何の予定も立てず、急に山梨へ旅行に行った
- 更新日: 2022/01/27
旅に理由も予定もいらない
11月は少し時間があったので、急に山梨に行くことにしました。
平日。朝6時に起き、阿佐ヶ谷駅前へ。今回は恋人との旅行になります。3年付き合っていたのにも関わらず、コロナ禍に加えて私が出不精なあまりに、一度も旅行に行ったことがありませんでした。楽しみですね。
ありえないくらい晴れていて、本当に気持ちの良い朝でした。
高速バスで行くことも考えましたが、旅行というものの醍醐味は道中にあると思っていて、あくまで山梨は到達点であるということで、のんびりと普通列車で向かうことにしました。
中央線に乗って、甲府駅を目指します。乗換駅である高尾駅までおよそ50分程度、くだり列車なので座れるだろうという算段でしたが、激込みでした。平日の朝を舐めていましたね。
東京から甲府駅までは、普通列車でも一度の乗り換えで済み、時間も3時間弱ほどです。
今回は、このルートで甲府駅を目指しつつ、気に入った駅があれば途中下車するという感じで、のんびり向かいたいと思います。
というわけで、高尾駅に着きました。時刻は8時頃でしょうか。通学途中の学生が多くいましたね。
私は高尾駅に来たのは初めてなので、乗り換えをする前に少し散策してみたいと思います。朝食もどこかで取りたいですね。
木がすごい黄色かったです
早朝ということで、まだ月が見えていました。早朝に活動を始めている多幸感が、私に月の写真を撮らせるのです。
のぼりが3つ立っている謎の民家を発見
キャワ
さあ、朝食を取れるところを探していきます。とはいっても、旅行といえば、もう答えは決まっているようなものです。
そうです。マックですね。旅行といえば、朝マックです。これは間違いありません。
あの、一応先に言っておきますが、私はあまり観光や食事といったものにほとんど興味がありませんから、これからも何度かチェーン店が登場します。あらかじめご了承ください。
さあ、軽く食事を済ませて、駅に戻ってきました。現在が9時30分で、我々の乗る電車は9時56分。30分近く電車を待つという経験は地元では日常茶飯事だったのに、低俗なシティボーイとなり果てた私にとっては、もはや非日常です。
やっとこさやってきた電車に乗ると、なんとボックスシートでした。ボックスシートに座るのも数年ぶりです。いやあ、これぞ旅行ですね…。
もう緑がいっぱいで嬉しくなります。
「緑がいっぱい」から、「緑しかなくなる」までがめちゃくちゃ早かったです。
アホみたいな写真
真ん中の2台かわいー
すごい!楽しい!
駅に停車するたびに、降りるかどうか迷います。非常に散歩のしたくなる場所ばかりです。
鹿児島の曾祖父母の家を思い出すような景色が続きますね。
そうこうしているうちに、大月駅という、比較的大きめの駅に到着しました。ここで10分ほど停車するとのことで、一度電車を降りてニューデイズで飲み物を買うことに。
これにあと1時間以上も乗られるのです。いいでしょう。
買い出しを済ませ、電車が出発しました。大月駅のニューデイズ、ご高齢の女性2人組がひとつのレジをやられていて、声の揃ったありがとうございますが耳に残りました。
すみません、特に脈絡が無いんですが、うおっ!!!と思い急いで降りました。大月駅を出発して30分ほど経ったあたり、勝沼ぶどう郷という駅が現れたのです。
写真だとどうしても奥行きが伝わりづらくて悔しいんですが、めちゃくちゃ広大な風景に感動しました。ホームからの景色を、しばらく眺めていたいと思います。
ホームで写真を撮りまくっていると、我々と同じく途中下車したのであろうおばあさん2人組が、駅員さんに「素敵な場所ですね~」と話しかけている様子が。駅員さんも、「春は桜がすごいんですよ」と嬉しそうで、夢かと思いました。
一通り眺めたところで、さっそく町に降りてみましょう。
向こうの風景に期待が高まりますね。
いや、まさしく、こういうとこに来たくて旅行を決めたようなものなんす。
とりあえず、民家の立ち並ぶ通りを歩いてみましょう。
おっ。なんとなく山梨といえばほうとうが食べたいなあ、と思っていたので、ちょうどよかったです。一通り散歩してから、ここで食事をして電車に乗るという算段でいきましょう。
私の地元はいちじくが名産だったので、ずっとこんな道が続いている印象でした。なつかしいですね
カイロセラピー
本ッ当にいいところだな
縁側茶房という場所があるそうです。次の電車までまだ時間がありますから、矢印に従って歩いてみましょう。
閉まってました
