京王線で一番マイナーな駅に行って散歩したら、謎が生まれてすぐに解決した

  • 更新日: 2022/11/17

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このプラットホームが満員になるところを見てみたい。

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はじめまして。新人ライターの宇佐美 涼です。

現在僕は京王線沿いに住んでいるのですが、電車に乗っても行くところといえば八王子や新宿、調布くらい。このままでは、京王線の全てを知ることは出来ない……! なので京王線で一番マイナーな駅に行ってみることにしました。



はい、早速来ました。

勘のいい方はこの金の馬でお分かりかもしれません。府中競馬正門前駅です。

なぜ府中競馬正門前駅がマイナーな駅なのか、場合によっては多くの敵を作ってしまいそうです。が、誤解しないでください。きちんと理由があります。この記事内では一番乗降客数の少ない駅を京王線で一番マイナーな駅、とさせていただきました。なので、決して府中競馬正門前駅の知名度が低い、人気がないという意味ではありません。あくまでも乗降客数の観点だけです。

そして、こちらを見ていただきたい。



府中競馬正門前駅は桁違いに乗降客数が少ないです。京王線内で唯一の三桁台です。文句なし(僕の中)でマイナー駅です。

僕は競馬は全く分からないので、競馬場ではなく駅周辺を見て回りたいと思います。



まず駅に到着して驚いたのが、駅のホーム。
めちゃめちゃ広い。でも誰もいない。日曜日の12時台でこの人の少なさです。




とりあえずエリアマップを見て、駅周辺に何があるのか見てみます。
地図右側に少し見えているのが、競馬場です。デカい。

……ん? ちょっと待ってください。



エリアマップの現在位置にふなっしーがいました。なんか大きさが絶妙にマッチしているのが小癪ですね。

ちなみに冒頭の金の馬の像は駅前にありました。

それでは府中競馬正門前駅、散歩開始です。




歩き始めてすぐに、あまりにも低すぎるガードレールがありました。長さもそんなにあるわけではなく、一体このガードレールは何をガードしているのでしょうか。




フン放置啓蒙のパネルシリーズ その①
犬は泣いているのに、猫は気にしていない表情をしているのがリアルでかわいい。




真新しいお稲荷さんがありました。どこかにあったものをここに移してきたのか、元々ここにあったものを作り直したのか。
こういうこぢんまりしたお稲荷さん、イイ……。




扉を守るフクロウがいました。さらにその手前には猫避けのトゲトゲパネルが設置されているという鉄壁の布陣。




カッコいいダクト。ロボットの腕にも見えます。そして青空が青すぎる。




フン放置啓蒙のパネルシリーズ その②
今度はめちゃめちゃデフォルメされています。犬と猫というのがかろうじて顔で分かる程度に簡略化されています。




庚申塔がありました。道が舗装されても、庚申塔自体が真っ二つになってもそこにあり続ける。見かけると、つい近寄ってしまう不思議な魔力があります。






適当に歩いていたら大きい神社を発見しました。「大国魂神社」です。せっかくなので、お参りしておみくじでも引こうと思います。




散歩しているので、右にも左にもフラフラしているんですけど、もしかしてあんまり良くない……?
吉ならもう少しうれしいことを書いてくれ。






漢字かと思ったら、「けやき」。ゲシュタルト崩壊してきて存在しない言語に見えてくる。




シンプルなテンプルと撮影時に思ったのですが、鳥居があるのでお寺ではなく神社でした。



その横にはアルミ缶専用のゴミ箱。これ以外のゴミ箱はありませんでした。



かつて、御神木だったと思われる木。もう何も宿っていない。




なんかシールがたくさん貼られた標識。カラフル。




ザ・柿の木。嫌でも秋を感じざるを得ない。(撮影日10月23日)




「先生」が落ちていた。






高架下に入り、上を見上げたら白い文字がびっしりと書かれていた。浮遊能力を持ったガリレオがいたに違いない。




多分、徐々に移動しているマンホール。10年後に見に行ったら歩道の真ん中にあるかも知れないです。




「関係者以外」は消えてしまい、もう関係者しかいないらしいです。僕も関係者です。




推定椅子が捨てられていました。おおよそ家庭にありそうな椅子ですが、どんなドラマがあって捨てられたのか……。









朽ちた鉄格子。いつ脱獄したんでしょう。




なんかシールがたくさん貼られた標識。カラフル。




フォントの見本市。タバコのフォントが一番好きです。




フン放置啓蒙のパネルシリーズ その③
犬の身体がそのままパネルになっているパターン。躍動感があってかわいい。




競馬場の裏辺り。全く競馬をしないので分からないのですが、おそらく競馬場を見渡す物見やぐら的なもの。周りに高い建物がないので、迷子になったらこれを見ればいつか競馬場に行けます。









フン放置啓蒙のパネルシリーズ その④
デフォルメされつつ、身体はきちんと犬っぽい。




なんかシールがたくさん貼られた標識。カラフル。
……なんか標識のほとんどにカラフルなシールが貼られている気がします。



これも!





これもこれも!!





なにこれ!

これは連続シール貼り人がいるに違いない……と日常の謎っぽいミステリを想像しましたがこのシールたち、調べてみたところ年次点検のたびに貼られているものらしいです。
短くて、単純なミステリでした。でも新たな”知”を得られました。
これも散歩の醍醐味です。






それはそれとしてこの消火栓の標識に貼られている♂マークの意味はよくわからなかったので、ご存じの方はこっそり僕に教えてください。




競馬場横の歩道にある模様。もしかして馬の蹄鉄……?









競馬場のフェンスや門にはこれでもかと馬が。




昔のゲームのタイトルみたいなアパートの看板がありました。多分シューティングゲーム。
どことなくセガっぽい(SEDOのせい?)。




色々散歩していたら、夕方になっていました。駅に戻ってみると、競馬場から出てきたお客さんで混み合っていました。

昼に見たときはホームの広さと人の量がかみ合っていないと感じましたが、どうやらこの駅のピークは夕方らしいです。

そんなこんなで、府中競馬正門前駅の散歩はおしまいです。
マイナー(僕がそう定義してしまったワケですが)でも少し見方を変えたりすれば、楽しい散歩が出来ます。皆さんも是非マイナー(だと思う)駅で降りてみてください。きっと、新しい発見があるはずです。

さて、僕は競馬が楽しそうということを発見してしまったのでこの辺で。











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宇佐美 涼

メロンソーダとミステリ、旅行が好き。クリームメロンソーダの上のアイスは最初に食べる。

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