東京から福岡まで3日間かけて散歩する
- 更新日: 2023/04/27
1160.8kmの散歩
青春18きっぷについてあまりよく分かっていないという人が案外多いのではないかと思うのでこの私が説明をすると、春・夏・冬の年3シーズンで使えるJR乗り放題チケットである。5枚つづり(券自体は1枚)で販売されており、例えば1人で5日間使うのでもいいし、5人で1日分使うのも良い。とにかく1日JR乗り放題(新幹線や特急列車などは対象外)の券が5枚貰えるのだ。さらに値段は驚くべき12,050円。1日あたり約2400円でJRに乗り放題なのだ。
逆に言えば、1日に2,400円の距離を電車移動しなければ元が取れないという事。参考までに書いておくと、JR普通列車のみを使用して新宿から甲府まで行った場合の交通費が2,310円、時間は約2時間20分である。もちろん地域や線によって運賃も駅間の距離も変わってくるのであくまでも参考程度に留めてほしいが、青春18きっぷを5枚ともお得に使おうと考えるならば、最低でも新宿から甲府までの距離の移動が1日のノルマとなる、と考えてもいいかもしれない。
これは案外、高いハードルである。私のような、天井の木目を数え終えた暇人であればいいが、週末の土日だけで青春18きっぷを上手く使おうと思ったら、それなりの作戦が必要だ。何といったってJRの普通電車にしか乗れないのだ。新幹線や特急列車は勿論、私鉄も使うことができない。飛行機なら一瞬で着くような場所に、何時間もかけて向かわねばならないという時間的損失は避けられない。
とはいえ、知らない電車にのんびり揺られるあの時間を、まさか損失と捉えるサンポー読者はおるまい。散歩の醍醐味とは自由であること。あらかじめ降りる駅を決めておいてもいいし、一目惚れした駅に予定外の下車をしてもいい。一駅一駅の風景をしっかり見ることのできる青春18きっぷは、まさに散歩をするには持ってこいの夢のチケットなのだ。
要するに、青春18きっぷはメッチャおすすめですよ(春季は既に終わっていますが、次回は夏季チケットが7月1日~8月31日の期間に販売され、7月20日~9月10日の期間で利用ができます。是非!)というだけなんですが、私はこの春、東京から地元北九州まで青春18きっぷを利用し、JR普通列車のみで帰ることにしました。理由は、こんなに楽しいことはないからです。
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というわけでスタートした青春18きっぷでの旅、「俺は朝5時に出発して福岡まで電車だけで帰るんだ。どうだ、たのしそうだろう」と周りに吹聴しまくりながら起きたのは6時、せめて7時までには電車に乗りたい、と急いで18きっぷを購入(前もって買っとけよ)し電車に乗り込んだせいで、出発駅である国分寺駅の写真を撮ることができなかった。せめてもの出発の記録として、ニューデイズにて青春18きっぷの写真を撮ったのだが、よほど焦っていたのか、これはどう見てもただの注意書きである。
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まずは、このルートで熱海まで行きます。青春18きっぷで旅をするなら、JR普通列車のみでの行き方を教えてくれるジョルダン乗換検索が便利、というか必須。本当にお世話になった。
立川駅から南武線に1時間ほど乗ったのだが、初めて乗る路線だったんでどの駅もほとんど聞いたことなくて、急に乗り降りの激しい駅がくるんで気が抜けず、などと思っていたらふと登戸なんかが現れて、楽しかった。
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一体どういうつもりで撮った写真なのか自分でも分からないが、とりあえず川崎駅で東海道本線と乗り換えた。東京から1時間も電車に乗ればもう県外なのですね。基本的に電車移動なので、写真を撮るタイミングがほとんど無く、散歩というよりワープ記事になってしまうことをあらかじめご了承いただきたい。
東海道本線に1時間半ほど揺られたのだが、おそらく卒業旅行なのであろう大学生の集団が目の前の座席に横一列に座っていて、停車駅でひとりがトイレに降り、発車が近づくにつれ徐々に「えっ、あいつ遅くね…?」みたいな空気感が漂っていくのが失礼ながらちょっと面白かった。無事に間に合っていて何よりであった。
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ということで、出発からおよそ3時間で熱海に到着。かつて俺が財布を無くした土地。時間があれば探しに行きたかったが、残念ながら滞在は40分ほどしか許されていない。もう熱海かよという感じですが、今回の記事はずっとこのスピード感です。
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旅といや朝マック、これを食わねば始まらない。それにしても、東京から3時間電車に乗って熱海に着いてまだ朝10時って、幸せすぎて倍美味かった。5時に出発して8時だったなら、さらに倍美味かったことだろう。
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せっかくの熱海だが、朝食だけ摂ってすぐ電車へ。どうせなら散策したり、写真を撮ったりしたかったのだが、福岡まで行くとなるとそうのんびりしていられないのだ。熱海で俺の財布を見つけた方がいたら連絡をください。4年前に、どこかの道で落としました。
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東海道本線静岡行きに1時間ほどの乗車。ずっと外を眺めているだけで、1時間なんかあっという間ですね。本当は車窓の風景とかパシャパシャ撮りたかったのだが、静かな車両ではしゃぐわけにもいかず、唯一撮れた写真がこの富士川駅と、
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ゆい、
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そしてくさなぎ。この3枚のみであった。
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浜松に到着。時刻は13時半頃。腹も減ってきたんで、ここで昼食をとることに。せっかく静岡なんで、食うもんといったらさわやかハンバーグ以外ないっしょ!
