大阪の写真をデバイスで眺めていたら散歩みたいだなって思いました。
- 更新日: 2025/03/27
角の丸い窓ナメの味園ビル。
くちくらです。
くちくらとは所謂キューティクル層のことを指します。
名前です。
「窓の角のいずれかが丸くカットされた窓」を「角の丸い窓」と勝手に名づけ、撮影し蒐集する活動をしています。
また筆名「朽昏 窓(くちくらそう)」を名乗り詩や短歌も嗜んでいたりと多趣味なわたくし。
その実、写真家を主軸としております。
https://aboutme.style/kawairiko
2024年5月。
大阪心斎橋にて個展を開催致しました。
それに際し何度か大阪へ足を運び、ちょこちょこと合間を縫って街歩きをしましたので、ここにご報告致します。
たくさん歩いたので、大体の地域別でまとめていきますよ。
土地勘がおぼつかないため、ここはこっちの辺やで、という地元の方からのツッコミもとい訂正、大歓迎です。
時系列はバラバラになりますがご了承くださいませ。


光と影のコントラストに見惚れます。
まさしく5月の日差しだ。
期間中はとってもよい天気が多かったです。

二種類の窓で小粋に。
左は開き窓、右はスライド式ですね。
特に左はメタリックさがより強く表現され、レトロフューチャーを彷彿とさせます。

可愛らしさを感じるタイル張りの壁。
優等生な装テン。

赤い装飾が特徴的なスリムビル。
正面もサイドも角の丸い窓、いいですね贅沢です。
数年前お仕事で大阪に来たときにも、このビルに目を留めた記憶があります。


不意に哲学的な問いを投げかけられる街角。
角の丸い窓のため…と答えるのは少し躊躇します。
メタリックでどこかスペーシーさを感じますね。
店内の雰囲気とぴったりです。
こちらは夜のすがた。

ビル上階全体も全面アーチ状の窓でこだわり抜いた素敵建築。

大阪農林会館。
展示を開催したギャラリーから目と鼻の先でした。
毎日のように前を通っては癒されていたっけなあ。
美しい。
館内にはHigh Societyなセレクトショップから、世界中からたどり着いた素敵なものたちが並ぶ雑貨店など、素敵なお店がたくさん入っていました。
もちろん館内の装飾など開館当時の面影を残すものたちも、じっくり眺めてきましたよ。
お次はこちら。
大きな角の丸い窓とお目々のようなまん丸窓が印象的な建物。


よく見ると店内では窓が塞がれていますね…ちと寂しい。
少し目線を下げまして。


夜と昼とではこうも雰囲気が違うのかと。
どちらもそれぞれに良さが感じられます。

ベビーピンクのトゥクトゥク。
ショッキングピンクのソファー。
好きな一枚です。

タイルで丁寧に縁取られた角の丸い窓。
塞がっているのは寂しいですが仕方ありません。
看板の紫色が渋くてまたいいですね。

ガソリンスタンドの一角。
なんだか植物園のように美しかったです。

「さよか」はいわゆる「そうですか」の意?

オオサカdreamin' night。
アーチの電気が切れて「IINSEKAI」になっているのもまたヨシ。

昼と夜とで違う表情を見せる商店街、否、屋台街。
夜なんて何だか吸い込まれそうな雰囲気です。


つったかたー

味がありすぎる手描き警告。
入ってほしくないということはおそらく野良猫…
そして勝手に入ってくるってことは相当人慣れしている図々しニャンコの可能性。
私の中の探偵の部分が騒ぎました。


泊まった訳ではないのですが、どうしても惹かれたので挙げちゃう。
和洋折衷な独特の雰囲気が堪りません。

低層のビルのこの魅力って何なのでしょう。
不思議な引力。
正確にはこちらは上階もありますが。
きちっと並んで気持ちのいい窓たちです。

窓の左はどうやらはめごろし、右側が開くようです。
本当に角の丸い窓ひとつとっても様々な種類があります。
研究しがいがある。

上階もこだわりの造形です。
窓なんて回転式を採用されています。
可愛すぎる。
開いてる角の丸い窓って、いいですよね!


