牛久にある日本一のラーメンショップまで東京から徒歩で向かう
- 更新日: 2023/10/05
どうしてこんなことに……
中年の危機に由来するものなのか何なのか、これまで特に運動もしてこなかったのに、ここ数か月で急に「歩きたい」という強い衝動が湧きおこり、7月には東京の自宅から茅ヶ崎までの60kmを徒歩で踏破しました。
次の目標は70キロとして、どこをゴールにしようかと思案していたところ、友人が、日本一のラーメンショップとの呼び声も高い「ラーメンショップ牛久結束店」に訪れたと聞き、ロケーションを調べてみると、自宅からの距離は約65キロとのこと。目的地が決まりました。
決行当日、18時にお店に到着する目標を立て、そこから逆算して深夜2時に出発、それに備えて前日の20時くらいには就寝する予定でしたが、遠足を翌日に控えた小学生が興奮で寝付けないのと同じか、もともと不眠気味だったこともあり、結局一睡もできないまま2時を迎えてしまい、焦りましたが、ココリコ遠藤の言葉を信じて、予定通りウォーキング開始です。
2:30大崎駅に到着。手前の道で猫に何匹か遭遇しました。
この時間でも電車通過のアナウンスが聞こえましたがJR内部の人間に向けたものなのでしょうか。
大崎はオフィス街なのですが、まあまあデカいカエルがいてビビりました。普段どこにいるんだ。
スカイライン-征服-
3:00品川着。品川~高輪ゲートウェイあたりは工事の作業がとても多かったです。深夜のお勤めご苦労様です。
4:00新橋着。
4:15銀座着。電気を消さないお店が多いです。
UNIQLOは入口付近にあるトップス展示のための振り子のギミックも稼働中でした。
4:45日本橋着。
5:15両国着。
公衆トイレを見かけたら尿意に関わらず必ず立ち寄ります。
徐々に街が動き始めてきました。
ここからは隅田川沿いを北上します。
浅草を越え、荒川を渡り……
7:15 最初のセーブポイント、葛飾区立石にあるブーランジェリーオーベルニュに到着。
看板商品フランスパンは7時30分頃焼きあがるのと、長距離ウォーキング中の食事にはおそらく適さないので断念、また次の機会に。
夜まで歩き続けるのでガス欠にならないように意識してカロリーを摂取する必要があります。
そのため、甘パンを中心に3つを購入、その場で食べきります。
「ドライフルーツと木の実のタルト」
自分、いちじく好きなんす。
「ザクチョコマカデミア」
ナッツも好きなんす。
「カレーパン」
長距離ウォークに適しているかは知らないけど、できたての魅力に抗えず購入。生地がザクザクで美味しい!
ペースもほぼ横ばいで順調です。
都心は少しあるくだけでどんどん風景が変わるので、精神的にかなり助かります。街の様子を眺めているだけで勝手に時間が過ぎてゆく感覚です。少し言い過ぎました。
朝食をしっかり摂り、再スタート。
中川、江戸川を渡り、千葉県に突入です。
8:45 千葉県に入った途端に道の様子が急変します。東京もんが千葉をなめるな、という声が聞こえてきた気がしますが、まだ序盤、めげずに歩を進めます。
ここからゴールまで、もうほとんど国道6号沿いを辿っていくだけ(朝9時の時点で?)になります。それはつまり、ここからが本番であると同時に、特に書くことがなくなってくるということです……
10:30 この時は「おぉ!」と思って撮ったのですが、今見るとただのガスタンクです。風景の変化に飢えていたことがうかがい知れます。
10:50 コインランドリーに自販機置いてるだけだろ!(松戸市金ケ作)
11:10 なんだこの中古車屋は!(柏市南増尾)
11:35 お待ちかね、第二セーブポイントに到着。逆井にある本場のスリランカ料理が食べられるカーサパスカーレで昼食休憩を取ります。
長距離ウォーカー御用達ドリンクらしいコーラをいただきます。
「スリランカカレーライス(チキン)」
現地の家庭料理風のスリランカプレートってやつでしょうか。まぁまぁ辛いですが美味しくいただきました。店内でお店の方のお子さんが過ごしている店は良い店だ、という説が補強されました。