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意気揚々と向かったところ70分待ちと言われてしまい、断念。やっぱり人気なんだなあ、さわやか。時間に余裕があれば全然待つんだけど、電車で京都を目指している身からすると、70分のロスは痛い…。優柔不断を発揮し、他の飯屋を見つけることもできず、腹を空かせたまま電車に乗ることに。せっかくの初浜松、メシくらい食え、旅が下手すぎるだろ。
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そして引き続き東海道本線に揺られ、豊橋で乗り換え、大垣へと到着。いや、まさか、自分でもここまで、写真を撮る余裕がないとは思わなかった。序盤も序盤で東京から岐阜に到着している。ちなみに、大垣では15分ほどの滞在だった。この堂々とした商業施設、いいねえ。そろそろ日が暮れ始めている。
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そして、次の瞬間には京都に到着。時刻は19時。大垣駅から京都駅まで、米原駅での乗り換えを入れて2時間ほど、身体が疲れ果て爆睡を決めてしまった。当たり前である。今日だけで9時間も電車に乗っていたのだ。
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ああ、東京から京都まで、電車だけで来たのかあ…。ただ電車に乗っていただけなのに、何かとてつもないことを成し遂げたような気がする。本当に疲れた。まずは予約しておいたビジネスホテルにチェックインをしなければ。
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ホテルでチェックインを済ませ、部屋のテレビをつけたらやっていた水戸黄門を見るなどし、浜松で昼食を断念して以降、悲鳴を上げ続けている腹をラーメンで黙らせる。ごちそうでした。
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食事を済ませ、本当は京都観光だってしたかったんだけども、時刻はもう22時前、何より身体が疲れ果てているもので、宿の近くを流れている鴨川にアクセス、”鴨川を見た”という実績だけを解除するような訪問。この川沿いを、夜風に当たりながら散歩をする。ああ、もっとしっかりと計画を練り、効率よく動いていれば、一晩の滞在だとしても、京都をもっと味わうことができただろう。そんな後悔の念が募る。
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しかし、まだ京都を諦めるには早い。今は疲労困憊で身体が動いてくれないが、しっかり睡眠をとって、明日早起きをすれば、早朝の気候を味わいながら、京都を散歩することができる。明日、乗らなければならない電車は8時半。6時に起きれば、2時間も自由時間がある。
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人生で何度来れるか分からない京都。観光地には行けないにしても、待ってろ、明日の朝、京都駅付近を味わい尽くしてやるぜ!
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寝坊したので走っています。8時半の電車、間に合うか…?
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間に合いませんでした。なので、駅前付近を15分ほど散策したいと思います。1本電車に乗り遅れただけで、到着予定時刻が40分ほど遅れてしまう、これが青春18きっぷ旅の恐ろしいところです。あと、6時に起きるなんて夢のまた夢でした。デカい口を叩いて本当に申し訳ありませんでした。
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京都。今回は何もできなかったが、近いうちに必ずリベンジを果たしにやってくる。それまでせいぜいいい街でいることだな
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JR京都線というものに乗って、およそ30分ほどで大阪に着き、大阪からはJR神戸線と名前を変え、もう30分ほどで兵庫に突入。関西、それぞれが相当近い。一日で、京都で遊んだあと大阪で遊んで神戸で遊ぶことができる。住んだら絶対楽しいと思う。
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車両からは関西弁が聞こえてくる。1日目、京都に向かっている車両でぐうぐう寝ながら、標準語と関西弁のグラデーションを耳で感じ取っていた。関西弁に強い憧れがある。コンプレックスと言ってもいいかもしれない。「どないやねん」って言いたい。「どないやねん」に代わる言葉は関西弁以外に無いと思う。
全然電車で移動できるような距離の中で、土地土地に文化が根付いているのが凄いなあ、というまっとうな旅の感想を漏らしながら電車に揺られる。
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姫路に到着。探せばきっと、もっとドーンと『姫路駅』という看板があるんだろうけども、姫路では、ローソンでスマートレターを買って、あるものを発送しなければならないという明確な用事があったため急いでいた。東京で済ませておけよというのはその通りだが、姫路の消印で届いたら相手方にもウケるだろう、などと思っていた。
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さて、発送を済ませ、残り30分程度、姫路を散策してみようと思う。姫路城口なだけあって、姫路城が見えている。
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なんだか小ぢんまりとしていて良いですね。
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うん、案外小ぢんまりしている。いいなあ
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堂々としている。こうなりたいものである
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揖保乃糸。どうやら兵庫県が産地らしい。それにしてもいい天気だなー
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そろそろ電車の時間があるので戻らなければ。短い滞在だったが、姫路、落ち着きがあってよかった。せめて姫路城を見るくらいの時間が取れれば…。もっと時間に余裕をもって、これは次回の反省点である。
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姫路から山陽本線に乗る。英賀保、いい駅名。
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良い景色になってきた。
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ボックスシートでのどかな車窓を楽しんでいると、すぐに次の乗換駅・相生に到着。
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乗り換えをスムーズに済ませ、姫路で買っていた白バラコーヒーを飲む。初めて見たが、普通にコンビニで売られていて、関西圏だと当たり前の存在であるそうだ。めっちゃ美味かった。東京でも売るべき
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写真を見返してて気づいたけど知り合いと同じ名前の駅があったら全部撮ってるな俺。くさなぎ駅とか。くさなぎくん知り合いじゃないけど
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水だ…
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”じょうとう”と聞くとどうしてもテルを思い出してしまう。中間ァ~
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さて、岡山駅に着きました。乗換に15分ほど時間があるので、アリバイを作るみたいに駅の外観の写真を撮りにきました。
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でも何か、岡山の街並み、ちょっとワクワクした。うお~ここで夜まで遊びて~というような。しかし岡山で許された時間は15分、時間に服の裾を掴まれ、駅まで連れ帰られてしまった。
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俺もここが良かった
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そして次の瞬間には尾道に到着。岡山駅から電車で77分、またしてもがっつり寝ていた。
