市ヶ谷の三連三角を見に行く

  • 更新日: 2019/04/18

市ヶ谷の三連三角を見に行くのアイキャッチ画像

この地図を見て、「なんかへんだな」っておもったんだ。


所用で市ヶ谷にきました。

市ヶ谷と言えば、東京や秋葉原に向かう途中に通るだけの駅でした。降り立ったのも初めて。
用事を終え、なにかないかなーと、ふっとそのへんにあった地図を覗き込んだんですよ。

そしたらなんと。



三角です。

三角形が3つも並んでいます。
このような三角形の立地はたまにありますし、サンポーでも過去に記事になっていますが、まさか3つも並んでいるなんて。こんなことはめったにありません。
敷地の北側を通る神田川の影響がありそうですが、川の対岸は四角形の敷地ですからね。むむむ、これはどういうことなんでしょう。

いや、「厳密には正三角形なのは真ん中のひとつだけじゃないか」とか、「角が欠けて四角形になっているじゃないか」とか、そういう見方もあるとはおもうのです。
でもそういうのって、バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発を見て「掛布だけちょっと左にずれてたから、バックスクリーンじゃなかったよね」って言うのとおなじくらい野暮じゃないですか。

とにかく、この地図を見てわたしはおもったのです。この3つの三角形の周りには、いったいなにがあるのだろうと。
それをこの目で確かめるべく、まずは左下の三角形をもとめて、市ヶ谷駅に向かいました。


アルカディアの三角



まずはひとつめ。こちらを地図の左下から順に回っていこうとおもいます。
真ん中に「アルカディア市ヶ谷」という建物があります。「アルカディア」と言えば理想郷の代名詞ですが、この三角形には理想郷があるのでしょうか?気になりますね。



市ヶ谷駅でした。都営新宿線のA1出口のエレベーターを降りると、すぐに三角形の頂点。
これはもう、「世界でいちばんアクセスのいい三角形の頂点」と言っても過言ではありません。