特になにもなかった10時台のペースが落ちていることからも分かる通り、疲労がかなり溜まっていましたが、昼休憩で回復、いよいよ茨城県を目指します。
これ見てやっぱりもう帰ろうかなと思いかけました。
日差しが強くなってきたので、24時間テレビでトミーズ雅(だけではないが)がかぶっていたキャップを装着。
12:30 ペンパイナッポーじゃん。
13:30 手賀沼を渡って我孫子市へ。
前回、茅ヶ崎まで歩いた際は、昼食と15時の喫茶店のほぼ2回だけの休憩で、終盤は調子の悪い時の武藤敬司みたいな歩き方になっていたのですが、その後調べてみたところ、1時間に1回程度で短い休憩を取るのが望ましい歩き方だったことが分かりました。
そこで今回はかなり厳密に上記のルールを守っていたのですが、ちょうど休憩を取るべきくらいの時間に、我孫子市と茨城県取手市を結ぶ大利根橋に差し掛かってしまい、さっさと渡って休憩しようと思ったのですが、この橋がまあ長い長い。調べてみると全長1209mとのこと。スケジュールが狂って焦ってしまい、せっかく茨城県に上陸したのにこのあたりの写真はありません。
14:00 こんなところを歩く人はいないのでよく見えなくても問題になりません。
どんどん道が怪しくなってきます。
ところで、わたしはいつも音楽やラジオを聞かずにウォーキングをしていることもあり、よく無意識に鼻歌を歌っていることがあるのですが、ハードな疲労も相まって、自分でもまったく予想外の選曲になって面白いので、この日もメモしていました。
唐突にFUJIWARA原西による『ボギー大佐』の替え歌の替え歌のギャグ「サル、ゴリラ、一般人~♪」を歌い始めたときはさすがに笑ってしまいました。
・セットリスト
大脱走のテーマ/ブロンソンズ
つつみ込むように…/MISIA
祭りのあと/桑田佳祐
地獄先生/相対性理論 (※歌詞を全く覚えていないので「先生 知らないこと知リたいの」の部分を適当に「先生 シドミードになりたいの」と歌っている)
エイリアンズ/キリンジ
ボギー大佐/原西孝幸
CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ
旅人のうた / 中島みゆき
渚にまつわるエトセトラ/PUFFY
スノーパラダイス/Peachy(※20年前以上に伊集院光 深夜のバカ力で聞いた曲が今も出てくる)
16:00 風景に味がなさすぎるので、これはかなり嬉しかった。稼働中はカップヌードルから湯気が上がっているらしい(日清食品㈱ 関東工場)
16:30 茨城県に入ってから歩行者を見ていない気がしますが、それを証明するかのように、国道は雑草が繁茂し、人間が通った形跡がありません。
牛久沼に到達したところで、地図アプリが、ようやく国道から離れてラーメンショップへの詳細な経路を示し始めます。
自動車のビュンビュン通る道を何時間も歩き続けていたので、アプリの提案する「交通量の少ないルート」を選択したのですが……
文明滅びたて?
ヤギいるじゃん
シンプルに森じゃん
ここ行くの!?
舗装されていない道、車が来たら草むらに降りないとすれ違えない道、無理に森を開いて作ったみたいな道をガンガンお勧めしてきます。国道を逸れてからはほとんどずっと耳元で虫の羽音が聞こえていて、目視できないながらも、その虫を手で払い続けながら歩きます。
しかもこの先は緑色だらけの土地のぶち抜く「カントリーライン」なる道を提示しています。このままではi-Phoneに殺されると思い、移動手段を徒歩から自転車に変更してルートを再検索、難を逃れます。ここに来て予想到着時間が遅れるのはけっこうメンタルにキます。
気を取り直して、住宅街を抜ける安全なルートで進み始めたのですが……
暗い!
写真では伝わりにくいですが、日が沈んだ途端にあたりが一気に真っ暗になりました。ラーメンを食べ終わるころには一体どうなってしまうんだ……
危機感が疲労感を上回り、ここからお店まではダッシュで向かいます!
16:10 ついに目的地に到着!
