自転車を引き取った帰りに色々する【西原商店街、笹塚、鎌倉通り】
- 更新日: 2020/07/02
だってばよ!
王田土人です。
いきなりですが、自転車を盗まれました。
盗まれたのは世田谷区。4月の外出自粛要請の直前です。
仕事もまだ普通にしていました。
自転車通勤だった私はさすがに困ると思い、すぐに新しい自転車を買ったのでした(そしてお金が無くなった話は、目黒編の日記に続きます)。
新しい自転車の乗り心地に現を抜かし、先代の存在を忘れかけていたある日、自転車を保管しているから取りに来てねと通知が来ました。
渋谷区から。え、渋谷区かよ。
どうやら世田谷区で自転車を拝借した不届き野郎が、トラップカード・闇のレンタサイクルを発動して、渋谷区で乗り捨てたらしいのです(自転車の鍵は掛けようね)。
渋谷区の自転車集積所は参宮橋駅の近くです。家からは結構な距離だなあ。
まあいいか。
知らない道を自転車で帰ってみよう。今回はそういう話です。
電車に乗る時間を極力減らすべく、原宿で降りて代々木公園を通って、参宮橋へ向かいました。
久しぶりに降りた原宿駅は、反対側のドアが開きました。
こっちは初詣の時しか開かないやつじゃなかったの。
ホームも色々変わっていてだいぶ歩きやすくなっていました。
いやそれは人が少ないからか。まあいいや。
無事再会。
寒かっただろ。お腹すいてないか。
ファミチキでも食べてくか。
せっかく参宮橋まで来たので、近くの笹塚にちょっと寄りたいお店があります。
ゆるく目指すことにしました。
ちょっと!西山小児科が消えちゃう!
みんな..今までありが...とう..。
すうっ...
だらだら走っていると、ダイナミックなゲートを見つけました。輪っかになってる。
時計が付いているゲートって、ちょっと公園っぽくていいですよね。
このネットみたいなのは何だろう。
商店街だし、お客さんをキャッチしたりするんだろうか。
どちらかというと、電線をキャッチしているけど。
おおーっ!下からのぞくと、UFOみたい。
UFOにさらわれる時、ふと見上げると「NISHIHARA」って書いてあったら、ちょっと安心しませんか。
あっ、このUFO、日本製なの?案外話が通じるかも...とか。
貼紙厳禁ですよ。
ねえ、話聞いてる?
街灯を見ていきます。
灯りの部分に、音符や果物があしらわれています。メルヘン。
ブドウと音符。
こちらはゾウとリンゴ。
牧歌的でいいですねぇ。
と思ったら、下はぐるぐる巻き。過酷!!
ぐるぐる巻きにされながらも、必死で貼紙厳禁を訴えています。旧字で。
ところでメーカーは賛光電器ですね。久しぶりの登場かな。
ピピッ...ピピッ......
ぐるぐるが光ったぞ!
これはもう完全に金星と交信してますね。
貼り紙したらさらわれるぞ!NISHIHARA製のUFOで。
街灯の親戚だなこれは。
since 1949
この幼稚園、創立から71年も経ってますよ。
ちなみに1949年というと、初のお年玉付きハガキが発売された年だそうです。
特等はミシンだそうです。
当時のミシンって今でいうどのラインだろうか。
ペッパー君とか?
そういえば、高校時代に授業がとても退屈な先生がいました。数学の先生でした。
先生はとても真面目で、授業が退屈であることをちゃんと自覚していたので、何とかおもしろ要素を採り入れようとして、ある日突然「今日は何の日」コーナーを始めました。
それは練習問題を解いている時などに、「えー、○○年前の今日は、日本で初めて○○した日だそうです!」と唐突に始まりました。私は、その時の何とも微妙な空気が好きでした。
71年前に思いを馳せたていたら、その先生を思い出しました。
大学にも似たような先生がいました。
授業の冒頭で「えー、授業アンケートに『講義が退屈である』と書かれており、なるほどそれも一理あるのかなと思い、やはり適度に雑談を織り交ぜるなどした方が授業に集中できるのではないかということで、一つ雑談というものをしてみたいと思います。」と、「土佐日記」の冒頭のような前振りをした後に、「えー、口が臭いというのは...」と、それは一体どんなテーマだよという雑談を始めました。
先生の「雑談」、大好きだったなあ。
話がだいぶ逸れました。
ふくだ幼稚園でした。
こうして見ると、後ろの建物も何とも趣があるじゃないですか。
松本で見ましたよこんな教会。
この建物が、ふくだ幼稚園かは知りませんが。
西原商店街を抜けると、その先には鮮やかなブルーの街灯がありました。
青い街灯ってちょっと珍しいんですよ。ガリガリ君のアタリくらい。
こっちの街灯も面白そうですが、そんなことをしていたら、笹塚に着くまでに野垂れ死にしてしまうので、涙を飲んで向かいます。
喫茶店と言いつつも、実はカレーが美味しいことで有名なお店です。
ここです。
看板がかわいい。
大学時代、私はカレーが美味しいお店を探すことにハマっていて(理由は割りとしょーもないので省略)、「茶豆」さんもその中で見つけたお店です。
私は割りと真面目(というか融通が利かない)だったので、茶豆さんに行った日、大学3年にして初めて授業をサボったのでした。
そして、たまたまお休みでした。バチが当たったなと思いました。
雨の日だったなあ確か。懐かしい。
2回目の訪問で念願のカレーを食べた時、「ああ、おいしい...」としみじみ感動をしたものでした。
コーヒーとカレーの香りがする薄暗い空間は居心地がよく、ゆったりと時間が流れていました。
それ以来、友達を連れてきたり、初任給で家族にごちそうするからとか、資格試験の会場が近いからとか、何かと理由を付けて行きました。
で、その「茶豆」さんがなんとテイクアウトを始めたのです。素敵!
