小浜市遠敷におニューのものはあるのか?
- 更新日: 2019/09/19
おニューのものを探しに、東小浜に降り立ちました。
福井県の小浜市に来ています。
アメリカの前の大統領と同じ名前だということで話題になった、小浜市です。
いやいや、そんなんとっくにブーム終わってるやん。なにをいまさら~!とお思いのかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、今回の主題はそちらではないのです。
JR東小浜駅周辺の字名は「小浜市遠敷」。
読めますでしょうか、この字が。
わたしも先日知ったのですが、これで「おにゅう」と読むのです。
それを知ったとき、わたしは小学生に上がるときに買ってもらった、おニューの運動靴を思い出しました。戦隊ヒーローの姿とロゴの入った、マジックテープ式の運動靴でした。さんざん兄弟や周りの大人たちに自慢した思い出があります。親戚のおさがりではなく、あたらしいものを買ってもらえたのがほんとうにうれしかったのです。
さて、ここでわたしは気になりました。小浜市遠敷にもおニューのものはあるのでしょうか?なんせ「おにゅう」と読む街です。名前に影響されて、ついつい街のひとたちがあたらしい備品を買ってしまったり、家を建て替えてしまったりはしないのでしょうか。
ということで、名前以外にまったくなにも知らない状態で降り立った小浜市遠敷。いったいどんなところなんでしょうか。
さて、東小浜駅は小浜市総合福祉センターとの合築駅舎で、駅の規模の割にはかなり大きな建物。将来的には北陸新幹線の駅がこの付近にできる計画になっているそうです。
駅の前には謎のモニュメント。
タコの足かな?とおもったんだけど、たいまつをイメージしているんですって。
おニュー、というよりは町の歴史を感じさせる佇まい。
元お店かな?って建物があったり。
事務所兼住宅だったのかな。
遠敷駐在所がありました。こちらも昔ながらのスタイル。
自販機がありました。使えるのでしょうか……
ぜんぜん問題なく買えました。ひとは見かけじゃないな。
はじめて見る標識。
このまま進むと遠敷小学校があるみたいです。おニュー小学校、エレベーターとかめちゃめちゃついてそうな名前です。そこまで行ってみましょう。
駅前の道をずいずいと進んでいくと……
風格のある家や、
古い消火栓。
年季の入ったロッカーが物置として使われていたりしました。
ほかにも、ふるめかしい町名看板ががんばっていたり、
寝ていたりしました。
遠敷はその名前とは裏腹に、歴史のある街並みが続きます。
と言うのも、この遠敷地区は、古来より若狭の中心地。もともとは「小丹生」と書かれていた「おにふ」が8世紀初頭ごろに「遠敷」となったのだそう。
昭和26年に小浜市が発足するまでは、交通の要所として栄えていた遠敷村。
北陸と丹後を結ぶ丹後街道の、宿場町的な要素もあったそうです。
わき道を覗いてみれば、今も残る古い街並みが。
語感からは、まったく想像もつかなかった風景が待っていました。
コンクリートと日本家屋の混構造の住宅も。かっこいい。
くいっと曲がったスクールゾーンを越えて進むと……
遠敷小学校がありました。あまり新しい感じはしませんね……
創立100周年の碑が。街だけじゃなくて、小学校も歴史が古い。
それにしても、夏休みだからひとの気配がないのかなとおもっていたんですが……
今年の3月に閉校になっていました……ざんねん。それにしても、地域に愛されていた感が伝わってくるのぼり旗です。
道路の反対側には若狭姫神社がありました。木陰がありそうなので、ちょっと立ち寄ってみます。
こちらは若狭一の宮の下社でもあり、上社の若狭彦神社はこの道をさらに20分くらい進んだところにあるそう。おなじ小浜市だけど、遠敷じゃなくて龍前という地名だそうなので今回は行きません。
自動車を神霊の宿る生きものだって、考えたことなかったな。そういう考えかたがあるのか……!
水汲み場がありました。手水舎とも地下水を使っているそう。
手押しポンプの井戸もありました。「体験できます」と書いていたのでガチャガチャ。
この随神門は福井県指定有形文化財なんだそうですよ。よくわかんないけどすごい。
本殿とその隣にそびえる千年杉。軽い気持ちでふらっと立ち寄ったのですが、なんとなくおごそかな気持ちになります。
しかし、新しいものがあるかと思って来た遠敷ですが、まったくそういったものが見当たりません。これはまずい。
ということで国道へ。ロードサイド店がたくさん。
遠敷バス停や、
遠敷郵便局がありました。しかし、あまりおニューという感じはしません。
あっ……!