ダッシュしたので17時台の歩数がやや多い。
出発から14時間、66.86kmを経てついにラーメンショップ牛久結束店に到着です。外には30人くらいの待ち。急いで食券を購入、店員さんに渡し、自分の番号が呼ばれるのを待ちます。
家族やアベックで訪れる人が多かったため、ソロのわたしは待ち人数の見た目から想像するよりは早く、食券購入から約30分後「特製ラーメン」の到着です。
「特製ラーメン」ラーメンにネギと卵のトッピングが追加されています。
スープを飲んで、まず、背脂由来と思われる甘味に驚きます。醤油の強い塩味とマッチしますが、それゆえかなりパンチが強いです。そこに絶妙な茹で加減の自家製麺(!)の細麺がよく絡まります。濃厚なのでネギ増しはマストでしょう。
この背脂の量なので、スープは飲み干すべきではないし、そうする人はちょっとやばいだろう、と言ったら、前述の友人はなんと飲み干していました(マジかよ)。
確かに美味しくて行列するのも納得だったのですが、14時間歩いたあとの体にはこの背脂を受け入れる余裕がなく、後半はかなりキツかったです。
前述の通り徒歩は危険なので帰りはさすがにバスに乗ろうかと思ったのですが……
バス、全然終わってました。
落ち込んでるうちにもあたりは暗くなる一方なので、当初の予定通り牛久駅まで徒歩で向かいます。
お店から駅までのルート。緑色の道を歩かせるな。
もちろん他に歩いてる人なんて一人もいません。
駅はこっちの方かな……
頑なに険しい道をおすすめしてきます。
19:20 電灯のあかりってこんなに嬉しいんだ。
19:45 いくつかのトラブルに見舞われましたが、無事に牛久駅に到着しました。
水色が徒歩、紺色が帰りの電車のルート
あとは家に帰ってぶっ倒れるだけだなと思っていたのですが、万歩計アプリを見ると94,000歩の表示、いやー、ここまで来たらもうヤるしかないっしょ……
ということで、家の近所を6,000歩分ランのおかわり。(最初から最後まで自分で勝手にやってることとはいえ)キツすぎる!
22:30 本当にこれでラスト。お疲れさまでした。
長距離ウォークの目的のひとつに、ズタボロ、無茶苦茶になってみたいという願望もあったので、さすがにここまでやれば、翌日はろくに歩けなくなっているだろうと期待したのですが、目が覚めたのはいつも通りの朝6時で、内ももと脛が軽い筋肉痛になっているだけでした。なんでだよ。
今日変な時間に起きちゃったから、そのまま散歩がてら、海とゴリ(?)見て帰ってきました。 pic.twitter.com/XVRNHx0X08
— 日 (@kusakabe1986) July 2, 2023
次の目標は70キロとして、どこをゴールにしようかと思案していたところ、友人が、日本一のラーメンショップとの呼び声も高い「ラーメンショップ牛久結束店」に訪れたと聞き、ロケーションを調べてみると、自宅からの距離は約65キロとのこと。目的地が決まりました。
決行当日、18時にお店に到着する目標を立て、そこから逆算して深夜2時に出発、それに備えて前日の20時くらいには就寝する予定でしたが、遠足を翌日に控えた小学生が興奮で寝付けないのと同じか、もともと不眠気味だったこともあり、結局一睡もできないまま2時を迎えてしまい、焦りましたが、ココリコ遠藤の言葉を信じて、予定通りウォーキング開始です。
寝不足のとき、いつかのガキ使で遠藤が言った「横になるだけでも違いますし」が助けてくれる
— ポテチ光秀 (@pote_mitsu) December 19, 2014
2:30大崎駅に到着。手前の道で猫に何匹か遭遇しました。
この時間でも電車通過のアナウンスが聞こえましたがJR内部の人間に向けたものなのでしょうか。
大崎はオフィス街なのですが、まあまあデカいカエルがいてビビりました。普段どこにいるんだ。
スカイライン-征服-
3:00品川着。品川~高輪ゲートウェイあたりは工事の作業がとても多かったです。深夜のお勤めご苦労様です。
4:00新橋着。
4:15銀座着。電気を消さないお店が多いです。
UNIQLOは入口付近にあるトップス展示のための振り子のギミックも稼働中でした。
4:45日本橋着。
5:15両国着。
公衆トイレを見かけたら尿意に関わらず必ず立ち寄ります。
徐々に街が動き始めてきました。
ここからは隅田川沿いを北上します。
浅草を越え、荒川を渡り……
7:15 最初のセーブポイント、葛飾区立石にあるブーランジェリーオーベルニュに到着。
看板商品フランスパンは7時30分頃焼きあがるのと、長距離ウォーキング中の食事にはおそらく適さないので断念、また次の機会に。
夜まで歩き続けるのでガス欠にならないように意識してカロリーを摂取する必要があります。
そのため、甘パンを中心に3つを購入、その場で食べきります。
「ドライフルーツと木の実のタルト」
自分、いちじく好きなんす。
「ザクチョコマカデミア」
ナッツも好きなんす。
「カレーパン」
長距離ウォークに適しているかは知らないけど、できたての魅力に抗えず購入。生地がザクザクで美味しい!