ポークカレーの中辛。
近くの緑道にベンチがあったので、腰掛けて食べます。
食レポとかはできないのでしません!美味しいです!
(6月7日よりイートインも再開されたそうです。喫茶店なのでコーヒーも美味しいです!)
次はここを走ります。
前日に google map で遊んでいたら見つけてしまったんですよ。
こんなん何があるか気になるじゃないですか。
方角もぴったり。
最初に出てきたのが腰痛センターでした。
例えば、「流通センター」というのは、流通のセンターな訳ですよ。
それと同じ考え方を当てはめると、「腰痛センター」は腰痛のセンターな訳ですから、腰痛の側からしたらお伊勢参り的なスポットかもしれず、日本全国津々浦々、ありとあらゆる腰痛が寄ってたかって襲ってくるのではないかという気もします。幸い、腰痛のバリエーションはそんなに多くない気もしますが。
しかし、そんなことを言ったら「皮膚科」だって「皮膚病治療科」だろという話で、つべこべ言わずに行間を読むことにしました。
鎌倉通りなのに、思いっきり北沢って言っちゃってるしなあ。
何か鎌倉っぽいものがほしいなあ。
ネダンが新鮮って、高い方に振れる可能性もあるからね。
え、このサーモン、50万円もするの!逆に新鮮!
らくがきだってばよ!
貼紙厳禁だってばよ!
あー、下北沢に着いちゃったよ。もはや鎌倉のかけらもない。
真ん中の白は何が消された跡だろう。
顔文字とかだったら楽しいなあ。
お、ついに鎌倉!
いや、でもちょっと直接的過ぎるなあ。
もうちょっと匂わせ系でお願いしたいんですよ。
大仏っぽく見える木とか。
これなんかどうだろう。
鎌倉銘菓でこういうのないかな。
アーモンドチョコクランチみたいな。
とか言ってたら、千代田に来ちまった。
時空がゆがんでる。
あれっ?これは街灯の頭の部分ではないか。
街灯をちゃんと観察して描くようになって気づいたんですが、街灯の構造は支柱の部分と灯りの部分に分かれているんですよ。
こんな感じです。
で、これは恐らく灯りの部分だけを取り付けたんじゃないかなあ。
にしても、上野毛商和会の街灯にかなり似てるなあ。
ほらほら。微妙な違いはあれど、相当似ているぞ。
102周年!!
あっさりふくだ超えしてきた。
ここに通う園児がいたら、ちょっと敬語を使ってしまいそう。
102年前、1918年は米騒動の年だそうですよ。ひょえー!
この「止まれ」、めっちゃ恐くないですか。
圧がやばい。
止まらなかったら石にされそう。
警察と母の会もバックについてるし。
ほら、この石垣をモコッとさせたのも母の会かもしれない。
自転車を盗んだ不届き野郎も貼り紙野郎もモコッてしてほしい。
モコッ!!
あ、鎌倉通り終わっちゃった。
どっちに曲がったか忘れたけど、緑道に出ました。
素材の一体感を全無視した滑り台。
違うものどうしをなじませようとするのではなく、むしろ違いを強調することで両者の特性を引き出すアプローチですね。
絵の世界では、コラージュでこれを出来たら相当ハイレベルだと思います。
不穏な注意書き。
滑り面を見てみましょう。どれどれ。
確かに熱そう。
昔使ってた電気ストーブの表面がこんなだった気がする。
下にコンロでも付いてんじゃないかと思って覗いてみましたが、あるのは石ばかり。
母の会に刃向かったんでしょうか。
遊具の方も見てみます。
鳥ですね。
ん?この形、どこかで見たような...
あっ、鎌倉銘菓・鳩サブレー!!
