松山だらだら五連休
- 更新日: 2023/01/26
偉くない松山城
こんにちは。王田土人です。
松山へ来ています。
うっかり5連休も取ってしまったので、だらだらと散歩していこうと思います。
5連休ともなると、市内も私を祝福しているような気がします。
松山市内は路面電車(市電)が走っています。
そして、路面電車の駅には街灯がありました。喜ばしいことです。
ここは「ロープウェイ街」といわれる一角。
松山城へ上るためのロープウェイ乗り場があり、そこを中心に飲食店やおみやげ物屋さんが並びます。
ひっそりとしていますが、昼間はにぎわっています。
点々と浮かぶ▽
翌朝。
アーチが美しい松山市駅。
松山市駅というのは市電の駅です。
大きめの都市に行くと、私鉄の駅の方がJRよりも発展しているパターンがありますが、松山もそのくちです。
ここは、地元民は「市駅」と略します。松山に住む人たちにとって、ここが松山であることは分かりきっています。だとすると、重要なのはJRの松山駅なのか、松山市駅なのか。
だから、本来は駅を表すうえで必須であるはずの「松山」という地名の方が取れて、「市駅」になったということでしょう。
松山市駅の屋上には観覧車があります。ファンタジー。
城と路面電車と、おまけに観覧車がある街なんて、勝ち確に決まってます。
満満混空空空空
ダイヤモンドみたい
ダイヤモンドその2
お出ましです。松山城。
相変わらず遠い存在。
松山城は山の上に鎮座しています。松山市からは、遠くからしか見えません。
重なり合う緑が雲のようにも見え、松山城が雲の上に浮かんでいるような気がしてくる。腕を組んで見下ろされているようにも見える。
来れるもんなら来てみろと言われているようにも見える。
私はこのちょっと偉そうな感じが大好きです。一つくらい偉そうな城があってもいいじゃないですか。今はみんな丸くなってるけど、城はもともと偉いものだし。
松山城の周りをぶらぶらします。
松山城は山「込み」でお濠を築いているので、お濠がめちゃくちゃ広いです。
お濠では連続鳥居のあられもない姿を見れたりします。
謎小屋も浮かんでいました。
きっと私の五連休を祝福しているに違いありません。
柵までも幾何学的で美しい。
形や線に注目していくと、松山の街並みがとても面白く見えてきます。
市庁舎はほとんどエクセルで作れそう。
四角形しかない。
対照的に、県庁は石造りで年代を感じる。この手のドームって大体ペパーミントグリーンなのは何でだろう。
建設中の建物ですら面白く見えてくる。
もう何でも面白い。
埋まってる四国は普通に面白いわ。
そして電線がいい。
市電の影響で、低い位置に電線が張り巡らされています。
何のパーツか分かりませんが、電線の形には謎の躍動感があります。
時々目に浮かんでは消える糸くずみたい。
大概四角い共済会館と、ぐにゃぐにゃの電線。
野生が爆発している。
もうすごい。
野放図って言葉はここから生まれたかもしれない。
発祥の地として野放図饅頭を売るくらいはしていいと思う。
松山には「大街道」という巨大なアーケードがあります。この大街道は「東海道」ではなく、「公会堂」の方で発音します。よろしくお願いします。
大街道内部。ばかでかい。
ナイス照明。マイクラで作れそう。
大街道を進むと、銀天街というアーケードとぶつかります。銀天街の発音は「チンゲン菜」の方です。よろしくお願いします。
ステンドグラス調の装飾がたまりませんわ。
でもやっぱりこれだよなあ。
3日目ともなると、下を見る余裕が出てきます。地面いこう、地面。
きんつば抹茶きんつば抹茶きんつば
びりけんびるの緑色の四角は、何を表現しているのだろうか。
階だとしたら、4-1-3-2-2-1。これはこれで謎だ。
もっと想像の斜め上をいく四角なのかなあ。スマブラの強さとか。
蟋蟀のこおろぎ感がすごい。
少なくとも、カモシカやビーバーではないことはすぐ分かる。
お、公園があったぞ。
なかなか広そう。
ん?
松山城?
えっと...坊ちゃん団子?
右端の銀ポールがバス③という説。
チフネチカミナミ。
古事記に出てくる神様みたい。
こっちは聖書っぽい。
あっ。
カラスネットだ!