今回の旅はあくまでも帰省が第一目的だが、サブテーマとして、尾道散歩というのが含まれている。一度も来たことの無かった尾道、良い良いという話ばかり聞くんで、一体どれだけ良いのか監査をしてやろうと。
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とにかく腹が減ったんで腹ごしらえを。尾道といや尾道ラーメン、これはマジで美味い。お店の壁に「当店のラーメンはびっくりするほど喉が渇きません」という掲示があって、そんなわけあるかラーメンやぞと食べ進めていると、マジで喉が渇かなかった。塩分が少ないのか、それともプラシーボか……
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それにしてもラーメンばかり食べている。目的地は福岡で、そこでもラーメンを食うほかないという事を俺は分かっているのだろうか。
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海と船!まさに見たい風景。自分から乗ろうとしない限り、船って乗る機会がない。船に乗らなければ…人生
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鳥もいた。最近鳥が好き
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向こうにはレインボーブリッジが見えている。
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さあ、海を離れて町のほうへ。やたら良い喫茶店?ホテルの食堂?を発見。
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迷わず入ろうとしたが、リフレッシュ工事中につき閉店していたようだ。リフレッシュ工事中なら仕方がなかろう。
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さて、尾道といえばこういう道だと勝手に思っているので、こういう道を進んでいく。
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いいねえ…。俺は『龍が如く6』で尾道に馴れ親しんでいるので、あんまり初めて来たって感じがしない。たけしを探そう。
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こことかは確か龍が如く6で見た気がする。
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おっ…あれは?
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踏切を渡って行く神社、初めて見た。尾道にいるのか~俺。楽しすぎる!
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車道沿いに設置されているベンチ。雨宿りスポットとして重宝しそう。ここでキャッキャ写真を撮っていたら、信号待ちのおばさまに微笑まれてちょっと恥ずかしかった。
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どんどん奥に進んでいく。方角的には北、もしくは南、あるいは西、ないしは東。
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私有地じゃないのか…?という緊張感のもと、細い道を進んでいく。この緊張感は、尾道を練り歩くうえでずっと付きまとっていた。
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猫!尾道は野良猫が多いと聞いていたが、本当に多い。
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ここにも猫。
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こんなところにも猫。じっとこちらを見ている。まるで何かを見透かされているようで思わず目をそらしてしまうのは俺がやましい人間だからである。
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上り傾斜の道を進んで、尾道の頂上に行きたい。
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ここ写真じゃ伝わんないけど傾斜が結構きつい、、、
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しかも長い。でっかい鉄球とか転がってきたらおしまいだぞこれ、、、
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頂上付近の景色。やはり建物が多い。手前に見える木ってヤシの木だよな?ココナッツとか生えてんじゃないのと思って調べてみたら、どうもシュロという木であるらしい。だいたい日本に生えているヤシっぽい木はシュロである可能性が高いとか何とか。
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おそらく頂上へと続く階段。
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頂上に到着。個人的に頂上と呼んでるだけなので、正しい頂上は他にあるかもしれない。だってあの山のほうが明らかに高い、しかし頂上は自分で決めるもの。よそと比べていちゃキリがないのである。
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上ったので下ります。簡単な話です
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ちなみに、このあたりの住宅街では観光客の姿はほとんど見受けられなかった。みんなどこに行くんだろう。
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古印体。いつからかホラーな印象を植え付けられた悲しいフォントである。幼少期、スーパーファミコンを繋いだテレビに浮かび上がる『かまいたちの夜』というタイトルに泣いて以来、古印体は俺もしっかり怖い。
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さて、日も暮れ始めてきたので今日の寝床に向かおう。尾道めっちゃ楽しくて、乗る予定の電車を2本も遅らせてしまった。本当はロープウェーにも乗りたかったのだが、時間的に断念、旅はあきらめが肝心。
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『ONOMICHI』と書かれたスウェットを着ている。俺も欲しい
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本当は一泊したかった尾道、しかし時間や場所の都合で、ちょっと寄ることしかできなかった。次こそは絶対に一泊してやりたい。こうやって行きずりの旅を続けていると、広く浅く愛着が分散して情緒が忙しい。
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そして次の瞬間には山口県の徳山駅に着いていて、ここに一泊する俺はどうせ、「徳山、いいところだった。また来たい」などと言うに決まっている。
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どうせ北口とか南口とか言われても俺には分からないんだから、最初からこうして謎区別をしてくれたほうが気持ちがいい。中心市街地方面を選択。
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うん、落ち着いた雰囲気で非常に良い。駅構内の光や、噴水に反射するネオン、山口県ってもはや地元ってくらい近いけど、全然知らなかったなあ、徳山。
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本日の寝床、アルファーワンホテル徳山へ。この通りには若いスケーターたちがいた。
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曲
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さて、ホテルに荷物をおろし、1時間横になってから、近くの海鮮居酒屋へ。生ビールとぶりのづけ丼。安くて美味い!あー楽しい。ちゃんと言ってなかったがこの旅めちゃくちゃ楽しい。あとこの店のBGMも楽しい。ボニーピンクと東野純直が流れる。
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おはようございます!寝坊しました!!走ります!!!ちょっと徳山の町並みとか一切見れなかったんで、普通にもう一回来たいです!普通に!!
