長野n駅さんぽ ~行けるところまで歩く~

  • 更新日: 2022/09/29

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近くはないが歩けなくもない、絶妙な駅間。

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行けるところまで行く散歩、というものを急に思い立ちました。
体力、もしくはやる気がなくなるまで歩いてみます。体力勝負なので、どちらかというとランニングのような服装で挑みます。

いや、挑むとかいう言葉を使っている時点で、果たしてそれは散歩と呼べるのでしょうか?散歩ってもっと手軽にやるものでは?という葛藤があったかは知りませんが、面白そうなのでやってみることにします。

始める前に、逆にこの散歩をやめたくなる要因について考えてみます。

・疲れた
・お腹空いた
・暑い(実施日は9月の半ば。まだ暑い)
・歩数が20,000歩を超える
(普段使っている某薬局の歩数計アプリ、1日20,000歩を超えるとポイント加算の対象外になっちゃうんですよね)
・なんか知らんけど飽きた

ここらへんでしょう。まあ理由は何だって良いんです。飽きるまで歩いてみましょう。

とはいえ何もないところでギブアップしたら帰ってこられないので、保険のために今回は長野駅から、JR信越本線に沿って歩いていきます。飽きたら電車で戻ってくれば良いのです。


* * *


第1ラウンド 長野駅〜安茂里駅


朝8時の長野駅にやってきました。

まずは、長野駅から松本方面へと1駅、安茂里駅へと歩いていきます。約3km、徒歩で40分ほどだそうです。東京のように小刻みに駅があるわけではないので、1駅散歩だけでも結構ハードです。むしろ1駅だけで記事にすれば良いのでは?という誘惑を振り切りつつ、長野駅善光寺口からスタートします。



本当は駅全体を撮って「スタート!」感のある写真を撮りたかったのですが、そこは通学時間帯。引きの絵では、駅前でバスを待つ女子高生の集団が映り込んでしまい、怪しいおじさんとして人生の何かを失いそうだったので、妥協の寄りです。




駅近くにある宮尾ハイツ、フォントの美しさが目を引きます。




やや控えめな「定休日です。」




お、駅前に銭湯、いいじゃん!と思わせるこちらの銭湯。白山湯という名前だったようですが、どうやら20年近く前に閉業しているらしいです。その割には保存状態が良いこと。。




善光寺白馬電鉄?そんな鉄道会社あったっけ?
戦前に長野市から白馬方面を目指した鉄道なんですよね。まあ実際には、あまりに壮大な計画すぎて力尽きたのですが、一部区間は実際に鉄道が走っていた時期もあります。現在の国道406号線に近いルートなので、興味ある方は国道について調べてみてください。あの場所に鉄道建設は無理よ。

なお、現在は社名はそのまま、運送会社として営業しているらしいです。




ゾウさんとたなかさんの間には、一体どんな関係性があるのでしょうか。




「うまい ジンギスカン」
そう、ジンギスカンといえば北海道という人も多いとは思いますが、この道を20kmほど進んだ信州新町というエリアは、ジンギスカンのお店が有名なんです。




あのマルコメ。新幹線で長野に来るときはこれを見て「長野(戻って)きたな〜」と実感します。マルコメ君の素朴な印象とは裏腹に(?)、大型トラックがひっきりなしに出入りします。日本の味噌の心臓部です。さすが長野。




無料で落ちるシミ抜き。じゃあ一体何が有料なんだい?




妖艶な名前の…ごく普通のアパートでした。




Life is a Beach. つまり「人生はビーチだ」。
これは一体どういう意味なのか。僕はLadyではないので、中に入って知るという術はありません。




営業中に電話したらハヨイクそうです。出前かな?