ぶどう泥棒が出るそうです。勝沼ぶどう郷という場所にぶどうを盗みに来る泥棒って、なんかデデデ大王みたいなのを想像してしまいますね
写真だと伝わらないんですけど、木の葉が舞っていてキラキラしていました。旅行の幕開けを祝うかのようです。
それにしても、たくさんの民家が立ち並んでいるのに、誰ともすれ違わないのはどういうことでしょう。まさか、本当に夢の世界なのかもしれません。
結構下ってきてしまったので、今度は上にのぼっていきましょう。
結構な傾斜です。疲れてきました
下の果物畑で仕事をしている老夫婦が、大音量でルビーの指環を流していました。疲れたので、立ち止まってしばらく聴いてました
一応はライターとして活動しているのに、こういう風景を、「景色が広いなー」としか形容できません。
ここで、まずい、そろそろさっきのお店に行かないと、食事をする時間が無くなってしまう!ということに気が付きます。傾斜が嫌になりますが、早歩きで行くしかありません。
うわでも、結構考えなしに歩いちゃったから、結構奥まで来ちゃってると思うんだよな…
電車間に合うかな…
は?
「結構奥まで来ちゃってると思うんだよな…」って、駅の手前で思っていたみたいです。私の方向感覚の無さというのは、本当に恐ろしいです。
ということで、時間には余裕がありますから、ゆっくりとほうとうをいただくことにしましょう。勝沼ぶどう郷の『銀月』というお店です。
ほうとう、ほうとう(本当)に美味しかったです(爆)。他にもラーメンや定食なんかも置いてあって、ぜひ他のメニューも注文してみたくなりましたね。
お店の居心地がよすぎて、ちょっとのんびりしすぎてしまいました。早く電車に乗らなければ…!
勝沼ぶどう郷、さらば。
白ポストも元気でな。初めて見たよ。
電車内で爆睡をかまし、気付いたら終点の甲府に着いてました。時刻は14時ほど。まだまだチェックインまで時間がありますから、初の甲府を散策していきましょう。
なんか、一発で甲府駅だとわかる写真が全然撮れてなくてすみません。でも、甲府には本当に行ったんです。信じてください。
なんか、山梨ってポストが低い?
旅行先だというのに、40分くらいヨドバシデンキでテレビなどを見てしまいました。これが俺の旅行だ!ということで、甲府のメイン通りっぽい道を歩いて行きます。
甲府市役所です。これで私が本当に甲府に行ったということが証明できましたね
甲府市役所、なんかすごいオシャレでしたよ。
あっ!ビジネスホテルニシコーだ!とテンションが上がりました。実は昨日の夜、甲府圏内のビジネスホテルの空き状況を片っ端から検索していたので、甲府圏内のビジネスホテルにめちゃくちゃ詳しい人間になっていたのです。
ニシコーはネットで写真を見る限りマジで理想のビジネスホテルだったので、満室だったことが本当に悔しかった…。
さて、気を取りなおしてゲームセンターに来ました。武田信玄が車に乗っています。
私も学生時代はゲームセンターに入り浸っていたクチですから、やはり地方都市のゲームセンターというのはたまらないんですね。あの、奥のほうの照明が切れちゃってるところとか。
言い方厳しいよね
車の変わった部分を椅子にするんだなあ
出てから知りましたが、ココリという商業施設だそうです。ありがとうございました。
細かく描写していたらキリが無いので省きましたが、UFOキャッチャーに1000円くらい使いました。何も取れなかったです。
さあ。ちょっと歩き疲れてきたし、チェックインまでもう数時間あるので、煙草の吸える喫茶店に入りたいところです…
歩いてお店を見つけようとしてしまうのが私の悪い癖です。そろそろ日も落ちてきそうですから、地図を見て喫茶店を探したいと思います。
甲府のカラオケ安いな…
甲府の有名店『六曜館』に来ました。めっちゃ良いお店で、本当は恥も外聞もなく店内の写真をパシャパシャ撮りまくりたかったのですが、私には良識があるのでコーヒーの写真だけに留めておきます。
六曜館、客が私たちともう1人しかおらず、店内はBGMだけを残して静まり返っていて、私も連れと話すのがなんとなく憚られていたんですが、大変におしゃべりな常連さんがやってきて、まったく大丈夫になりました。助かりました。
さあ、店を出るとすっかり夜になっていました。めちゃくちゃ寒いです。
これから、今夜の宿がある韮崎へと向かいたいと思います。
甲府駅から電車に乗って15分ほどで、韮崎に到着しました。私は毎月、とある銀行の韮崎支店に家賃を振り込んでいるので、なんだかすごくなじみ深い場所のように感じられます。
カラフルな街だなあ
うわ!大仏がいる!でけえ!怖え!!
