夜になるとハートマークが浮かび上がるそうです。現在も浮かび上がるのかどうか、実際に見て確かめたかったところですが、その情報を知ったのは帰宅してからで…。また夜に訪れてみたいと思います。というか、ハートマークが浮かび上がるって、マジのエデンじゃね?

今回は、車窓から見えたデカい建物を目指すという散歩を実施してみました。思ったより時間のかかる、一筋縄じゃいかない散歩ではありましたが、めちゃくちゃ楽しかったです。どこを目指すでもなくのんびり楽しめるのも散歩の醍醐味ですが、たまには明確なゴールをもって歩いてみるのも、達成感があって気持ちがいいですよ。
…これだよね?合ってるよね?


ちょっと写真じゃ伝わりづらいのが悔しいのだが、肉眼で見るとなかなかのそびえ立ちっぷりなのだ。まるで荒野にぽつんと佇む要塞のごとき存在感。印象の中に”遠さ”と”デカさ”が共存しているということは、あの建物は、一体どれだけデカいのだろうか…?

それならば、確かめに行かねばならないだろう。本記事では、あの建物を”エデン”と呼称することにする。エデンが見えたのは、阿佐ヶ谷から見て北の方角だ。とりあえず、なんとなくの方向感覚で、エデンの見えた方向を目指してみることにする。車窓から見えるデカい建物を目指す散歩、記念すべき第一歩だ。

この辺りは家のごく近所なので、すっかり見慣れた道。ちなみに、私は方向感覚が完全にゼロであるため、今回は方向に詳しい友人に付き合ってもらっています。「エデンは北にある」などと分かったのはその友人のおかげで、私はただパニックになっていました。

ツタに全体を侵食されながらもまるで気高さを失わない家。良い家はツタの生え方さえ一流であるというのでしょうか。

阿佐ヶ谷から、都立家政の方角に向かっています。西武新宿線を縦に突っ切ってさらに北、そしたら徐々にエデンが見えてくるだろう、と、この時はそう考えていました。

もう夕暮れの気配がし始めていますが、まあ完全に暗くなるまでには着くだろう、と相変わらず楽観的に考えていました。ちなみにこの時点で16時ほどです。いつもいつも、散歩を始めるのが遅い。

しかし、この時間帯の散歩は、いいですねえ…

こんにちは、けんちゃん。ぼくはちゃんきどです。どうぞよろしく!

あまり知らない道になってきましたね。そろそろ、地名も阿佐谷北では無くなるころでしょうか。

西日を全身に受け止めるマンションたち。

とにかく光っています。
それにしても、エデンがまったく見えてきません。このマンションたちの裏に隠れているのでしょうか。

おっ、ちょうどいいところに階段が。これをのぼって、エデンが見えるかどうか確認してみましょう。

見えねー!

仕方がないので、これまで通り北に向かって歩いていきましょう。ゴールが見えず、方向が合っているかも分からないというのはなかなか不安です。ここいらでやっと、「あれ…これ、日が落ちるまでにたどり着けるか…?」という心配が襲ってきます。ちなみにこれは住みたい建物。持ち主の方、もしこれを読んでいたら、譲ってください。

気が付いたら中野区に突入していたようです。ここは妙正寺川というそうで、川の写真を撮ろうとしていたら、上から鳥のフンがボトボト落ちて来たので急いで避難しました。鳥にバカにされている。

おっ、工事現場の仕切りにシースルーゾーンが。もしかしたら、向こう側にエデンが見えるかもしれません。

見えねー!

ああ、もう太陽が一日の役目を終えようとしている…

この散歩の性質上、真っ暗になってしまうと”エデン”の姿が見えず、ゴールが極めて困難になってしまいます。それだけは避けなければならない、そもそも今の時点でエデンの姿がまったく見えておらず日没までにたどり着くのは絶望的なんですが、とにかく、前に進むしかありません。

都立家政駅まで550メートル…って、まだこんなところなの!?

家から歩いて30分かからない程度の都立家政に、1時間以上かけて到着してしまいました。散歩中は地図を見ないというくだらないプライドのせいでこういうことになる。

鳥の病院

ここはたまに通っている、都立家政のGEO。サブスク全盛の今、GEOが近所にあるという人は、本当にラッキーだと思ったほうがいい。素晴らしいんだから。GEOっていうのは。

すっかりクリスマスシーズンですね。街のいたるところから、クリスマス成分を摂取させてもらえます。クリスマス大好き

ちょっとどっち方面か忘れましたが、とりあえずエデンがあるっぽい方向に行きます。依然として、影も形も見えません。

気付けばもう練馬区。「中中(なかちゅう)」って略すんでしょうか?

夜が始まってきた感じがあります。この辺りから、建物たちが中村橋を名乗り始めました。

楽園の在処を教えてくれ、眠れる獅子よ…

とりあえず、中村橋駅に出たいところ。それにしても懐かしいなあ、中村橋。池袋ウエストゲートパークで渡辺謙が住んでいた街。

特に変哲のない住宅街をまっすぐ歩いていると…

ん?

あれ…もしかしてエデンか!?

あれ?角度を変えるともうひとつデカビルが現れた。

デカビルが至近距離で並んでいる。エデンは孤高の存在であったはずだから、残念ながらこれは別の建物だ。しかし、これだけデカかったら、車窓から見えていたのでは…?