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徳山駅から無事に予定の電車に乗り、フー、とひと安心したところ、この落書きを見つけて驚く。昨日座った席にも同じ落書きがあったのだ。つまり、昨日乗った電車と同じ車両、同じ席に座ったという事。こういうのはこうして人に説明したって「へえ、すごいね」程度にしかならない事を重々承知してるんでこれ以上なにも言わないが、俺は奇跡が起きたと震えが止まらなかった。
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さあ、新山口で乗換。今日は本当に晴れてるなあ
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ちなみに新山口では、ICカードが使えなかった。この記事が上がるころには使えるようになっているらしい。
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新山口、およそ10分ほどの滞在なので、外に出る時間はない。せめて駅から見える風景だけで、急いでアリバイを作らなければ。
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KDDI維新ホール。様々な催し事が行われているらしい。
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ホテルアルファーワンがここにも。それにしても良い天気だなあ。
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アリバイを作り終えたので、この電車に乗ります。かわいいでしょ
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こういう建物、中に何があるのかめちゃくちゃ興味がある。もちろんちゃんとした施設なんでしょうが…
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新山口で買ったおにぎりを食べる。地域限定らしい。初めて見た。海老マヨと昆布とツナマヨと明太子の味がして美味しかった。こっちのさじ加減でしかないが、逆向きなのもキュート。
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お~い庵野いるか~
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ああいう尖った建造物を見るたびに、空から落下して突き刺さるビジョンが浮かぶ。これ、あるあるだと思ってるんですが、皆さんはいかがでしょう?
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このまま地元に帰るよりはもう一駅くらい寄り道したいんで、厚狭駅というところで降りてみることに。1時間ほど時間があるんで、軽く散策してみようと思います。アサと読むそうです。
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あっ、こちらこそー
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真下のベンチで弁当を食べる高校生たちを見下ろす銅像。腹が減ってるのか?
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なんかユーモラスな街だなあ
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校舎裏みたいな道を通っていきます。
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狭い道が好きだ
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劇場型居酒屋…一体どんな店なんだ
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地元にもあったなあ、こういう看板の残った店。エモいと言わざるを得ません
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どうやらひなまつりをやっているそう。道沿いのお店には、短冊を書いている子供たちの姿が多く確認できた。
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いや~落ち着いていて本当にいいですね。
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まったく落ち着いていない名前のお店もあったりします
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電柱に下げられた短冊たちを読みながら、川沿いの道に出る。
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川を貫通して先に進むことに。子供の頃、あの川の底が露出してる部分、憧れたよなー。子供は全員、あそこに立ちたくなる。
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俺がかつて立ちたかった場所には鳥がいました。地面にいる鳥って本当カワイイんですよね
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川を貫通し、さらにまっすぐ進んでいく。この時点で、乗る予定の電車を一本遅らせることが確定。この町よすぎる。「ここが地元がよかった」ってずっと言ってた
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そんなに照れた表情をしなくても、君に罪はない
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背が高く小さいポスト。スタイルが良い。菜々緒ポストと名付けよう。
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不法投棄ガチ勢
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お。ショッピングモールが見えてきた。
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ゲオつきの明屋書店も。地元にもあったな~明屋書店。本屋といえば明屋だった。
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奥にはジョイフルの姿も確認できる。明屋にジョイフルって…もう地元やん!
