夕闇通りを探検してみた【日野市】
- 更新日: 2021/02/09
日野市は「夕闇通り探検隊」の聖地
初めまして高梨タカシと申します。
自称足立区代表ですが、今回は全く足立区に関係ない日野市にやってきました。
日野市は知る人ぞ知るPSの名作「夕闇通り探検隊」の聖地と言うことで既に何年も前からブログやら何やらでファンの方々が巡礼していますが遅ればせながら僕もこの波に乗ろうと思います。
ちなみに「夕闇通り探検隊」とは1999年にスパイクよりPSで発売されたホラーアドベンチャーゲームのことで、そのストーリーの濃密さや攻略本無しでは到底クリアできない鬼のような難易度、恐怖を盛り上げる多彩なBGMなどから近年再評価の傾向にあるため、メルカリなどでは2~3万円で取引されています。
攻略本もプレミアが付いておりこちらは1万円前後で取引されていますが僕は実物を見たことがないので是非とも欲しいですな。
基本このゲームは僕じゃなく兄がやっていた(僕は基本触らせてもらえず視聴のみが許可された)のですが攻略本なんてないためトライアンドエラーを繰り返し自作ノートを作っていました。
まあ後半は攻略サイトをコピーしていたのですが。
またこのゲームのすごいところは基本横スクロールなのにイベント発生時は視界が360度回転するパノラマモードに切り替わるところです。小学生の僕はこのシステムに何度泣かされたか覚えていません。もう元祖VRと言っても過言じゃないですよ。
この辺りもこのゲームの人気の理由でしょう。
んじゃ、どんなホラゲーなのよって話ですが、舞台はベッドタウン「陽見市」、主人公は陽見の中学生「真面目だけど臆病な思春期男子ナオ」「幽霊なんて信じないサバサバ文学女子サンゴ」「少女がそのまま大きくなったかのような天真爛漫少女クルミ」のお散歩3人組。
3人は、最初の噂「人面カラスの呪いの噂」で人面カラスに
「あと、100日で、誰か、死ぬ」(聞いたのはナオだけ)
と呪いをかけられてしまいます。
その日以降、陽見市では様々な噂が囁かれるようになります。100日間でその数44。3人は噂を検証するべく陽見市を探検することとなるのです。そして100日後に……
とまあ簡単に書いたつもりですが長くなりました。正直これじゃ足りないのが本音です。
散歩は先頭にいる人を操作するシステムで3人のうち好きな人を選んで良いのですが適切な日時で適切な選択をしないと解決できないとかそもそも噂を手に入れられないとか、歩行速度が人によって違うけど時間制限があるから近道を選ばないといけないとか色々あるんですこのゲーム。
なんでこの3人で散歩してんの?どんな関係性?とか人面カラスって誰だよとか呪いどうすんだよとか思った人もいるかもしれませんがこの辺りの解明もこのゲームの醍醐味なので伏せておきます。
ただ無事クリアし終わった後はきっとこのゲームがただのホラーゲームではないと悟らずを得ないでしょう。
真のEDまでいけた人は「これは青春……いやアオハルホラーだ!」と皆叫んでしまうのです。
滅茶苦茶怖いことに違いがありませんが良くも悪くも中学生3人の成長と異例の青春が詰まっています。
小学生の頃に観たときは幽霊に怯えていましたが大人になってプレイすると人間に怯えます。そんなゲームです。
前置き長くなりましたがこの日野市こそ「陽見市」のモデルとなった場所なのです。町のマップこそ違いますが要所要所同じ箇所があります。あのゲームとの出会いから14年、部分的ではありますがついに彼らと同じ道を辿る日がやってきました。
ではでは早速参りましょう。
こちらはガード下1号。こちらのトンネルが東か西か北か南か分からず、とりあえず最初なんで1号と呼ぶことにしました。
ゲームでは「ガード下トンネル駅東側」として登場しますが、こちらのガード下1号はゲーム内より距離が短いところが若干違います。
正直ここは散歩の通り道程度にしか関わりませんが……
駅前をグルリと回り反対側、ガード下2号と呼ぶことにします。
ゲームでは「ガード下トンネル駅西側」に該当します。
先ほどと同様、トンネルはゲーム内のものより短く、トンネル自体は別の場所にモデルがあるのだそう。しかし説明書ではこちらのトンネルの写真が使われています。
こちらは東側と違ってゲームでは「良くない場所」とされています。
44個の噂のうち、3つくらいはここが主役です。
先ほどこのゲームには360度回転するパノラマモードなるものがあると言いましたが、大体ヤバいやつが現れるときになりがちです。
そしてここが主役の時は絶対パノラマモードになります。
謎の女性、歌ってる婆さん、悪霊みたいなやつ……
僕は大抵パノラマモードになるとこたつの中に隠れて、プレイしている兄貴に「終わった?」と聞くのですが兄貴は最低なので終わったと嘘ついて僕がヤバい奴らと目を合わせて驚くのを楽しんでました。ちなみに現在は税金の高さに驚いています。
パノラマモードでもこのガード下が一番嫌いでした。映像が絶妙に暗くて汚くてリアルなのです。ここのガード下2号は明るくて綺麗で花束も添えられてなくて怪しいお婆さんも悪霊もいなくて安心しました。
本当は歩行者用の通路側を撮るともっと雰囲気分かるのですが丁度人通りが多くて撮るのが難しかったです。流石に「そこのお兄さん、撮影するんでちょっとガード下に溶け込んで貰って良いですか?」とは言えませんでした。