ありました!!首都圏でも数年前から見かけるようになった薄型信号機。
これはまちがいなくおニューなやつ……!!
とおもったのですが、このタイプの信号機は福井県では少なくとも2011年から導入されているそう。
この交差点がいつ信号を付け替えたのかはわかりませんが、仮に8年前だとすると、ちょっとおニューとは言いづらいですよね。少なくとも、今年完成したものであってほしい。
ざんねんながら、国道にも求めているものはありませんでした。駅の反対側の県道まで行ってみましょう。そちらは高速道路のアクセス道路になっているので、きっとなにかがあるはず……!
行きとはちがう道を進んで行きます。
路地裏も、やはりあたらしい建物はありません。
あ、この板2枚はあたらしいな!これはおニューです。2枚だけだけど。
駅を越え、進んで行きます。
建設機械は整備されていたけど、中古のようでした。
JAの直売所。新鮮野菜もおニューといえばおニューだけど、古い野菜なんてそうそう売ってないもんなぁ。ちょっとそうは言いづらいところがあります。
仕方がない、中古車の中から新車でも探そうか……なんておもっていたら、あれ?
うおおおお!!まさにいま絶賛工事中の巨大建造物が!!これはいったいなんでしょうか!?
小浜警察署の新庁舎でした。まさしく、おニューな建物に違いありません。まだできてないけど!取材時はもちろん、記事掲載時点でも未完成っぽいけど!
未完成というのがちょっと気にかかりますが、とにかく2019年に遠敷でいちばんおニューなものは小浜警察署に決まりました!!
と、現地でさんざんはしゃいだのですが、駅で電車を待ってると、ホームの向かいに打設されてまもないアスファルト舗装がありました。
ということで、取材時点でいちばんおニューなのはこの駐車場です。すみません。
さんざん歩いたけど、探してるものって、じつはすぐ近くにあったりするんですよね。
なんて、青い鳥の童話みたいなことを言って、ここでお別れです。それではまた。
アメリカの前の大統領と同じ名前だということで話題になった、小浜市です。
いやいや、そんなんとっくにブーム終わってるやん。なにをいまさら~!とお思いのかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、今回の主題はそちらではないのです。
小浜市遠敷ににおニューのものはあるのか?
JR東小浜駅周辺の字名は「小浜市遠敷」。
読めますでしょうか、この字が。
わたしも先日知ったのですが、これで「おにゅう」と読むのです。
それを知ったとき、わたしは小学生に上がるときに買ってもらった、おニューの運動靴を思い出しました。戦隊ヒーローの姿とロゴの入った、マジックテープ式の運動靴でした。さんざん兄弟や周りの大人たちに自慢した思い出があります。親戚のおさがりではなく、あたらしいものを買ってもらえたのがほんとうにうれしかったのです。
さて、ここでわたしは気になりました。小浜市遠敷にもおニューのものはあるのでしょうか?なんせ「おにゅう」と読む街です。名前に影響されて、ついつい街のひとたちがあたらしい備品を買ってしまったり、家を建て替えてしまったりはしないのでしょうか。
ということで、名前以外にまったくなにも知らない状態で降り立った小浜市遠敷。いったいどんなところなんでしょうか。
さて、東小浜駅は小浜市総合福祉センターとの合築駅舎で、駅の規模の割にはかなり大きな建物。将来的には北陸新幹線の駅がこの付近にできる計画になっているそうです。
駅の前には謎のモニュメント。
タコの足かな?とおもったんだけど、たいまつをイメージしているんですって。
おニュー、というよりは町の歴史を感じさせる佇まい。
元お店かな?って建物があったり。
事務所兼住宅だったのかな。
遠敷駐在所がありました。こちらも昔ながらのスタイル。
自販機がありました。使えるのでしょうか……
ぜんぜん問題なく買えました。ひとは見かけじゃないな。
はじめて見る標識。
このまま進むと遠敷小学校があるみたいです。おニュー小学校、エレベーターとかめちゃめちゃついてそうな名前です。そこまで行ってみましょう。
遠敷小学校を目指す
駅前の道をずいずいと進んでいくと……
風格のある家や、
古い消火栓。
年季の入ったロッカーが物置として使われていたりしました。
