危険過ぎる事で有名な都道118号調布経堂停車場線を歩きたい

  • 更新日: 2021/08/17

危険過ぎる事で有名な都道118号調布経堂停車場線を歩きたいのアイキャッチ画像

電柱もぼっこぼこ

  • hatebu
  • feedly
  • rss

いつもありがとうございます。
個人タクシードライバーにしては若いぜつと申します。

仕事柄いつも都内のあらゆる道を車で走行している僕ですが、やっぱりありますよ。
なるべくなら通りたくない道ってやつが。
お客さんが乗っていたらそりゃなるべく近い道を選択しなきゃならない訳ですけど、そんな道の中には往々にして走れば走るほど嫌になる嫌道ってもんがあるんです。
今日は、そんな道をあえて歩いてみようという散歩です。




国道20号線(甲州街道)に仙川2丁目という名の交差点があります。
京王線の仙川駅から近く、マヨネーズで有名なキューピーの大きな施設が角地にあって、かつて某元超有名アイドルグループの人が事故った場所。
かつては和菓子の榮太郎の工場もあって、某元超有名アイドルグループの人が事故った場所。




これが仙川2丁目交差点。

ここを起点とする、ある曰く付きの道路がある。

その名も都道118号線調布経堂停車場線

どういう名前それ?

都道118号線(路線区分と整理番号)→わかる
調布(地名)→わかる
経堂(地名)→わかる
停車場線→誰?

どうやら停車場というのは駅という意味で、駅から国道や他の駅等を繋ぐ路線として停車場線という名称が振られるらしい。
ヤフー知恵袋に書いてあった。
ヤフー知恵袋には全ての叡智が記されているな。
知恵がすごい。
誤って袋の中に転がり落ちちゃったら目がバッキバキになって出てくるんだろうね。
知恵がすごいから。




都道118号線はここから甲州街道を挟んで反対側なので、年季の入ったこちらの歩道橋を利用します。
そーっと歩かないと崩れるから緊張しました。
近づきながら、これから歩く都道118号線について説明します。


©OpenStreetMap contributors / CC BY-SA

甲州街道から渋谷方面に行く場合、一般的には明大前から井ノ頭通りに入るルートになりますが、ここから都道118号線に入ると距離が短くなります。
しかしそれ故に平日の午前中は交通量が爆発的になり、その狭さからすれ違いざまにサイドミラーふっ飛ばす車が続出しています。
僕も目の前でハイエースとミニバンがお互いのミラーをぶつけ合った所を見たことがあるんですが、ハイエースの方のミラーだけ吹っ飛んでました。
片方だけ絶命するオオバコ相撲みたいな勝敗。
そして後ろが詰まっているせいか、お互いそのまま走り去っていました。




せっかく歩道橋に登ったので、甲州街道の新宿方面を眺める。
今回の話とは直接関係無いですが、甲州街道も難度が高い。
この区間の上り方面は無理矢理2車線にしてあるから、少しでも大きな車両は横並びに走行できない。
加えてそこに自転車走行レーンが加えられてて、もう全員命懸けよ。
フォートナイトとかに近い世界観。

因みに歩道も狭いのでこれ以上は拡げられません。
ストームが迫っていますから。




こちらは甲州街道の八王子方面。
実はこの日は日曜日の早朝で、かなり交通量が少ない状態です。




これが先ほど申し上げた、仙川2丁目交差点の一角にあるキューピーの施設。
その名もキューポートマヨテラス。
多分マヨネーズのパッケージをイメージしたんだろうな思うけど、おかげで耐震強度すごそう。
震度2兆で地球が砕け散っても、これだけ形を維持したまま宇宙空間浮遊してそう。




そんなキューポートマヨテラスの向かいにある貸看板フリーダム・トミー。
あきる野市の広告代理店です。
フリーダム・トミーの前に来たら都道118号線のスタート。
ここに広告が入ったらもうスタートがどこだか分からなくなってしまいますので、今のうちです。