ペースもほぼ横ばいで順調です。
都心は少しあるくだけでどんどん風景が変わるので、精神的にかなり助かります。街の様子を眺めているだけで勝手に時間が過ぎてゆく感覚です。少し言い過ぎました。
朝食をしっかり摂り、再スタート。
中川、江戸川を渡り、千葉県に突入です。
8:45 千葉県に入った途端に道の様子が急変します。東京もんが千葉をなめるな、という声が聞こえてきた気がしますが、まだ序盤、めげずに歩を進めます。
ここからゴールまで、もうほとんど国道6号沿いを辿っていくだけ(朝9時の時点で?)になります。それはつまり、ここからが本番であると同時に、特に書くことがなくなってくるということです……
10:30 この時は「おぉ!」と思って撮ったのですが、今見るとただのガスタンクです。風景の変化に飢えていたことがうかがい知れます。
10:50 コインランドリーに自販機置いてるだけだろ!(松戸市金ケ作)
11:10 なんだこの中古車屋は!(柏市南増尾)
11:35 お待ちかね、第二セーブポイントに到着。逆井にある本場のスリランカ料理が食べられるカーサパスカーレで昼食休憩を取ります。
長距離ウォーカー御用達ドリンクらしいコーラをいただきます。
「スリランカカレーライス(チキン)」
現地の家庭料理風のスリランカプレートってやつでしょうか。まぁまぁ辛いですが美味しくいただきました。店内でお店の方のお子さんが過ごしている店は良い店だ、という説が補強されました。
特になにもなかった10時台のペースが落ちていることからも分かる通り、疲労がかなり溜まっていましたが、昼休憩で回復、いよいよ茨城県を目指します。
これ見てやっぱりもう帰ろうかなと思いかけました。
日差しが強くなってきたので、24時間テレビでトミーズ雅(だけではないが)がかぶっていたキャップを装着。
12:30 ペンパイナッポーじゃん。
13:30 手賀沼を渡って我孫子市へ。
前回、茅ヶ崎まで歩いた際は、昼食と15時の喫茶店のほぼ2回だけの休憩で、終盤は調子の悪い時の武藤敬司みたいな歩き方になっていたのですが、その後調べてみたところ、1時間に1回程度で短い休憩を取るのが望ましい歩き方だったことが分かりました。
そこで今回はかなり厳密に上記のルールを守っていたのですが、ちょうど休憩を取るべきくらいの時間に、我孫子市と茨城県取手市を結ぶ大利根橋に差し掛かってしまい、さっさと渡って休憩しようと思ったのですが、この橋がまあ長い長い。調べてみると全長1209mとのこと。スケジュールが狂って焦ってしまい、せっかく茨城県に上陸したのにこのあたりの写真はありません。
14:00 こんなところを歩く人はいないのでよく見えなくても問題になりません。
どんどん道が怪しくなってきます。
ところで、わたしはいつも音楽やラジオを聞かずにウォーキングをしていることもあり、よく無意識に鼻歌を歌っていることがあるのですが、ハードな疲労も相まって、自分でもまったく予想外の選曲になって面白いので、この日もメモしていました。
唐突にFUJIWARA原西による『ボギー大佐』の替え歌の替え歌のギャグ「サル、ゴリラ、一般人~♪」を歌い始めたときはさすがに笑ってしまいました。
・セットリスト
大脱走のテーマ/ブロンソンズ
つつみ込むように…/MISIA
祭りのあと/桑田佳祐
地獄先生/相対性理論 (※歌詞を全く覚えていないので「先生 知らないこと知リたいの」の部分を適当に「先生 シドミードになりたいの」と歌っている)
エイリアンズ/キリンジ
ボギー大佐/原西孝幸
CHA-LA HEAD-CHA-LA/影山ヒロノブ
旅人のうた / 中島みゆき
渚にまつわるエトセトラ/PUFFY
スノーパラダイス/Peachy(※20年前以上に伊集院光 深夜のバカ力で聞いた曲が今も出てくる)
16:00 風景に味がなさすぎるので、これはかなり嬉しかった。稼働中はカップヌードルから湯気が上がっているらしい(日清食品㈱ 関東工場)
16:30 茨城県に入ってから歩行者を見ていない気がしますが、それを証明するかのように、国道は雑草が繁茂し、人間が通った形跡がありません。
牛久沼に到達したところで、地図アプリが、ようやく国道から離れてラーメンショップへの詳細な経路を示し始めます。
自動車のビュンビュン通る道を何時間も歩き続けていたので、アプリの提案する「交通量の少ないルート」を選択したのですが……
文明滅びたて?