3日目ともなると、知らないスーパーにも行きます。
カラスが突いてくる知らないスーパー。
随分と来てしまいました。
市駅の観覧車が遠くに見えます。
4日目ともなると、関連性が見えるような見えないような消火栓からスタートできます。
この子はきっと獣人のクオーターだな。
なんだなんだ。ゴールドマイナー像か。
なんだけど、こいつのせいでダニエルがちらついてしまう。
しかしこうして見ると、日本語って文字数を食わない言語だなあ。
え、松山って「小京都」みたいなノリで「南江戸」やってるの?と思ったら、普通に南江戸っていう地名らしいです。すいませんでした。
松山では、こういう街路灯と街灯の境界にあるようなデザインをよく見る気がします。
そもそも、街灯のうち装飾性が高いものを「街路灯」、そうでないものを「街灯」と言うそうですが、その区別ははっきりしません。
しかし東京では、商店街に立っている装飾性の高い街路灯と、道路や公園などに立っている簡素な街灯とは、割りとはっきり区別できました。
松山では、商店街でなくても装飾性の高い街灯を見る機会が多かったです。逆もまた然りで、商店街なのに割りと素っ気ない街灯もありました。
これもそう。どっちだか分からない。
商店街とそうでない場所の区別が曖昧なのかなあ。
東京の商店街は駅前に多いですが、恐らく、松山の方は一駅間の距離が長いはず。そうすると、商店街の成り立ち方が違うのかも。
とはいえ、東京にだって駅前でなくても栄えている商店街はあるし、松山は市電が発達しているしなあ。
「そんなこと考えてどうするの?」と聞かれたら、1ミリも反論できないことを考えながら、ぶらぶら歩きます。
ほら、変なタイミングで出てくる。
街灯が出てくるタイミングにいちゃもんをつけてたら、雨が降ってきました。
雨宿りをしつつ時間をつぶせる素敵な場所はないものかと思案した結果、満を持して松山城へ登ってみることにました。
しかし、洒落にならないレベルの雨が降ってきて断念。
ロープウェイのエグイ鉄骨を眺めて、すごすご引き返してきました。
にしても、このリフトはでたらめだよ。
何というか、理屈が先鋭化を極めてしまったデザインという感じがする。
え、上まで行きたいの?じゃあイスがそのまま上がっていけばよくね?みたいな。
内視鏡とかと同じにおいがする。
え、胃の中見たいの、じゃあ口からカメラ突っ込めばよくね?これですよ。
アニメ好きなら2次元になればよくね?とか言って、江の島のタコせんべいみたいにしてきそうだもん。危険だ。
やはりでたらめな景色だ。
このビルはもう、反射が素晴らしかったなあ。
最終日ともなると、パイロンまで偉そうだ。
松山城も相変わらず偉そうで安心。
あっ。
カラスネットが!また来るね!
○おわりに
松山へ来ています。
うっかり5連休も取ってしまったので、だらだらと散歩していこうと思います。
5連休ともなると、市内も私を祝福しているような気がします。
松山市内は路面電車(市電)が走っています。
そして、路面電車の駅には街灯がありました。喜ばしいことです。
ここは「ロープウェイ街」といわれる一角。
松山城へ上るためのロープウェイ乗り場があり、そこを中心に飲食店やおみやげ物屋さんが並びます。
ひっそりとしていますが、昼間はにぎわっています。
点々と浮かぶ▽
2日目
翌朝。
アーチが美しい松山市駅。
松山市駅というのは市電の駅です。
大きめの都市に行くと、私鉄の駅の方がJRよりも発展しているパターンがありますが、松山もそのくちです。
ここは、地元民は「市駅」と略します。松山に住む人たちにとって、ここが松山であることは分かりきっています。だとすると、重要なのはJRの松山駅なのか、松山市駅なのか。
だから、本来は駅を表すうえで必須であるはずの「松山」という地名の方が取れて、「市駅」になったということでしょう。
松山市駅の屋上には観覧車があります。ファンタジー。
城と路面電車と、おまけに観覧車がある街なんて、勝ち確に決まってます。
満満混空空空空
ダイヤモンドみたい
ダイヤモンドその2
お出ましです。松山城。
相変わらず遠い存在。
松山城は山の上に鎮座しています。松山市からは、遠くからしか見えません。
重なり合う緑が雲のようにも見え、松山城が雲の上に浮かんでいるような気がしてくる。腕を組んで見下ろされているようにも見える。
来れるもんなら来てみろと言われているようにも見える。
私はこのちょっと偉そうな感じが大好きです。一つくらい偉そうな城があってもいいじゃないですか。今はみんな丸くなってるけど、城はもともと偉いものだし。
松山城の周りをぶらぶらします。
松山城は山「込み」でお濠を築いているので、お濠がめちゃくちゃ広いです。
お濠では連続鳥居のあられもない姿を見れたりします。
謎小屋も浮かんでいました。