ほかにも、ふるめかしい町名看板ががんばっていたり、
寝ていたりしました。
遠敷はその名前とは裏腹に、歴史のある街並みが続きます。
と言うのも、この遠敷地区は、古来より若狭の中心地。もともとは「小丹生」と書かれていた「おにふ」が8世紀初頭ごろに「遠敷」となったのだそう。
昭和26年に小浜市が発足するまでは、交通の要所として栄えていた遠敷村。
北陸と丹後を結ぶ丹後街道の、宿場町的な要素もあったそうです。
わき道を覗いてみれば、今も残る古い街並みが。
語感からは、まったく想像もつかなかった風景が待っていました。
コンクリートと日本家屋の混構造の住宅も。かっこいい。
くいっと曲がったスクールゾーンを越えて進むと……
遠敷小学校がありました。あまり新しい感じはしませんね……
創立100周年の碑が。街だけじゃなくて、小学校も歴史が古い。
それにしても、夏休みだからひとの気配がないのかなとおもっていたんですが……
今年の3月に閉校になっていました……ざんねん。それにしても、地域に愛されていた感が伝わってくるのぼり旗です。
若狭姫神社で一休み
道路の反対側には若狭姫神社がありました。木陰がありそうなので、ちょっと立ち寄ってみます。
こちらは若狭一の宮の下社でもあり、上社の若狭彦神社はこの道をさらに20分くらい進んだところにあるそう。おなじ小浜市だけど、遠敷じゃなくて龍前という地名だそうなので今回は行きません。
自動車を神霊の宿る生きものだって、考えたことなかったな。そういう考えかたがあるのか……!
水汲み場がありました。手水舎とも地下水を使っているそう。
手押しポンプの井戸もありました。「体験できます」と書いていたのでガチャガチャ。
この随神門は福井県指定有形文化財なんだそうですよ。よくわかんないけどすごい。
本殿とその隣にそびえる千年杉。軽い気持ちでふらっと立ち寄ったのですが、なんとなくおごそかな気持ちになります。
しかし、新しいものがあるかと思って来た遠敷ですが、まったくそういったものが見当たりません。これはまずい。
大通りを探そう
遠敷には国道27号が通っています。おそらく、国道沿いならあたらしい建物があるのではないでしょうか。ということで国道へ。ロードサイド店がたくさん。
遠敷バス停や、
遠敷郵便局がありました。しかし、あまりおニューという感じはしません。
あっ……!
ありました!!首都圏でも数年前から見かけるようになった薄型信号機。
これはまちがいなくおニューなやつ……!!
とおもったのですが、このタイプの信号機は福井県では少なくとも2011年から導入されているそう。
この交差点がいつ信号を付け替えたのかはわかりませんが、仮に8年前だとすると、ちょっとおニューとは言いづらいですよね。少なくとも、今年完成したものであってほしい。
ざんねんながら、国道にも求めているものはありませんでした。駅の反対側の県道まで行ってみましょう。そちらは高速道路のアクセス道路になっているので、きっとなにかがあるはず……!
行きとはちがう道を進んで行きます。
路地裏も、やはりあたらしい建物はありません。
あ、この板2枚はあたらしいな!これはおニューです。2枚だけだけど。
駅を越え、進んで行きます。
建設機械は整備されていたけど、中古のようでした。
JAの直売所。新鮮野菜もおニューといえばおニューだけど、古い野菜なんてそうそう売ってないもんなぁ。ちょっとそうは言いづらいところがあります。
仕方がない、中古車の中から新車でも探そうか……なんておもっていたら、あれ?
うおおおお!!まさにいま絶賛工事中の巨大建造物が!!これはいったいなんでしょうか!?
小浜警察署の新庁舎でした。まさしく、おニューな建物に違いありません。まだできてないけど!取材時はもちろん、記事掲載時点でも未完成っぽいけど!
未完成というのがちょっと気にかかりますが、とにかく2019年に遠敷でいちばんおニューなものは小浜警察署に決まりました!!
と、現地でさんざんはしゃいだのですが、駅で電車を待ってると、ホームの向かいに打設されてまもないアスファルト舗装がありました。
ということで、取材時点でいちばんおニューなのはこの駐車場です。すみません。
さんざん歩いたけど、探してるものって、じつはすぐ近くにあったりするんですよね。
なんて、青い鳥の童話みたいなことを言って、ここでお別れです。それではまた。