【西原商店街・街灯図鑑】
いきなりですが、自転車を盗まれました。
盗まれたのは世田谷区。4月の外出自粛要請の直前です。
仕事もまだ普通にしていました。
自転車通勤だった私はさすがに困ると思い、すぐに新しい自転車を買ったのでした(そしてお金が無くなった話は、目黒編の日記に続きます)。
新しい自転車の乗り心地に現を抜かし、先代の存在を忘れかけていたある日、自転車を保管しているから取りに来てねと通知が来ました。
渋谷区から。え、渋谷区かよ。
どうやら世田谷区で自転車を拝借した不届き野郎が、トラップカード・闇のレンタサイクルを発動して、渋谷区で乗り捨てたらしいのです(自転車の鍵は掛けようね)。
渋谷区の自転車集積所は参宮橋駅の近くです。家からは結構な距離だなあ。
まあいいか。
知らない道を自転車で帰ってみよう。今回はそういう話です。
電車に乗る時間を極力減らすべく、原宿で降りて代々木公園を通って、参宮橋へ向かいました。
久しぶりに降りた原宿駅は、反対側のドアが開きました。
こっちは初詣の時しか開かないやつじゃなかったの。
ホームも色々変わっていてだいぶ歩きやすくなっていました。
いやそれは人が少ないからか。まあいいや。
無事再会。
寒かっただろ。お腹すいてないか。
ファミチキでも食べてくか。
せっかく参宮橋まで来たので、近くの笹塚にちょっと寄りたいお店があります。
ゆるく目指すことにしました。
ちょっと!西山小児科が消えちゃう!
みんな..今までありが...とう..。
すうっ...
西原商店街
だらだら走っていると、ダイナミックなゲートを見つけました。輪っかになってる。
時計が付いているゲートって、ちょっと公園っぽくていいですよね。
このネットみたいなのは何だろう。
商店街だし、お客さんをキャッチしたりするんだろうか。
どちらかというと、電線をキャッチしているけど。
おおーっ!下からのぞくと、UFOみたい。
UFOにさらわれる時、ふと見上げると「NISHIHARA」って書いてあったら、ちょっと安心しませんか。
あっ、このUFO、日本製なの?案外話が通じるかも...とか。
貼紙厳禁ですよ。
ねえ、話聞いてる?
街灯を見ていきます。
灯りの部分に、音符や果物があしらわれています。メルヘン。
ブドウと音符。
こちらはゾウとリンゴ。
牧歌的でいいですねぇ。
と思ったら、下はぐるぐる巻き。過酷!!
ぐるぐる巻きにされながらも、必死で貼紙厳禁を訴えています。旧字で。
ところでメーカーは賛光電器ですね。久しぶりの登場かな。
ピピッ...ピピッ......
ぐるぐるが光ったぞ!
これはもう完全に金星と交信してますね。
貼り紙したらさらわれるぞ!NISHIHARA製のUFOで。
街灯の親戚だなこれは。
since 1949
この幼稚園、創立から71年も経ってますよ。
ちなみに1949年というと、初のお年玉付きハガキが発売された年だそうです。
特等はミシンだそうです。
当時のミシンって今でいうどのラインだろうか。
ペッパー君とか?
そういえば、高校時代に授業がとても退屈な先生がいました。数学の先生でした。
先生はとても真面目で、授業が退屈であることをちゃんと自覚していたので、何とかおもしろ要素を採り入れようとして、ある日突然「今日は何の日」コーナーを始めました。
それは練習問題を解いている時などに、「えー、○○年前の今日は、日本で初めて○○した日だそうです!」と唐突に始まりました。私は、その時の何とも微妙な空気が好きでした。
71年前に思いを馳せたていたら、その先生を思い出しました。
大学にも似たような先生がいました。
授業の冒頭で「えー、授業アンケートに『講義が退屈である』と書かれており、なるほどそれも一理あるのかなと思い、やはり適度に雑談を織り交ぜるなどした方が授業に集中できるのではないかということで、一つ雑談というものをしてみたいと思います。」と、「土佐日記」の冒頭のような前振りをした後に、「えー、口が臭いというのは...」と、それは一体どんなテーマだよという雑談を始めました。
先生の「雑談」、大好きだったなあ。
話がだいぶ逸れました。
ふくだ幼稚園でした。
こうして見ると、後ろの建物も何とも趣があるじゃないですか。
松本で見ましたよこんな教会。
この建物が、ふくだ幼稚園かは知りませんが。
西原商店街を抜けると、その先には鮮やかなブルーの街灯がありました。
青い街灯ってちょっと珍しいんですよ。ガリガリ君のアタリくらい。
こっちの街灯も面白そうですが、そんなことをしていたら、笹塚に着くまでに野垂れ死にしてしまうので、涙を飲んで向かいます。
笹塚
笹塚には何があるのかというと、大学時代に通っていた「茶豆」という喫茶店があるのです。喫茶店と言いつつも、実はカレーが美味しいことで有名なお店です。
ここです。
看板がかわいい。
大学時代、私はカレーが美味しいお店を探すことにハマっていて(理由は割りとしょーもないので省略)、「茶豆」さんもその中で見つけたお店です。
私は割りと真面目(というか融通が利かない)だったので、茶豆さんに行った日、大学3年にして初めて授業をサボったのでした。
そして、たまたまお休みでした。バチが当たったなと思いました。
雨の日だったなあ確か。懐かしい。
2回目の訪問で念願のカレーを食べた時、「ああ、おいしい...」としみじみ感動をしたものでした。
コーヒーとカレーの香りがする薄暗い空間は居心地がよく、ゆったりと時間が流れていました。
それ以来、友達を連れてきたり、初任給で家族にごちそうするからとか、資格試験の会場が近いからとか、何かと理由を付けて行きました。
で、その「茶豆」さんがなんとテイクアウトを始めたのです。素敵!