なぜか椅子の種類がバラバラのバス停。どこのリサイクルショップで入手したんだい?机があればここで仕事できそう。




政党ポスターが剥がれた下から出てきた「民」。民が付く政党、たくさんあるもんなあ。ちなみに隣には、立憲◯主党のポスターが。




45分ほど歩いてきたでしょうか。少し疲れてきました。こういう時に見つけるスーパーってオアシスに見えますよね。トイレも行きたいし、ちょっと休憩…って、まだ開店前でした。残念。




というわけで、長野駅のお隣、安茂里駅に到着です。電車に乗れば3分、140円ほどで着く距離感です。




ホームで遊んでいたら特急列車に怒られたアラレちゃん。アラレちゃんだよね?
特急列車の方はおそらく、今となっては長野では走っていない「国鉄型」ですね。色々な意味で時代を感じます。


* * *


第2ラウンド 安茂里駅〜川中島駅

実はこの時点で飽き始めていた(自分で考えた企画なのに)のですが、さすがにそれではただの1駅散歩になってしまうので、先へ進みます。
次は川中島駅へと向かうのですが…


結構大回りになるルートです。川中島駅までは徒歩50分とのこと。心して行きましょう。



長野駅から1駅といっても、ここは北アルプス方面への通り道。この先が山越え区間であることを知らせる看板も見えてきます。あ、今回の散歩ではさすがに山越えはしません。それではさすがに登山になっちゃいますから。




そういえば重大なことを忘れていました。朝ご飯食べてなかった。
これから何km歩くかも分からないのに朝食を抜いていてはどうにもなりません。コンビニで栄養補給したら、折れかけの心も回復しました。お店の多い国道沿いでよかった。

気を取り直して、先へ進みましょう。




稲刈りが始まっていました。秋だね。




限りなくロマンを求めています。




このワンちゃん、自分がフンをしたことに対して若干の後ろめたさがあるのでしょうか。




さて、今歩いている県道にはすでに川中島駅の名前が入っています。じゃああとはまっすぐ一本道を進めば良いかというと、地図を見る限りそんなに単純でもなさそうです。




屋根が曲がっていて、非常に心配な建物…その傍らには、




歌って踊れる、カラオケ会館。昼4時間半、夜4時間半…木曜日、踊りすぎでは?
踊ってない夜を知らない人たちなんでしょうか。まあ日付が変わる前に終わっているのでそこまでパリピではなさそうです。




スナック&きりたんぽ。店名の切れ目がなんとも謎。
文字の大きさ的に「きりたんぽ」が店名なんだろうけど、じゃあスナック「&」ってなんだ??




川をきれいにしようと言いつつ、明らかに山の方が目立っています。




そんなことを考えながら振り返ったら、本物の北アルプスがうっすら見えてきました(写真で分かるかな?)。




「もみほぐし 当マンションにて営業」
マンションの一室を使っている感じなのだろうか。入るのにちょっと勇気がいりそうです。




海なし県に津波避難用のビル?と思ったら、消防署の訓練施設でした。




各階1戸ずつのアパート。
家賃収入的にコスパ悪くない?と思ったけど、駐車場の2,3マスのスペースにアパートを建てたと考えれば、こっちの方がコスパが良いのかもしれません。




「あぶない 車に注意」の看板が朽ちて倒れているので、むしろ危ないです。




ほぼ読めん。




安茂里駅〜川中島駅間のネックになっている犀川を渡る小市橋にやってきました。




さっきよりも北アルプスがよりクリアに見えてきました。

ここは長野駅から見て1駅め〜2駅めの間。東京駅出発で例えるならば有楽町と新橋の間、つまりはコリドー街を歩いているようなもんです。違うか。




そんな距離感でこんな景色。さすがは長野です。まあ実際には、すでに5km以上は歩いていると思うけどね。




すでに閉業したっぽい酒屋さんのドアから、見慣れないビールが顔をのぞかせていました。
「アサヒオリジナルエール6」という商品名ですが、調べてみるとどうやら1992年に発売されて翌93年には販売中止された商品らしい。新発売と書いてあるということは、この看板も30年物ということか。貴重だ…。




畑が並ぶ道路沿いに突如現れる呉服販売の看板。50年前のしみ抜きのOK、ってマジか。




住宅街と収穫間近の稲。普通の散歩としても清々しい光景です。




公演日をとっくに過ぎた爆笑お笑いフェスのポスター。色落ちしても、遠目からでも、ロッチの中岡さんの髪型は分かります。




線路からしばらく離れていたので、踏切が見えてきて安心しました。




川中島駅です。Googleマップ上では安茂里駅から徒歩約50分となっていましたが、寄り道しつつ1時間20分ほどかけて到着しました。




川中島といったら川中島合戦を思い浮かべる方も多いし、あたかも最寄り駅と思わせるような表記もありますが、実際歩いて行こうとすると普通に遠いのでおすすめしません。どんなものか気になる方はこちらも見てみてください(僕の個人ブログです)。