私は、こういう大きい人型の建造物が怖いのです。写真に入り込んでしまっている指が、私がいかに冷静さを失っているかを物語っていますね。
ずっといるなお前
宿に着きました。チェックインだけ済ませて、外で食事にでも行こうと思います。
荷物を置き、身軽になってもう一度駅前に出てきました。旅行のこの瞬間、いいですよね。
クロスボウの所持が禁止されるそうです。許可されていたんですね。
ライフガーデン韮崎で、色々と買い出しをしたいと思います。
いやーこういう場所。いいですねえ
灰皿なんかも置いてあります。さすがにここでは吸いませんが…
ライフガーデン韮崎でも、ゲームセンターを発見しました。またしてもゲーセンで申し訳ないですが、旅先でゲーセンを見たら必ず入ってしまうのです。皆さんもそうしたほうがいいです。
ほら。ワニワニパニックってもうなかなか見かけなくないですか?だから旅先のゲーセンには入ったほうがいいのです。
ここはなかなかUFOキャッチャーが充実したゲームセンターでしたが、あまりに取れなさすぎてさっさと退散しました。またUFOキャッチャーに金を使ってしまった…。
ライフガーデン韮崎の2階からもアイツが見えます。
ほとんど200円!安い!
ケーヨーデイツーです。めっちゃカッコよくないですか
さて、無事に買い出しも済ませ、お腹が空いてきたので、くら寿司に行きます。
旅行最高!!!
俺ってもう8皿とかでお腹いっぱいになる身体なんすよ
びっくらポンが当たりました。なんかちっちゃい生き物みたいでかわいー
鬼滅の刃の人が入っていました。これも旅行の大事な思い出ですね。
ずっとおる…
疲れたので、宿に戻りましょう。
意外だな…
最後にローソンでビールだけ買って、宿に戻ります。
ああ、おる…
ずっとおる…
宿に到着しました。最低限のものしかありませんが、宿ってこれくらいでいいんですよね。
夜、煙草を吸いに外に出たときに見つけたお店?アトリエ?みたいな場所です。めっちゃカッコ良かった。
おはようございまーす!朝です!城戸です!
お前もおはよう
とりあえず、このまま甲府まで電車で行って、朝食を食べようと思います。
韮崎いいところでしたね。いつも家賃を振り込んでいる場所を、この目で見ることができてよかったです。
あいつについての説明がありました。「平和観音」というそうです。結構な名前ですね
と、いうことで、また甲府に戻って来ました。時刻は10時30分ほどでしょうか。改めて、駅前を散策したいと思います。
あれ?奥にリンガーハットありません?
リンガーハットだ!リンガーハットだ!と騒いでいたら、交番の屋根も尖ってました。なんだこの街は?
交番のロゴいいですねえ
というわけで、タリーズにやって来ました。タリーズのコーヒーは、ショートでもこの量あるんですよ。
しかし一度見た街ですから、早々に電車に乗ってしまいます。
帰り道も、勝沼ぶどう郷駅くらいの駅に出会えるといいのですが…。
残念ながら今回乗った車両はボックスシートではありませんでしたが、誕生日席みたいな謎の椅子があったので座ってみました。
景色が広い!
ていうかこれ走ってる電車から撮ってるんですけどiPhoneのカメラ性能やばくないですか?
俺ここ行ったことあるんすよ
甲斐大和、降りるかどうか迷いましたが、スルーします。時間的に、一駅くらいしか散策できなさそうなので…。
猿橋という駅も迷いましたが、こちらもスルーしました。しかし慎重になりすぎていると、あっという間に高尾に着いてしまいますから、次あたりで思い切って降りてみたいと思います。
写真には撮れませんでしたが、窓から大きな川が見えたのです。今回の旅行に川は登場していませんから、ここで降りることにしたいと思います。
はたしてどんな町なんだ…
山梨ってマジでポスト低い?
