【角の丸い窓】を集めている者です。
- 更新日: 2023/07/18
貴方もきっと虜になる(なって)
はじめまして。
『くちくら』と申します。
ペンネームの由来はキューティクル(cuticle)より。
写真家を生業としつつ、詩人でもあり歌人でもあります。
↓公式サイトと各種SNS↓
https://aboutme.style/kawairiko
写真家として自身の作品の制作、またカメラマンとしてお仕事を頂くのと並行して、取り組んでいるものがございます。
それが【角の丸い窓】です。
ハイ、可愛い。
すなわち、窓の四隅、或いはいずれかがアールに加工された窓。
どうやら主に1960〜70年代に流行し多く建てられたようです。
昭和の残すべき素晴らしい文化ですね。ね。
しかし「意識して窓なんて見ないわよ」という方が大半かと思います。
まん丸、アーチ型、多角形、細長〜いもの、出窓、あるいは窓まわりの装飾……
“窓”とひと口に言っても多種多様な形がありますもの、いちいち気にしてられないですよね。
ですので一人くらい、いちいち気にする変わり者がいてもいいと思います。私です。
「これって【角の丸い窓】?そうじゃない窓?」
皆様にも鑑賞を楽しんでいただけるよう、6つの【角の丸い窓ルール】を設けてみました。
このルールに則ってSNSにてゆるゆる発信しております。
ね?簡単でしょ?
【角の丸い窓】とはこういう窓だ!
参考までに角の丸い窓“じゃない”例も置いておきます。
これらもまた可愛いんだよなあ。
お気持ち、分かります。
確かにこれらからも【角の丸い窓の波動】(※)を確かに感じますし、間違いなく素敵な “建築” です。
しかし私は心を鬼にして、上記のルールに従い【角の丸い窓】を一心に愛すると誓ったのです。
【角の丸い窓】と私は呼んでおりますが、建築用語としては「アール窓/R窓」と称されるようです。
ただしそれらは先に紹介した「じゃない例」にある真ん丸窓やアーチ型の窓、ベランダの形状等にも用いられることが多いのです。
従って【角の丸い窓】という呼称を使用しているのは差別化のためでもあります。
などと言いつつ、文字列がなんか可愛いから、が一番の理由ですがね…
では何故1960〜70年代に流行したのか?
ここからは私の考察となります。
皆様に【角の丸い窓】の良さを存分にお伝えするためにも窓蒐集の様子……“散歩”の道中も書いていきたいところではありますが、まずは窓についての解説を先に済ませてしまいたいと思います。
もう少しだけお付き合いくださいませ。
損はさせません。
私の考える【角の丸い窓】のルーツは以下の通り。
『スペースエイジデザイン』
=1960年代のモダンデザインを源流とする70~80年代に流行した近未来的なデザイン。
実は角の丸い窓は欧米諸国にもあり、そちらではコンクリート製の無骨な建築たちが多いので、特にこの流れが強いかと思われます。
レトロフューチャーとも言われるこの流行に【角の丸い窓】は大いに影響を受けているはず。
中銀カプセルタワービルなどはまさしくスペースエイジのイメージですね。
解体されると聞いて愛知より馳せ参じ、雨煙る中ぐるりと周りを一周して見納めました。
たった一度でも中を見学したかった…
『ミッドセンチュリー』
=20世紀中盤の曲線が特徴的なデザイン。
或いは1940〜60年代にインテリア業界で流行したというこちらのイメージも無視出来ないでしょう。
【角の丸い窓】が日本に入ってくるとき、先にご紹介した比較的無骨なイメージの強いスペースエイジに、柔らかく可愛らしいミッドセンチュリーの流れが合流したのではないかと私は睨んでおります。
この時代の漫画やアニメなどSF作品を見てみても、やはりスタイリッシュかつ柔らかな曲線のイメージが思い起こされることと思います。
どちらかと言えば無骨なイメージの強かった「アール窓」は、日本に持ち込まれた際にラスタライズ…日本ナイズと申しましょうか、不思議とこの国に合ったカタチになっていったのでしょう。
そんな【角の丸い窓】をこそ、私は愛おしく感じます。
日本ナイズされたという点ではちょうどラーメンやカレーライスに似ていますね。
なんだかお腹が空いてきました。
名古屋今池「鳳仙花」さん。
野菜たっぷり鳳仙花ラーメンがおすすめ。
東京日本橋「アンデルセン」さん。
夜はスナックになる雰囲気抜群のお店。
もちろん海外の窓たちもいつかは巡りたいのですがね!