* * *


第3ラウンド 川中島駅〜今井駅

まだ暑さの残る9月半ば、時刻は10時半を過ぎて徐々に暑くなってきました。歩いた距離は8kmを超え、歩数も12,000歩を超えてきたこと、そして川中島駅までの景色が結構楽しかったので、次の今井あたりで終わろうかなという気持ちが芽生えてきました。
今井駅までのルートを見てみましょう。


先ほどの大回りルートは打って変わって、線路沿いをまっすぐ南下するルートです。取れ高的に若干心配な感じもしますが、進んでみましょう。




この~木なんの木気になる木~名前も知らない木ですから~♪
販売店さんはちゃんと木のイラストも使わせてもらえるのですね。




誰ですか、駅前のロータリーにタオルを忘れていったのは。




新幹線の高架橋に向けて、信州そばを積極的にアピールしています。




トマトかと思ったらトマレ。赤い三角形じゃないんだね。




今井駅までの道のりはずーっとこんな感じ。のどかな田園風景のなかときどき新幹線の轟音が響く、田舎とも都会とも言い切れない景色のなかを歩いていきます。




トマレがトマトに見える、なんてことを考えていたら、本当にトマトと出会いました。狙ってるのか?




すぐ脇の線路は基本的にフェンスに囲まれていますが、途中フェンスが途切れているところがありました。
階段のようなものがあるけど遮断機はない。渡れるのか?




と思いましたがこういう看板もありますし、万が一にも電車を止めるようなことがあってはいけません。ちょうど電車が通過するようなので、遠目で見守ります。




奥にある農地に出入りする人が通るんですかね。真相は分かりませんが、長野にはこういう野生の踏切?みたいなものがときどきあります。良い子の皆さんはむやみに近づかないようにしましょうね。




縦書きあるある。読む順序を無視した標語。




こちらは飼い主がフンを処理してくれたとはいえ、まだ若干後ろめたさが残るワンちゃん。




道路沿いに並べられた棒たち。
冬に使う薪の準備は暑いうちから始めないといけないんだ、争奪戦なんだよ、と山奥に住む知人が言っていました。




こちらも稲刈りが進んでいます。




急にトロピカルな感じの葉っぱが現れました。これ、なんの葉っぱですか?長野っぽくない感じが逆にアクセントになって良いです。




今井駅到着を知らせる標識が見えてきました。そろそろでしょうか。




地球はゴミ袋じゃない!!
畑とか地域とかじゃなくて地球。いきなりスケールがどでかくなりました。




そんなこんなで今井駅到着。川中島駅から40分ほど歩きました。
次の駅まで行っても良いかな~という気持ちもありましたが、もう1駅歩くと確実に今日の歩数が20,000歩を超えて僕のやる気がなくなりますし、何より気温が30℃を超えてきている感じがあったので、ここで終了。
わずか3駅ではありますが、12kmくらい歩いたみたいです。

* * *

ということで、n駅散歩はn=3で終了です。
少し遠回りになったことによって、思いのほか自然豊かな風景を味わえたことが意外でした。それでいて、普通に市街地でもあるため、僕の好物である変わった看板なんかもたくさん見られて、まさに都会と田舎のいいとこどりな長野市らしい散歩になったと思います。最初はそんなつもりじゃなかったけどね。

体力勝負ではあるけど、楽しみながら進めたので、これは散歩って言って大丈夫ですよね?
そんなわけで、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。



ちなみに今井駅周辺には、1998年の長野オリンピックの選手村がありました。今は県営住宅などに転用されているようです。




帰りは電車で長野駅に戻ります。
行きは徒歩3時間半、帰りは電車で10分。たまにはこういうお出かけも良いものです。









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musan

台湾まぜそばが大好きですが、胃腸が弱いので翌朝はだいたい腹を下しています。

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