すいません歩行者用通路の写真ありました。お気づきの方もいるかもしれませんがお兄さんが無事ガード下に溶け込んでくれているのが分かります。忍者の末裔かもしれません。
でもやっぱり綺麗ですね。夜はちょっと嫌ですが。
ガード下はゲームによると電車に乗ってきた沢山の人の負の感情が集まる場所だそう。競馬に負けた僕の感情もここに置いておきました。
あとゲームでは「霊障」という増えても全く有り難くないポイント制度があるのですがガード下駅西側では通るだけで1ポイント貰えます。
てことで僕も1ポイント貯まりました。
次に参りましょう。
ガード下2号からぐるりと回転し松屋の方角を向くと坂があります。
ここがゲーム内に登場する「ゆうやみ坂」のモデルとなった場所です多分。
ゲーム内の散歩は大抵犬のメロスを連れているのですが当然僕はメロスを飼っていないので実家から連れてくれば良かったなぁと思います。ただウチの犬はメロスと違って走り出したら止まらないです。飼い主に似て。
ひたすら坂を上り、「大階段」と呼ばれる場所を目指します。
23歳無職はここでスタミナゲージが半分切れました。
「大階段だ!」と思いきやなんだか違います。
なんと坂を上るのに必死でモデルとなった大階段を通り過ぎていました。せっかくなのでゼハーゼハー息を切らしながら上ります。
上ったら松屋方面に戻るように道を行きます。
てことで着きました。「階段の幽霊の噂」他で登場する大階段です。
夜中に通ると背後から誰かに突き落とされ、助かると「落ちちゃえば良かったのに」と怪談にありがちな噂。階段だけに。つってね。
ここもパノラマモードが発生するのですが1度「夕闇通り探検隊」をプレイしたことがある方なら分かると思います。ここは本当にゲームのまんまです。主人公達になりきってグルングルン回りました。
ファンの方は大体ここで感動して泣きます。僕は泣きませんでした男の子なので。
ここからのアングルもゲームそのままなんです。
ただでさえパノラマモードは怖いのにここは2重の仕掛けがあってスタッフを恨みます。ストーリーを辿っていくとすごく切ない噂なんですけどね。
「人は生まれてから死ぬまでずっと1人なんだ……」
小学生の僕「……(そうなのか……)」
ちなみにゲームではこの階段から落ちた学生が首が折れながらも野次馬に助けを求めるが結局逃げられてしまい死んでしまうというお話(めっちゃネタバレ)なんですがこの階段ほんとに急なので誰かに突き飛ばされたら洒落にならないです。
僕は「円」でオーラをまとっていたので大丈夫でしたが心配な人は「念」の修行を行うか命綱を持って行くといいでしょう。
多分どちらも使うことはないですが。
あと余談ですが僕が志望校に受かったとき塾の先生に「落ちると思ったのに」と言われました。その塾は数ヶ月後潰れました。
再び坂道に戻り歩いて行くと高架下に公園があります。
ここは「公園の三つ子の噂」「公園の友達の噂」で登場した公園のモデルです。
「公園の三つ子の噂」は公園に赤青黄の三つ子の幽霊が現れ、「公園の友達の噂」は公園に男性が住み着いたという噂。
三つ子の噂に関してちょいネタバレなんですが僕は人形が苦手な上、この噂は演出が個人的にサイコで嫌でした、声が聞こえながら赤青黄の人形がグルングルン画面上を流れるみたいな。
昔人形を捨てたことを思い出して「メンゴメンゴ」と反省しながらプレイしてました。
ここもゲームそのままなんですが噂のメインとなる砂場はありませんので人形も埋まっていません安心安心。
あと変なことを話す男性も住んでいませんでした。安心安心。
また夕闇通りは変なことを話す男性が公園にいる、みたいな検証すると心霊とは関係ないようなしょうもないオチで終わる噂も少なくないです。
ホラゲーなのにと賛否が別れるところですが、「所詮噂なんてそんなもんだよね」ってのと「たかが噂だと思ってたのに」のバランスを取ろうとしているように思えて僕は好きです。
考えてみるとどちらのパターンもあるじゃないですか噂って、だから厄介なんですが。
こちらはゲームとは関係ないですが良い雰囲気だったので撮りました。
夜中だとここを通るだけで肝試しになりそうです。怖いお兄さん達が屯していそうで。
余談ですが僕は中学1年生の頃、合宿で実施予定だった肝試しが中止になったことがあります。危うくおしっこ漏らしそびれました。
良い天気ですねぇ~無職なのが嘘みたい。
全然気付かなかったのですがこの通りにあるお店も何件かオマージュとしてゲームに登場しているそう……画面右の「かれー工房 むさ志」さんも……勉強不足ですみません。
それにしても日野市は静かです。静かすぎてシャッター音が町中に響き渡ります。まあ平日の午前なので当然と言えば当然なのですが。
せっかくなので太陽光を独り占めしてビタミンDを生成しまくりました。
真っ直ぐ歩くと中学校があります。ゲームのOPかプロローグにこのアングルで校舎が登場したはずです。
あんまり立ち止まると通報されるので先を急ぎます。
このセブンイレブンも聖地の1つなのです。劇中ではZイレブンになっていました。
道をちょっと戻って団地、女子大方面へ向かいます。
正直ここで既に嫌な予感がしていたのですがめんどくさかったのでそのまま進みました。
やはりですが撮るべき団地の場所を間違えました。
団地もゲームに良く出てくる場所なので撮りたかったのですが曲がるべき道を間違えましたね。でも良い風景なのでOKです。
道路の奥で猫も僕のことを応援してくれています。
しかしこの日は猫が多かった気がする。