車窓から撮った動画を確認してみる。すると…

赤がエデン、そして、その少し横に、青い矢印で示した大きい建物がある。

青の矢印で示したこれはひとつの建物に見えますが、よく見ると、向かって右後ろに別の白い建物があって、重なって見えている。いま私の目の前に現れたのは、このふたつの建物であると考えて間違いないでしょう。

ということは、エデンはそう遠くないはず。とりあえず、この建物の正体を突き止めに行きましょう。同じような背丈の建物について、何か知っているかもしれません。

ゆれぞうくんかわいすぎる

これは特に何の関係もない建物ですが、カックイー

栄えている通りに出てきました。まだ中村橋だと思っていましたが、ここはもう練馬駅前だそう。ふたつの建物の片割れが見切れていますね。とんでもない高さです。

ひとつは、(たぶん)タワマンでした。デカすぎる!こんな高層マンションに住んでいたら、窓の外を見るたびにゾッとして、いつしか気が狂ってしまうと思います。最上階の人、平気なんでしょうか?

そして、その向かいにあったもうひとつのデカビルがこれ。なんと、練馬区役所でした。

私は区役所をデカビル呼ばわりしていたようです。このデカビルには、最上階に展望ロビーがあるそうそうなので、そこからエデンが見えるかどうか、確かめてみようと思います。

外は完全に真っ暗で、エデンを見つけることはできなかったのですが、展望パネルから発見することができました。

方向的にも、見た目的にも、きっと、これがエデンの筈…!

どうしても確証が得られないのですが、合ってますよね?あれがエデンですよね?もし間違ってたら教えてください。記事公開後に真実を知ったところでどうにもなりませんから、今日のところはこれがエデンであると決め打ちして、引き続き散歩を続けようと思います。
とはいえ、エデンの場所が分かったところで、もう外は真っ暗です。これじゃ、見えるものも見えません。悔しいところですが、DAY 2を設け、改めて練馬駅からエデンを目指す散歩を実施しようと思います。
【DAY 2】

というわけで、別日にまた練馬区役所前にやってきました。展望ロビーから肉眼でエデンの姿を確認することができましたので、その方向に向かって歩いていきたいと思います。ちなみにこれは練馬区役所前にあった『和』です。

DAY 1で学習したので、今日は午前中からのスタート。何としても今日中にエデンにたどり着きたいところです。それにしても、素晴らしい散歩日和。デニーズの看板も気持ちがよさそうです。

親孝行くらい気持ちが良い。

阿佐ヶ谷方面を指す標識が現れました。練馬と阿佐ヶ谷って近いんだなあ。

カラオケ館の本部を見つけました。歌えるんでしょうか?

エデンは遠くないはずなのですが、やはり地上からは存在を視認することができません。

歩道橋があったので、上ってみましょう。エデンが見えるかもしれません。

見えねー!

方向的には、このマンションの向こう側にあると思われます。歩道橋を降りてこのマンションを超え、住宅街へ入っていきたいと思います。

見えねー!

車検のコバックと川です。

奥にデカビルが見えますが、あれではないはず・・・。もしかしてさっき行った区役所?私の方向感覚は歩き始めて道を2度曲がった時点で死に絶えてしまうので、もう何が何だか分かりません。

なるべく上り坂になっている道を進んで、エデンが視界に入るよう努力しましょう。

テニスの広告がありました。

テニスクラブだったんですね。テニスはほとんどやったことがありませんが、こういうクラブには憧れがあります。

さあ、開けた場所に出てきました。そろそろエデンが見えてもおかしくない頃…とキョロキョロしていると…

見えた!エデンだ!!

距離的にも、そう遠くないはず。意気揚々と、エデンのあった方向に進んでいきます。

さっきまでリュークいた?

タオルのフルーツ

さっきから何だか、味わい深い通りですね。

人懐っこい猫の登場

てっきり野良猫かと思ったのですが、かわいすぎて30分ぐらいじゃれていたら「おっ、遊んでもらってんのかー?」と飼い主の方が来られました。名前はチビちゃんというそう。遊んでもらっていたのはこっちなので、しっかりお礼を言ってこの場所を後にしました。

さあ、しばらく歩いていると、素敵な並木道が現れました。

夏の雲公園という名前だそう。楽しそうな子供たちの声がこだまする、心洗われる場所で、城戸の物公園にしてしまいたいくらいです。

この辺りはマンションが密集していて、多くの家族連れでにぎわっていました。

あれ、この煙突は…

やはり。光が丘清掃工場から伸びる煙突で間違いありません。ということは、このまま左方向に行けば、エデンにたどり着けるはず…!

エデンはすぐ近くのはず。素晴らしい歩道を通って進んでいきます。

いいなーこの辺

おっ…?

エデンを肉眼で確認。もう、すぐそこだ…!

5分ほど歩くと、ついにエデンが全貌をあらわに。正面に回り込んで、お前の正体を突き止めてやる…!

信じがたいタイミングで昼食を取ります。

ついに、エデンのふもとにやってきました。これが、高円寺ー阿佐ヶ谷間から見えていた、あの、エデン…。

真横に回り込んで見上げてみましたが、間違いなくエデンです。方角的にも、中央線の窓から見えていた建物はコレであると考えて矛盾はありません。まあ万が一違うにしても、練馬区役所の展望ロビーから見えていたデカビルは間違いなくコレでしょう。

エデンの正体は、J.CITYタワーという高層ビルでした。地上23階、高さ100メートルを誇るそうで、なんと、夜になるとハートマークが浮かび上がるそうです。現在も浮かび上がるのかどうか、実際に見て確かめたかったところですが、その情報を知ったのは帰宅してからで…。また夜に訪れてみたいと思います。というか、ハートマークが浮かび上がるって、マジのエデンじゃね?

今回は、車窓から見えたデカい建物を目指すという散歩を実施してみました。思ったより時間のかかる、一筋縄じゃいかない散歩ではありましたが、めちゃくちゃ楽しかったです。どこを目指すでもなくのんびり楽しめるのも散歩の醍醐味ですが、たまには明確なゴールをもって歩いてみるのも、達成感があって気持ちがいいですよ。
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…これだよね?合ってるよね?