立石商店街まで晩飯を探しに行ってきた

  • 更新日: 2021/05/06

立石商店街まで晩飯を探しに行ってきたのアイキャッチ画像

立石商店街

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こんにちは皆様。

2021年になってからというもの偶数月になると必ず無職になっている高梨です。

無職ということは収入がありません。なので極力お金の消費は防がなければなりません。戦場のピアニストのワンシーンのようにキャラメルを6等分して飢えをしのいだりしなければならないのです。

そんなある日、某夜更かし番組で立石商店街が紹介されており、食べ物が安く買える的な情報を耳にしました。それならばお手並み拝見ということで早速向かうことにしました。




綺麗な空と亀有駅。ほんとは自宅から亀有駅まで既に3キロほど歩いているのですが、飽きるほど見慣れた光景だったことと写真を撮影するとスマホのバッテリーがまるで持たないので今回はここからスタートです。この時点で既にバッテリーは77%くらいでした。

亀有駅前は人がべらぼうに存在します。外国語もよく聞こえてくるので無料のスピードラーニングが可能です。



ちなみに先ほどの画像から180度回転すると、こち亀の両さん達が出迎えてくれています。




地図を確認すると若干歩きそうです。ちなみに今回のゴールは画像下にある京成立石という所ですな。




正直地図を見ても全く分からないのでとりあえず歩きます。東京は1つ道を間違えると全く知らない街に辿り着くので嫌いです。僕の数少ない長所の1つ「方向感覚」が東京に来てからというもの失われました。




亀有はどこに言っても両さんがいます。僕も葛飾ラプソディーを聴いて育ったのでこち亀には思い入れが少なからずあります。
ちなみに僕は部長が孫のためにポケモン図鑑を完成させようとする回が大好きです。




ミスドの誘惑に負けず方角的にそれっぽい方へ進みます。亀有は個性的な店が多くて面白いです。入るのには勇気がいりますが。




素晴らしいカラーリングとフォント。若干破損しているのがまた歴史を感じますね。
英字で「赤いとんがらし」って表記されてますが店名なのかどうかまではよく分からないです。




良いですね。スケールが大きくて良いです。ピラミッドみたいな唐揚げが出てくるのではないかとワクワクします。




スナックって1度も入ったことないのですが良いネーミングのお店が多いですよね。「えん」と平仮名表記なのが謎を呼んでいて面白いです。これもまた何かの「えん」なんでしょう。破損した部分をテープで補修しているのが愛を感じますね。入るのには勇気がいりますが。




一見何の変哲も無い風景ですが、ファミマ以外オリジナリティーに溢れててここは東京なのかと疑問に思います。




ポップなクリーニング店の横に「ゆうろーど」という道があったので曲がってしまいました。まだ軌道修正可能だと信じて進みます。




普通の道ですね




このお店が凄い混んでました。ほんとはもっと引いて撮影した写真があったのですがばっちりおじさんがフレームインしていて、お店をバックにおじさんを撮影したみたいになったのでやたら上向きのこちらの写真を採用しました。
今更ですが焼き団子って気になりますね。




仲町商店会という通りが見えました。「立石商店街に行かなくてもここでいいんじゃね?」と既に疲労困憊の僕の心にもう1人の僕が問いかけてきました。僕は心の声を無視して仲町商店会に入ります。

あと、画像左上に僕の指が入っていますが今回このミスがほんと多くて萎えました。「おいこら!、左上が見えねえじゃねえか!撮り直せ!」と言った声も重く受け止めます。毎回撮影した後一応確認するのですが急いでいたからか全く気付きませんでした。




序盤は結構シャッターが閉まっていて寂しい雰囲気でした。僕を恐怖の大王か何かと勘違いして閉めてしまったのかもしれません。あとこれも恐怖の大王の指が映ってます。




このお店も人気でした。下町メンチカツ専門店とありますが下町のメンチカツは何か違うのでしょうか?ほんとは購入して食べてみたり、お店の方に聞けばいいのですがそんなにメンチカツ好きじゃないので踏みとどまりました。でも色んな種類のメンチがあって面白いですね。とりメンチってもはやよく分からないです。

あと僕は中学生の頃、よく知らない高校生にメンチ切られてました。




いや指の主張が強い




お店は何軒かありましたが晩ご飯には向かないと思ったので後にしました。再びゆうろーどを歩きます。ちなみにこの風景は大分方向修正したときに撮影したものです。左上指の呪いも解けました。