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明屋とゲオの品揃えと、ショッピングモール・マルキュウをチェックしてから、再び歩き始める。電車をもう一本遅らせることが確定した。この町よすぎる
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さっきの川は厚狭川というらしい。ホント綺麗な川だった。
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ガードレールが黄色い!あんまり見たことないので少しテンションが上がる。
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エモいと言わざるを得ない
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危なすぎる。そりゃパソコンも喋るわ
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さて、というわけで駅前に戻ってきました。厚狭、一泊してやろうかと本気で悩んだくらい良いところだった。知り尽くした地元に帰るくらいなら、ここにいたかった。さようなら、厚狭。
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さて、しばらく電車に揺られると、すぐに小倉に到着。我が地元ながら、どうにも写真の撮りにくい駅である。
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いやあ、それにしても、東京から福岡まで、電車だけで来たのかあ。さすがに感慨深い。昨夜は山口にいて、その前は京都にいて、2泊3日、えらく時間はかかったが、本当に楽しい旅だった。終わってしまったのが本当に悔やまれる。青春18きっぷのシーズンが来るたびにこれやろうかな。皆さんもどうですか。マジ桃鉄みたいでめちゃくちゃ楽しいですよ。
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もちろんラーメンを食べることになる。夜こそ野菜を食べるぞ
逆に言えば、1日に2,400円の距離を電車移動しなければ元が取れないという事。参考までに書いておくと、JR普通列車のみを使用して新宿から甲府まで行った場合の交通費が2,310円、時間は約2時間20分である。もちろん地域や線によって運賃も駅間の距離も変わってくるのであくまでも参考程度に留めてほしいが、青春18きっぷを5枚ともお得に使おうと考えるならば、最低でも新宿から甲府までの距離の移動が1日のノルマとなる、と考えてもいいかもしれない。
これは案外、高いハードルである。私のような、天井の木目を数え終えた暇人であればいいが、週末の土日だけで青春18きっぷを上手く使おうと思ったら、それなりの作戦が必要だ。何といったってJRの普通電車にしか乗れないのだ。新幹線や特急列車は勿論、私鉄も使うことができない。飛行機なら一瞬で着くような場所に、何時間もかけて向かわねばならないという時間的損失は避けられない。
とはいえ、知らない電車にのんびり揺られるあの時間を、まさか損失と捉えるサンポー読者はおるまい。散歩の醍醐味とは自由であること。あらかじめ降りる駅を決めておいてもいいし、一目惚れした駅に予定外の下車をしてもいい。一駅一駅の風景をしっかり見ることのできる青春18きっぷは、まさに散歩をするには持ってこいの夢のチケットなのだ。
要するに、青春18きっぷはメッチャおすすめですよ(春季は既に終わっていますが、次回は夏季チケットが7月1日~8月31日の期間に販売され、7月20日~9月10日の期間で利用ができます。是非!)というだけなんですが、私はこの春、東京から地元北九州まで青春18きっぷを利用し、JR普通列車のみで帰ることにしました。理由は、こんなに楽しいことはないからです。
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というわけでスタートした青春18きっぷでの旅、「俺は朝5時に出発して福岡まで電車だけで帰るんだ。どうだ、たのしそうだろう」と周りに吹聴しまくりながら起きたのは6時、せめて7時までには電車に乗りたい、と急いで18きっぷを購入(前もって買っとけよ)し電車に乗り込んだせいで、出発駅である国分寺駅の写真を撮ることができなかった。せめてもの出発の記録として、ニューデイズにて青春18きっぷの写真を撮ったのだが、よほど焦っていたのか、これはどう見てもただの注意書きである。
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まずは、このルートで熱海まで行きます。青春18きっぷで旅をするなら、JR普通列車のみでの行き方を教えてくれるジョルダン乗換検索が便利、というか必須。本当にお世話になった。
立川駅から南武線に1時間ほど乗ったのだが、初めて乗る路線だったんでどの駅もほとんど聞いたことなくて、急に乗り降りの激しい駅がくるんで気が抜けず、などと思っていたらふと登戸なんかが現れて、楽しかった。
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一体どういうつもりで撮った写真なのか自分でも分からないが、とりあえず川崎駅で東海道本線と乗り換えた。東京から1時間も電車に乗ればもう県外なのですね。基本的に電車移動なので、写真を撮るタイミングがほとんど無く、散歩というよりワープ記事になってしまうことをあらかじめご了承いただきたい。
東海道本線に1時間半ほど揺られたのだが、おそらく卒業旅行なのであろう大学生の集団が目の前の座席に横一列に座っていて、停車駅でひとりがトイレに降り、発車が近づくにつれ徐々に「えっ、あいつ遅くね…?」みたいな空気感が漂っていくのが失礼ながらちょっと面白かった。無事に間に合っていて何よりであった。
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ということで、出発からおよそ3時間で熱海に到着。かつて俺が財布を無くした土地。時間があれば探しに行きたかったが、残念ながら滞在は40分ほどしか許されていない。もう熱海かよという感じですが、今回の記事はずっとこのスピード感です。
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旅といや朝マック、これを食わねば始まらない。それにしても、東京から3時間電車に乗って熱海に着いてまだ朝10時って、幸せすぎて倍美味かった。5時に出発して8時だったなら、さらに倍美味かったことだろう。
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せっかくの熱海だが、朝食だけ摂ってすぐ電車へ。どうせなら散策したり、写真を撮ったりしたかったのだが、福岡まで行くとなるとそうのんびりしていられないのだ。熱海で俺の財布を見つけた方がいたら連絡をください。4年前に、どこかの道で落としました。
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東海道本線静岡行きに1時間ほどの乗車。ずっと外を眺めているだけで、1時間なんかあっという間ですね。本当は車窓の風景とかパシャパシャ撮りたかったのだが、静かな車両ではしゃぐわけにもいかず、唯一撮れた写真がこの富士川駅と、
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ゆい、
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そしてくさなぎ。この3枚のみであった。
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浜松に到着。時刻は13時半頃。腹も減ってきたんで、ここで昼食をとることに。せっかく静岡なんで、食うもんといったらさわやかハンバーグ以外ないっしょ!
