【大阪・堺】大仙陵古墳をぐるりと一周してみた
- 更新日: 2017/12/21
無謀でもなんでもない大仙陵古墳一周散歩です。
日本でもっとも巨大なお墓、大仙陵古墳(仁徳天皇陵)。
その大きさは約490メートルもあり、大阪ドームがだいたい4個分入ってしまうほどです。
場所はここ↓らへん。
世界史的に見ても非常に歴史的価値が高いとされている大仙陵古墳ですが、今回はその外側をグルリと一周お散歩したいと思います。
日本一大きな前方後円墳の周囲には、一体何があるのか?
(ネタ的になんかあってほしい)
大仙陵古墳は南海本線三国ヶ丘駅より西に徒歩10分ほど。
駅から少し歩けばその一部が見えてはくるのですが、間に南海高野線の線路があるので回り道をしなければなりません。
大仙陵古墳一周はこの場所からスタート。ほぼ真ん中にあたる位置です。
ひとまず、左側へと歩いていきましょう。
なにやら門が見えてきました。
ですが中には入れません。
この古墳は一応「天皇の墓」とされているので、宮内庁が管理しています。
同庁はいかなる機関の立ち入りも許しておらず、2017年現在も本格的な発掘調査がなされていません。
よって、この古墳が本当に仁徳天皇のお墓なのか、実ははっきりしていないのです。
そのため、現在日本史の教科書では「仁徳天皇陵古墳」でなく、「大仙陵古墳」と称しています。
さきほどとは別方向の道に設置されていた親切な自販機。
この先本当に1台もありませんでした。
古墳の周りはウォーキングロードとして整備されており、朝にはジョギングをする人もそれなりにいるのだとか。
お墓をぐるりとジョギングってなんだかシュール。
今ここらへん。ちょっと進みました。
「痛くない」と言われると痛そうに思えてなりません。
古めかしい石柱に「仁徳天皇陵御陵参拝道」の文字。
天皇がこの古墳を参拝するための道があったことを表しているのでしょうか。
散歩道としての歴史を感じさせます。
なんだか住宅街に入っていきそうな雰囲気。
何かが池の中で動いていた。
コイかな?
そういえば、こうした池の魚目当てに不法侵入する釣り人が多いとか……。
古墳のそばに家が。
お墓の近くは地価が安くなると言いますが、古墳の場合はどうなんでしょう。
柵越しに古墳側を撮影。
非常にどうでもよいのですが、これを撮ってるときに後ろを「シャーッ」と自転車が通っていってビクッとしました。
絶対不審者だと思われてるだろうな。
秋なのに雲がでかい。
今はここらへん。まだまだ半分もいってません。
年代を感じる工場風の建物。まだ稼働しているのでしょうか。
この前の台風の影響か、マツがひしゃげ折れていました。
なんだか道が広くなってきた。
風に揺れるたわわなナシの実。
「サザエさん」のカツオくんが盗みにきそう。
ふと思ったのですが、こういった古墳の木って誰か管理してるんでしょうか。
昔なつかし緑電話ボックス発見。となりの看板も味があります。
池から何か生えています。竹筒か何かに見えますが、いったいこれは……?
大きな魚影。人が入ってくることも(おそらく)ないので、魚たちものんびりしています。
なにやら水門のようなものを発見。
ここからも入れるようになっているみたいです。しかし、どんな人がこの扉を開けるのでしょう。
古墳の角へと到達。
公園のような場所に出ました。
入り口そばの花壇には、花々に混じって伊万里のお皿が飾られています。なんで?