ポークカレーの中辛。
近くの緑道にベンチがあったので、腰掛けて食べます。
食レポとかはできないのでしません!美味しいです!
(6月7日よりイートインも再開されたそうです。喫茶店なのでコーヒーも美味しいです!)
鎌倉通り
次はここを走ります。
前日に google map で遊んでいたら見つけてしまったんですよ。
こんなん何があるか気になるじゃないですか。
方角もぴったり。
最初に出てきたのが腰痛センターでした。
例えば、「流通センター」というのは、流通のセンターな訳ですよ。
それと同じ考え方を当てはめると、「腰痛センター」は腰痛のセンターな訳ですから、腰痛の側からしたらお伊勢参り的なスポットかもしれず、日本全国津々浦々、ありとあらゆる腰痛が寄ってたかって襲ってくるのではないかという気もします。幸い、腰痛のバリエーションはそんなに多くない気もしますが。
しかし、そんなことを言ったら「皮膚科」だって「皮膚病治療科」だろという話で、つべこべ言わずに行間を読むことにしました。
鎌倉通りなのに、思いっきり北沢って言っちゃってるしなあ。
何か鎌倉っぽいものがほしいなあ。
ネダンが新鮮って、高い方に振れる可能性もあるからね。
え、このサーモン、50万円もするの!逆に新鮮!
らくがきだってばよ!
貼紙厳禁だってばよ!
あー、下北沢に着いちゃったよ。もはや鎌倉のかけらもない。
真ん中の白は何が消された跡だろう。
顔文字とかだったら楽しいなあ。
お、ついに鎌倉!
いや、でもちょっと直接的過ぎるなあ。
もうちょっと匂わせ系でお願いしたいんですよ。
大仏っぽく見える木とか。
これなんかどうだろう。
鎌倉銘菓でこういうのないかな。
アーモンドチョコクランチみたいな。
とか言ってたら、千代田に来ちまった。
時空がゆがんでる。
あれっ?これは街灯の頭の部分ではないか。
街灯をちゃんと観察して描くようになって気づいたんですが、街灯の構造は支柱の部分と灯りの部分に分かれているんですよ。
こんな感じです。
で、これは恐らく灯りの部分だけを取り付けたんじゃないかなあ。
にしても、上野毛商和会の街灯にかなり似てるなあ。
ほらほら。微妙な違いはあれど、相当似ているぞ。
102周年!!
あっさりふくだ超えしてきた。
ここに通う園児がいたら、ちょっと敬語を使ってしまいそう。
102年前、1918年は米騒動の年だそうですよ。ひょえー!
この「止まれ」、めっちゃ恐くないですか。
圧がやばい。
止まらなかったら石にされそう。
警察と母の会もバックについてるし。
ほら、この石垣をモコッとさせたのも母の会かもしれない。
自転車を盗んだ不届き野郎も貼り紙野郎もモコッてしてほしい。
モコッ!!
あ、鎌倉通り終わっちゃった。
どっちに曲がったか忘れたけど、緑道に出ました。
素材の一体感を全無視した滑り台。
違うものどうしをなじませようとするのではなく、むしろ違いを強調することで両者の特性を引き出すアプローチですね。
絵の世界では、コラージュでこれを出来たら相当ハイレベルだと思います。
不穏な注意書き。
滑り面を見てみましょう。どれどれ。
確かに熱そう。
昔使ってた電気ストーブの表面がこんなだった気がする。
下にコンロでも付いてんじゃないかと思って覗いてみましたが、あるのは石ばかり。
母の会に刃向かったんでしょうか。
遊具の方も見てみます。
鳥ですね。
ん?この形、どこかで見たような...
あっ、鎌倉銘菓・鳩サブレー!!
【西原商店街・街灯図鑑】