ゲームには「猫の集会の噂」もあるぐらいだからもしかして……
僕の警戒レベルが3から4に上がりました。
しかし悲しいかな今現在平日の午前この町で「あやしい人」というのはまさしく僕のことだなあと我ながら否定できませんでした。
日野防犯協会の方々、僕は潔白です信じてください。
「実践女子大」というワードが目に入りました。ゲームにも「女子大通り」と出てきます。
「揚げたて」と同じくらい好きな言葉です「女子大」
女子大グラウンド横の公園にこんな落書きが。
市川さんに何かされたのか分かりませんが落書きも内容も悪質ですやめましょう。
「矢頭橋」に着きました。劇中と同じアングルで撮る努力を怠りました。
本来なら向こうの橋から撮るべきなんですよ。遠すぎて無理ですが。
右に見えるのが女子大です。
ここから夕闇通り巡礼とは外れて僕の寄り道が始まります。
真っ直ぐ歩くと食品の店おおたさんが現れました。
一瞬ガソリンスタンドかと思いましたがおおたさんでした。
失敬失敬。
覗いてみると素敵な雰囲気が漂っています。
おおたさんはこの向かいですが中の様子やお客さんが丸見えなので撮影は控えました。
テラ亭があるのならギガ亭とメガ亭もありそうです。
おおたさんを後にし、日野市役所の横道を歩きます。
本当はこのすぐ近くにある「日野中央公園」も劇中に出てくる野草園と思われる場所なので行くべきでしたが、足が言うことを聞きませんでした。
桜の木かなぁと思いながら青になるのを待っているとあるものが目に入りました。
これすごいですね。僕はポチッと押すタイプしか見たことないので画期的だなぁと思いました。
そんなこんなで「新選組のふるさと歴史館」にお邪魔致しました。
日野市は土方歳三の出身地でもあるそうで新選組とは深い関わりがあるらしい。
常設展の他にこのような特別展もありました。日本史の教科書で見る日本人が書いたペリーの絵があったのが印象深かったです。
ペルリって書いてありました。
入館料は約2ドルくらいでした。このご時世なのでアルコール消毒をして体温を測ってもらいます。この条件を突破しないと入れません当たり前ですが。
10分くらいで出る予定でしたが、思いの外のめり込んでしまいまして1時間くらい滞在してました。非常に興味深かったです。
受付の女性も「あいつまだいんの?」と思っていたのではないでしょうか。
寄り道を終えたところで再び夕闇通り巡礼に戻ります。
こっちに行けば着くだろうというスタンスで歩いているのでここがどこだか分かりません。
多少ロスはあったものの序盤に通ったゆうやみ坂の反対側に入れました。ここが女子大通りなんですかね。
ちなみにゆうやみ坂とは僕が勝手に呼んでいるだけなので悪しからず。
あとこの辺でメジロを見ました。可愛いんですあいつ。
暫く歩くとお地蔵様が見えます。劇中では「坂上地蔵の噂」他で大階段の上に登場しますが本家は場所が違います。
坂上地蔵の噂についてですが、夕方1人で地蔵の前に立ち声をかけられたら振り向く。その際右から振り向けば将来の相手、左から振り向けば未来の自分がいるとの噂。
こちらはパノラマモードにしては怖くない噂で尚且つとても面白い噂なので好きです。
ですが当時の僕はこの噂の頃には既に疑心暗鬼の塊だったのでこたつに隠れてました。あとウチの実家は昔夏でもこたつの時があったんです。
また実際にはこちらのお地蔵様は「坂下地蔵」であり通行人を見守っているみたいな説明書きがありました。
僕が振り向いたときはおばあちゃんがいました。夕方でもなければ声もかけられていないのでノーカンです。
お地蔵様に背を向けた先に坂道があります。
既にしんどみゲージが振り切っていましたが参ります。男の子なので。
大分上ります。
雪積もったらそりとかできるなぁ。
上るとすぐ左手に公園が見えます。矢の山公園というそう。
こちらが「浮遊霊の噂」で団地管理人のおじさんの回想で現れる移動前の烏塚です。
浮遊霊の噂はサンゴの住む団地が呪われているというシンプルな噂ですが物語の核に触れるものでもあるので、なんだ回想かよと思ってもこの慰霊碑(烏塚)は結構重要な役割を担っています。
この噂自体はパノラマモードがないので安心していたのですが急に大声が流れるので僕も一緒に叫びました。子供は気軽に叫ぶのが許されてていいなあと最近思います。
また実際は日露戦争などで亡くなった方々を弔う慰霊碑となっています。
この慰霊碑の隣にももう一つ慰霊碑があるのですが、移動後の烏塚に見えなくもないです。こじつけかもしれませんが。写真は撮るの忘れましたごめんなさい。
あと鳥じゃなくて烏です。おわかりいただけただろうか……
公園を出ると中央自動車道の上にかかる橋があります。
こちらがゲームの修道院通りの橋と言うことでよろしいのですかね。
噂に直結しないのでそんなに思い入れはないです。
反対側はこんな感じ。えらい錆びてる。
地平線まで行けそう。
坂を下りて駅方面に歩くとこちらのお寺が見えてきます。
ゲームでは「宝禄寺」という名前で登場します。
ゲームクリアには欠かせません。
と言うのも先ほどガード下2号のところで霊障が1ポイント貯まったと僕は言いました。
あれ100ポイント貯まると死にます。
その救済措置としてこのお寺や後で紹介する神社でお参りすることでマイナス1ポイントとなるのです。
他にも特定の条件で増えたり減ったりしますが基本はこの方法で100ポイントになるのを防ぐのがベターです。
