「かわいい」を味わう散歩
- 更新日: 2024/06/20
「かわいい」について少し考えてみた
かわいいものが好きだ。と言うと、ルッキズムの権化と思われてしまうかもしれないけれど、「かわいい」は顔の造作とかそういうものだけではないと思っている。
あと「かわいい、は見下している相手にしか言わない」みたいな言説。そういうのもあんまりピンとこない。
「かわいい」はなんとなくキュンとくる、心地よい感覚のことだ。と書いて、少し似た言葉があったことに気づいた。「ヤワなハートがしびれる ここちよい針のシゲキ」愛のしるしだ。かわいい=愛?
ここでは、今までに私が散歩で見つけた「かわいい」について、少し紹介させてほしい。
余白が気持ちいいとか、単純にそういう快さもあるし、まわりに何もない=無言でじっと佇んでいる感じがほんのり孤独さを感じさせるのも、キュンにつながるのかもしれない。
なんか意味なく(意味はあるんだろうけど)ムギュッとなっているおかしみが、かわいさを増幅させるというか。
「背の順」みたいな、なんらかこだわりやストーリー性(親子感・学生感)を感じる配置だとさらにグッとくる。
「きちんと並べた誰か」込みで、かわいいと感じている部分もあると思う。
とある。常に小さなことが気になってくよくよしていて(肌が痒いとか嫌われているんじゃないかとか…)、なおかつ常に疲れている私は、屈託のない、無邪気すぎるキャラなどを見ると、どうかこの笑顔が続いてほしいという少し切ない気持ちでキュンとなる。
とりとめもなく「かわいい」について書き綴ってきたけれど、まだまだ「かわいい」について言いきれた気はしない。
とりあえず「かわいい」にもいろいろある…ということ。そして造作だけではなく、他との関係性や、たたずまいなどを含めた全体への「好ましく感じる気持ち」を一言で言える唯一無二の言葉が「かわいい」なのだということ。
それだけ書いて筆を置きます。
あと「かわいい、は見下している相手にしか言わない」みたいな言説。そういうのもあんまりピンとこない。
「かわいい」はなんとなくキュンとくる、心地よい感覚のことだ。と書いて、少し似た言葉があったことに気づいた。「ヤワなハートがしびれる ここちよい針のシゲキ」愛のしるしだ。かわいい=愛?
ここでは、今までに私が散歩で見つけた「かわいい」について、少し紹介させてほしい。
もくじ▼
1. ポツンとしていて、かわいい
2. いっぱいいて、かわいい
3. 整列していて、かわいい
4. なすがままで、かわいい
5. マイペースで、かわいい
6. 屈託がなくて、(切な)かわいい
1. ポツンとしていて、かわいい
ポツンとしているものは、なんかかわいい。余白が気持ちいいとか、単純にそういう快さもあるし、まわりに何もない=無言でじっと佇んでいる感じがほんのり孤独さを感じさせるのも、キュンにつながるのかもしれない。
2. いっぱいいて、かわいい
矛盾するようだけれど、いっぱいギュウギュウしているのもかわいいものだ。なんか意味なく(意味はあるんだろうけど)ムギュッとなっているおかしみが、かわいさを増幅させるというか。
3. 整列していて、かわいい
なぜかわからないけど、一列に並んでいるとかわいい。整然と並んでいることで、まじめな感じが出るのかも。「背の順」みたいな、なんらかこだわりやストーリー性(親子感・学生感)を感じる配置だとさらにグッとくる。
「きちんと並べた誰か」込みで、かわいいと感じている部分もあると思う。
4. なすがままで、かわいい
見かけることが減ってきてしまったけど、マスクをしている置物はかわいいと常々思っている。というか、なにかを身に着けている置物はかわいい。これも、3と同じく、置物のなすがまま感に対するキュンだけでなく、背後にいる「身に着けさせている人」に対するキュンがないまぜになっている感じがする。5. マイペースで、かわいい
定食屋の店先で食品サンプルと一緒におさまる、ファンシーな人形たちや、クリスマスが完全に過ぎているのに街に居座るサンタなど、マイペースな風情を感じるものが好きだ。細かいことは気にしないでOK!という気分にさせられる。6. 屈託がなくて、(切な)かわいい
屈託。手元にある「岩波国語辞典(第五版)」の「屈託」の項には、①ある事が気になってくよくよすること。「何の―もない様子」
②疲れてあきること。「長長と続く訓話に―しきった」
とある。常に小さなことが気になってくよくよしていて(肌が痒いとか嫌われているんじゃないかとか…)、なおかつ常に疲れている私は、屈託のない、無邪気すぎるキャラなどを見ると、どうかこの笑顔が続いてほしいという少し切ない気持ちでキュンとなる。
とりとめもなく「かわいい」について書き綴ってきたけれど、まだまだ「かわいい」について言いきれた気はしない。
とりあえず「かわいい」にもいろいろある…ということ。そして造作だけではなく、他との関係性や、たたずまいなどを含めた全体への「好ましく感じる気持ち」を一言で言える唯一無二の言葉が「かわいい」なのだということ。
それだけ書いて筆を置きます。