金剛山へ雪景色を見に行く

  • 更新日: 2018/01/18

金剛山へ雪景色を見に行くのアイキャッチ画像

1125m上の雪原はラーメンの香りがした

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大阪府と奈良県にまたがる標高1125メートルの山、金剛山。
ピクニックやトレッキングのために多くの人が訪れるこの山の頂上は、冬になるといち早く雪が積もります。
積雪することの少ない大阪在住の人は、頂上に登って雪と山の眺めを楽しみます。

ちなみに私も3年前、冬の金剛山に登って頂上へ行きました。
あのときの雪原はキレイだったなあ。
というわけで今回は雪再びということで、金剛山頂上を目指しての山散歩にチャレンジです。

ちなみに金剛山は↓このへん



第1部:登山編

まず、今回のトレッキングのために準備したものを紹介します。



下半身に身に着けるタイツと登山用靴下。
寒さは足から来ますので、下半身の防寒対策はかなり重要です。
金剛山自体はそこまで険しい山ではありませんが、こういうことをきっちりしておかないとカゼを引いてしまいます。
靴下については疲労防止のためにクッション性の高いものを選ぶとよいでしょう。



次にトレッキングシューズ。
ふつうの靴で山道を歩くと疲れやすくなりますし、底がすり減ってダメになってしまいます。



そしてもっとも重要なのが、この「アイゼン」です。
雪が積もって凍結してしまった道では、これを靴に結んでいなければ進むことができません。
いいところで引き返さなきゃならなくなった!
なんてつまらない目に遭いたくないなら、必ず用意しておいてください。



スタート地点は南海電鉄高野線河内長野駅。
ここから「金剛登山口」へ向かうバスに乗車します。



「金剛登山口」へはだいたい30分ほどで到着。
トイレは出発前に済ませておきましょう。



バス停前にはなつかしのホーロー看板。



こんなところに足湯のお店が。
見た目はボロボロですが、やってるんでしょうか。



売店前に置かれていた謎の発明品その1。
一見井戸から水をくみ上げる装置のように見えますが……。
外の寒さから考えると、蛇口が凍らないようにするための工夫といったところでしょうか。



謎の発明品その2。
小さな水車がいきおいよく回っています。
発電機か何か?



いよいよ登山道へ。
かなりの寒さであるにも関わらず、登山者がちらほらと。



アニメチックな太陽の絵がステキな看板。
「左側」というのは「左側通行」のことかな?



いい雰囲気のお地蔵さま



そしてその隣には切りたての木材が。
放ったらかしでいいんでしょうか。



今からさかのぼること約700年前、この金剛山には後醍醐天皇に仕えた名将楠木正成の築城した「千早城」が建っていました。
鎌倉幕府軍との戦いの際、戦略眼に優れる正成は、幕府軍数十万に対しわずか300余りの軍勢で籠城し、わら人形による攪乱や火計といった策を駆使して奮戦。
大軍を長期に渡ってこの場所へ引きつけることに成功し、後醍醐天皇ら討幕軍の勝利に貢献したとされています。

千早城自体はすでになく、遺されているのは城跡のみ。
城跡へ行くためにはやや急な登り坂を数十分歩き続けなければなりませんので、体力に自信のある方のみチャレンジしてみてください。



小型のダムといった感じの建築物。
金剛山のみならず、さまざまな山で見かけます。



冬の山道ってどこか暗い感じがします。



山道の階段は本当キツい。
一気に上がらず、適度に休憩を挟みながら進んでいきましょう。

実を言うと、3年前に行ったときはここで地面が凍結していたため、アイゼンを装着しました。
でも、今回は雪がなし。
ヤバい、耐雪山装備がムダになったか?
まあ、それはそれで仕方ありません。
とにかく、進みましょう!



謎の石垣。
ひょっとして、城跡の一部?



お地蔵さま再び。
石の状態からすると、比較的新しいものなのでしょうか。



急な登り坂。
でも道はまだまだ続く。



日が照ってきました。



三度お地蔵さま。
おや、何か紙のようなものが……。



「おん ころころ せんだり まとうぎ」
お経の一節か何かでしょうか。
帰宅後調べてみたところ、薬師如来によるありがたいご真言の一節であり、その意味は「偽りなき真実のことば」とのこと。
うーむ、よくわからないけどなんとなくふかいような気がする。



倒木にはキノコが生えていました。



簡易トイレが置かれた、簡単な休憩スポットに到着。



ちなみに今は5合目。
あと半分です。



広告つきのレトロなベンチ。
ちなみに「セブンアップ」とはレモン味のドリンクのこと。
今でも売ってます。
「さあ飲みましょう」とのことですが、周辺に自販機はなし。
何を飲めというのか。



休憩所のそばにはこんな置物が。
円〇プロの仕業?