ただ面白いのがこのゲーム、プライベートシーンというものがあり探検を終えた3人のその後を観ることができ最後ベッドに入ったところでセーブという流れなのですが、霊障が貯まっていくとベッドに入った3人の身にそれぞれ不思議なことが起こります。
貯まれば貯まるほどすごいことになります(語彙力)。
僕はそれが観たいがために勝手に兄貴のデータに入って無事3人とも……
ゲームオーバーになると「データが呪われているのでお祓いしますか?」みたいな文言が出てくるのでそのままお祓いを頼むとお経が流れます。凝ってますよね。
今回境内や中の墓地にはお邪魔しませんでしたがゲームでは墓地でパノラマモードが発生します。
余談ですが僕は実家に寄生(帰省)したいです。つってね。
次に八坂神社を目指すため一時的に駅とは反対方向に歩きました。
すると「やさしさのパン」があるではありませんか。
ここ最近やさしさに飢えていたので、クリームパンと野沢菜のおやきを購入致しました。パンもですが店員さんも優しかったです。
やさしさをチャージしたところで八坂神社に到着しました。
ゲームでは「輪坂神社」となっています。
ここもゲームクリアには欠かせません。
ただお参りをしていないので僕は変わらず1ポイント保持です。
ちなみにここ駅前と言うこともあり、人通りも車の通りも多く、横断歩道もちょっと歩かないといけないのでゲームのように引いて撮りたい人は気をつけましょう。僕はめんどくさかったのでこれでOKとしました。
日野駅前まで帰ってきましたがまだまだ終わりません。
1本も食べていないのになんだか食べたような気になる焼き鳥屋さんを横切ります。誘惑が半端ない。
ガード下1号のところで多摩川方面に行く細い道路があるのでそこを真っ直ぐ歩きます。
スタミナゲージが0をとっくに通り越していたので数年ぶりにマウンテンデューを買いました。6秒で無くなりました。
すごく小さい公園がありました。周りが住宅地なので極力映らないようにとすごい角度で撮りました。
何も遊具がない?安心してください、ぶらさがり健康器みたいなのがあります。
再び真っ直ぐ歩いてると、あれ?あのカーブミラー……もしかしてこの道は?
そう、OPで登場するあのミラーなんです。OPではこの角度で急にミラーが歪むんです。
道が変わっていて全然分かりませんでした。
今観ると音楽も映像もセンスに溢れててたまらんのですが小学生にはあのOPを観るのは勇気がいります。
皆さんもよかったら試しに観てみたらいかが。
その後も真っ直ぐ細い道を行きます。ここにも猫が何匹かいて案内してくれました。
嘘です。僕の顔見るなり逃げました。
だいぶグネグネ歩くとなんと急に多摩川が現れます。
多摩川は色んな噂で出てきます。こんな感じの目線で。
何の噂か忘れましたが女性が裸足で立ってて赤ちゃんの霊が足下にいるシーンをやたら覚えています。
ほんとはもっと下が良かったんですが親子で団らんしていたので怖がらせるのもまずいと思いここにしました。やさしさのパンを食べたからか優しいなあ俺。
あとゲームでは常に曇っている印象でした多摩川、気のせいでしょうか。
このアングルで暫く川を見ていたらやたら鳥が水辺にやってきてました。飛び去っていくところがなんかゲームでも見た気がしたなあ。気のせいでしょうか。
「それでも水鳥はやってくるのよあの男たちみたいに……」
ゲームで裸足の女性が言ってた言葉です。ちなみに多摩川は汚くて私のようだとも言ってました。
かける言葉が見つかりません。
多摩川with半月
せっかくなのでスピッツの「多摩川」を聴きながら歩きます。
水辺なのですごい小虫が多かった。
僕のお母さんはよくそんな虫たちを総称してブンブン虫って呼んでます。
もう一通り満足して体力もスマホの充電もないので駅を目指します。
道が分からないのにこっち側に来たのは唯一残っていた遊び心が原因です。
住宅街に入り迷子になりましたが公園を見つけました。
ブンブン虫のオンパレードです。
タイヤはいつの時代も子供達のアイドルですね。
僕が小学生の頃にはタイヤが半分だけ土に埋まってるやつとか校庭にありました。あれどうやって遊ぶんでしょう。
あと日野市、ポイ捨て禁止の看板がめちゃくちゃあります。
その甲斐あってか全然ゴミがありませんでした。多摩川には多少ありましたが街中はほとんど無いと言っても過言じゃありません素晴らしいです。
そんなことを考えていたらゴミ拾いをしているお婆さんがいました。
めちゃくちゃキレていたので捨てる輩も多少なりともいるのかもしれません。
ちなみにまだ迷子です。
これもまた一興。
なーんて言っていたら開けた道路に着きもうした。
駅はもうすぐでやんす。
人通りが多くて写真撮るのも恥ずかしかったので地面寄り。
今更ですが夕方に訪れていたらもっと雰囲気出たんだろうなとちょっと後悔。夕闇通りは基本放課後に散歩なので夕方なんですよね。
でも怖くて帰れなくなるからいいか。
駅前に着きました。一生懸命1日働いた気分です。
「お腹がすいたら、かーえろ♪」
こちらは日野駅ホームから撮った風景。
こちらもOPや説明書内に同じ風景があります。
これにて日野市夕闇探検はおしまいです。
本当に至る所に「夕闇通り」が存在していて無職感激しました。
ただ細かく焦点を当てるともっと巡礼出来る場所あったそうです反省。
でもそれ抜きにしても良い町でした日野市。
また探検したくなったら訪れますありがとう!
