京都 西院(賽の河原でお馴染み?)を散歩しました
- 更新日: 2018/07/03
賽の河原でお馴染み。お馴染みだけど、変わりつつもあります。
平成の終わりももうすぐそこ、時間はあっという間。町も変わっていきます。
本日お邪魔する京都・西院(さいいん)も少しづつ変化しているみたいです。今日は変わっていく西院を歩いてみましょう。「西院?知ってるよ」なんて貴方にもオススメのお話です。
阪急京都線の西院駅からスタート。前から何か工事しているな?とは思っていましたが、どうやら改札口をもう1つ増やすというバージョンアップと元の改札を気持ちちょっとだけ(5mくらい?)ズラすというマイナーチェンジ。まだ工事中の様子なので、何かあるんでしょう。売店新しくするとかかな?
西大路四条の北東側、高山寺。この眺めは10年くらい前から変わらない気がする。
改めて阪急京都線 西院駅。引きで見ると「工事中!」という感じがしますね。
再び西大路四条。奥にJOSHINが見える。まだあるんだ。頑張ってるな。住みやすそうで好きな町だけど、この町で家電を買い求めるシーンっていつだろう?
「みんなの手で京の美化!」という標語。あれ?なんでだろう?自然と脳裏に叶姉妹が……
京都の空はやっぱり低いです。西大路通りに沿って下っていきます。この写真とはちょうど反対側に進んでいきます。ちょっと「ガチャガチャ!」っとした方の西院を攻めていきます。
「ガチャガチャ」という表現の意図を理解してもらえたでしょうか?飲み屋があって、バーもあり、ファストフードや牛丼、吉野家、パチンコまで。パン屋さんもあれば、焼肉もある。チェーン店も多いけど、個人のお店も沢山。そう、もうガチャガチャなんですよ。愛のある褒め言葉だと思ってください。その日の時間帯や所持金に関係なく、何らかの過ごし方が出来る最高の土地です。
こういう優しさもあります。あ、でも街路樹を勝手に自分の傘立てとして活用してるんだとしたら最悪だな。そうでないことを祈る。
ん?お地蔵さん?こんなのあったっけ?
「危険さわるな」
触らぬ地蔵に祟りなし?え?でもこれお地蔵さん?本当に?
でもちょっとくらい触って良くない?わからん。意図が全然わからん!
こわい。めっちゃ怖い。いっそ呪ってくれればいいのに、「黄色と赤の配色で意図が不明瞭の警告してくるお地蔵さんっぽい何か」ってどういうこと?怖すぎません?
気をとり直して進みます。
飲み屋さんが多くて楽しい場所ですね。夜もいいんだけど、カメラ持って取材するのはちょっと怖いかな?ちょっとだけ。地元の人が多いのd
って看板の魚よ!!切腹してる?「大漁」って自己犠牲と隣り合わせなの?
外国語メインの注意書き。京都は本当に外国人増えましたからね。
「勝手にごみを捨てる人がいるなんて!!」って怒る人がいるかもしれませんけど、ちょっと冷静になってください。ここは西院、賽の河原の元ネタの土地とも言われている場所です。親を遺して死んでしまった子供が、親不孝の罰として河原の石でタワーを作らされて「完成間近…!」という所で鬼がひょっこり現れて石をグッチャグッチャにする。子供はまた再び石を一から積み直す……というあれです。あれの元ネタ。賽の河原の賽(さい)が西院(さいいん)になったという説があるんですよ。公的には「さいいん」ですが、口では「さい」という人もまだ居ますし、京福電鉄の駅名は「西院(さい)」ですからね。
とにかく賽の河原の地。意地悪極まりない鬼の出る場所。つまりはモラルハザードのメッカ。ゴミを捨てるくらい勘弁してあげましょうよ。しかもこれ、写真では分かりづらいですけどゴミ捨て場に貼ってありますからね。ゴミ捨て場のポイ捨て。卑劣な意地悪な鬼に比べたら全然大丈夫な気がしてきませんか?
そんな西院。モダンな喫茶店があったり
町屋っぽいお店があったり色々。
進々堂もあります。京都なので。
一見すると何気ない路地裏ですが……
掲示板・自販機・ゴミ箱・カゴが奇跡的な収まりを見せています。ここのオーナーさん絶対テトリス強いよ。
小さく一周しました。再び西大路四条に。ジャンカラはここ2,3年くらいで出来たかな。カラオケもあるし西院無敵じゃない?