二手に分かれた道。
どちらを選んでも途中で一本道に合流するようです。



このあたりから、地面にちらほらと積もった雪が。
頂上までもうすぐです。



こんなところにも木材が。
運ぶのが大変そう。



「歌峰(旧字体?)を思ふ」と彫られた碑。
気になるものの、なんのために作られたかはわからず。



小さな穴を発見。
覗いてみるも何もおらず。



木々の隙間から見える金剛山地の風景。



通りすがりのワンちゃん。
比較的登りやすい山であるためか、犬を連れている方もたくさんいました。



頂上へと近づくに連れ周囲が寒くなってきました。
地面も凍結して歩きづらくなっています。



ここでようやくアイゼン装着。



アイゼンが地面に食い込むことで、滑るのを防いでくれます。
つけないまま歩こうとすれば、後頭部強打で大ケガなんてことも。



そうしてザックザクと雪に固められた道を歩いていき、頂上付近まで辿り着くことができました。



近くではワンちゃんがお留守番。



雪の中のブランコ。
こんなところで遊ぶ子どもがいるのでしょうか。
夜中ひとりでにキコキコ動いてそう。(怖い)



座るとひんやりしそうなベンチ。



金剛山頂付近のミニ金剛山。
頂上まであと数歩です。



金剛山頂に到着しました!
登山口からここまで約2時間(休憩込)。

第2部:頂上編



この辺りは展望広場になっており、多くの人が雪景色と山頂の風景を楽しみながらくつろいでいます。
「クッカー」と呼ばれる調理器具を持参してインスタントラーメンを食べる人がたくさんいたので、ところどころからラーメンの香り。
自分の中で「金剛山=ラーメン」の図式ができあがりました。



雪があるところに雪だるまあり!
登山客と一緒に看板の前でポーズを決めています。



顔の怖い雪だるま。
こんなモンスターが出てくるホラー映画があったような……。



山頂の様子は金剛山ライブカメラ(http://www.kongozan.net/live/live_f.html)で毎日配信されています。



金剛山から眺める大阪の景色。



看板の上に鳥のエサのようなものが置かれていました。
野鳥が来ないかなと待っていると……。



ハトがやってきてエサを全部平らげちゃいました。



この場所を訪れたたくさんの人々による、たくさんの足跡。



今から休憩所でランチタイム。
途中の坂道はかなり滑りやすくなっているので気をつけて歩かねばなりません。



素朴な雰囲気の休憩所。
ソフトクリームの看板に季節的ギャップを感じます。



今ではなかなか見られないカップヌードル自販機。
おにぎりを持ってきてはいたのですが、このレトロさに負けてカレーヌードルを購入。
どうでもいいのですが、これが壊れてしまったらメンテナンスしにくる人は大変ですね。



休憩所の中は蒸気がもうもう。
カメラも真っ白です。



先ほどのカレーヌードルをいただきます。
山の上で食べるラーメンってなんでこんなにおいしいんでしょうか。



休憩所のそばにあったカエルの置物。
今日も登山者を見守っています。



休憩所のそばには「転法輪寺」が。
修験道のお寺で、運がよければ山伏の姿を見ることができます。



雪の中でも炎メラメラな熱血お不動さん。



これは太閤秀吉ゆかりのひさご池。
この寒さでカチカチです。
魚の姿は見えず。

第3部:下山編



それでは、下山といきましょう。
せっかくなので、行きには乗らなかったロープウェイに乗るため、乗り場へ。
実はロープウェイに乗って頂上まで行くこともできたのですが、ほら、やっぱり山は歩かなきゃ魅力が分からないといいますし……。



案内看板が多く、迷わないのも金剛山の魅力。
とは言え、中には通行が険しく迷いやすいルートも存在しているので、変な場所には入らないようにしましょう。



この装置はなんでしょう。
怪しい人物が近づくと「ピピピピー!」とか鳴り出しそう。
(鳴りませんでした)



乗り場が見えてきました。
今回の散歩もいよいよ終わりです。



750円でロープウェイのチケットを購入。



これが金剛山ロープウェイ。
側面に書かれているのはおそらく楠木正成。



ロープウェイの窓から見た金剛山地を眺めながらお別れ。
2月になれば、この山も真っ白になるでしょう。

まとめ

というわけで、冬の金剛山散歩はこれにておしまい。
滅多に行くことのないお山の上にも、いろいろなものがあるんですね。
頂上にあそこまでたくさん人がいたのには少々びっくりしました。

今回は頂上を除いてそれほど雪は積もっていませんでしたが、2月ごろになると銀世界ともいうべき真っ白な山になります。
運がよければ樹氷を見ることもできるので、ご興味のある方は是非行ってみてください。
ただし、強烈に寒くてなおかつ歩きづらいので、十分な装備を整えていくことをおすすめします。



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関西在住のフリーライター。
大阪や兵庫、京都奈良などに眠る散歩の秘境を探し出すため、日夜さまよっている。

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