ハツセノ買い出し紀行
- 更新日: 2023/10/12
夕凪の時代の前の買い出し
「ヨコハマ買い出し紀行」という漫画・アニメ作品がありまして、人口が激減した世界で主人公のロボットであるアルファさんが、喫茶店を営みつつオーナーの帰りをのんびり待ち続けるというお話です。神奈川県三浦市の初声町あたりが舞台といわれており(諸説あり)、アルファさんはたびたび横浜へコーヒー豆の買い出しに行っています。
私もアルファさんにならって買い出しへ……と思うのですが横浜は何度も行ってますので、聖地巡礼も兼ね初声町へ何かしら買いに行くことにしました。
初声町の最寄駅は京急の三崎口駅です。実は名物のマグロを食べに何度か訪れたことがあるのですが、当時は何も知らなかったので城ヶ島をキックボードで徘徊するのみでした。
買い出しはもちろん、今回は内陸もぶらぶら散歩するぞ。写真は空のように青い売店のペンキぬりたて。
駅周辺はそんなに栄えていないですが、良い感じの路地裏はあります。
マンションオーナーは無理だけど、ラベンダーのオーナーであれば頑張ったらなれるかな。写真を見返すと連絡先がどこにも書いてないのも良いな。
芝生と言ってよいのかグレーゾーンの芝生。
駅の周りが丘っぽく高い位置にあるだけで、住宅街からだと京急は天空の路線になっています。
小さな常磐線が落ちてるなと思ったのですが、よく見たらパレットが縦に置かれているだけでした。
呼ばれている気がする。
壁本来の模様と排水跡の汚れによるジェネラティブアート。きのこの家。
元は化粧品の広告っぽい。現在はポイ捨て禁止のポスターとして第二の人生を歩んでいる。
丸太を等間隔に並べるだけで休憩所の概念ができあがる。
コンビニっぽい概念もたくさんある。この日はマグロではなくエビマヨを食べました。
でいなて。へんな写真を撮るだけじゃなくて買い出しに行かないと。でも私はアルファさんと違って、家で珈琲豆を挽かないからなあ……
最終的に近くにあったリサイクルショップで折尺を買いました。50円です。カラオケ練習用のカセットテープと迷いました。
折尺とは折り畳み式の物差しでこんなに伸びます。これからは色んなものを測りながら生きていくぞ。
買い出しも済みましたので、あとは作品舞台にもなった岬の先っちょにある「黒崎の鼻」をのんびり目指します。この電柱が並ぶ道も有名。
のんびりとか書いたけど、この日は30度超えで日陰もないため倒れそうになっています。
暑すぎてタイヤも萎んでいる。
“ここから”でも測るか……単位がよく分からないけど約13インチ? センチだと約33cm。
“700m”は約9.5インチでした(24cm)。
海への道のりはだいぶ長い。
でも電柱の道の雰囲気は最高ですね。夏っぽい雲も見納めかもしれないなあ。
人類衰退後のカラーコーン。
周囲にモノが無さすぎるため地面を見ている。三浦半島のしわ。
電柱の道の先っぽに来たけど、この先へ進むなと暗に言われているな。北側のもう一つの道の先っぽへ向かうことにします。
もう一本の道の先にも来てみましたが、広場になっているだけで海へは進めそうもありません。でも都内ナンバーの車とかあるんだよな。道を引き返しながら黒崎海岸への行き方を調べます。
どうやらさっきの場所で合っているらしい。また引き返してよく観察してみると、獣が通るような藪道がありました。マジでここを通るのか……
人の背丈以上に薮が茂っています。ここはまだマシな方で、他は草木をかき分けながら進むような感じです。虫もガンガンいます。半袖短パンで来ちゃったけど、これは長袖長ズボンをオススメしますね。迷路みたく分かれ道もありますが、降る方向へ進めばなんとかなりそうです。
めげずに藪道を進み続けると、そこには海岸が広がっておりました。感動です。帰りのことは考えないようにします。
どうやらロケ地としても有名なようで、撮影クルーみたいな人たちがロケハンしてました。夕日がとんでもなく綺麗らしい。
岩がたくさんあります。岩のファンなので嬉しい。
500年後のフランクフルトと抽象化した顔みたいなものが落ちていました。
自然の温泉みたいなところがたくさんあります。小魚と混浴。
プライベートビーチだ。期間限定で暮らしてみたい。
これが有名な黒崎の鼻ですか。直感でこれが鼻だと思ったのですが、なぜかこのアングルの写真がネットで全然見つからなかった。名前の由来は不明(詳しい方いたら教えてください)。ただ、海へ突き出した部分を一般的に「鼻」と呼ぶことはぼちぼちあるみたいです。
とりあえず計測しておくか……
上に登ってみます。ロッククライミングさんぽ。
登りました。写真だと伝わりにくいですが、けっこう高いし怖い。
鼻の北側の入江。お店っぽいのが全然無くて良いな。初声マリーナというヨットハーバーの跡地らしいです。
地面があるようにも見えますが、植物が伸びているだけで歩くと落ちます。
鼻の南側。ああ、エモすぎる。丘の上に建っているのはアルファさんの喫茶店「カフェ・アルファ」でしょうか。5000年後もあそこに建っていて欲しい。
名残惜しいですが、暗くなると帰り道が危ない気がするので帰りましょうかね。行きと比べると藪道への抵抗感が薄らいでいるな。