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意気揚々と向かったところ70分待ちと言われてしまい、断念。やっぱり人気なんだなあ、さわやか。時間に余裕があれば全然待つんだけど、電車で京都を目指している身からすると、70分のロスは痛い…。優柔不断を発揮し、他の飯屋を見つけることもできず、腹を空かせたまま電車に乗ることに。せっかくの初浜松、メシくらい食え、旅が下手すぎるだろ。
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そして引き続き東海道本線に揺られ、豊橋で乗り換え、大垣へと到着。いや、まさか、自分でもここまで、写真を撮る余裕がないとは思わなかった。序盤も序盤で東京から岐阜に到着している。ちなみに、大垣では15分ほどの滞在だった。この堂々とした商業施設、いいねえ。そろそろ日が暮れ始めている。
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そして、次の瞬間には京都に到着。時刻は19時。大垣駅から京都駅まで、米原駅での乗り換えを入れて2時間ほど、身体が疲れ果て爆睡を決めてしまった。当たり前である。今日だけで9時間も電車に乗っていたのだ。
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ああ、東京から京都まで、電車だけで来たのかあ…。ただ電車に乗っていただけなのに、何かとてつもないことを成し遂げたような気がする。本当に疲れた。まずは予約しておいたビジネスホテルにチェックインをしなければ。
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ホテルでチェックインを済ませ、部屋のテレビをつけたらやっていた水戸黄門を見るなどし、浜松で昼食を断念して以降、悲鳴を上げ続けている腹をラーメンで黙らせる。ごちそうでした。
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食事を済ませ、本当は京都観光だってしたかったんだけども、時刻はもう22時前、何より身体が疲れ果てているもので、宿の近くを流れている鴨川にアクセス、”鴨川を見た”という実績だけを解除するような訪問。この川沿いを、夜風に当たりながら散歩をする。ああ、もっとしっかりと計画を練り、効率よく動いていれば、一晩の滞在だとしても、京都をもっと味わうことができただろう。そんな後悔の念が募る。
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しかし、まだ京都を諦めるには早い。今は疲労困憊で身体が動いてくれないが、しっかり睡眠をとって、明日早起きをすれば、早朝の気候を味わいながら、京都を散歩することができる。明日、乗らなければならない電車は8時半。6時に起きれば、2時間も自由時間がある。
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人生で何度来れるか分からない京都。観光地には行けないにしても、待ってろ、明日の朝、京都駅付近を味わい尽くしてやるぜ!
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寝坊したので走っています。8時半の電車、間に合うか…?
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間に合いませんでした。なので、駅前付近を15分ほど散策したいと思います。1本電車に乗り遅れただけで、到着予定時刻が40分ほど遅れてしまう、これが青春18きっぷ旅の恐ろしいところです。あと、6時に起きるなんて夢のまた夢でした。デカい口を叩いて本当に申し訳ありませんでした。
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京都。今回は何もできなかったが、近いうちに必ずリベンジを果たしにやってくる。それまでせいぜいいい街でいることだな
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JR京都線というものに乗って、およそ30分ほどで大阪に着き、大阪からはJR神戸線と名前を変え、もう30分ほどで兵庫に突入。関西、それぞれが相当近い。一日で、京都で遊んだあと大阪で遊んで神戸で遊ぶことができる。住んだら絶対楽しいと思う。
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車両からは関西弁が聞こえてくる。1日目、京都に向かっている車両でぐうぐう寝ながら、標準語と関西弁のグラデーションを耳で感じ取っていた。関西弁に強い憧れがある。コンプレックスと言ってもいいかもしれない。「どないやねん」って言いたい。「どないやねん」に代わる言葉は関西弁以外に無いと思う。
全然電車で移動できるような距離の中で、土地土地に文化が根付いているのが凄いなあ、というまっとうな旅の感想を漏らしながら電車に揺られる。
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姫路に到着。探せばきっと、もっとドーンと『姫路駅』という看板があるんだろうけども、姫路では、ローソンでスマートレターを買って、あるものを発送しなければならないという明確な用事があったため急いでいた。東京で済ませておけよというのはその通りだが、姫路の消印で届いたら相手方にもウケるだろう、などと思っていた。
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さて、発送を済ませ、残り30分程度、姫路を散策してみようと思う。姫路城口なだけあって、姫路城が見えている。
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なんだか小ぢんまりとしていて良いですね。
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うん、案外小ぢんまりしている。いいなあ
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堂々としている。こうなりたいものである
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揖保乃糸。どうやら兵庫県が産地らしい。それにしてもいい天気だなー
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そろそろ電車の時間があるので戻らなければ。短い滞在だったが、姫路、落ち着きがあってよかった。せめて姫路城を見るくらいの時間が取れれば…。もっと時間に余裕をもって、これは次回の反省点である。
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姫路から山陽本線に乗る。英賀保、いい駅名。
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良い景色になってきた。
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ボックスシートでのどかな車窓を楽しんでいると、すぐに次の乗換駅・相生に到着。
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乗り換えをスムーズに済ませ、姫路で買っていた白バラコーヒーを飲む。初めて見たが、普通にコンビニで売られていて、関西圏だと当たり前の存在であるそうだ。めっちゃ美味かった。東京でも売るべき
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写真を見返してて気づいたけど知り合いと同じ名前の駅があったら全部撮ってるな俺。くさなぎ駅とか。くさなぎくん知り合いじゃないけど
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水だ…
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”じょうとう”と聞くとどうしてもテルを思い出してしまう。中間ァ~
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さて、岡山駅に着きました。乗換に15分ほど時間があるので、アリバイを作るみたいに駅の外観の写真を撮りにきました。
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でも何か、岡山の街並み、ちょっとワクワクした。うお~ここで夜まで遊びて~というような。しかし岡山で許された時間は15分、時間に服の裾を掴まれ、駅まで連れ帰られてしまった。
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俺もここが良かった
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そして次の瞬間には尾道に到着。岡山駅から電車で77分、またしてもがっつり寝ていた。