コスメティックなTSUTAYA、いえいえツタヤがあります。何も本を販売したりDVDをレンタルするだけがツタヤじゃありません。




急に街もお店も静かになりました。この通りも僕に写真を撮られるのがいやで店終いしたのかもしれません。




そんなことはなく歩くとまたお店がありました。くじら組めちゃくちゃ行きたかった。なんてったって食道場ですからね。「立て!まだ食事は終わってないぞ!」と胴着を着た師範代みたいな人に無理矢理ご飯を詰められるかもしれません。まあ絶対そんなことはないのですが、チェーン店やネームバリューに頼らない姿勢が好きです。チェーン店だったらすみません。
あと僕は幼稚園の時、アヒル組でした。




意外と東京に来てからの方がレトロというか昔ながらのお店に出会えている気がします。ミシン店とか三味線のお店とか歩いていると目にします。A○azonに負けるな矢沢ふとん店




ゆうろーどを終えて広い道に出ました。この通りを少しまっすぐ行き左方向直進で京成立石に行けると僕は思い込んでました。




歩いていると本田さんに遭遇しました。バイクのハンドルを握ると性格が変わる本田さんです。もしかしたら他にも海パン刑事とか白鳥さんとかいるかもと思いましたがこれ以降見ることはなかったです。皆さんも探してみては。

それにしてもただ歩いているだけでこのようなものに遭遇できるのが東京の面白いところだなあと常々思います。何も物に限った話ではないですが地元では絶対見られないような物や生物、建物がわんさかあって面白いです。ちなみに前回適当に葛飾区散歩したときは、たまたま柴又帝釈天に辿り着いて感激しました。どこのお店か忘れましたが「斎藤工が座った椅子」が張り紙つきで紹介されてて面白かったです。




先ほどの道から左方向に曲がったところです。いやどこやねんと思うかもしれませんが僕も同感です。このあたりに宝島かなんとかっていう店名は忘れましたがリサイクルショップがあり子供服が100円とかでした。「ちっさいな~」という感想だけ出ました。




先ほどの道から右方向に曲がったところです。いやどこやねんと思うかもしれませんが僕も同感です。ただこの先を左方向真っ直ぐ行くと京成立石みたいな気持ちで歩いていました。




レンタル倉庫っぽいやつですね、なんか大きくて迫力あったので撮りました。僕も家賃が払えなくなったらここに来るのかなあと不安になりました。夏だと死んじゃいますよこれ。




先ほどの道をまっすぐ歩いたところです。いやどこやねんと思うかもしれませんが僕も同感です。ただもうそろそろ曲がるはずなんです。しばしお付き合いください。




隠れペットボトルを見つけました。メロンソーダの保護色で上手く隠れた気になっていますが僕の目は誤魔化せません。サイゼリヤの間違い探しとかも僕は真面目にやるタイプなので。




こちらは別にゴミの写真じゃありません。ただ綺麗だったので撮りました。撮れ高がないからとかそんな無粋な思いがあったわけでは決してございません。僕の中にある、花を愛する乙女の心がこの花を撮影しました。




地図がありました。この曳舟川親水公園を真っ直ぐ行けば着くのだろうと思ってました。




公園につきました。
都会の公園は何かと工夫がされていて縦長でも面白そうに出来ています。




小川があります。水辺は虫が多くて嫌ですが見ている分には落ち着きます。僕は貝じゃなくて川になりたい。




子供達が海老取りをしていて楽しそうでした。晩ご飯でしょうか?
あと虫かごにザリガニが放置されていました。子供は残酷です。
あと指がまた主張しています。




桜を撮るにも才能が必要です。桜のシーズンは短いですね、まるで僕の在職期間のよう。




良い感じに撮れたのではないでしょうか。やはり晴天が一番。




謎の正方形。開けたかったですがモンスターが出てきて僕が晩ご飯にされてしまったらたまらないので見なかったフリをします。




謎の石。パワーストーンの1つかもしれないので生きる活力を少し分けて貰おうとお願いしてみました。
断られました。




隠れビール発見。保護色が未熟ですね。保護色が上達するとハイネケンになります。




隠れペットボトル発見。保護色の位置がずれています。ほうじ茶かウーロン茶になるべきでした。




隠れペットボトル発見。これは上手い隠れ方ですね。ナナフシやハナカマキリのような鮮やかさです。
ただ僕の目は誤魔化せませんでした。小学校の図書館に置いてあるミッケで鍛えてましたから。
あと捨てている人、さっきから若干場所を狙って捨てているところありますよねこれ。