十字に区切られた窓。
上部の小さい方が途中までスライドするようです。
単なる柄ではなくちゃんと実用性がある。
なんて素晴らしいデザインでしょうか。

その名に恥じぬユニークな窓。

謎空間の謎照明、好きです。


残念ながらギリギリ閉店時間に間に合いませんでした。
リベンジ出来たらいいな。


几帳面な雰囲気。
タイルはぴっちり、窓もきっちり並んでいます。
四角い回転窓の両側にカットされた角の丸い窓。
工夫が光りますね。
ビル左側の丸く白い凸型の窓?の名称は何と言うのでしょう、調べるのが難しくヒットしませんでした。
有識者の方はこっそり教えてください。



何気ない街角もいい。

壁に電線が突き刺さっている。

通りから。
渋い外観に角の丸い窓のアールがアクセントになっています。

路地側、かなり雰囲気がいいです。
こちらはタイル張りの壁。

ダクトの曲線《カーブ》とベストマッチ。

とんがった壁がこだわりポイントですね。
屋根があるのか、装飾なのか。
この路地はどこを見ても大変いい雰囲気です。

カラフルな謎の店。

花束みたいな路地。

こちらは居抜きでしょうか、それとも新しく角の丸い窓にしてくださったのか。
(してくださったって何でしょうね、私の為のはずはないと言うのに)
鶏の足跡を模した壁も素敵です。


新旧入り混じるよい小路。

歩くこと数歩、味園ビル。
ついに閉館してしまいましたね…
僭越ながらここに少し記録させてください。
少し時間が飛びます。ビュン






美しい─────────。
多くを語らずともこの魅力は皆さんに伝わっていることでしょう。
と、エントランスをうっとり眺めていたら、

!?
これは僥倖!!!!
サプライズ角の丸い窓!!!!
名高き味園ビルに角の丸い窓があったなんて………
逢えてよかった………
訪問は二度目でしたが、前回はまるで気が付かなかった…
私としたことが……

うん、しっかり角の丸い窓。
そうなのです。
玄関上も意外と見逃せないポイントなのです。
窓ったら窓なんだよ。
味園ビルに角の丸い窓を発見したこの日は、勇気を振り絞り2階のとある飲み屋さんに伺いました。
カウンターに芸人さんが立たれている雰囲気抜群なお店でした。楽しかったなあ…
そちらのお店は現在は移転を完了されているようです。
味園ビルからすぐ近くらしいのでそのうち伺いたい。

キャバレー「ユニバース」
一度だけでも入ってみたかった……(フラグ)
飲み屋に入れば気のいいオッチャンやママさんと話も弾む。
名古屋から大阪はやはり行きやすいなと行くたびに感じます。
散歩に行く感覚で、今年もたくさん行きたいものです。
大阪でのお仕事も増えたらいいな。
そして仕事終わりの一杯、二杯、三杯を大阪の夜で…
くちくらとは所謂キューティクル層のことを指します。
名前です。
「窓の角のいずれかが丸くカットされた窓」を「角の丸い窓」と勝手に名づけ、撮影し蒐集する活動をしています。
また筆名「朽昏 窓(くちくらそう)」を名乗り詩や短歌も嗜んでいたりと多趣味なわたくし。
その実、写真家を主軸としております。
https://aboutme.style/kawairiko
2024年5月。
大阪心斎橋にて個展を開催致しました。
それに際し何度か大阪へ足を運び、ちょこちょこと合間を縫って街歩きをしましたので、ここにご報告致します。
たくさん歩いたので、大体の地域別でまとめていきますよ。
土地勘がおぼつかないため、ここはこっちの辺やで、という地元の方からのツッコミもとい訂正、大歓迎です。
時系列はバラバラになりますがご了承くださいませ。
心斎橋抄


光と影のコントラストに見惚れます。
まさしく5月の日差しだ。
期間中はとってもよい天気が多かったです。

二種類の窓で小粋に。
左は開き窓、右はスライド式ですね。
特に左はメタリックさがより強く表現され、レトロフューチャーを彷彿とさせます。

可愛らしさを感じるタイル張りの壁。
優等生な装テン。

赤い装飾が特徴的なスリムビル。
正面もサイドも角の丸い窓、いいですね贅沢です。
数年前お仕事で大阪に来たときにも、このビルに目を留めた記憶があります。


不意に哲学的な問いを投げかけられる街角。
角の丸い窓のため…と答えるのは少し躊躇します。
メタリックでどこかスペーシーさを感じますね。
店内の雰囲気とぴったりです。
こちらは夜のすがた。

ビル上階全体も全面アーチ状の窓でこだわり抜いた素敵建築。

大阪農林会館。
展示を開催したギャラリーから目と鼻の先でした。
毎日のように前を通っては癒されていたっけなあ。
美しい。
館内にはHigh Societyなセレクトショップから、世界中からたどり着いた素敵なものたちが並ぶ雑貨店など、素敵なお店がたくさん入っていました。
もちろん館内の装飾など開館当時の面影を残すものたちも、じっくり眺めてきましたよ。
お次はこちら。
大きな角の丸い窓とお目々のようなまん丸窓が印象的な建物。