今回の旅はあくまでも帰省が第一目的だが、サブテーマとして、尾道散歩というのが含まれている。一度も来たことの無かった尾道、良い良いという話ばかり聞くんで、一体どれだけ良いのか監査をしてやろうと。
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とにかく腹が減ったんで腹ごしらえを。尾道といや尾道ラーメン、これはマジで美味い。お店の壁に「当店のラーメンはびっくりするほど喉が渇きません」という掲示があって、そんなわけあるかラーメンやぞと食べ進めていると、マジで喉が渇かなかった。塩分が少ないのか、それともプラシーボか……
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それにしてもラーメンばかり食べている。目的地は福岡で、そこでもラーメンを食うほかないという事を俺は分かっているのだろうか。
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海と船!まさに見たい風景。自分から乗ろうとしない限り、船って乗る機会がない。船に乗らなければ…人生
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鳥もいた。最近鳥が好き
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向こうにはレインボーブリッジが見えている。
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さあ、海を離れて町のほうへ。やたら良い喫茶店?ホテルの食堂?を発見。
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迷わず入ろうとしたが、リフレッシュ工事中につき閉店していたようだ。リフレッシュ工事中なら仕方がなかろう。
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さて、尾道といえばこういう道だと勝手に思っているので、こういう道を進んでいく。
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いいねえ…。俺は『龍が如く6』で尾道に馴れ親しんでいるので、あんまり初めて来たって感じがしない。たけしを探そう。
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こことかは確か龍が如く6で見た気がする。
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おっ…あれは?
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踏切を渡って行く神社、初めて見た。尾道にいるのか~俺。楽しすぎる!
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車道沿いに設置されているベンチ。雨宿りスポットとして重宝しそう。ここでキャッキャ写真を撮っていたら、信号待ちのおばさまに微笑まれてちょっと恥ずかしかった。
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どんどん奥に進んでいく。方角的には北、もしくは南、あるいは西、ないしは東。
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私有地じゃないのか…?という緊張感のもと、細い道を進んでいく。この緊張感は、尾道を練り歩くうえでずっと付きまとっていた。
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猫!尾道は野良猫が多いと聞いていたが、本当に多い。
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ここにも猫。
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こんなところにも猫。じっとこちらを見ている。まるで何かを見透かされているようで思わず目をそらしてしまうのは俺がやましい人間だからである。
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上り傾斜の道を進んで、尾道の頂上に行きたい。
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ここ写真じゃ伝わんないけど傾斜が結構きつい、、、
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しかも長い。でっかい鉄球とか転がってきたらおしまいだぞこれ、、、
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頂上付近の景色。やはり建物が多い。手前に見える木ってヤシの木だよな?ココナッツとか生えてんじゃないのと思って調べてみたら、どうもシュロという木であるらしい。だいたい日本に生えているヤシっぽい木はシュロである可能性が高いとか何とか。
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おそらく頂上へと続く階段。
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頂上に到着。個人的に頂上と呼んでるだけなので、正しい頂上は他にあるかもしれない。だってあの山のほうが明らかに高い、しかし頂上は自分で決めるもの。よそと比べていちゃキリがないのである。
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上ったので下ります。簡単な話です
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ちなみに、このあたりの住宅街では観光客の姿はほとんど見受けられなかった。みんなどこに行くんだろう。
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古印体。いつからかホラーな印象を植え付けられた悲しいフォントである。幼少期、スーパーファミコンを繋いだテレビに浮かび上がる『かまいたちの夜』というタイトルに泣いて以来、古印体は俺もしっかり怖い。
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さて、日も暮れ始めてきたので今日の寝床に向かおう。尾道めっちゃ楽しくて、乗る予定の電車を2本も遅らせてしまった。本当はロープウェーにも乗りたかったのだが、時間的に断念、旅はあきらめが肝心。
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『ONOMICHI』と書かれたスウェットを着ている。俺も欲しい
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本当は一泊したかった尾道、しかし時間や場所の都合で、ちょっと寄ることしかできなかった。次こそは絶対に一泊してやりたい。こうやって行きずりの旅を続けていると、広く浅く愛着が分散して情緒が忙しい。
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そして次の瞬間には山口県の徳山駅に着いていて、ここに一泊する俺はどうせ、「徳山、いいところだった。また来たい」などと言うに決まっている。
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どうせ北口とか南口とか言われても俺には分からないんだから、最初からこうして謎区別をしてくれたほうが気持ちがいい。中心市街地方面を選択。
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うん、落ち着いた雰囲気で非常に良い。駅構内の光や、噴水に反射するネオン、山口県ってもはや地元ってくらい近いけど、全然知らなかったなあ、徳山。
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本日の寝床、アルファーワンホテル徳山へ。この通りには若いスケーターたちがいた。
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曲
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さて、ホテルに荷物をおろし、1時間横になってから、近くの海鮮居酒屋へ。生ビールとぶりのづけ丼。安くて美味い!あー楽しい。ちゃんと言ってなかったがこの旅めちゃくちゃ楽しい。あとこの店のBGMも楽しい。ボニーピンクと東野純直が流れる。
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おはようございます!寝坊しました!!走ります!!!ちょっと徳山の町並みとか一切見れなかったんで、普通にもう一回来たいです!普通に!!