ちょっと引きで撮ってみます。
なるほど、建物があるので厳密な三角形ではありませんが、先端と言ってもいいんじゃないか、許してくれよ。そんな気持ちになります。



そしてよく見たら、市ヶ谷駅は三角形の外にありました。
おいきみ、頂点Aじゃなかったのか。



さて、それでは底辺を歩いていきます。三角形の頂点に君臨する「カレーの王様」を敬いながら、道を進んでいきますよ。



カレーの王様は、その名にふさわしい威厳を備えておりました。



入口の自動ドアは故障していたけども。



さて、この建物は市ヶ谷プラザというようです。



仲を覗くと、めちゃめちゃいい雰囲気でうっとりします。
ここ、こんど個人的に行こう。



枠からはみ出してるチラシがかわいい。
そうそう、この建物にはラーメン屋さんも入っているのですが。



店舗所在地に対する主張がつよい。



地図に記載されていたアルカディア市ヶ谷です。
私学会館という名称がついている通り、私学教職員の福祉厚生のために建てられた施設で、一般客の宿泊もできるようです。



理想郷の名を冠した建物には、銀行の出張所が入っていました。
たとえ理想郷にたどり着いたとて、人類は金銭からは逃れられないということなんでしょうか。



役目を成しているのか、よくわからないブロック塀もありました。



市ヶ谷ビルという立派なビルがあったのですが



入っている会社が見事なまでのサンドイッチになっていました。
専門店の、ボリュームがあるタイプのやつです。



さらに進むと、こちらにも市ヶ谷駅の出入口が。A4出口だそうです。



この床屋さんみたいな模型、なんだろうなぁとおもっていたのですが、調べてみたら「くるくるシンボル」というもの。

都営地下鉄の出入口に、目印として設置されているそうです。こんなのがあったんですね。初めて知りました。



市ヶ谷駅のあるビルと、となりのビルの間には扉がありました。



サイズのちがう左右の扉のあいだが、ちょうど土地の境界になっているようです。
右側の扉が壊れたら、右側のビルの持ち主が直す、みたいなルールがあるんでしょうか。



まもなく、2つめの頂点に着きます。
角にあったのは市ヶ谷東急ビルでした。



三角形の角には、木が植えてありました。



東郷公園入口の交差点から北上していきます。



大通りに別れを告げて、枝道に入っていきますよ。



市ヶ谷東急ビルの脇をずずいと進んでいきます。



カラーコーンとチェーンと禁止の表示と。役割がおおいです。一人三役。あ、一人じゃなくて一本か。
チェーンを通す穴が鍵穴みたいなかたちでかわいい。



荷捌き専用の駐車場もありました。○○専用っていい響きですね。



お向かいには、ものすごく情報量のおおいお店がありました。
このぐいぐいくる感じ、わたしはすきです。



この囲いはなんだろう、とおもって見てみたのですが、配電盤が隠されていました。



「桜ヒルズ九段下」。おしゃれなマンションです。

ここを過ぎると、3つめの頂点が待っています。



ひとつめの三角と、ふたつめの三角が交わる地です。この角にはなにがあるんでしょうか。



ここにも、木が植えてありました。木、ふたたび。





外壕公園に沿った道を行きます。どんどん道が狭くなっていきますね。



ライト工業という会社がありました。
先行きが明るそうな名前でいいなぁ、と思ったのですが、調べてみたら土木事業では業界のリーダー的存在で、東証一部上場を果たしている会社さんでした。
土木の分野に明るくなくて、すみません。



ビル用のゴミ捨て場かな?と思って覗いてみたら、こちらでも配電盤が閉じ込められていました。



こちらのビル、色遣いがすてきだなぁと思っていたら。



庇のかたちがすごい。今年見たなかで、いちばんつよそうな庇でした。暫定一位。



アルカディア市ヶ谷の裏側を振り返って。ひとのかたちのマークがなんかかわいい。

建物はまっすぐに建っているので、手前方向に向けて駐車スペースがどんどん狭くなっています。



まもなく終わりが見えてきました。さて、この建物にはなにが入っているんでしょう。



「ドルチェ」という保育園が入っていました。



ちなみに、ドルチェの隣にはドトールがありました。
ドルチェとコーヒー、相性ばつぐんの組み合わせでなんかすてきですね。



看板のイラストが気になりすぎるタイラーメン屋さんを過ぎたら



ひとつめの三角はおしまいです。
理想郷はありませんでしたが、たしかな現実を見れたような気がします。


無の三角



通ってきた道を戻って、先ほどの場所へ。
2つ目の三角は無です。ただ「(3)」とだけ書かれている。あと、ちょっと穴が開いてる。ここ、修復しなくていいんでしょうか。これ倒したらせっかくの(3)が漏れちゃいますよ。



この角にも木が。緑化への意識がたかい街です。
右側の道、三角形の底辺を進みますよ。



さてさて、なにが待っているんでしょうか。



すてきなマンションや……



ビルが続きますが。



飛び出したほうがそんなに驚いているの、ちょっと納得がいかない。



ちょっと落ち着く雰囲気の理髪店。この街には、こういうお店だってあります。



その隣には、ちょっと年季の入ったパステルカラーのマンション。



コンクリートブロックも同じ色で塗装してあるんですよ。おしゃれ。



建物の一角にはこんなお店も。おしゃれなカフェかとおもっていたけど、調べてみたら和食のお店らしいです。甘味のほかにも、おそばやお酒もあるみたい。中に入ってみたいなぁ。



続いて見えるのは、郵政宿舎。



周囲の空気をガラッと変えるだけの存在感が、この建物にはあります。



三角形の角が見えてきました。一口坂中央ビルが最後の建物です。



またしても木が。三角形の角には木を植えがち、という説を提唱していきたいとおもいます。



さて、続いて進んでいきます。



歩道が復活しました。すこし大きな道になります。



進んでいると、九段の杜が現れました。



杜ですからね。火気は厳禁です。
看板の目の前に出てくるもんだから、ちょっと笑っちゃいました。



色のちがうタイルで停止線を引くこまやかさ。かっこいい。



おや、パッと見おしゃれなパン屋さんかな?とおもったら。



ほっともっとでした。レンガ造りの重厚さがかっこいいなぁ。



はからずもひょっこりはん。



終わりです。木はなかった。いままででいちばん三角形っぽい写真が撮れました。



ぷらぷらと歩いていきます。



洗車用の水栓かしら?



定礎のような、そうでないような。



かっこいいビル。螺旋階段ってなんか、わくわくしませんか。



マヤ堀越さんというかたのお店がありました。



このかたが、マヤ堀越さん……?