問題の都道に入りました。
今回はここから特に難所と言われる榎交差点までの間、約2.3キロを歩いてみたいと思います。

やっぱり日曜日の早朝は車いないですね。
危険な道路を危険じゃない曜日と時間帯に歩くという、"成立"させる気の無い散歩。
大盛りが売りのお店で一番小さいサイズを注文します。

でも、これで良い。普段の交通量で悠長にカメラを構えていたら、わんぱくな通行車に体持っていかれるから。
カメラだけ現場に残る感じになるから。




少しずつ狭くなっていきます。
もちろんこれより狭い道路なんていくらでもあるし、それこそこれから入る世田谷区はそんな道だらけです。
ただ、この都道118号線は交通量が半端じゃないのでこの程度の狭さでも油断ならないのです。




歩道はひとまずここで終わります。




交通量の少ない曜日と時間帯だけど、横をバンバン通過していきますね。
ほんと、こんなとこ散歩しちゃだめ。
散歩していいのは101回くらいプロポーズする不死タイプの人だけ。




陸橋。




京王線のもの。
今でこそ調布市の京王線は地下化された部分が増えて来たけど、元々は仙川駅周辺だけでした。
まぁ地下って言うか、隣のつつじヶ丘駅から仙川駅までは急激に台地となるので、掘った方が都合が良かったって事だと思うのですが。




メタル化している伊藤園の自販機。
隙の無い完璧なおーいお茶を出してくれそう。
素晴らしく美味しいのだけど、辛口審査員が涙するのは優しかったお婆ちゃんが昔入れてくれたお茶を再現した故郷のお茶だから。

因みに通常だと1ダメージしか与えられないので、クリティカルの出やすい武器を使おう。




定期的にせり出す電柱にはもれなく擦り傷がついています。
両方向に車がバンバン来るので、すれ違う際に寄せ過ぎちゃうんですね。
できる限りすれ違いやすいようにしてあげようという、思いやりの心がペイントされているとも言えます。

逆に無理に突っ込んで自爆、或いは相手に削らせるというパターンもあるので、単純に見立てられない感情が刻まれています。




しゅわ王。




どこでも足湯製作。




解決!!お風呂のふたの困り事。

全部素材の味そのまんまを味わいたい風呂看板達。
ほぼ北海道の食材。




この先は右側に音楽の名門桐朋学園の敷地があり、歩道が一時的に整備されます。




周辺には武者小路実篤記念館へ誘導する看板がたくさんありますね。
着く頃にはお腹一杯になっちゃうくらい。
そんなに来て欲しいの?って思うかも知れませんが違います。
場所がアトランティスくらい分かり難くて誰も辿り着けないからです。




桐朋学園の横。
ここから先はしばらく安全な歩道を歩けます。
ここらの電柱みたいに身体ゴリゴリ削られちゃった方はここで再生しておいてください。
再生方法は多分ヤフー知恵袋に書いてありますから。




横断歩道前は少し溜まれるようになっています。
なんて呼べばいいんだろう。
このスペースの事をキャパって呼ぶ人は多分虫歯が一切無いですね。
余白って呼ぶ人は歯医者に通ってます。
バイブスって呼ぶ人はきっと歯が折れた事ありますね。

バイブスって呼ぶ人いる!?




アシッドって聞くと少しギョッとしてしまう。
自動的に強酸をイメージしちゃう僕の脳味噌のせいです。






弱酸性ベル・ジュバンス 
ビューテー京王yourレモン

オッケーです!
僕もそう思います!




ここにもバイブスがありました。




仙川駅の商店街出口交差点。
右方向に行くと狛江、左方向に行くと仙川駅。
前方にバスが見えますが、実はこの都道118号線は一部バス通りになっているんです。
混み合う時間帯は特に、時刻表から大きくずれます。
バスの運転士さんはすれ違いポイントを熟知しているので、結果的に譲りまくる事になるんですね。
大変だ。




仙川駅の商店街。
これでも時間帯によっては車で通れます。




先程までは桐朋学園脇の歩道。
ここからは島忠ホームズ脇の歩道。
学校や商業施設があれば、そのエリアだけ強めの歩道が設けられるんですね。




所でちょっとこの、島忠を中心としたテナントのラインナップを見て欲しいんですけど。




このラインナップを。
つい「全てがある」って声が漏れませんでした?
ここに無いのは邪馬台国くらいなもんですよ。
いや、邪馬台国もここだったのかも知れない。
邪馬台国仙川説浮上。