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徳山駅から無事に予定の電車に乗り、フー、とひと安心したところ、この落書きを見つけて驚く。昨日座った席にも同じ落書きがあったのだ。つまり、昨日乗った電車と同じ車両、同じ席に座ったという事。こういうのはこうして人に説明したって「へえ、すごいね」程度にしかならない事を重々承知してるんでこれ以上なにも言わないが、俺は奇跡が起きたと震えが止まらなかった。
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さあ、新山口で乗換。今日は本当に晴れてるなあ
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ちなみに新山口では、ICカードが使えなかった。この記事が上がるころには使えるようになっているらしい。
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新山口、およそ10分ほどの滞在なので、外に出る時間はない。せめて駅から見える風景だけで、急いでアリバイを作らなければ。
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KDDI維新ホール。様々な催し事が行われているらしい。
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ホテルアルファーワンがここにも。それにしても良い天気だなあ。
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アリバイを作り終えたので、この電車に乗ります。かわいいでしょ
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こういう建物、中に何があるのかめちゃくちゃ興味がある。もちろんちゃんとした施設なんでしょうが…
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新山口で買ったおにぎりを食べる。地域限定らしい。初めて見た。海老マヨと昆布とツナマヨと明太子の味がして美味しかった。こっちのさじ加減でしかないが、逆向きなのもキュート。
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お~い庵野いるか~
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ああいう尖った建造物を見るたびに、空から落下して突き刺さるビジョンが浮かぶ。これ、あるあるだと思ってるんですが、皆さんはいかがでしょう?
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このまま地元に帰るよりはもう一駅くらい寄り道したいんで、厚狭駅というところで降りてみることに。1時間ほど時間があるんで、軽く散策してみようと思います。アサと読むそうです。
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あっ、こちらこそー
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真下のベンチで弁当を食べる高校生たちを見下ろす銅像。腹が減ってるのか?
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なんかユーモラスな街だなあ
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校舎裏みたいな道を通っていきます。
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狭い道が好きだ
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劇場型居酒屋…一体どんな店なんだ
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地元にもあったなあ、こういう看板の残った店。エモいと言わざるを得ません
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どうやらひなまつりをやっているそう。道沿いのお店には、短冊を書いている子供たちの姿が多く確認できた。
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いや~落ち着いていて本当にいいですね。
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まったく落ち着いていない名前のお店もあったりします
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電柱に下げられた短冊たちを読みながら、川沿いの道に出る。
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川を貫通して先に進むことに。子供の頃、あの川の底が露出してる部分、憧れたよなー。子供は全員、あそこに立ちたくなる。
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俺がかつて立ちたかった場所には鳥がいました。地面にいる鳥って本当カワイイんですよね
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川を貫通し、さらにまっすぐ進んでいく。この時点で、乗る予定の電車を一本遅らせることが確定。この町よすぎる。「ここが地元がよかった」ってずっと言ってた
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そんなに照れた表情をしなくても、君に罪はない
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背が高く小さいポスト。スタイルが良い。菜々緒ポストと名付けよう。
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不法投棄ガチ勢
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お。ショッピングモールが見えてきた。
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ゲオつきの明屋書店も。地元にもあったな~明屋書店。本屋といえば明屋だった。
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奥にはジョイフルの姿も確認できる。明屋にジョイフルって…もう地元やん!
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明屋とゲオの品揃えと、ショッピングモール・マルキュウをチェックしてから、再び歩き始める。電車をもう一本遅らせることが確定した。この町よすぎる
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さっきの川は厚狭川というらしい。ホント綺麗な川だった。
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ガードレールが黄色い!あんまり見たことないので少しテンションが上がる。
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エモいと言わざるを得ない
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危なすぎる。そりゃパソコンも喋るわ
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さて、というわけで駅前に戻ってきました。厚狭、一泊してやろうかと本気で悩んだくらい良いところだった。知り尽くした地元に帰るくらいなら、ここにいたかった。さようなら、厚狭。
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さて、しばらく電車に揺られると、すぐに小倉に到着。我が地元ながら、どうにも写真の撮りにくい駅である。
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いやあ、それにしても、東京から福岡まで、電車だけで来たのかあ。さすがに感慨深い。昨夜は山口にいて、その前は京都にいて、2泊3日、えらく時間はかかったが、本当に楽しい旅だった。終わってしまったのが本当に悔やまれる。青春18きっぷのシーズンが来るたびにこれやろうかな。皆さんもどうですか。マジ桃鉄みたいでめちゃくちゃ楽しいですよ。
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もちろんラーメンを食べることになる。夜こそ野菜を食べるぞ