帰りに中野サンプラザによって夕闇通り買おうと思ったのですがやはり2,3万円くらいしたので諦めて日高屋でチゲラーメン食って帰りました。
自称足立区代表ですが、今回は全く足立区に関係ない日野市にやってきました。
日野市は知る人ぞ知るPSの名作「夕闇通り探検隊」の聖地と言うことで既に何年も前からブログやら何やらでファンの方々が巡礼していますが遅ればせながら僕もこの波に乗ろうと思います。
ちなみに「夕闇通り探検隊」とは1999年にスパイクよりPSで発売されたホラーアドベンチャーゲームのことで、そのストーリーの濃密さや攻略本無しでは到底クリアできない鬼のような難易度、恐怖を盛り上げる多彩なBGMなどから近年再評価の傾向にあるため、メルカリなどでは2~3万円で取引されています。
攻略本もプレミアが付いておりこちらは1万円前後で取引されていますが僕は実物を見たことがないので是非とも欲しいですな。
基本このゲームは僕じゃなく兄がやっていた(僕は基本触らせてもらえず視聴のみが許可された)のですが攻略本なんてないためトライアンドエラーを繰り返し自作ノートを作っていました。
まあ後半は攻略サイトをコピーしていたのですが。
またこのゲームのすごいところは基本横スクロールなのにイベント発生時は視界が360度回転するパノラマモードに切り替わるところです。小学生の僕はこのシステムに何度泣かされたか覚えていません。もう元祖VRと言っても過言じゃないですよ。
この辺りもこのゲームの人気の理由でしょう。
んじゃ、どんなホラゲーなのよって話ですが、舞台はベッドタウン「陽見市」、主人公は陽見の中学生「真面目だけど臆病な思春期男子ナオ」「幽霊なんて信じないサバサバ文学女子サンゴ」「少女がそのまま大きくなったかのような天真爛漫少女クルミ」のお散歩3人組。
3人は、最初の噂「人面カラスの呪いの噂」で人面カラスに
「あと、100日で、誰か、死ぬ」(聞いたのはナオだけ)
と呪いをかけられてしまいます。
その日以降、陽見市では様々な噂が囁かれるようになります。100日間でその数44。3人は噂を検証するべく陽見市を探検することとなるのです。そして100日後に……
とまあ簡単に書いたつもりですが長くなりました。正直これじゃ足りないのが本音です。
散歩は先頭にいる人を操作するシステムで3人のうち好きな人を選んで良いのですが適切な日時で適切な選択をしないと解決できないとかそもそも噂を手に入れられないとか、歩行速度が人によって違うけど時間制限があるから近道を選ばないといけないとか色々あるんですこのゲーム。
なんでこの3人で散歩してんの?どんな関係性?とか人面カラスって誰だよとか呪いどうすんだよとか思った人もいるかもしれませんがこの辺りの解明もこのゲームの醍醐味なので伏せておきます。
ただ無事クリアし終わった後はきっとこのゲームがただのホラーゲームではないと悟らずを得ないでしょう。
真のEDまでいけた人は「これは青春……いやアオハルホラーだ!」と皆叫んでしまうのです。
滅茶苦茶怖いことに違いがありませんが良くも悪くも中学生3人の成長と異例の青春が詰まっています。
小学生の頃に観たときは幽霊に怯えていましたが大人になってプレイすると人間に怯えます。そんなゲームです。
前置き長くなりましたがこの日野市こそ「陽見市」のモデルとなった場所なのです。町のマップこそ違いますが要所要所同じ箇所があります。あのゲームとの出会いから14年、部分的ではありますがついに彼らと同じ道を辿る日がやってきました。
ではでは早速参りましょう。
こちらはガード下1号。こちらのトンネルが東か西か北か南か分からず、とりあえず最初なんで1号と呼ぶことにしました。
ゲームでは「ガード下トンネル駅東側」として登場しますが、こちらのガード下1号はゲーム内より距離が短いところが若干違います。
正直ここは散歩の通り道程度にしか関わりませんが……
駅前をグルリと回り反対側、ガード下2号と呼ぶことにします。
ゲームでは「ガード下トンネル駅西側」に該当します。
先ほどと同様、トンネルはゲーム内のものより短く、トンネル自体は別の場所にモデルがあるのだそう。しかし説明書ではこちらのトンネルの写真が使われています。
こちらは東側と違ってゲームでは「良くない場所」とされています。
44個の噂のうち、3つくらいはここが主役です。
先ほどこのゲームには360度回転するパノラマモードなるものがあると言いましたが、大体ヤバいやつが現れるときになりがちです。
そしてここが主役の時は絶対パノラマモードになります。
謎の女性、歌ってる婆さん、悪霊みたいなやつ……
僕は大抵パノラマモードになるとこたつの中に隠れて、プレイしている兄貴に「終わった?」と聞くのですが兄貴は最低なので終わったと嘘ついて僕がヤバい奴らと目を合わせて驚くのを楽しんでました。ちなみに現在は税金の高さに驚いています。
パノラマモードでもこのガード下が一番嫌いでした。映像が絶妙に暗くて汚くてリアルなのです。ここのガード下2号は明るくて綺麗で花束も添えられてなくて怪しいお婆さんも悪霊もいなくて安心しました。
本当は歩行者用の通路側を撮るともっと雰囲気分かるのですが丁度人通りが多くて撮るのが難しかったです。流石に「そこのお兄さん、撮影するんでちょっとガード下に溶け込んで貰って良いですか?」とは言えませんでした。
すいません歩行者用通路の写真ありました。お気づきの方もいるかもしれませんがお兄さんが無事ガード下に溶け込んでくれているのが分かります。忍者の末裔かもしれません。