はい。というわけで、JR鳥沢駅にやってきました。友達のお父さんの車で駅まで送ってもらった中学生が、「ありがとうございました!」と言って改札に走っているのを見ることができました。もう元は取れましたね。
山の連なりがすばらしいですね。私の実家は山のふもとにあったのですが、その影響もあってか、遠くの山を見るという経験はあまり無いので、山々には結構素直に感動してしまいます。
川に行きたいんですが、どちらに行けばいいのか分かりません。地図を見てもちょっとよく分かりません。電車でこちらに来るときに見えた川に行きたいので、電車が来た方角に歩いて行けばいいんですが、電車が来た方角を覚えていません。もうお分かりですね?俺は終わっているのです。
一か八か左に行きます。川に辿りつけなかったら、なんか適当に良さげなモン撮って帰ります。
山梨って完全にポストが低いな
寺小屋ってスゲー!と思って写真撮ったんですけど、太陽の主張ウケますね
ずっと線路沿いに道なりに進んでいくと、徐々に川が近い場所っぽくなってきました。はたして、ここは川が近い場所なのでしょうか…!?
川です!!!ということは、さっきの場所は川が近い場所だったということです!!!私の方向感覚が勝利しました!!!
無事に川に到着したことを祝うかのように、頭上を電車が通過していきました。
なんかめちゃくちゃ良いところに着いてしまいました…
川を眺めながら、この橋をゆっくりと渡っていきたいと思います。
山に川にたまりませんな
落ちたらヤベーーー!!!!
この川は、桂川というそうです。
そしてこの橋は、曙橋というそうです。分かりやすいですね
どうやって川に降りればいいんだろう…
広大な畑を眺めながら…
川沿いの道に降りることができました。虫がマジで多かったです。
さて、一通り川を眺めたところで、ちょっと民家の立ち並ぶ道を歩いてみたいと思います。
ゆるやかな傾斜を登っていく。
しばらく歩くと、橋から見下ろしていた場所に出ました。
いいところだなー
川への入り口を見つけると、こんな看板が。これを読む子供もそうなんですけど、これを作っている大人の姿を想像するとなんだか胸が締め付けられますね。この気持ちは何なんでしょうか。
まあそれはさておき、私は逆張り野郎なので川を無視して行き止まりまで歩いてみます。
向こう側に家があるぞ。うらやましいな…住ませてもらおうかな…
行き止まりでした。特段なにも無かったのですぐに引き返します。
なんかめちゃくちゃ普通のこと言いますけど、こういう廃墟って、元々誰が住んでたのかとか、すごい気になりますよね~
というわけで、やっと川に来ました。まあ、来たら来たで別にやることもないですね
俺って変なところ潔癖なんで、こういう川の水とか触ったりできないんですよね。さっきまであれだけはしゃいでいたくせに何なんでしょうね?
俺が潔癖でさえなければ水に触るのになあ…
川を離れて歩いていると、毛虫を見つけました。キャワ
さあ、そろそろ鳥沢駅に戻りますか。
なんかSF映画でよく見かけるやつを見つけました。
落ちたらヤベーー!!!!!
