『もうちょっと!』な街の手書き
- 更新日: 2023/02/28
今日は無理…それなら仕方ない
初めまして、シン・路上観察ちゃんです。
私は散歩と路上観察が大好きで、特にその中で出会う「手書きの文字」をこよなく愛しています。
手書きには、パソコンやスマホのフォントにはない独特の味があります。
また、パソコンやスマホでは起こり得ないような人間特有のあり得ないミスや、手書きというアナログでしか感じられない作者の個性がその魅力を倍増させます。
今回の記事では、
■もうちょっと落ち着いて
もうちょっとの見直しで防げたミスです。濁点がないことでチャラいインド料理屋さんになってしまいました。お会計時にハンバーガーチェーンよろしく『チーっす!』を要求するのか、カレーに『チーっす!』をしてから提供するのかが気になります。
■もうちょっと近づけば……
もうちょっと近づいていれば普通の貼り紙になれていましたが、これがこの手書き貼り紙の宿命です。少し棒が離れたばかりにネットの海にさらされることとなってしまいました。字そのものは綺麗なだけに何故離れてしまったのかが気になる手書きです。もしかすると、スーコは本当に存在する動物なのかもしれません。
■もうちょっと未遂
こちらはもうちょっと未遂な一枚です。もうちょっとで、好きなお菓子が燃える大惨事でした。見直しでみんなの笑顔が守られました。安心です。スペースを考えた両端の空白から几帳面な性質がうかがえます。見直しをしっかりするタイプの信頼できる大人です。この作者ならお菓子を燃やすことはないでしょう。
■もうちょっとでマナもカナも悪くならなかった
傍線を忘れてしまったことで、タバコを吸ってポイ捨てまでしてしまう双子姉妹のマナになってしまいました。一卵性双生児であるためマナとカナの分類は難しく、マナだけでなくカナに対してもマイナスイメージが付きまとうことになるでしょう。もうちょっと、語尾さえ伸びてくれればこの悲劇は避けられました。
■もうちょっと……
お次は少し視点を変えましょう。コロナ禍がぶち当たった近所の街中華の貼り紙です。頑張りすぎないでください。『もうちょっと頑張れ!』なんて無責任なこと言えません。でもとても応援したくなる。
■もうちょっと早ければ……
時すでに遅し。瓶の中の何かにカビが生えてしまいました。何故作者は『カビはえてる』と記載したのでしょうか。捨てるのを忘れないため?食料を求めてさまよう動物に対する注意喚起?どちらかは作者のみぞ知るです。
■もうちょっと控えめに……
完全に『鳥』の中の棒が飛び出すぎてます。どこで、どう、道を誤ったらこんな鳥になるのでしょう。いつもより大きなキャンパスだという言い訳も通用しない程の飛び出し様です。動物愛護団体もびっくりな鳥の姿。『ここ』が『ココ』になっているのも気になる……キャバ嬢が名付けたチワワみたいです。
もうちょっとで全部だった……
あと4%……惜しかったです。『ほぼ全品』と書けばいいところをわざわざ96%と書いた理由は何だったのでしょうか。税込み価格で1の位までを当たり前の様に書いているあたり作者の性格でしょう(意地悪数学者の嫌がらせの線も考えていましたが薄そうです)。
もうちょっと抑えて
作者の性欲が抑えきれていません。”ガチ交尾”というむき出しのパワーワードとセンスに憧れます。動物的で力強い筆跡も見どころです。カズエさんを危険にさらす行為は肯定できませんが、人間も動物であると思い出させてくれるいい貼り紙でした。カズエさんは今すぐ安全な場所に避難してください。
おわり
私は散歩と路上観察が大好きで、特にその中で出会う「手書きの文字」をこよなく愛しています。
手書きには、パソコンやスマホのフォントにはない独特の味があります。
また、パソコンやスマホでは起こり得ないような人間特有のあり得ないミスや、手書きというアナログでしか感じられない作者の個性がその魅力を倍増させます。
今回の記事では、
『もうちょっとなのに!!』
と言いたくなるような魅力的な手書き文字を、作者に寄り添った考察と共に紹介していきます。■もうちょっと落ち着いて
もうちょっとの見直しで防げたミスです。濁点がないことでチャラいインド料理屋さんになってしまいました。お会計時にハンバーガーチェーンよろしく『チーっす!』を要求するのか、カレーに『チーっす!』をしてから提供するのかが気になります。
■もうちょっと近づけば……
もうちょっと近づいていれば普通の貼り紙になれていましたが、これがこの手書き貼り紙の宿命です。少し棒が離れたばかりにネットの海にさらされることとなってしまいました。字そのものは綺麗なだけに何故離れてしまったのかが気になる手書きです。もしかすると、スーコは本当に存在する動物なのかもしれません。
■もうちょっと未遂
こちらはもうちょっと未遂な一枚です。もうちょっとで、好きなお菓子が燃える大惨事でした。見直しでみんなの笑顔が守られました。安心です。スペースを考えた両端の空白から几帳面な性質がうかがえます。見直しをしっかりするタイプの信頼できる大人です。この作者ならお菓子を燃やすことはないでしょう。
■もうちょっとでマナもカナも悪くならなかった
傍線を忘れてしまったことで、タバコを吸ってポイ捨てまでしてしまう双子姉妹のマナになってしまいました。一卵性双生児であるためマナとカナの分類は難しく、マナだけでなくカナに対してもマイナスイメージが付きまとうことになるでしょう。もうちょっと、語尾さえ伸びてくれればこの悲劇は避けられました。
■もうちょっと……
お次は少し視点を変えましょう。コロナ禍がぶち当たった近所の街中華の貼り紙です。頑張りすぎないでください。『もうちょっと頑張れ!』なんて無責任なこと言えません。でもとても応援したくなる。
■もうちょっと早ければ……
時すでに遅し。瓶の中の何かにカビが生えてしまいました。何故作者は『カビはえてる』と記載したのでしょうか。捨てるのを忘れないため?食料を求めてさまよう動物に対する注意喚起?どちらかは作者のみぞ知るです。
■もうちょっと控えめに……
完全に『鳥』の中の棒が飛び出すぎてます。どこで、どう、道を誤ったらこんな鳥になるのでしょう。いつもより大きなキャンパスだという言い訳も通用しない程の飛び出し様です。動物愛護団体もびっくりな鳥の姿。『ここ』が『ココ』になっているのも気になる……キャバ嬢が名付けたチワワみたいです。
もうちょっとで全部だった……
あと4%……惜しかったです。『ほぼ全品』と書けばいいところをわざわざ96%と書いた理由は何だったのでしょうか。税込み価格で1の位までを当たり前の様に書いているあたり作者の性格でしょう(意地悪数学者の嫌がらせの線も考えていましたが薄そうです)。
もうちょっと抑えて
作者の性欲が抑えきれていません。”ガチ交尾”というむき出しのパワーワードとセンスに憧れます。動物的で力強い筆跡も見どころです。カズエさんを危険にさらす行為は肯定できませんが、人間も動物であると思い出させてくれるいい貼り紙でした。カズエさんは今すぐ安全な場所に避難してください。
おわり