ヤギいるじゃん
シンプルに森じゃん
ここ行くの!?
舗装されていない道、車が来たら草むらに降りないとすれ違えない道、無理に森を開いて作ったみたいな道をガンガンお勧めしてきます。国道を逸れてからはほとんどずっと耳元で虫の羽音が聞こえていて、目視できないながらも、その虫を手で払い続けながら歩きます。
しかもこの先は緑色だらけの土地のぶち抜く「カントリーライン」なる道を提示しています。このままではi-Phoneに殺されると思い、移動手段を徒歩から自転車に変更してルートを再検索、難を逃れます。ここに来て予想到着時間が遅れるのはけっこうメンタルにキます。
気を取り直して、住宅街を抜ける安全なルートで進み始めたのですが……
暗い!
写真では伝わりにくいですが、日が沈んだ途端にあたりが一気に真っ暗になりました。ラーメンを食べ終わるころには一体どうなってしまうんだ……
危機感が疲労感を上回り、ここからお店まではダッシュで向かいます!
16:10 ついに目的地に到着!
ダッシュしたので17時台の歩数がやや多い。
出発から14時間、66.86kmを経てついにラーメンショップ牛久結束店に到着です。外には30人くらいの待ち。急いで食券を購入、店員さんに渡し、自分の番号が呼ばれるのを待ちます。
家族やアベックで訪れる人が多かったため、ソロのわたしは待ち人数の見た目から想像するよりは早く、食券購入から約30分後「特製ラーメン」の到着です。
「特製ラーメン」ラーメンにネギと卵のトッピングが追加されています。
スープを飲んで、まず、背脂由来と思われる甘味に驚きます。醤油の強い塩味とマッチしますが、それゆえかなりパンチが強いです。そこに絶妙な茹で加減の自家製麺(!)の細麺がよく絡まります。濃厚なのでネギ増しはマストでしょう。
この背脂の量なので、スープは飲み干すべきではないし、そうする人はちょっとやばいだろう、と言ったら、前述の友人はなんと飲み干していました(マジかよ)。
確かに美味しくて行列するのも納得だったのですが、14時間歩いたあとの体にはこの背脂を受け入れる余裕がなく、後半はかなりキツかったです。
前述の通り徒歩は危険なので帰りはさすがにバスに乗ろうかと思ったのですが……
バス、全然終わってました。
落ち込んでるうちにもあたりは暗くなる一方なので、当初の予定通り牛久駅まで徒歩で向かいます。
お店から駅までのルート。緑色の道を歩かせるな。
もちろん他に歩いてる人なんて一人もいません。
駅はこっちの方かな……
頑なに険しい道をおすすめしてきます。
19:20 電灯のあかりってこんなに嬉しいんだ。
19:45 いくつかのトラブルに見舞われましたが、無事に牛久駅に到着しました。
水色が徒歩、紺色が帰りの電車のルート
あとは家に帰ってぶっ倒れるだけだなと思っていたのですが、万歩計アプリを見ると94,000歩の表示、いやー、ここまで来たらもうヤるしかないっしょ……
ということで、家の近所を6,000歩分ランのおかわり。(最初から最後まで自分で勝手にやってることとはいえ)キツすぎる!
22:30 本当にこれでラスト。お疲れさまでした。
今まで全然そんなことしてなかったのに、さいきん急に40キロとかちょくちょく歩くようになって「そんなの自傷行為じゃん」って言われることがあるんですけど、そうです。
— 日 (@kusakabe1986) July 3, 2023
長距離ウォークの目的のひとつに、ズタボロ、無茶苦茶になってみたいという願望もあったので、さすがにここまでやれば、翌日はろくに歩けなくなっているだろうと期待したのですが、目が覚めたのはいつも通りの朝6時で、内ももと脛が軽い筋肉痛になっているだけでした。なんでだよ。