疲れててそれどころじゃないんですけど、一応記事のために登ることにします。本当はスゲー嫌です。
ああ疲れた…
俺あの橋渡ったことあるんすよ
いかにも歩けという道があったので歩いていきます。
先ほどの橋の記念碑?がありました。歴史が感じられていいですねえ。
城戸参上!とか書いてくりゃよかった
この公園すごくないすか?俺がこの町の学生だったらずっとここにいるわ
先ほどの大通りに出てきました。さて、そろそろ東京に帰るとしますか。
で、僕の写真フォルダ―では、次がいきなり高尾の京王ストアの写真になっているんですね。ちょっとこの辺の記憶がありません。どうして帰り道に写真を1枚も撮っていないのか理解に苦しみますが、高尾でのこの写真もまったく意味不明であることから本当に疲れていたんだと思います。
というわけで、東京に帰ってきました。いやあ、ほとんど何の準備もせず鈍行列車に乗って旅に出るというのは、本当に素晴らしいことですね。観光も何もしないというのは、旅というより大規模な散歩だと言えるのかもしれません。日帰りでも全然できますから、何もやることのない休日なんかは、思い切って県外まで足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。もちろん、感染対策は忘れずに。
家に帰ってきたあと、旅先で買ったものがリュックから出てきたときの感じ、良いっすよねえ。
平日。朝6時に起き、阿佐ヶ谷駅前へ。今回は恋人との旅行になります。3年付き合っていたのにも関わらず、コロナ禍に加えて私が出不精なあまりに、一度も旅行に行ったことがありませんでした。楽しみですね。
ありえないくらい晴れていて、本当に気持ちの良い朝でした。
高速バスで行くことも考えましたが、旅行というものの醍醐味は道中にあると思っていて、あくまで山梨は到達点であるということで、のんびりと普通列車で向かうことにしました。
中央線に乗って、甲府駅を目指します。乗換駅である高尾駅までおよそ50分程度、くだり列車なので座れるだろうという算段でしたが、激込みでした。平日の朝を舐めていましたね。
東京から甲府駅までは、普通列車でも一度の乗り換えで済み、時間も3時間弱ほどです。
今回は、このルートで甲府駅を目指しつつ、気に入った駅があれば途中下車するという感じで、のんびり向かいたいと思います。
というわけで、高尾駅に着きました。時刻は8時頃でしょうか。通学途中の学生が多くいましたね。
私は高尾駅に来たのは初めてなので、乗り換えをする前に少し散策してみたいと思います。朝食もどこかで取りたいですね。
木がすごい黄色かったです
早朝ということで、まだ月が見えていました。早朝に活動を始めている多幸感が、私に月の写真を撮らせるのです。
のぼりが3つ立っている謎の民家を発見
キャワ
さあ、朝食を取れるところを探していきます。とはいっても、旅行といえば、もう答えは決まっているようなものです。
そうです。マックですね。旅行といえば、朝マックです。これは間違いありません。
あの、一応先に言っておきますが、私はあまり観光や食事といったものにほとんど興味がありませんから、これからも何度かチェーン店が登場します。あらかじめご了承ください。
さあ、軽く食事を済ませて、駅に戻ってきました。現在が9時30分で、我々の乗る電車は9時56分。30分近く電車を待つという経験は地元では日常茶飯事だったのに、低俗なシティボーイとなり果てた私にとっては、もはや非日常です。
やっとこさやってきた電車に乗ると、なんとボックスシートでした。ボックスシートに座るのも数年ぶりです。いやあ、これぞ旅行ですね…。
もう緑がいっぱいで嬉しくなります。
「緑がいっぱい」から、「緑しかなくなる」までがめちゃくちゃ早かったです。
アホみたいな写真
真ん中の2台かわいー
すごい!楽しい!
駅に停車するたびに、降りるかどうか迷います。非常に散歩のしたくなる場所ばかりです。
鹿児島の曾祖父母の家を思い出すような景色が続きますね。
そうこうしているうちに、大月駅という、比較的大きめの駅に到着しました。ここで10分ほど停車するとのことで、一度電車を降りてニューデイズで飲み物を買うことに。
これにあと1時間以上も乗られるのです。いいでしょう。
買い出しを済ませ、電車が出発しました。大月駅のニューデイズ、ご高齢の女性2人組がひとつのレジをやられていて、声の揃ったありがとうございますが耳に残りました。
勝沼ぶどう郷
すみません、特に脈絡が無いんですが、うおっ!!!と思い急いで降りました。大月駅を出発して30分ほど経ったあたり、勝沼ぶどう郷という駅が現れたのです。
写真だとどうしても奥行きが伝わりづらくて悔しいんですが、めちゃくちゃ広大な風景に感動しました。ホームからの景色を、しばらく眺めていたいと思います。
ホームで写真を撮りまくっていると、我々と同じく途中下車したのであろうおばあさん2人組が、駅員さんに「素敵な場所ですね~」と話しかけている様子が。駅員さんも、「春は桜がすごいんですよ」と嬉しそうで、夢かと思いました。
一通り眺めたところで、さっそく町に降りてみましょう。
向こうの風景に期待が高まりますね。
いや、まさしく、こういうとこに来たくて旅行を決めたようなものなんす。
とりあえず、民家の立ち並ぶ通りを歩いてみましょう。
おっ。なんとなく山梨といえばほうとうが食べたいなあ、と思っていたので、ちょうどよかったです。一通り散歩してから、ここで食事をして電車に乗るという算段でいきましょう。
私の地元はいちじくが名産だったので、ずっとこんな道が続いている印象でした。なつかしいですね
カイロセラピー
本ッ当にいいところだな
縁側茶房という場所があるそうです。次の電車までまだ時間がありますから、矢印に従って歩いてみましょう。
閉まってました
ぶどう泥棒が出るそうです。勝沼ぶどう郷という場所にぶどうを盗みに来る泥棒って、なんかデデデ大王みたいなのを想像してしまいますね
写真だと伝わらないんですけど、木の葉が舞っていてキラキラしていました。旅行の幕開けを祝うかのようです。
それにしても、たくさんの民家が立ち並んでいるのに、誰ともすれ違わないのはどういうことでしょう。まさか、本当に夢の世界なのかもしれません。
結構下ってきてしまったので、今度は上にのぼっていきましょう。
結構な傾斜です。疲れてきました
下の果物畑で仕事をしている老夫婦が、大音量でルビーの指環を流していました。疲れたので、立ち止まってしばらく聴いてました
一応はライターとして活動しているのに、こういう風景を、「景色が広いなー」としか形容できません。
ここで、まずい、そろそろさっきのお店に行かないと、食事をする時間が無くなってしまう!ということに気が付きます。傾斜が嫌になりますが、早歩きで行くしかありません。
うわでも、結構考えなしに歩いちゃったから、結構奥まで来ちゃってると思うんだよな…
電車間に合うかな…
は?