でもやっぱり綺麗ですね。夜はちょっと嫌ですが。
ガード下はゲームによると電車に乗ってきた沢山の人の負の感情が集まる場所だそう。競馬に負けた僕の感情もここに置いておきました。
あとゲームでは「霊障」という増えても全く有り難くないポイント制度があるのですがガード下駅西側では通るだけで1ポイント貰えます。
てことで僕も1ポイント貯まりました。
次に参りましょう。
ガード下2号からぐるりと回転し松屋の方角を向くと坂があります。
ここがゲーム内に登場する「ゆうやみ坂」のモデルとなった場所です多分。
ゲーム内の散歩は大抵犬のメロスを連れているのですが当然僕はメロスを飼っていないので実家から連れてくれば良かったなぁと思います。ただウチの犬はメロスと違って走り出したら止まらないです。飼い主に似て。
ひたすら坂を上り、「大階段」と呼ばれる場所を目指します。
23歳無職はここでスタミナゲージが半分切れました。
「大階段だ!」と思いきやなんだか違います。
なんと坂を上るのに必死でモデルとなった大階段を通り過ぎていました。せっかくなのでゼハーゼハー息を切らしながら上ります。
上ったら松屋方面に戻るように道を行きます。
てことで着きました。「階段の幽霊の噂」他で登場する大階段です。
夜中に通ると背後から誰かに突き落とされ、助かると「落ちちゃえば良かったのに」と怪談にありがちな噂。階段だけに。つってね。
ここもパノラマモードが発生するのですが1度「夕闇通り探検隊」をプレイしたことがある方なら分かると思います。ここは本当にゲームのまんまです。主人公達になりきってグルングルン回りました。
ファンの方は大体ここで感動して泣きます。僕は泣きませんでした男の子なので。
ここからのアングルもゲームそのままなんです。
ただでさえパノラマモードは怖いのにここは2重の仕掛けがあってスタッフを恨みます。ストーリーを辿っていくとすごく切ない噂なんですけどね。
「人は生まれてから死ぬまでずっと1人なんだ……」
小学生の僕「……(そうなのか……)」
ちなみにゲームではこの階段から落ちた学生が首が折れながらも野次馬に助けを求めるが結局逃げられてしまい死んでしまうというお話(めっちゃネタバレ)なんですがこの階段ほんとに急なので誰かに突き飛ばされたら洒落にならないです。
僕は「円」でオーラをまとっていたので大丈夫でしたが心配な人は「念」の修行を行うか命綱を持って行くといいでしょう。
多分どちらも使うことはないですが。
あと余談ですが僕が志望校に受かったとき塾の先生に「落ちると思ったのに」と言われました。その塾は数ヶ月後潰れました。
再び坂道に戻り歩いて行くと高架下に公園があります。
ここは「公園の三つ子の噂」「公園の友達の噂」で登場した公園のモデルです。
「公園の三つ子の噂」は公園に赤青黄の三つ子の幽霊が現れ、「公園の友達の噂」は公園に男性が住み着いたという噂。
三つ子の噂に関してちょいネタバレなんですが僕は人形が苦手な上、この噂は演出が個人的にサイコで嫌でした、声が聞こえながら赤青黄の人形がグルングルン画面上を流れるみたいな。
昔人形を捨てたことを思い出して「メンゴメンゴ」と反省しながらプレイしてました。
ここもゲームそのままなんですが噂のメインとなる砂場はありませんので人形も埋まっていません安心安心。
あと変なことを話す男性も住んでいませんでした。安心安心。
また夕闇通りは変なことを話す男性が公園にいる、みたいな検証すると心霊とは関係ないようなしょうもないオチで終わる噂も少なくないです。
ホラゲーなのにと賛否が別れるところですが、「所詮噂なんてそんなもんだよね」ってのと「たかが噂だと思ってたのに」のバランスを取ろうとしているように思えて僕は好きです。
考えてみるとどちらのパターンもあるじゃないですか噂って、だから厄介なんですが。
こちらはゲームとは関係ないですが良い雰囲気だったので撮りました。
夜中だとここを通るだけで肝試しになりそうです。怖いお兄さん達が屯していそうで。
余談ですが僕は中学1年生の頃、合宿で実施予定だった肝試しが中止になったことがあります。危うくおしっこ漏らしそびれました。
良い天気ですねぇ~無職なのが嘘みたい。
全然気付かなかったのですがこの通りにあるお店も何件かオマージュとしてゲームに登場しているそう……画面右の「かれー工房 むさ志」さんも……勉強不足ですみません。
それにしても日野市は静かです。静かすぎてシャッター音が町中に響き渡ります。まあ平日の午前なので当然と言えば当然なのですが。
せっかくなので太陽光を独り占めしてビタミンDを生成しまくりました。
真っ直ぐ歩くと中学校があります。ゲームのOPかプロローグにこのアングルで校舎が登場したはずです。
あんまり立ち止まると通報されるので先を急ぎます。
このセブンイレブンも聖地の1つなのです。劇中ではZイレブンになっていました。
道をちょっと戻って団地、女子大方面へ向かいます。
正直ここで既に嫌な予感がしていたのですがめんどくさかったのでそのまま進みました。
やはりですが撮るべき団地の場所を間違えました。
団地もゲームに良く出てくる場所なので撮りたかったのですが曲がるべき道を間違えましたね。でも良い風景なのでOKです。
道路の奥で猫も僕のことを応援してくれています。
しかしこの日は猫が多かった気がする。
ゲームには「猫の集会の噂」もあるぐらいだからもしかして……