キックバックカフェ。
開店時間はいつも賑わっています。
webサイトによるとKICK BACKはリラックスと言う意味だそうです。
なんか重い蹴りを食らって後ろに仰け反るイメージだったんだけど全然違った。




ゲイシャブレンド導入。
駄洒落に利用されまくってそうな名前のコーヒーの品種。
ゲイシャとはエチオピアの地名だそうですね。
因みにタクシーが無線やアプリ等で呼ばれて向かっている際に掲示する表示も「迎車(げいしゃ)」なのですが、京都のタクシー運転手は酔った観光客辺りに何度も「そっちのゲイシャじゃないですよー」的な対応しているんじゃないかなって思っています。






松原通りとの交差点まで来ました。
写真左前方に行くと甲州街道、反対に行くと狛江を抜けて世田谷通りの和泉多摩川駅まで行けます。






都道118号はもう少し進むと世田谷区に突入です。




ここは写真だと広そうに見えますが、少し大きい車とのすれ違いの際は左の生け垣(ベニカナメモチ)にミラーを擦りながら通過します。




両方向に大型車を含め、びっしりと車両が往来している様子を想像してみて下さい。
そこにこのグリーンの、通学路を示すペイントですよ。
地獄に近い。
地獄出身の人が懐かしく思う光景。




若葉町二丁目交差点。
写真左側に伸びる道が都道118号線。
右側に伸びる道が成城富士見橋通りというバス通り。
午前中にこの成城富士見橋通り沿いで乗車いただくお客さんは、ほぼ全員成城学園前駅に行きます。
何故ならここの通りに来るはずの仙川駅と成城学園前駅を繋ぐバスは、都道118号線というボトルネックで詰まっていますから。
ただ、ここからしばらくはバス通りではなくなるので、都道118号線的には回復するターンです。




ここが調布市と世田谷区の境目。
即ち学区の境目。
グリーンの舗装も丁度ここで途切れています。




何かを再利用したプランターなのか、生まれながらにしてのプランターなのか。




世田谷区立上祖師谷7丁目公園。
鉄棒、滑り台、動物ぐわんぐわん。




所で、この、銅像。




火を頒つなんですけど。




ロウソクが末期。
これ火もらう側焦りますよね。
「ええ!?ええ!?直!?直で来る!?いや、一回ちょっと、地面置いてくれます?一回地面挟みましょ!」




路地の奥に。




黒猫と仔猫。




至誠会第二病院へ行くならこの路地を曲がります。
周辺では有名な総合病院。




この道の突き当たり、分かりにくい狭い住宅街に容赦無くあります。
分かりにくさに容赦無し第二病院。

代わりに第一病院は分かりやすくあって欲しい。
巨大な渦の中心部にあって、嫌でも引きずり込むタイプの総合病院であって然るべき。
じゃないと釣り合い取れない。




分かりにくいっていうか、分からないので、看板も大きめ。
救急病院でもあるから、きっと新人の救急車の運転手さんも入り方を予め勉強しておくんだろうなーと思う。




4番が無いので、不吉なナンバーを表記しないタイプ。




っていう訳では無く、後半大体削れている。
浅い番号は位置的に使用頻度が低いのかも知れない。
なんかチェーンでガードされているし。




いやーしかし、引っ張ってみてーなこのホース。
1日1回まで何を引っ張っても怒られないルールがあったら、多分行っちゃうよねこれ。
いやでもな、この先もっと引っ張り甲斐のあるものが出てきた場合、膝から崩れ落ちちゃうな。
「こ、これと比べたらさっきのホースなんぞ赤子同然…無念なり…」
とかなっちゃうのは嫌だ。
ここは保留だな。