「結構奥まで来ちゃってると思うんだよな…」って、駅の手前で思っていたみたいです。私の方向感覚の無さというのは、本当に恐ろしいです。
ということで、時間には余裕がありますから、ゆっくりとほうとうをいただくことにしましょう。勝沼ぶどう郷の『銀月』というお店です。
ほうとう、ほうとう(本当)に美味しかったです(爆)。他にもラーメンや定食なんかも置いてあって、ぜひ他のメニューも注文してみたくなりましたね。
お店の居心地がよすぎて、ちょっとのんびりしすぎてしまいました。早く電車に乗らなければ…!
勝沼ぶどう郷、さらば。
白ポストも元気でな。初めて見たよ。
甲府へ
電車内で爆睡をかまし、気付いたら終点の甲府に着いてました。時刻は14時ほど。まだまだチェックインまで時間がありますから、初の甲府を散策していきましょう。
なんか、一発で甲府駅だとわかる写真が全然撮れてなくてすみません。でも、甲府には本当に行ったんです。信じてください。
なんか、山梨ってポストが低い?
旅行先だというのに、40分くらいヨドバシデンキでテレビなどを見てしまいました。これが俺の旅行だ!ということで、甲府のメイン通りっぽい道を歩いて行きます。
甲府市役所です。これで私が本当に甲府に行ったということが証明できましたね
甲府市役所、なんかすごいオシャレでしたよ。
あっ!ビジネスホテルニシコーだ!とテンションが上がりました。実は昨日の夜、甲府圏内のビジネスホテルの空き状況を片っ端から検索していたので、甲府圏内のビジネスホテルにめちゃくちゃ詳しい人間になっていたのです。
ニシコーはネットで写真を見る限りマジで理想のビジネスホテルだったので、満室だったことが本当に悔しかった…。
さて、気を取りなおしてゲームセンターに来ました。武田信玄が車に乗っています。
私も学生時代はゲームセンターに入り浸っていたクチですから、やはり地方都市のゲームセンターというのはたまらないんですね。あの、奥のほうの照明が切れちゃってるところとか。
言い方厳しいよね
車の変わった部分を椅子にするんだなあ
出てから知りましたが、ココリという商業施設だそうです。ありがとうございました。
細かく描写していたらキリが無いので省きましたが、UFOキャッチャーに1000円くらい使いました。何も取れなかったです。
さあ。ちょっと歩き疲れてきたし、チェックインまでもう数時間あるので、煙草の吸える喫茶店に入りたいところです…
歩いてお店を見つけようとしてしまうのが私の悪い癖です。そろそろ日も落ちてきそうですから、地図を見て喫茶店を探したいと思います。
甲府のカラオケ安いな…
甲府の有名店『六曜館』に来ました。めっちゃ良いお店で、本当は恥も外聞もなく店内の写真をパシャパシャ撮りまくりたかったのですが、私には良識があるのでコーヒーの写真だけに留めておきます。
六曜館、客が私たちともう1人しかおらず、店内はBGMだけを残して静まり返っていて、私も連れと話すのがなんとなく憚られていたんですが、大変におしゃべりな常連さんがやってきて、まったく大丈夫になりました。助かりました。
さあ、店を出るとすっかり夜になっていました。めちゃくちゃ寒いです。
これから、今夜の宿がある韮崎へと向かいたいと思います。
甲府駅から電車に乗って15分ほどで、韮崎に到着しました。私は毎月、とある銀行の韮崎支店に家賃を振り込んでいるので、なんだかすごくなじみ深い場所のように感じられます。
カラフルな街だなあ
うわ!大仏がいる!でけえ!怖え!!