僕の警戒レベルが3から4に上がりました。
しかし悲しいかな今現在平日の午前この町で「あやしい人」というのはまさしく僕のことだなあと我ながら否定できませんでした。
日野防犯協会の方々、僕は潔白です信じてください。
「実践女子大」というワードが目に入りました。ゲームにも「女子大通り」と出てきます。
「揚げたて」と同じくらい好きな言葉です「女子大」
女子大グラウンド横の公園にこんな落書きが。
市川さんに何かされたのか分かりませんが落書きも内容も悪質ですやめましょう。
「矢頭橋」に着きました。劇中と同じアングルで撮る努力を怠りました。
本来なら向こうの橋から撮るべきなんですよ。遠すぎて無理ですが。
右に見えるのが女子大です。
ここから夕闇通り巡礼とは外れて僕の寄り道が始まります。
真っ直ぐ歩くと食品の店おおたさんが現れました。
一瞬ガソリンスタンドかと思いましたがおおたさんでした。
失敬失敬。
覗いてみると素敵な雰囲気が漂っています。
おおたさんはこの向かいですが中の様子やお客さんが丸見えなので撮影は控えました。
テラ亭があるのならギガ亭とメガ亭もありそうです。
おおたさんを後にし、日野市役所の横道を歩きます。
本当はこのすぐ近くにある「日野中央公園」も劇中に出てくる野草園と思われる場所なので行くべきでしたが、足が言うことを聞きませんでした。
桜の木かなぁと思いながら青になるのを待っているとあるものが目に入りました。
これすごいですね。僕はポチッと押すタイプしか見たことないので画期的だなぁと思いました。
そんなこんなで「新選組のふるさと歴史館」にお邪魔致しました。
日野市は土方歳三の出身地でもあるそうで新選組とは深い関わりがあるらしい。
常設展の他にこのような特別展もありました。日本史の教科書で見る日本人が書いたペリーの絵があったのが印象深かったです。
ペルリって書いてありました。
入館料は約2ドルくらいでした。このご時世なのでアルコール消毒をして体温を測ってもらいます。この条件を突破しないと入れません当たり前ですが。
10分くらいで出る予定でしたが、思いの外のめり込んでしまいまして1時間くらい滞在してました。非常に興味深かったです。
受付の女性も「あいつまだいんの?」と思っていたのではないでしょうか。
寄り道を終えたところで再び夕闇通り巡礼に戻ります。
こっちに行けば着くだろうというスタンスで歩いているのでここがどこだか分かりません。
多少ロスはあったものの序盤に通ったゆうやみ坂の反対側に入れました。ここが女子大通りなんですかね。
ちなみにゆうやみ坂とは僕が勝手に呼んでいるだけなので悪しからず。
あとこの辺でメジロを見ました。可愛いんですあいつ。
暫く歩くとお地蔵様が見えます。劇中では「坂上地蔵の噂」他で大階段の上に登場しますが本家は場所が違います。
坂上地蔵の噂についてですが、夕方1人で地蔵の前に立ち声をかけられたら振り向く。その際右から振り向けば将来の相手、左から振り向けば未来の自分がいるとの噂。
こちらはパノラマモードにしては怖くない噂で尚且つとても面白い噂なので好きです。
ですが当時の僕はこの噂の頃には既に疑心暗鬼の塊だったのでこたつに隠れてました。あとウチの実家は昔夏でもこたつの時があったんです。
また実際にはこちらのお地蔵様は「坂下地蔵」であり通行人を見守っているみたいな説明書きがありました。
僕が振り向いたときはおばあちゃんがいました。夕方でもなければ声もかけられていないのでノーカンです。
お地蔵様に背を向けた先に坂道があります。
既にしんどみゲージが振り切っていましたが参ります。男の子なので。
大分上ります。
雪積もったらそりとかできるなぁ。
上るとすぐ左手に公園が見えます。矢の山公園というそう。
こちらが「浮遊霊の噂」で団地管理人のおじさんの回想で現れる移動前の烏塚です。
浮遊霊の噂はサンゴの住む団地が呪われているというシンプルな噂ですが物語の核に触れるものでもあるので、なんだ回想かよと思ってもこの慰霊碑(烏塚)は結構重要な役割を担っています。
この噂自体はパノラマモードがないので安心していたのですが急に大声が流れるので僕も一緒に叫びました。子供は気軽に叫ぶのが許されてていいなあと最近思います。
また実際は日露戦争などで亡くなった方々を弔う慰霊碑となっています。
この慰霊碑の隣にももう一つ慰霊碑があるのですが、移動後の烏塚に見えなくもないです。こじつけかもしれませんが。写真は撮るの忘れましたごめんなさい。
あと鳥じゃなくて烏です。おわかりいただけただろうか……
公園を出ると中央自動車道の上にかかる橋があります。
こちらがゲームの修道院通りの橋と言うことでよろしいのですかね。
噂に直結しないのでそんなに思い入れはないです。
反対側はこんな感じ。えらい錆びてる。
地平線まで行けそう。
坂を下りて駅方面に歩くとこちらのお寺が見えてきます。
ゲームでは「宝禄寺」という名前で登場します。
ゲームクリアには欠かせません。
と言うのも先ほどガード下2号のところで霊障が1ポイント貯まったと僕は言いました。
あれ100ポイント貯まると死にます。
その救済措置としてこのお寺や後で紹介する神社でお参りすることでマイナス1ポイントとなるのです。
他にも特定の条件で増えたり減ったりしますが基本はこの方法で100ポイントになるのを防ぐのがベターです。