きっと私の五連休を祝福しているに違いありません。
柵までも幾何学的で美しい。
形や線に注目していくと、松山の街並みがとても面白く見えてきます。
市庁舎はほとんどエクセルで作れそう。
四角形しかない。
対照的に、県庁は石造りで年代を感じる。この手のドームって大体ペパーミントグリーンなのは何でだろう。
建設中の建物ですら面白く見えてくる。
もう何でも面白い。
埋まってる四国は普通に面白いわ。
そして電線がいい。
市電の影響で、低い位置に電線が張り巡らされています。
何のパーツか分かりませんが、電線の形には謎の躍動感があります。
時々目に浮かんでは消える糸くずみたい。
大概四角い共済会館と、ぐにゃぐにゃの電線。
野生が爆発している。
もうすごい。
野放図って言葉はここから生まれたかもしれない。
発祥の地として野放図饅頭を売るくらいはしていいと思う。
松山には「大街道」という巨大なアーケードがあります。この大街道は「東海道」ではなく、「公会堂」の方で発音します。よろしくお願いします。
大街道内部。ばかでかい。
ナイス照明。マイクラで作れそう。
大街道を進むと、銀天街というアーケードとぶつかります。銀天街の発音は「チンゲン菜」の方です。よろしくお願いします。
ステンドグラス調の装飾がたまりませんわ。
でもやっぱりこれだよなあ。
3日目
3日目ともなると、下を見る余裕が出てきます。地面いこう、地面。
きんつば抹茶きんつば抹茶きんつば
びりけんびるの緑色の四角は、何を表現しているのだろうか。
階だとしたら、4-1-3-2-2-1。これはこれで謎だ。
もっと想像の斜め上をいく四角なのかなあ。スマブラの強さとか。
蟋蟀のこおろぎ感がすごい。
少なくとも、カモシカやビーバーではないことはすぐ分かる。
お、公園があったぞ。
なかなか広そう。
ん?
松山城?
えっと...坊ちゃん団子?
右端の銀ポールがバス③という説。
チフネチカミナミ。
古事記に出てくる神様みたい。
こっちは聖書っぽい。
あっ。
カラスネットだ!
3日目ともなると、知らないスーパーにも行きます。
カラスが突いてくる知らないスーパー。
随分と来てしまいました。
市駅の観覧車が遠くに見えます。
4日目・5日目
4日目ともなると、関連性が見えるような見えないような消火栓からスタートできます。
この子はきっと獣人のクオーターだな。
なんだなんだ。ゴールドマイナー像か。
なんだけど、こいつのせいでダニエルがちらついてしまう。
しかしこうして見ると、日本語って文字数を食わない言語だなあ。
え、松山って「小京都」みたいなノリで「南江戸」やってるの?と思ったら、普通に南江戸っていう地名らしいです。すいませんでした。
松山では、こういう街路灯と街灯の境界にあるようなデザインをよく見る気がします。
そもそも、街灯のうち装飾性が高いものを「街路灯」、そうでないものを「街灯」と言うそうですが、その区別ははっきりしません。
しかし東京では、商店街に立っている装飾性の高い街路灯と、道路や公園などに立っている簡素な街灯とは、割りとはっきり区別できました。
松山では、商店街でなくても装飾性の高い街灯を見る機会が多かったです。逆もまた然りで、商店街なのに割りと素っ気ない街灯もありました。
これもそう。どっちだか分からない。
商店街とそうでない場所の区別が曖昧なのかなあ。
東京の商店街は駅前に多いですが、恐らく、松山の方は一駅間の距離が長いはず。そうすると、商店街の成り立ち方が違うのかも。
とはいえ、東京にだって駅前でなくても栄えている商店街はあるし、松山は市電が発達しているしなあ。
「そんなこと考えてどうするの?」と聞かれたら、1ミリも反論できないことを考えながら、ぶらぶら歩きます。
ほら、変なタイミングで出てくる。
街灯が出てくるタイミングにいちゃもんをつけてたら、雨が降ってきました。
雨宿りをしつつ時間をつぶせる素敵な場所はないものかと思案した結果、満を持して松山城へ登ってみることにました。
しかし、洒落にならないレベルの雨が降ってきて断念。
ロープウェイのエグイ鉄骨を眺めて、すごすご引き返してきました。
にしても、このリフトはでたらめだよ。
何というか、理屈が先鋭化を極めてしまったデザインという感じがする。
え、上まで行きたいの?じゃあイスがそのまま上がっていけばよくね?みたいな。
内視鏡とかと同じにおいがする。
え、胃の中見たいの、じゃあ口からカメラ突っ込めばよくね?これですよ。
アニメ好きなら2次元になればよくね?とか言って、江の島のタコせんべいみたいにしてきそうだもん。危険だ。
やはりでたらめな景色だ。
このビルはもう、反射が素晴らしかったなあ。
最終日ともなると、パイロンまで偉そうだ。
松山城も相変わらず偉そうで安心。
あっ。
カラスネットが!また来るね!
○おわりに