急な銅像。いつになったら立石に着くんだお前と思っているでしょうが僕も同感です。




これ面白かったですね。体験学習のために公園の中に田んぼがあるんです。僕の地元にくれば一面田んぼばかりなのに都会の子は大変ですな。
お知らせが全くないのも空白の美です。




これがその田んぼです。おもちゃみたいなスケールでした。

今思えば毎年GWは僕の家では田植えでした。どこかに出かけるわけでもなく田植えでした。僕はとても良い子なので文句も言わず田植えの手伝いをし、昼飯の吉野家で満足していました。バカですね。




この辺りからこのまま真っ直ぐ行っても辿り着かないことを察しました。

禁じ手グーグルマップを使うとやはり進むべき道がずれていました。左方向へシフトチェンジしないとダメのようです。グーグルマップが禁じ手なのはバッテリーの消費がえげつないからです。実際60%あったバッテリーが34%まで減りました。




はい、シフトチェンジしました。

この通りにある自動販売機でミラクルボディを買いました。前の職場の先輩もよく飲んでました。30代後半の大人が職場にミラクルボディを持参してくるのは中々ギャグセンスが光ってました。

ちなみにミラクルボディというのは500mlにもかかわらずワンコインで買える薄いデカビタみたいな飲み物です。




でかい道に出ました。一言で言うならすごいうるさい。車が。
ただもうすぐで到着のはずです。




古い地図かと思ったらそうでもなさそうな地図を見つけました。達筆ですね。

ちなみに僕は小学生の頃、校内硬筆の部銅賞を貰ったことがあります。
最近は前の職場から離職票を貰いました。




再び静かな道に入りました。かなり迷走してますがもう間もなくです。
この辺りでもう疲れて泣きそうでした。




葛飾区議会とあります。晩ご飯とかいいからこのバスで足立区まで帰りたいのが本音です。




居酒屋みたいなフォントの理容室がありました。見えにくいですがイキだねぇが好きです。




こちらは無事開催されてました。五輪のマークがあれでいいのかは知りません。
ちなみにスーパーマーケットですこちら。




恐竜の裏側、墓地なんですよ。たまらないですよね。
あのティラノサウルス線香臭いんすよ。




この付近にタカラトミーの会社がありました。意外な出会いがここにもあってびっくり。
僕が就活の時、エントリーシートだけ印刷しておいて結局提出しなかった会社です。もし提出していたら僕はタカラトミーの人間だったかもしれません。




雰囲気出てきました。ここはシャッター街ですが僕の胸は高鳴っています。
僕頑張るよかっちゃん。




立石駅通りに着きました。賑やかですがここはまだ商店街ではないのかな。




ブックオフみたいなカラーリングのブックオフみたいなお店がありました。




レトロチックなセガもありました。怖い学生がいっぱいいたので中を撮れませんでした。




お待たせしました。ここに来るまで90分以上かかりました。しかしいい天気ですな。




ただ中に入るとなんと松屋、目利きの銀次、テリー伊藤の唐揚げ屋などチェーン店で埋め尽くされていました。

おいおいなんてこったこれじゃ綾瀬駅前となんも変わらないですぜ。




おいおいゲオまであるんじゃ本当に綾瀬駅前じゃないか。

もしかして綾瀬駅前をそのまま持ってきたんじゃないのか?と僕の心の中が悪い意味でカーニバルです。




聞いたことはないけど普通の薬局です。よく見ると隣の焼き肉屋が安い気もする。




撮る必要性もないほどよく見るお店。でも僕はかなり好きですオリジン。




いいお店がありました。何のお店か分かりませんが婦人服とかでしょうか。




このお店が一番雰囲気出ていて良かったです。僕の他にも外装を撮っている方が何人かいてなんかこんなショットになってしまいました。普通に入りたかった。




このお店も好きです。いいですよねおもちゃ屋。何歳でも入りたくなります。商品はしっかり時流に乗っていました。

何年か前、地元の某所でもこの手のおもちゃ屋があったのですが時が止まりすぎてて博物館みたいになってました。余りにも珍しいので眺めてたら買わないなら帰れと店の爺さんに追い出されました。2度と行きません。




おもちゃ屋の横のガチャガチャです。これまた古いタイプの筐体ですがBTSなどやはり商品は時流に乗っているのが面白いです。よく見ると他のは乗り切れてないのが好きです。