ただ面白いのがこのゲーム、プライベートシーンというものがあり探検を終えた3人のその後を観ることができ最後ベッドに入ったところでセーブという流れなのですが、霊障が貯まっていくとベッドに入った3人の身にそれぞれ不思議なことが起こります。
貯まれば貯まるほどすごいことになります(語彙力)。
僕はそれが観たいがために勝手に兄貴のデータに入って無事3人とも……
ゲームオーバーになると「データが呪われているのでお祓いしますか?」みたいな文言が出てくるのでそのままお祓いを頼むとお経が流れます。凝ってますよね。
今回境内や中の墓地にはお邪魔しませんでしたがゲームでは墓地でパノラマモードが発生します。
余談ですが僕は実家に寄生(帰省)したいです。つってね。
次に八坂神社を目指すため一時的に駅とは反対方向に歩きました。
すると「やさしさのパン」があるではありませんか。
ここ最近やさしさに飢えていたので、クリームパンと野沢菜のおやきを購入致しました。パンもですが店員さんも優しかったです。
やさしさをチャージしたところで八坂神社に到着しました。
ゲームでは「輪坂神社」となっています。
ここもゲームクリアには欠かせません。
ただお参りをしていないので僕は変わらず1ポイント保持です。
ちなみにここ駅前と言うこともあり、人通りも車の通りも多く、横断歩道もちょっと歩かないといけないのでゲームのように引いて撮りたい人は気をつけましょう。僕はめんどくさかったのでこれでOKとしました。
日野駅前まで帰ってきましたがまだまだ終わりません。
1本も食べていないのになんだか食べたような気になる焼き鳥屋さんを横切ります。誘惑が半端ない。
ガード下1号のところで多摩川方面に行く細い道路があるのでそこを真っ直ぐ歩きます。
スタミナゲージが0をとっくに通り越していたので数年ぶりにマウンテンデューを買いました。6秒で無くなりました。
すごく小さい公園がありました。周りが住宅地なので極力映らないようにとすごい角度で撮りました。
何も遊具がない?安心してください、ぶらさがり健康器みたいなのがあります。
再び真っ直ぐ歩いてると、あれ?あのカーブミラー……もしかしてこの道は?
そう、OPで登場するあのミラーなんです。OPではこの角度で急にミラーが歪むんです。
道が変わっていて全然分かりませんでした。
今観ると音楽も映像もセンスに溢れててたまらんのですが小学生にはあのOPを観るのは勇気がいります。
皆さんもよかったら試しに観てみたらいかが。
その後も真っ直ぐ細い道を行きます。ここにも猫が何匹かいて案内してくれました。
嘘です。僕の顔見るなり逃げました。
だいぶグネグネ歩くとなんと急に多摩川が現れます。
多摩川は色んな噂で出てきます。こんな感じの目線で。
何の噂か忘れましたが女性が裸足で立ってて赤ちゃんの霊が足下にいるシーンをやたら覚えています。
ほんとはもっと下が良かったんですが親子で団らんしていたので怖がらせるのもまずいと思いここにしました。やさしさのパンを食べたからか優しいなあ俺。
あとゲームでは常に曇っている印象でした多摩川、気のせいでしょうか。
このアングルで暫く川を見ていたらやたら鳥が水辺にやってきてました。飛び去っていくところがなんかゲームでも見た気がしたなあ。気のせいでしょうか。
「それでも水鳥はやってくるのよあの男たちみたいに……」
ゲームで裸足の女性が言ってた言葉です。ちなみに多摩川は汚くて私のようだとも言ってました。
かける言葉が見つかりません。
多摩川with半月
せっかくなのでスピッツの「多摩川」を聴きながら歩きます。
水辺なのですごい小虫が多かった。
僕のお母さんはよくそんな虫たちを総称してブンブン虫って呼んでます。
もう一通り満足して体力もスマホの充電もないので駅を目指します。
道が分からないのにこっち側に来たのは唯一残っていた遊び心が原因です。
住宅街に入り迷子になりましたが公園を見つけました。
ブンブン虫のオンパレードです。
タイヤはいつの時代も子供達のアイドルですね。
僕が小学生の頃にはタイヤが半分だけ土に埋まってるやつとか校庭にありました。あれどうやって遊ぶんでしょう。
あと日野市、ポイ捨て禁止の看板がめちゃくちゃあります。
その甲斐あってか全然ゴミがありませんでした。多摩川には多少ありましたが街中はほとんど無いと言っても過言じゃありません素晴らしいです。
そんなことを考えていたらゴミ拾いをしているお婆さんがいました。
めちゃくちゃキレていたので捨てる輩も多少なりともいるのかもしれません。
ちなみにまだ迷子です。
これもまた一興。
なーんて言っていたら開けた道路に着きもうした。
駅はもうすぐでやんす。
人通りが多くて写真撮るのも恥ずかしかったので地面寄り。
今更ですが夕方に訪れていたらもっと雰囲気出たんだろうなとちょっと後悔。夕闇通りは基本放課後に散歩なので夕方なんですよね。
でも怖くて帰れなくなるからいいか。
駅前に着きました。一生懸命1日働いた気分です。
「お腹がすいたら、かーえろ♪」
こちらは日野駅ホームから撮った風景。
こちらもOPや説明書内に同じ風景があります。
これにて日野市夕闇探検はおしまいです。
本当に至る所に「夕闇通り」が存在していて無職感激しました。
ただ細かく焦点を当てるともっと巡礼出来る場所あったそうです反省。
でもそれ抜きにしても良い町でした日野市。
また探検したくなったら訪れますありがとう!
帰りに中野サンプラザによって夕闇通り買おうと思ったのですがやはり2,3万円くらいしたので諦めて日高屋でチゲラーメン食って帰りました。