いけず石の赤ちゃん。
立派ないけず石になるんだよ〜。






今ココ。




突如としてあるバーミヤン。
この流れでバーミヤン?っていうタイミングなんですよね。
奇襲タイプのバーミヤン。




手前の方にも水あげて欲しい。




車幅2メートル制限。
乗用車は大体通れるけど、中型トラックくらいから通れない規制ですね。




この場所はすれ違いポイントとして重宝されています。
交通量の多い時間帯は、ここぞとばかりに、アンジャッシュくらいすれ違ってる。
「仙川方面へ行こうとしている」
「経堂方面へ行こうとしている」
ですれ違ってる。




でもわりとすぐ終わる。
終わりを示す電柱が看守に見えるよ。
「すれ違い終了!各自房にもどれ!」




下の方に扉。
酒、タバコは止めてきたけど、ほふく前進だけはやめらんねぇなってタイプの人専用の入り口。




ミニ便器出し入れ扉でした。




突然②が始まった。
こういうやりこみ要素は①から出会いたかったな。




ここ。
ここの丁字路は左方向を見るとご機嫌な建物が見れます。




この距離から見てもご機嫌でしょ。
あれはバッティングセンター、オートテニス練習場がある世田谷スポーツプラザ。




久々に信号機が見えてきました。




上祖師谷駐在所があるこちらの交差点は、都道118号線と成城通りが交差するわりと要所ではあるのだけど、名前が付いていないんですよね。
なんでだろ。
「上祖師谷交番」みたいな安易な交差点名がつけられて然るべきなのに。




ここのファミマ、10年くらい前は雰囲気のあるラーメン屋さんだったんですよね。




成城通り。
この道を真っ直ぐ進むと成城学園前駅。
駅のタクシー乗り場で仕事をすると「〇〇さんの家の隣」といった具合に著名人の家を目印として行き先を告げられたりします。
たまに本人が乗ってきたりもする。




成城学園前駅と千歳烏山駅を結ぶ路線のバスがやってきました。
そう、ここから都道118号線は再びバス通りに。
癒しゾーンは終わりを迎えました。




右側のこんもりした場所は神明神社と公園。
ちょっと入って見たかったんですよね。




上祖師谷神明公園。
車で通る際はどんなもんかなって気にはなっていたけど、本日ついに入れます。
交通量の少ない時間帯だけ車列が途切れて道が開かれる。




これこれ、いつも見ているのはこの階段よ。
実際に登ってみないと分かんないじゃん。
公園って言うけど、本当はメリケンサック工場かも知れないじゃん。




じゃーん。
公園だー。




まずは禁止事項をチェック。
「サスケで挑戦者が失敗した時に他の挑戦者が一緒に悔しがるのは白々しいって思っている人は進入禁止」とか書いてあったら僕は入れないので。
今時の公園は何が禁止かわかんないんだから。




ブランコと激減中のぐるぐる回るジャングルジム。




三ツ矢サイダーが2個ポイ捨てされているのだけど、カップル、ブランコ、三ツ矢サイダーという青春イメージにポイ捨てという嫌なギャップがぶっ刺さるこの感じ、何でしょうかね。
闇金ウシジマくん読んだあとに近い。




隣接する神明神社への直結路がありますね。
神社ではなくメリケンサック工場かも知れないので入ってみましょう。




神社。
餌やり禁止神社。




遊び禁止神社でもある。




神明神社は天照大御神を祭神とする神社なので、伊勢神宮とよく似ていますね。




案内通り公園だったし神社だったので、また都道118号線に戻りましょう。







仙川駅の由来となっている仙川。
駅の方は「せんがわ」なのに対し川の方は「せんかわ」と呼ばれています。
それを踏まえた上で、このローマ字のSenkawaのkの部分ですよね。
やらかしを修正した形跡あるよね。




仙川の由来は、ここより上流の三鷹市新川にある丸池公園に水が湧きまくっている場所があって、そこを千釜と呼んでいたのが仙川に変化した説と、流域に仙人が住んでいたからっていう二つの説があるらしい。
絶対に後者であれ。