ボトルに入れた水道水もあと2口分ほどしかない。満足感はある。
帰り際。電柱の道を振り返る。
以上、初声町への買い出し紀行でした。折尺は自宅のインテリアとして活躍中。
私もアルファさんにならって買い出しへ……と思うのですが横浜は何度も行ってますので、聖地巡礼も兼ね初声町へ何かしら買いに行くことにしました。
初声町の散策と買い出し
初声町の最寄駅は京急の三崎口駅です。実は名物のマグロを食べに何度か訪れたことがあるのですが、当時は何も知らなかったので城ヶ島をキックボードで徘徊するのみでした。
買い出しはもちろん、今回は内陸もぶらぶら散歩するぞ。写真は空のように青い売店のペンキぬりたて。
駅周辺はそんなに栄えていないですが、良い感じの路地裏はあります。
マンションオーナーは無理だけど、ラベンダーのオーナーであれば頑張ったらなれるかな。写真を見返すと連絡先がどこにも書いてないのも良いな。
芝生と言ってよいのかグレーゾーンの芝生。
駅の周りが丘っぽく高い位置にあるだけで、住宅街からだと京急は天空の路線になっています。
小さな常磐線が落ちてるなと思ったのですが、よく見たらパレットが縦に置かれているだけでした。
呼ばれている気がする。
壁本来の模様と排水跡の汚れによるジェネラティブアート。きのこの家。
元は化粧品の広告っぽい。現在はポイ捨て禁止のポスターとして第二の人生を歩んでいる。
丸太を等間隔に並べるだけで休憩所の概念ができあがる。
コンビニっぽい概念もたくさんある。この日はマグロではなくエビマヨを食べました。
でいなて。へんな写真を撮るだけじゃなくて買い出しに行かないと。でも私はアルファさんと違って、家で珈琲豆を挽かないからなあ……
最終的に近くにあったリサイクルショップで折尺を買いました。50円です。カラオケ練習用のカセットテープと迷いました。
折尺とは折り畳み式の物差しでこんなに伸びます。これからは色んなものを測りながら生きていくぞ。
黒崎の鼻を目指す
買い出しも済みましたので、あとは作品舞台にもなった岬の先っちょにある「黒崎の鼻」をのんびり目指します。この電柱が並ぶ道も有名。
のんびりとか書いたけど、この日は30度超えで日陰もないため倒れそうになっています。
暑すぎてタイヤも萎んでいる。
“ここから”でも測るか……単位がよく分からないけど約13インチ? センチだと約33cm。
“700m”は約9.5インチでした(24cm)。
海への道のりはだいぶ長い。
でも電柱の道の雰囲気は最高ですね。夏っぽい雲も見納めかもしれないなあ。
人類衰退後のカラーコーン。
周囲にモノが無さすぎるため地面を見ている。三浦半島のしわ。
電柱の道の先っぽに来たけど、この先へ進むなと暗に言われているな。北側のもう一つの道の先っぽへ向かうことにします。
もう一本の道の先にも来てみましたが、広場になっているだけで海へは進めそうもありません。でも都内ナンバーの車とかあるんだよな。道を引き返しながら黒崎海岸への行き方を調べます。
どうやらさっきの場所で合っているらしい。また引き返してよく観察してみると、獣が通るような藪道がありました。マジでここを通るのか……
人の背丈以上に薮が茂っています。ここはまだマシな方で、他は草木をかき分けながら進むような感じです。虫もガンガンいます。半袖短パンで来ちゃったけど、これは長袖長ズボンをオススメしますね。迷路みたく分かれ道もありますが、降る方向へ進めばなんとかなりそうです。
めげずに藪道を進み続けると、そこには海岸が広がっておりました。感動です。帰りのことは考えないようにします。
どうやらロケ地としても有名なようで、撮影クルーみたいな人たちがロケハンしてました。夕日がとんでもなく綺麗らしい。
岩がたくさんあります。岩のファンなので嬉しい。
500年後のフランクフルトと抽象化した顔みたいなものが落ちていました。
自然の温泉みたいなところがたくさんあります。小魚と混浴。
プライベートビーチだ。期間限定で暮らしてみたい。
これが有名な黒崎の鼻ですか。直感でこれが鼻だと思ったのですが、なぜかこのアングルの写真がネットで全然見つからなかった。名前の由来は不明(詳しい方いたら教えてください)。ただ、海へ突き出した部分を一般的に「鼻」と呼ぶことはぼちぼちあるみたいです。
とりあえず計測しておくか……
上に登ってみます。ロッククライミングさんぽ。
登りました。写真だと伝わりにくいですが、けっこう高いし怖い。
鼻の北側の入江。お店っぽいのが全然無くて良いな。初声マリーナというヨットハーバーの跡地らしいです。
地面があるようにも見えますが、植物が伸びているだけで歩くと落ちます。
鼻の南側。ああ、エモすぎる。丘の上に建っているのはアルファさんの喫茶店「カフェ・アルファ」でしょうか。5000年後もあそこに建っていて欲しい。
名残惜しいですが、暗くなると帰り道が危ない気がするので帰りましょうかね。行きと比べると藪道への抵抗感が薄らいでいるな。
ボトルに入れた水道水もあと2口分ほどしかない。満足感はある。
帰り際。電柱の道を振り返る。
以上、初声町への買い出し紀行でした。折尺は自宅のインテリアとして活躍中。