色変わりした樹木のおかげでなんともいい雰囲気の古墳ストリート。
カモたちも家族でくつろいでます。
誰かが落としてしまったと思われるボール。持ち主は泣いているゾ。
と、ここで自転車に乗った謎のお年寄りに突如話しかけられ、年齢の話と旅行の話2回その他もろもろ20分ほどいろんなことを語られた後、「兄ちゃんもはよ結婚せえよ」で終わりました。
池の中にネットが。池に積もった落ち葉はこうして集めているんですね。
散歩者にもやさしいトイレ休憩ゾーン。
今はここらへん。いよいよ半分です。
道にはすさまじい量の落ち葉。それを公園の職員と思われる方が「ブオオオ」とエアーをかけて掃除していました。
ここが大仙陵古墳の「正面」です。
巨大なその外観は山と見間違うばかり。
これが大仙陵古墳の全景。
今まで周りを歩いてきましたが、実はそれは外堀。内部までにはさらに二重の堀が設けられています。
ここからが折り返し。再び道路側へ出てきました。
近くには「堺市博物館」もあります。
池に浮かぶ謎の石造物体。何かの一部でしょうか。
時刻は午後15時。日が暮れかかってきました。
ふたたび曲がり角へ。そばの古風なお寺も気になりましたが、中には入れず。
いまはここらへん。
最後の直線を歩こうとしたとき、なにやら不思議なものが。
小さなお地蔵さん。
供えられている花は新しく、ドングリや折り鶴も。
なにかあったのでしょうか。
そしてそのすぐそばには、このような看板が。
その名前は「銅亀山古墳」。
すでに発掘調査済みで、埴輪などが見つかったとのこと。この大仙陵古墳の近くには小さな古墳がいくつもあるようです。
気を取り直し、大仙陵古墳に沿ってあるいていきます。
こころなしか、すれ違う人の数も多くなってきました。
柵の外から見える内堀の風景。木橋のようなものが非常に気になります。
無惨に捨てられたパラソル。
ここから先は分かれ道。今回は右側を歩いていきます。
さあ、何が待っているのか。
そこには歌が刻まれた石碑が。
仁徳天皇の皇后のひとりであった磐之媛命のものだそうです。
怪しげな浮島。一見何もなさそうですが、気になる。
しかし確かめる術はなし。
分かれ道はここで終わっていました。
この先は左曲がり。
こちらをうかがう白い猫。
ここを曲がると、住宅街が見えてきました。
道の下にはちょっとした公園が。古墳の池の水がこの公園の小川に流れてきているようです。
坂を上がっていきましょう。
その先の三方に分かれた道は、古墳にもっとも近い右へ。
堀の中へと通じる扉。
上には乗り越えられないよう有刺鉄線が張られています。
しかし、なぜこんなにたくさん出入り口があるのでしょうか。
今までよりもはっきり見える古墳内堀。
この内部が明らかになるのは果たしていつ?
謎の石造物ふたたび。誰がいったい何のために。
今ここらへん。もうすぐ一周します。
ホテル古墳前。
おしゃれな作りの家々が見えてきました。
もう少し!
今までとはまったく異なる喧噪とした雰囲気。
見覚えのある歩道橋に出てきました。
到着です!
時刻は現在午後16時。一周に要した時間は約1時間30分でした。
これにて、まったく無謀でもなんでもない大仙陵古墳一周散歩は終了。
衝撃的な物体は発見できませんでしたが、「何これ?」とちょっぴり気になってしまうものはたくさん見つけられましたね。
今回自分は午後にチャレンジしましたが、時間帯によってはこれまた一風変わったものに出会えるかも?
古代史の空気をちょっぴり感じることができるかもしれない古墳散歩、ユルくおすすめいたします。
その大きさは約490メートルもあり、大阪ドームがだいたい4個分入ってしまうほどです。
場所はここ↓らへん。
世界史的に見ても非常に歴史的価値が高いとされている大仙陵古墳ですが、今回はその外側をグルリと一周お散歩したいと思います。
日本一大きな前方後円墳の周囲には、一体何があるのか?
(ネタ的になんかあってほしい)
大仙陵古墳は南海本線三国ヶ丘駅より西に徒歩10分ほど。
駅から少し歩けばその一部が見えてはくるのですが、間に南海高野線の線路があるので回り道をしなければなりません。
大仙陵古墳一周はこの場所からスタート。ほぼ真ん中にあたる位置です。
ひとまず、左側へと歩いていきましょう。
なにやら門が見えてきました。
ですが中には入れません。
この古墳は一応「天皇の墓」とされているので、宮内庁が管理しています。
同庁はいかなる機関の立ち入りも許しておらず、2017年現在も本格的な発掘調査がなされていません。
よって、この古墳が本当に仁徳天皇のお墓なのか、実ははっきりしていないのです。
そのため、現在日本史の教科書では「仁徳天皇陵古墳」でなく、「大仙陵古墳」と称しています。
さきほどとは別方向の道に設置されていた親切な自販機。
この先本当に1台もありませんでした。
古墳の周りはウォーキングロードとして整備されており、朝にはジョギングをする人もそれなりにいるのだとか。
お墓をぐるりとジョギングってなんだかシュール。
今ここらへん。ちょっと進みました。
「痛くない」と言われると痛そうに思えてなりません。
古めかしい石柱に「仁徳天皇陵御陵参拝道」の文字。
天皇がこの古墳を参拝するための道があったことを表しているのでしょうか。
散歩道としての歴史を感じさせます。
なんだか住宅街に入っていきそうな雰囲気。
何かが池の中で動いていた。
コイかな?