バス停が見えてきました。
この部分だけ歩道のようなものがあります。







やたら感謝されている駒沢大学。




っていうのも、実はバス停前にある駒沢大学の野球グラウンドが敷地の一部を提供してくれて、この安全なバス停が出来あがったという訳です。




歩いてきた方を見てもこの一部だけ歩行者道があるのが分かります。
アバン先生のマホカトールでデルムリン島に結界を張ったみたいな感じ。

実際利用者も多くて、お客さんが列を作っている事が多いです。
空車で通るとその列からお客さんが飛び出してきて乗車される事もあります。
もちろん行き先はバスと同じで千歳烏山駅。




でも交渉に当たった人が上手過ぎて、一塁線側ごっそりバス停として勝ち取るとかにならなくて良かったよね。
勝ち取り過ぎちゃ駄目な事もあるから。

「で、交渉はどうだった?駒大さんは少し敷地を譲ってくれそうか?」

「はい!一塁線側ごっそり頂きました!」

「いや頂き過ぎ!ちょっとで良いんだから」

「あと、センター前と三遊間を飛び地で貰いました!」

「わりと大事な所がバス停に!過剰な交渉の強さ!」




その向かいには祖師谷公園。
ここはある有名で凄惨な現在未解決の事件が発生した場所で、その一帯はまだ時が止まったかのようです。






注意書きと言えばここ、みたいになっているな。
新作が完成したら効果があるかどうか知らんが取り敢えずここに貼っておけみたいな、現場ネコ的現象がありそう。

一つ治安の乱れがあると他の犯罪を誘発する割れ窓理論っていうのがあるけど、実はこの注意喚起に関しても似たような心理が働くのかもしれない。




祖師谷公園内を突っ切るこちらの道路は、成城学園前駅までほぼ信号無しで抜けられる道に繋がるので重宝します。




さて、祖師谷公園を全体の2%くらい紹介した所で、駒大グラウンド前のこの工事中のエリアですよ。
実は都道118号線の今後に深く関わってくる待望のやつです。
答えは後ほど。




駒大グラウンド前交差点。
目印によく使われます。




駒大グラウンド交差点を写真左前方へ進むと千歳烏山駅に抜けられます。
千歳烏山駅へのバスはそのまま右の都道118号線を、タクシーで行く場合はここで左に曲がっていきますね。




やりこみ要素が⑤になっている!
②と⑤しか集まってねぇ。
一回クリアしてからもう一度初めから集め直さなきゃ駄目なやつだ。




ここから先は榎交差点まで抜け道がほぼ無くなるので、随一の難所に突入します。
抜け道がない故に交通量が最も多く、バス通りであり、通学路。
さらにカーブとせり出す電柱が容赦なく襲いかかります。
死んだも同然。




ここで不意にガソリンスタンド。
成城(世田谷ベース)に住んでいる事でも知られる所ジョージさんが入れに来るという話を聞いたことがある。






その隣には撮影用の車両が駐車してあるスペースが。
昔はたくさん走っていたって小耳に挟みがちな三輪のミゼットもここに置いてあったんだけど、いつの間にか無くなっていますね。




錆びている護送車かっこいい。
どうせ護送されるならこれがいい。




危険過ぎて平日の日中はほぼ歩行者がいないエリア。
地元の人こそ通らない。




カーブの途中に急に出現する安穏寺。
この都道118号線の危険性は昔から指摘されていたのだけど、拡幅されないのはこのお寺があるからだと聞いたことがあります。
お墓は動かせませんからね。

所でここ、実は車で中に入れるんです。
お客さんに入ってくれと言われてタクシーで入ったことがあります。
敷地は意外と広く数台駐車可能なんですが、出る時はカーブで見通しの悪い都道118号線ですから、もう目をつむって一か八かで出るしかないです。
僕はそうしました。




そろそろ難所の出口である榎交差点が見えてきそうです。
本来は最も映える危険エリアですけど、何ていうか、日曜日の早朝じゃ伝わらないですよね。
いやいいのよ、全然、映えより命だから。
でもさ、さっき死んだも同然とまで言っちゃってるから、もうちょっとだけ欲しい感じはある。
丁度良い危機を欲しがっちゃってる。






あ、みてこれ!すごい痕跡!なんて危険なの!いやーさすが危険道路!死んだも同然!