私は、こういう大きい人型の建造物が怖いのです。写真に入り込んでしまっている指が、私がいかに冷静さを失っているかを物語っていますね。
ずっといるなお前
宿に着きました。チェックインだけ済ませて、外で食事にでも行こうと思います。
荷物を置き、身軽になってもう一度駅前に出てきました。旅行のこの瞬間、いいですよね。
クロスボウの所持が禁止されるそうです。許可されていたんですね。
ライフガーデン韮崎で、色々と買い出しをしたいと思います。
いやーこういう場所。いいですねえ
灰皿なんかも置いてあります。さすがにここでは吸いませんが…
ライフガーデン韮崎でも、ゲームセンターを発見しました。またしてもゲーセンで申し訳ないですが、旅先でゲーセンを見たら必ず入ってしまうのです。皆さんもそうしたほうがいいです。
ほら。ワニワニパニックってもうなかなか見かけなくないですか?だから旅先のゲーセンには入ったほうがいいのです。
ここはなかなかUFOキャッチャーが充実したゲームセンターでしたが、あまりに取れなさすぎてさっさと退散しました。またUFOキャッチャーに金を使ってしまった…。
ライフガーデン韮崎の2階からもアイツが見えます。
ほとんど200円!安い!
ケーヨーデイツーです。めっちゃカッコよくないですか
さて、無事に買い出しも済ませ、お腹が空いてきたので、くら寿司に行きます。
旅行最高!!!
俺ってもう8皿とかでお腹いっぱいになる身体なんすよ
びっくらポンが当たりました。なんかちっちゃい生き物みたいでかわいー
鬼滅の刃の人が入っていました。これも旅行の大事な思い出ですね。
ずっとおる…
疲れたので、宿に戻りましょう。
意外だな…
最後にローソンでビールだけ買って、宿に戻ります。
ああ、おる…
ずっとおる…
宿に到着しました。最低限のものしかありませんが、宿ってこれくらいでいいんですよね。
夜、煙草を吸いに外に出たときに見つけたお店?アトリエ?みたいな場所です。めっちゃカッコ良かった。
2日目
おはようございまーす!朝です!城戸です!
お前もおはよう
とりあえず、このまま甲府まで電車で行って、朝食を食べようと思います。
韮崎いいところでしたね。いつも家賃を振り込んでいる場所を、この目で見ることができてよかったです。
あいつについての説明がありました。「平和観音」というそうです。結構な名前ですね
甲府
と、いうことで、また甲府に戻って来ました。時刻は10時30分ほどでしょうか。改めて、駅前を散策したいと思います。
あれ?奥にリンガーハットありません?
リンガーハットだ!リンガーハットだ!と騒いでいたら、交番の屋根も尖ってました。なんだこの街は?
交番のロゴいいですねえ
というわけで、タリーズにやって来ました。タリーズのコーヒーは、ショートでもこの量あるんですよ。
しかし一度見た街ですから、早々に電車に乗ってしまいます。
帰り道も、勝沼ぶどう郷駅くらいの駅に出会えるといいのですが…。
残念ながら今回乗った車両はボックスシートではありませんでしたが、誕生日席みたいな謎の椅子があったので座ってみました。
景色が広い!
ていうかこれ走ってる電車から撮ってるんですけどiPhoneのカメラ性能やばくないですか?
俺ここ行ったことあるんすよ
甲斐大和、降りるかどうか迷いましたが、スルーします。時間的に、一駅くらいしか散策できなさそうなので…。
猿橋という駅も迷いましたが、こちらもスルーしました。しかし慎重になりすぎていると、あっという間に高尾に着いてしまいますから、次あたりで思い切って降りてみたいと思います。
写真には撮れませんでしたが、窓から大きな川が見えたのです。今回の旅行に川は登場していませんから、ここで降りることにしたいと思います。
はたしてどんな町なんだ…
山梨ってマジでポスト低い?