よく見ると店内では窓が塞がれていますね…ちと寂しい。
少し目線を下げまして。


夜と昼とではこうも雰囲気が違うのかと。
どちらもそれぞれに良さが感じられます。

ベビーピンクのトゥクトゥク。
ショッキングピンクのソファー。
好きな一枚です。

タイルで丁寧に縁取られた角の丸い窓。
塞がっているのは寂しいですが仕方ありません。
看板の紫色が渋くてまたいいですね。

ガソリンスタンドの一角。
なんだか植物園のように美しかったです。

「さよか」はいわゆる「そうですか」の意?
新世界抄

オオサカdreamin' night。
アーチの電気が切れて「IINSEKAI」になっているのもまたヨシ。

昼と夜とで違う表情を見せる商店街、否、屋台街。
夜なんて何だか吸い込まれそうな雰囲気です。


つったかたー

味がありすぎる手描き警告。
入ってほしくないということはおそらく野良猫…
そして勝手に入ってくるってことは相当人慣れしている図々しニャンコの可能性。
私の中の探偵の部分が騒ぎました。


泊まった訳ではないのですが、どうしても惹かれたので挙げちゃう。
和洋折衷な独特の雰囲気が堪りません。
梅田抄

低層のビルのこの魅力って何なのでしょう。
不思議な引力。
正確にはこちらは上階もありますが。
きちっと並んで気持ちのいい窓たちです。

窓の左はどうやらはめごろし、右側が開くようです。
本当に角の丸い窓ひとつとっても様々な種類があります。
研究しがいがある。

上階もこだわりの造形です。
窓なんて回転式を採用されています。
可愛すぎる。
開いてる角の丸い窓って、いいですよね!


十字に区切られた窓。
上部の小さい方が途中までスライドするようです。
単なる柄ではなくちゃんと実用性がある。
なんて素晴らしいデザインでしょうか。

その名に恥じぬユニークな窓。

謎空間の謎照明、好きです。


残念ながらギリギリ閉店時間に間に合いませんでした。
リベンジ出来たらいいな。


几帳面な雰囲気。
タイルはぴっちり、窓もきっちり並んでいます。
四角い回転窓の両側にカットされた角の丸い窓。
工夫が光りますね。
ビル左側の丸く白い凸型の窓?の名称は何と言うのでしょう、調べるのが難しくヒットしませんでした。
有識者の方はこっそり教えてください。
難波抄
記事冒頭に登場した味園ビルのお膝元。


何気ない街角もいい。

壁に電線が突き刺さっている。

通りから。
渋い外観に角の丸い窓のアールがアクセントになっています。

路地側、かなり雰囲気がいいです。
こちらはタイル張りの壁。

ダクトの曲線《カーブ》とベストマッチ。

とんがった壁がこだわりポイントですね。
屋根があるのか、装飾なのか。
この路地はどこを見ても大変いい雰囲気です。

カラフルな謎の店。

花束みたいな路地。

こちらは居抜きでしょうか、それとも新しく角の丸い窓にしてくださったのか。
(してくださったって何でしょうね、私の為のはずはないと言うのに)
鶏の足跡を模した壁も素敵です。


新旧入り混じるよい小路。

歩くこと数歩、味園ビル。
ついに閉館してしまいましたね…
僭越ながらここに少し記録させてください。
少し時間が飛びます。ビュン






美しい─────────。
多くを語らずともこの魅力は皆さんに伝わっていることでしょう。
と、エントランスをうっとり眺めていたら、

!?
これは僥倖!!!!
サプライズ角の丸い窓!!!!
名高き味園ビルに角の丸い窓があったなんて………
逢えてよかった………
訪問は二度目でしたが、前回はまるで気が付かなかった…
私としたことが……

うん、しっかり角の丸い窓。
そうなのです。
玄関上も意外と見逃せないポイントなのです。
窓ったら窓なんだよ。
味園ビルに角の丸い窓を発見したこの日は、勇気を振り絞り2階のとある飲み屋さんに伺いました。
カウンターに芸人さんが立たれている雰囲気抜群なお店でした。楽しかったなあ…
そちらのお店は現在は移転を完了されているようです。
味園ビルからすぐ近くらしいのでそのうち伺いたい。

キャバレー「ユニバース」
一度だけでも入ってみたかった……(フラグ)
おわりに
何度歩けど、飽きることのない大阪。飲み屋に入れば気のいいオッチャンやママさんと話も弾む。
名古屋から大阪はやはり行きやすいなと行くたびに感じます。
散歩に行く感覚で、今年もたくさん行きたいものです。
大阪でのお仕事も増えたらいいな。
そして仕事終わりの一杯、二杯、三杯を大阪の夜で…