散歩王とは?

  • 更新日: 2015/09/18

散歩王とは?のアイキャッチ画像

散歩カードゲームだよ!


どんなゲームなの?

お題を引いて、散歩をして、お題に合った写真を撮ってきます。
あとで集合して写真を見せ合い、一番面白かった人が勝ちです。

おもしろい発見、違った視点、想像力が勝利の鍵です。
散歩の達人も、ライトなサンポニストも、一緒に遊べます。

フィールドを変えれば、同じお題でも違う解釈が生まれるので、繰り返し遊べます。


実際にやってるとこ見たい

ジモコロでやった散歩王決定戦の記事があります。
30分の散歩で、3つのお題、3回答ずつ、というルールでやっています。

散歩王決定戦 in 高津

普段「サンポー」というメディアで、散歩の記事を発信しているおじさんトリオ(ヤスノリ、井上マサキ、ぜつ)。彼らが真の散歩王を決めるべく「散歩王決定戦 in 高津」を開催! 果たして、誰が優勝するのか?



▼お題「実は古代からあったもの」を探しているところ


▼お題「伝説の武器」を説明しているところ


▼お題「食べれんこともないもの」で井上さんが探してきた「抹茶味」



どんなお題があるの?

大きく分けて2種類のお題があります。

・発見

発見のお題には、虫眼鏡アイコンがついています。



たとえば、かわいいものを探す。簡単ですか? いえいえ、いろいろありますよ。
本当にかわいいもの。
逆にかわいいもの。
一見何でもないけど、散歩者の説明を聞けば「確かにかわいい……」となるかもしれないもの。

とにかく「うん、これはかわいいな」と皆に納得させれば勝ち。
勝負の鍵は、とにかくいい素材を見つけること。多くの人が遊びやすいお題です。


・想像

想像のお題には、吹き出しアイコンがついています。



たとえば、呪いでこんな姿に変えられた王様を探す。
これは難しいですね。そもそも、そんなもの街に居ないからです(居たらすみません!)。
そこで、想像力を働かせて、見立てることが必要です。
ガードレールに架かった布切れは? 寂しそうなパイロンは? かわいくない犬はどうだろう?
「かわいそうな王様を探す」というフィルタで街を見ると、何だかそれっぽく見えてくるもの、ありませんか?

また、自分の見立てをほかの人に説明し、納得させる必要があります。
実は散歩王の一番盛り上がるポイントはここです。
「なるほど!」とか「いやいや!」とか、他人の強引な見立てに共感したり、ツッコんだり。
そう、散歩王はコミュニケーションゲームなのです。

勝負の鍵は、素材を見つけるだけでなく、盛り上がる説明をつけること。ちょっと難しいですが、とても爆発力のあるお題です。


このゲームが生まれた経緯



僕らは散歩の横好き集団で、ぶらぶら散歩をはじめ、マニア散歩、あたらしい散歩などの、皆々様の生活に影響を与えない無駄な活動に余念がありません。
いろいろ散歩をするなかで、ゲームのように、散歩というジャンルで勝敗を決めたら面白いんじゃないかなあ、みたいなことをずっと思っていました。

それで、ルールを決めて作品の優劣を競う、みたいなことを考え始めて、試行錯誤の末、みんなで遊べる、いまの形に落ち着きました。
(途中、街の写真で四コマを作ったりもしましたが、手間がすごくて断念しました)

ぼくらが思う散歩力とは何だろう、と考えて、知らない街を面白がれることなんじゃないかな、と思いました。
具体的には、観察力とか、運とか、独自の視点などでしょうか。あと、散歩の読みものを作っている我々としては、個々の物体や事象をうっすらと線で繋ぐような妄想、ストーリーを見いだすことなどはポイントが高いです。
知識は重要ではない気がしました。あったほうが思考は深まりますが、勘の効かない月面とかでも面白がれるのがいいんじゃないかと思います。

もちろん、散歩のルールを決めてしまうことで、こぼれ落ちるものがあることは承知しています。
このゲームで"散歩力なるもの"を完全に計れるとはこれっぽっちも考えていないですし、そもそも我々は、散歩のスタイルは無限で正解なんかないと思っています。
でも、散歩をゲームにする手段があっていいんじゃないでしょうか、そんなことをぼんやり考えて作ったものです。

そんな経緯で「散歩王」という遊びが2016年くらいにはあって、仲間内で遊んだり、「散歩王決定戦」という企画としてジモコロさんで何度かやらせていただきました。


商品化したこと

お題カードにしたらご家庭でも散歩王ができるぞ、というのは、初期の頃から構想としてありました。
2018年10月に東急ハンズ新宿で開催された「マニアフェスタx東急ハンズ」にご縁があったので、作って出品しました。




お題の選定は、ちょっとだけ苦労しましたが、結局「いろいろ混ぜよう」という方針にしました。
やりこむと、「何かの先祖」のような、説明を足して説明しないと成立しないようなぼんやりしたお題のほうが繰り返し遊べて面白いです。ただ、「記録から抹消された桃太郎の家来」のように、具体的かつ既にちょっとボケているようなお題のほうが、写真と合わせるだけで瞬間的に笑える回答が出ます。
それで、お題のスコープが、広かったり狭かったり、なんだかまちまちになっています。これが良かったのか悪かったのか、よく分かっていません。お題は次回作があればブラッシュアップしていきたいです。
それから、大喜利的な思考が苦手な方や、小学生とかにも遊んで貰うために、発見するだけで面白いようなお題も入れました。

これ売れるの? と思いながら、おそるおそる並べたのですが、実際に触っていただいたところ「面白そう」「やってみたい」という声をたくさん頂いて、5日間で売り切れてしまいました。
マニアフェスタを主催する別視点さんのツイートを見て、買いに来てくれた方も多くいらっしゃいました。有り難いです。




そんな経緯で、いま、散歩ウェブマガジンでカードを売っています。
散歩のお供にも良し、旅行へ行ったときの隙間時間に遊んでも良し。家の中であえて挑戦してみるのも面白いかもしれません。

改めて散歩王とは何なのかを考えると、正解のない捜し物をしながら街歩きをする、ということだと思います。
いつもと違う注意を払いながら街を見ると、今まで気づかなかったいろいろなものが目に飛び込んできます。
街はこんなにも沢山の構成物で出来ていて、拾うといちいち面白いのでした。

それでは、皆様よい散歩ライフを。




SANPO-OH CARD GAME
井上マサキ / ぜつ / ヤスノリ
デザイン: 子持ちししゃも





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ヤスノリ

街の歪み研究家。1年に100駅以上降りる。駅を制覇する系のアプリは本気出せば結構なとこまでいくと思うのだけど、毎回起動を忘れる。

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