窓サンポ海外編…イイ…必ず叶えます。
私なりに研究してはおりますが、まだまだ謎多き【角の丸い窓】。
散歩を、サンポーを通して皆様と共に紐解いていけたらなあと思っております。
何卒ご愛顧のほど、よろしくお願い致します。
おわり
『くちくら』と申します。
ペンネームの由来はキューティクル(cuticle)より。
写真家を生業としつつ、詩人でもあり歌人でもあります。
↓公式サイトと各種SNS↓
https://aboutme.style/kawairiko
写真家として自身の作品の制作、またカメラマンとしてお仕事を頂くのと並行して、取り組んでいるものがございます。
それが【角の丸い窓】です。
ハイ、可愛い。
すなわち、窓の四隅、或いはいずれかがアールに加工された窓。
どうやら主に1960〜70年代に流行し多く建てられたようです。
昭和の残すべき素晴らしい文化ですね。ね。
角の丸い窓のルール
そんな窓が好きすぎて【#角の丸い窓】というハッシュタグを勝手につくりました。しかし「意識して窓なんて見ないわよ」という方が大半かと思います。
まん丸、アーチ型、多角形、細長〜いもの、出窓、あるいは窓まわりの装飾……
“窓”とひと口に言っても多種多様な形がありますもの、いちいち気にしてられないですよね。
ですので一人くらい、いちいち気にする変わり者がいてもいいと思います。私です。
「これって【角の丸い窓】?そうじゃない窓?」
皆様にも鑑賞を楽しんでいただけるよう、6つの【角の丸い窓ルール】を設けてみました。
このルールに則ってSNSにてゆるゆる発信しております。
1. 基本、四角い窓の角が丸くなっている
2. 窓ガラスから角が丸くカットされている
3. アーチ型やまん丸窓は除く
4. 窓周りの枠や装飾等がアールなだけは除く
5. ベランダの枠の角が丸いだけは除く
6. 住人のプライバシー保護のため許可なく住所は書かない
ね?簡単でしょ?
【角の丸い窓】とはこういう窓だ!
#タイルの日 with #角の丸い窓 pic.twitter.com/kw0QBGkQCP
— 角の丸い窓 (@kadonomaruimado) April 12, 2023
参考までに角の丸い窓“じゃない”例も置いておきます。
これらもまた可愛いんだよなあ。
お気持ち、分かります。
確かにこれらからも【角の丸い窓の波動】(※)を確かに感じますし、間違いなく素敵な “建築” です。
しかし私は心を鬼にして、上記のルールに従い【角の丸い窓】を一心に愛すると誓ったのです。
※角の丸い窓の波動
=1960〜70年代に建てられた建築特有の雰囲気。
また角の丸い窓がありそうな街並みや通りで感じる角の丸い窓の気配のこと。
【角の丸い窓】と私は呼んでおりますが、建築用語としては「アール窓/R窓」と称されるようです。
ただしそれらは先に紹介した「じゃない例」にある真ん丸窓やアーチ型の窓、ベランダの形状等にも用いられることが多いのです。
従って【角の丸い窓】という呼称を使用しているのは差別化のためでもあります。
などと言いつつ、文字列がなんか可愛いから、が一番の理由ですがね…
角の丸い窓についての考察
さて。では何故1960〜70年代に流行したのか?
ここからは私の考察となります。
皆様に【角の丸い窓】の良さを存分にお伝えするためにも窓蒐集の様子……“散歩”の道中も書いていきたいところではありますが、まずは窓についての解説を先に済ませてしまいたいと思います。
もう少しだけお付き合いくださいませ。
損はさせません。
私の考える【角の丸い窓】のルーツは以下の通り。
『スペースエイジデザイン』
=1960年代のモダンデザインを源流とする70~80年代に流行した近未来的なデザイン。
実は角の丸い窓は欧米諸国にもあり、そちらではコンクリート製の無骨な建築たちが多いので、特にこの流れが強いかと思われます。
レトロフューチャーとも言われるこの流行に【角の丸い窓】は大いに影響を受けているはず。
中銀カプセルタワービルなどはまさしくスペースエイジのイメージですね。
解体されると聞いて愛知より馳せ参じ、雨煙る中ぐるりと周りを一周して見納めました。
たった一度でも中を見学したかった…
『ミッドセンチュリー』
=20世紀中盤の曲線が特徴的なデザイン。
或いは1940〜60年代にインテリア業界で流行したというこちらのイメージも無視出来ないでしょう。
【角の丸い窓】が日本に入ってくるとき、先にご紹介した比較的無骨なイメージの強いスペースエイジに、柔らかく可愛らしいミッドセンチュリーの流れが合流したのではないかと私は睨んでおります。
この時代の漫画やアニメなどSF作品を見てみても、やはりスタイリッシュかつ柔らかな曲線のイメージが思い起こされることと思います。
まとめ
日本人は「丸み」に「やさしみ」を見出す性質なのかもしれません。どちらかと言えば無骨なイメージの強かった「アール窓」は、日本に持ち込まれた際にラスタライズ…日本ナイズと申しましょうか、不思議とこの国に合ったカタチになっていったのでしょう。
そんな【角の丸い窓】をこそ、私は愛おしく感じます。
日本ナイズされたという点ではちょうどラーメンやカレーライスに似ていますね。
なんだかお腹が空いてきました。
名古屋今池「鳳仙花」さん。
野菜たっぷり鳳仙花ラーメンがおすすめ。
東京日本橋「アンデルセン」さん。
夜はスナックになる雰囲気抜群のお店。
もちろん海外の窓たちもいつかは巡りたいのですがね!
窓サンポ海外編…イイ…必ず叶えます。
私なりに研究してはおりますが、まだまだ謎多き【角の丸い窓】。
散歩を、サンポーを通して皆様と共に紐解いていけたらなあと思っております。
何卒ご愛顧のほど、よろしくお願い致します。
おわり