そういえば、こうした池の魚目当てに不法侵入する釣り人が多いとか……。
古墳のそばに家が。
お墓の近くは地価が安くなると言いますが、古墳の場合はどうなんでしょう。
柵越しに古墳側を撮影。
非常にどうでもよいのですが、これを撮ってるときに後ろを「シャーッ」と自転車が通っていってビクッとしました。
絶対不審者だと思われてるだろうな。
秋なのに雲がでかい。
今はここらへん。まだまだ半分もいってません。
年代を感じる工場風の建物。まだ稼働しているのでしょうか。
この前の台風の影響か、マツがひしゃげ折れていました。
なんだか道が広くなってきた。
風に揺れるたわわなナシの実。
「サザエさん」のカツオくんが盗みにきそう。
ふと思ったのですが、こういった古墳の木って誰か管理してるんでしょうか。
昔なつかし緑電話ボックス発見。となりの看板も味があります。
池から何か生えています。竹筒か何かに見えますが、いったいこれは……?
大きな魚影。人が入ってくることも(おそらく)ないので、魚たちものんびりしています。
なにやら水門のようなものを発見。
ここからも入れるようになっているみたいです。しかし、どんな人がこの扉を開けるのでしょう。
古墳の角へと到達。
公園のような場所に出ました。
入り口そばの花壇には、花々に混じって伊万里のお皿が飾られています。なんで?
色変わりした樹木のおかげでなんともいい雰囲気の古墳ストリート。
カモたちも家族でくつろいでます。
誰かが落としてしまったと思われるボール。持ち主は泣いているゾ。
と、ここで自転車に乗った謎のお年寄りに突如話しかけられ、年齢の話と旅行の話2回その他もろもろ20分ほどいろんなことを語られた後、「兄ちゃんもはよ結婚せえよ」で終わりました。
池の中にネットが。池に積もった落ち葉はこうして集めているんですね。
散歩者にもやさしいトイレ休憩ゾーン。
今はここらへん。いよいよ半分です。
道にはすさまじい量の落ち葉。それを公園の職員と思われる方が「ブオオオ」とエアーをかけて掃除していました。
ここが大仙陵古墳の「正面」です。
巨大なその外観は山と見間違うばかり。
これが大仙陵古墳の全景。
今まで周りを歩いてきましたが、実はそれは外堀。内部までにはさらに二重の堀が設けられています。
ここからが折り返し。再び道路側へ出てきました。
近くには「堺市博物館」もあります。
池に浮かぶ謎の石造物体。何かの一部でしょうか。
時刻は午後15時。日が暮れかかってきました。
ふたたび曲がり角へ。そばの古風なお寺も気になりましたが、中には入れず。
いまはここらへん。
最後の直線を歩こうとしたとき、なにやら不思議なものが。
小さなお地蔵さん。
供えられている花は新しく、ドングリや折り鶴も。
なにかあったのでしょうか。
そしてそのすぐそばには、このような看板が。
その名前は「銅亀山古墳」。
すでに発掘調査済みで、埴輪などが見つかったとのこと。この大仙陵古墳の近くには小さな古墳がいくつもあるようです。
気を取り直し、大仙陵古墳に沿ってあるいていきます。
こころなしか、すれ違う人の数も多くなってきました。
柵の外から見える内堀の風景。木橋のようなものが非常に気になります。
無惨に捨てられたパラソル。
ここから先は分かれ道。今回は右側を歩いていきます。
さあ、何が待っているのか。
そこには歌が刻まれた石碑が。
仁徳天皇の皇后のひとりであった磐之媛命のものだそうです。
怪しげな浮島。一見何もなさそうですが、気になる。
しかし確かめる術はなし。
分かれ道はここで終わっていました。
この先は左曲がり。
こちらをうかがう白い猫。
ここを曲がると、住宅街が見えてきました。
道の下にはちょっとした公園が。古墳の池の水がこの公園の小川に流れてきているようです。
坂を上がっていきましょう。
その先の三方に分かれた道は、古墳にもっとも近い右へ。
堀の中へと通じる扉。
上には乗り越えられないよう有刺鉄線が張られています。
しかし、なぜこんなにたくさん出入り口があるのでしょうか。
今までよりもはっきり見える古墳内堀。
この内部が明らかになるのは果たしていつ?
謎の石造物ふたたび。誰がいったい何のために。
今ここらへん。もうすぐ一周します。
ホテル古墳前。
おしゃれな作りの家々が見えてきました。
もう少し!
今までとはまったく異なる喧噪とした雰囲気。
見覚えのある歩道橋に出てきました。
到着です!
時刻は現在午後16時。一周に要した時間は約1時間30分でした。
これにて、まったく無謀でもなんでもない大仙陵古墳一周散歩は終了。
衝撃的な物体は発見できませんでしたが、「何これ?」とちょっぴり気になってしまうものはたくさん見つけられましたね。
今回自分は午後にチャレンジしましたが、時間帯によってはこれまた一風変わったものに出会えるかも?
古代史の空気をちょっぴり感じることができるかもしれない古墳散歩、ユルくおすすめいたします。