こんな感じかと帰ろうとしたとき、横道があることに気付きました。立石仲見世です。
僕は本当に調べないで行っているので普通に驚きました。




なぜかブレていますが仲見世に入ると空気が変わります。じいちゃんの家の庭にある蔵に入ったときと同じ気分です。これを求めていたのだとワクワクして進みますが、シャイなので肝心の写真が撮れてない痛恨のミスです(中には撮影NGの場所もありました)




こんな感じです。正直1店舗1商品ごと撮影したかったのですがシャイすぎてこれが限界でした。僕が世渡り上手なら「お父さん、お写真1枚よろしいですか?」ぐらい言えたのに悔しいですね。

この通りには野菜、海鮮、精肉、餃子など大体の食材があります。




沢山のお店が入り組んでいますがたみちゃんのようにシャッターが降りているお店も何軒かありました。




この通りはほとんどシャッター降りてますね。食材だけでなく飲食店や居酒屋もありました。僕は何も買ってないのに奥には「お買い上げありがとうございました」とあります。いえいえそんな




食材以外のお店もありましたがこう見るとやはりシャッターが降りがちですね。
コロナでしょうか、時代でしょうか、営業時間でしょうか。




ディナーを買いに来たはずですが一旦何も買わず外に出ました。
と言うのも商店街を歩いているうちに僕はこう思ってしまったのです。
「安いのかどうかわかんねえな」

普段から家計を支えるお母さん目線で見れば多分安いです。近くにスーパーがあるのに立石マダムが沢山商店街に買い物に来ていると言うことはそういうことなんじゃないかと思うのです。

しかしろくに炊事もせず電子レンジでチンすることを料理と呼ぶような男が食材の値段を見たところで「これは買いだな…」となるはずがなく。

僕にとって晩ご飯を探すと言うことはいつもの出来合え弁当やお総菜を探すと言うことであり食材を探すと言うことではないんだなと悲しい性に気付いてしまいました。

鰻の肝串はちょっと食べたかったけど。

もしかしたら奇跡的に土井善晴先生のような料理魂が甦るかもと思い、もう1度入ることにしました。




しかし土井先生を持ってしても結局決定打には至らず逆行の激しい道を歩いて帰ることにしました。

コロッケや唐揚げは売っていたんですけどね。なんか買えなかった。
多分僕の中で軽率にもの凄い安い弁当に出会えると思っていたんですね。オリジン弁当が大分近くにあるのに。

そして今思えば番組内でも安いのは居酒屋で弁当とかではなかった気がする。
完全に見切り発車で立石に向かった僕の過失です。立石商店街も土井先生もクッキングパパも悪くないです。




もうここで晩飯でもいいのではないかと言うぐらい個性がめちゃくちゃ出てる、、赤いテープで作成したであろう「EIMI」がいい味出してます。




夜のお店が並ぶ並ぶ。各店舗の個性が光ります。




急に誰かの家の玄関に着きました。ネコが見張りをしていました。




1店舗だけド派手なお店がありました。



いやこれすごい。怖い。入りづらい。中央のドクロがまるで目立っておらずセンターなのに脇役です。店主は普通の人そうでした。




ということでさらば立石。得意の細道を抜けて脱出を図ります。




実は帰りにテリー伊藤の唐揚げ屋の近くにあった居酒屋みたいなお店で明太風味の唐揚げとカレー風味の唐揚げとあごだし風味の唐揚げと紅ショウガ風味のコロッケみたいなのを買いました。
店員のおばさんが「袋どうする?」と言うので「あ、欲しいっす」と言ったら「欲しいっす欲しいっす~」と袋を出してきました。何と反応したらいいか分かりませんでした。




帰りも道を間違えてしまいかなり遠回りして帰ってきました。晩ご飯にはありつけなかったけど中々見ることの出来ないものを見ることが出来てこの世の広さを思い知りました楽しかったです。次来るときは下調べしてから出向きます。
ちなみに最初この方向に進んでしまいましたがこのまま進むと恐らく墨田区に入ります。あぶね~




瀕死の状態で家に帰ってきました。本当に正しいか分かりませんがハーフマラソンぐらい歩いてました。



ちなみに余談ですが今までで一番安い弁当は北千住の総菜屋にあったこちらの280円弁当でした。







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高梨タカシ

自称足立区代表。余計なことを話すのが得意です。人生でも道でもよく迷子になります。

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