TSUTAYAもあって本屋さんもある。お昼食べる場所があってサイゼリヤもある。一人遊びするには十分の場所。
くだんのサイゼが入っているビル。あれ?「あおい書店」じゃなくて「Book 1st」になってる。これも時代かな。
夜の町の昼の姿って気取らない感じがして素敵。北新地とかだとちょっと怖くて写真撮りづらいけど昼間の西院は平気。
ついぞ僕は一度も使った事が無いけど阪急の展開するレンタサイクル。
直接書きこむスタイル。
「あと100歩」でいけるんやったら広域の地図いらんくない?
ライブハウスもあります。本当に何でもありますよ。
「おんち王国 カラオケハウス」
いやライブハウスのすぐそこに何ちゅうカラオケ作ってくれてんねん。「おんち」の「ん」を反転させるという小技で際立つ音痴感。いやそこのディティールいいだろ別に。逆に行きにくくない?あの人歌下手なんだって思われそうじゃない?
いや違うのか?まさに「歌が下手な人」のためだけのカラオケ?
どんなに音を外しても100点出るみたいなことかな。すごく盛り上げてくれるサクラがいるみたいな?すごく接待してくれるのかな?気になってきた。行ってみようかな。全然キーの合わないYUIとか入れちゃおうかな。
カプセルホテルみたいにキチッと厳密に分けられたパーキング。
いいえ、お好み焼きではありません。
いやどこに看板立ててくれとんねん。でもその綻びが「激安」さの説得力の後押しになっている気がする。やるな。
TSUTAYAさん。今はもう僕は京都を離れているので分かりませんが、「西院のツタヤはホンマに良い」と言われていました。すぐそこにGATTACA(ライブハウス)があったりするからでしょうか、ミュージシャンをしているアルバイトが多かったんですよ。「それ置く?」みたいなCDがあったり、「なんだろうコレ」と思って試聴すると凄く刺さる音楽だったり。レンタルもセルも良かった思い出です。僕はバンドしてないし楽器も弾けない人間の割にはソコソコ音楽聴いてる、くらいの立ち位置ですがそんな僕の音楽的な土壌を作ってくれたのもここのTSUTAYAでした。
「白原歯科医院」
なんだこの少女漫画の金持ちみたいなフォントは。
「お釈迦さんワールド」
サブタイトルが「ブッダになったひと」というざっくり具合が良い。
あ、僕が絶対に馴染めないタイプのお店だ。
雑草で遊べちゃうんだな、子供って。
ツタヤの横にはビレバンがあります。これも出来て久しい。
これ以上いくと五条通まで行ってしまうので、このあたりで一旦Uターンします。
こんどはTSUTAYAの前を。
ビレッジバンガード
え、閉店?つぶれんの?!
雑多でギチギチな「ビレバンっぽさ」を最後だから無理してでも出してる、みたいなところありますね。
寂しげな店内。
ビレッジバンガードが東京で流行って、京都の西院なんて場所に(四条河原町のあたりとかではなく)まで出店するまでになったのは一つの時代というかブームだったのかなあと。2018年になってビレバンが珍しくも何ともなくなって「サブカル」が液状化してしまった、というのも時代だなと感じました。そんな平成の終わりを告げるビレバン西院店の閉店。
ここに貼っていいのかな?でもビレバンなら許せちゃう気がします。
コッチの方も何かありそうだなあ。
ということで再び阪急京都線西院駅、西改札。冒頭にも書きましたが、現在はこれが「西改札」となり、新たに「東改札」ってのが設置されたらしい。
そもそも西院は改札が1個しかなかったので、西改札って呼ぶのは変な感じ。最寄り駅のユーザーや近所の人は「改札」と「新しい方の改札」みたいに言ってるんだろうなあ。
じゃあその新しい方の改札もとい東改札ってどうなってるのかな。改札が出来たってことはちょっと栄えたりしてるのかな。行ってみましょう。
いや遠いな!!!
遠すぎる。同じ駅の改札口と改札口を移動するまでに他の路線を跨ぐってなに??もはや「西院西改札口駅」と「西院東改札口駅」とで分けて良いレベルでは?!
無理。さすがに無理。ここまででgif入れて66枚っすよ……
西改札は遥か彼方へ……
そういうわけで、東改札はまた次回!!!乞うご期待!!!
まとめ
・改札口が新しく出来たり、ビレバンが潰れたり、西院はちょっと変わりつつある・にしても西改札口と東改札口が遠すぎる。