はい。というわけで、JR鳥沢駅にやってきました。友達のお父さんの車で駅まで送ってもらった中学生が、「ありがとうございました!」と言って改札に走っているのを見ることができました。もう元は取れましたね。
山の連なりがすばらしいですね。私の実家は山のふもとにあったのですが、その影響もあってか、遠くの山を見るという経験はあまり無いので、山々には結構素直に感動してしまいます。
川に行きたいんですが、どちらに行けばいいのか分かりません。地図を見てもちょっとよく分かりません。電車でこちらに来るときに見えた川に行きたいので、電車が来た方角に歩いて行けばいいんですが、電車が来た方角を覚えていません。もうお分かりですね?俺は終わっているのです。
一か八か左に行きます。川に辿りつけなかったら、なんか適当に良さげなモン撮って帰ります。
山梨って完全にポストが低いな
寺小屋ってスゲー!と思って写真撮ったんですけど、太陽の主張ウケますね
ずっと線路沿いに道なりに進んでいくと、徐々に川が近い場所っぽくなってきました。はたして、ここは川が近い場所なのでしょうか…!?
川です!!!ということは、さっきの場所は川が近い場所だったということです!!!私の方向感覚が勝利しました!!!
無事に川に到着したことを祝うかのように、頭上を電車が通過していきました。
なんかめちゃくちゃ良いところに着いてしまいました…
川を眺めながら、この橋をゆっくりと渡っていきたいと思います。
山に川にたまりませんな
落ちたらヤベーーー!!!!
この川は、桂川というそうです。
そしてこの橋は、曙橋というそうです。分かりやすいですね
どうやって川に降りればいいんだろう…
広大な畑を眺めながら…
川沿いの道に降りることができました。虫がマジで多かったです。
さて、一通り川を眺めたところで、ちょっと民家の立ち並ぶ道を歩いてみたいと思います。
ゆるやかな傾斜を登っていく。
しばらく歩くと、橋から見下ろしていた場所に出ました。
いいところだなー
川への入り口を見つけると、こんな看板が。これを読む子供もそうなんですけど、これを作っている大人の姿を想像するとなんだか胸が締め付けられますね。この気持ちは何なんでしょうか。
まあそれはさておき、私は逆張り野郎なので川を無視して行き止まりまで歩いてみます。
向こう側に家があるぞ。うらやましいな…住ませてもらおうかな…
行き止まりでした。特段なにも無かったのですぐに引き返します。
なんかめちゃくちゃ普通のこと言いますけど、こういう廃墟って、元々誰が住んでたのかとか、すごい気になりますよね~
というわけで、やっと川に来ました。まあ、来たら来たで別にやることもないですね
俺って変なところ潔癖なんで、こういう川の水とか触ったりできないんですよね。さっきまであれだけはしゃいでいたくせに何なんでしょうね?
俺が潔癖でさえなければ水に触るのになあ…
川を離れて歩いていると、毛虫を見つけました。キャワ
さあ、そろそろ鳥沢駅に戻りますか。
なんかSF映画でよく見かけるやつを見つけました。
落ちたらヤベーー!!!!!
疲れててそれどころじゃないんですけど、一応記事のために登ることにします。本当はスゲー嫌です。
ああ疲れた…
俺あの橋渡ったことあるんすよ
いかにも歩けという道があったので歩いていきます。
先ほどの橋の記念碑?がありました。歴史が感じられていいですねえ。
城戸参上!とか書いてくりゃよかった
この公園すごくないすか?俺がこの町の学生だったらずっとここにいるわ
先ほどの大通りに出てきました。さて、そろそろ東京に帰るとしますか。
で、僕の写真フォルダ―では、次がいきなり高尾の京王ストアの写真になっているんですね。ちょっとこの辺の記憶がありません。どうして帰り道に写真を1枚も撮っていないのか理解に苦しみますが、高尾でのこの写真もまったく意味不明であることから本当に疲れていたんだと思います。
というわけで、東京に帰ってきました。いやあ、ほとんど何の準備もせず鈍行列車に乗って旅に出るというのは、本当に素晴らしいことですね。観光も何もしないというのは、旅というより大規模な散歩だと言えるのかもしれません。日帰りでも全然できますから、何もやることのない休日なんかは、思い切って県外まで足を伸ばしてみるのはいかがでしょうか。もちろん、感染対策は忘れずに。
家に帰ってきたあと、旅先で買ったものがリュックから出てきたときの感じ、良いっすよねえ。