安穏寺のお墓が見えます。
少なくともあっち側は拡幅不可能。
一方でこっち側も住居がびっしりで中々厳しい。




あ、バスが来た。
凹みでやり過ごさねば。
何故なら最高に危険だから。




あ、そうそう、これも聞いた話ですが、この路線を任されるバスの運転士さんは優秀な方が選ばれるとの事です。
まぁそりゃそうだろうなとは思うけど、ストレス溜まるだろうなぁ。
家に帰ったらグランドセフトオート5とかやってるんじゃないかな。




セブンイレブンが見えてきたら榎交差点までもうちょいなんだけど、この写真からちゃんと命からがら感出てるかな?
大丈夫?
もうこの先ピンチを捻出できそうにないのだけど。




ここ、地域ではみんな知ってる有名な栄寿司さん。
タクシー会社にいた頃、常連の先輩に何度かご馳走になった事がありますが、毎回ウォーリーを探せくらい賑わっています。
タコに吸い付かれた大将に気を取られた魚をさばいている途中の板前さんが、そのまま横にあったホースをさばいちゃって、そこから噴き出した水が外を歩いている人の後頭部にぶち当たるみたいな事が起きてた気がする。
(ウォーリーを探せにありがちなやつ)




はい、で、ゴール。
到着しました、榎交差点。
無傷で。
無傷でごめん。
正直、今回は結構安全だった。
最低でも出血みたいな、出血ファイナルを期待していた人がいたら本当にごめん。

んで、この榎交差点なんですけど、今の所五差路になっていて、仙川方面と経堂方面の他に、吉祥寺通り方面、千歳烏山方面、千歳船橋方面へと分岐しています。




都道118号線はこの先、経堂駅付近のすずらん通り商店街まではこのように広い車道と歩道が整備されています。
「今まではまるで悪い夢でも見ていたかのようだ」って、実際に車で通ったら思うから。
本当に。






榎から千歳烏山駅方面への道ははっけん通り。
地元ではずっとそう呼ばれていたけど、最近正式に表記されるようになりましたね。
因みに「発見」ではなく「八軒」又は「八間」です。




所で、さっき今の所五差路と申し上げた榎交差点ですが、実は今後六差路になろうとしているんです。






現在先程の駒大グラウンドの工事箇所まで繋がる待望の新道を作っています。




拡幅のネックとなっていた安穏寺の裏側を通すルートで、バスもきっとそっちを通るようにルート変更するのでは無いかと思っています。
運転士さんもストレスをロスサントスの市民にぶつけなくて済むようになりますね。




完成まではまだまだだけど、徒歩なら横を進めるようになっているので最後にここを通ってみましょう。




118号線の一番の難所をパスできるだけで全く違います。
赤坂ミニマラソンで心臓破りの坂がなくなるようなもん。
冷静に考えたら心臓破りの坂なんかあっちゃ駄目でしょ。
心臓って破いちゃ駄目なものの筆頭なんだから。
せめて腎臓破りにしておいた方がいい。







なんかここだけ道路を横断できるようになっている。
なんだろう。




朝市くんでしたか。
隠し新鮮野菜ポイント。
良いアイテム売ってるパターンじゃん。








急ごしらえの現場感あふれる仮設歩道が刺さります。
現時点で最大限解放されている機能みたいな感じで。




駒大グラウンドのネットが見えてきました。




徒歩でもまだこの先は通行止め。
この奥で先ほどの駒大グラウンド前の工事個所に接続するわけですね。
待ち遠しいですね。

あと、さっきのホースはあの場で引っこ抜いておくべきだったな。
あれ以上はなかった。






このサイトの最新記事を読もう

twitterでフォローFacebookでフォロー

つながり散歩

#歩く #ふつう散歩 
  • hatebu
  • feedly
  • rss

ぜつ

決して相容れないと言われていた睡眠と散歩の両立を目指して、日々夜勤明けで散歩に明け暮れております。
ダンゴ虫と同じ人目につかない所へ進む行動パターンですので、大き目の石をひっくり返すとたまにいます。
その石をまた戻すと潰れます。

関連する散歩

フォローすると最新の散歩を見逃しません。

facebook      twitter      instagram      feedly

TOPへ戻る