この渋い団地は先ほどの郵政宿舎。位置的に、地図に書いてあった穴はここのようです。



門のかたちまでぴったり。



白、青、茶、灰色。
無かと思いきや、建物のカラーバリエーションが豊富でたのしい三角形でした。


法政大学の三角



さて、いよいよ最後。この三角形は、ほぼ法政大学です。
ちょうど時間も夕方。学生さんたちとすれ違うかもしれません。



こちらからスタート。正面の建物は法政大学のボアソナードタワーです。
角はお約束のように緑化されています。



法政大学と三輪田学園中学・高校の間を通っていきます。



リポートの提出箱がありましたが、使われていないようでした。
レポート?リポート?



配管かってくらい太い柵。



こちらの建物は現在建て替え工事中です。



電気配線工事が途中なので、蛇がうねっているようにも見えます。
さすが校舎。この本数は圧巻です。



この間は「富士見坂」という、ゆるやかな坂になっています。



このスペースはなんのためにあるんでしょう。
門が開くと同時に、石が下がってゆく、とかだったらかっこいいな。むかしのロボットアニメでそういうシーンがあったような気がします。



振り返れば、けっこう登っていました。



坂を登り切ると頂点ですが、おや、ちょっと様子が……



富士見坂を登り、左に進路変更をしようとした瞬間にそれは現れました。



うおー!!なんだなんだ。めちゃめちゃものものしい雰囲気です。



なお、ここの角はこのようになっていました。木はないですが、標識が生えています。

こちらのバリケードの中も歩けますが、「写真撮影は控えてくださいね」とのことなので、写真はありません。
富士見坂校舎を過ぎたところまで、厳重に封鎖されています。
お巡りさんにお話をうかがったところ、警戒の度合いはその時々で変わるものの、警備は常にしており、ここ2年ほどはいまのような状況なのだとか。
学生さんたちとすれ違う、ほのぼのとした散歩を予想していたのですが、まさかのまさかでした。



バリケードを抜けたので写真を撮ります。



角を抜けるとまたお巡りさんが。ここでは特に何も言われなかったので大丈夫でしょう。学生さんがちらほら見えますが、ほのぼのとは言いがたい緊張感で進みます。



下り坂を降りるとそちらにもバリケードがありました。こちら側のほうが厳重なようです。
お巡りさんの姿を見ると、なにもわるいことをしていないのについドキドキしてしまうのはなんででしょうね。



頂点です。「三角形の頂点には木を植えがち説」ですが、これで9ヶ所中6ヶ所で木の存在を確認できました。今後も三角形を見つけたときには探していきたいと思います。



さて。角を曲がると、長かった散歩もいよいよ最後です。



左手に見えるのは東京逓信病院。聞きなれない言葉だなぁと思って調べてみたら、「ていしん」って読むようです。
内閣創設時から第二次世界大戦中までの間、逓信省という通信と郵便を司る省庁があって、元々はその職員と家族のために開設された病院なんですって。現在は日本郵政グループなんだとか。すぐに調べられるインターネットってすごいですね。



そういえば、道路の反対側歩いてないな、と思って移ってみました。中央線が見える。



東京逓信病院を過ぎると、ふたたび法政大学の敷地に。コンビニが入っています。



ん?なんか違和感が。内側から覗いてみましょう。



押しボタンがめちゃめちゃずれてる。えええ、こんなことってあるの???



さて、法政大学の富士見ゲートを越えて……



先ほど見えたボアソナードタワーを左手に進みます。



一ヶ所、ガムテープで補修してあるのが気になりますが……雨漏りかな?



まもなくゴールです。



さて、終着点に着きました。振り返るとそびえ立つボアソナードタワー。

たまたま街路地図を覗き込んだことから始まった、市ヶ谷の三角形を巡る散歩。気がつけば写真を撮りながら2時間半、のんびりゆっくりの時間になりました。予想がいい感じに外れておもしろかったです。道路が封鎖されてるのにはびっくりしたけども。
さーて、次はどの街に行こうかなぁ。



このサイトの最新記事を読もう

twitterでフォローFacebookでフォロー

少年B

愛と意識のひくさをインターネットにたれながすいきもの。
歩くことはすきだが、それ以上に食べることがすきなため、まったく痩せる気配がない。

関連する散歩

フォローすると最新の散歩を見逃しません。

facebook      twitter      instagram      feedly