マチノネ#9 市ヶ谷・神楽坂、リトルパリの巨大肉饅
- 更新日: 2023/10/24
西日差し込む神楽坂通り
【本企画について】
到着駅から目的地へと向かう道中で景色が変わるごとにハンディレコーダーをかざしてフィールドレコーディング=自然音・環境音の採集を行い、その成果物として録音物を使いイメージに沿う音を足しながら楽曲を制作する。制作した楽曲は採集風景の映像とともに動画として公開する。
今回は市ヶ谷方面から神楽坂のとあるグルメを目的に歩いていく。この辺りは昔仕事で少し歩いたくらいでビル街のイメージしか無いが、想像を裏切るようなユニークな風景に出会えるだろうか。

今回の発着駅は四谷三丁目。降りるなり消防署の大きな庁舎が目に入る。

屋上にはポートに停まるヘリが姿を覗かせている。

大通りを道なりに進み、市ヶ谷を目指して歩いていく。

冷食の自販機コーナーを発見。「有名店」という括りでおつまみとスイーツが一緒くたに並ぶ。甘いと塩っぱいを交互にループ出来るから良い取り合わせかもしれない。

おもむろに置かれた夫婦石。

ビルとビルの狭間、群れなして咲いた紫陽花がちょうど見頃を迎えていた。

おもむろに置かれたシガラキヤキのタヌキ。

ラーメン屋の看板エリマキトカゲ。

度々目に付いていたが、この辺りの自販機はどれも狭い区画にフィットするようにコンパクトなものになっている。

通りでも一際異彩を放つビル。現代アートの一環だろうか。

ここから市ヶ谷に入ったようだ。少し遠回りして近くの公園に立ち寄っていく。


深く頭を垂れたキリンとリスの談合。信号機配色だ。

辺りをくまなく監視する送水菅隊。

閑静な住宅地を切り通すように綺麗な緑道が敷かれていて、聞き慣れない鳥の鳴き声が響いている。

またもや公園に寄り道。巨大な知育玩具。

段々と景色の中に飲食店が増え始め、神楽坂に近付いてきた事を匂わせる。

善國寺の通りへ出てこの先にある「元祖 五十番」を目指して歩く。何でもこの店の肉まんは相当に美味しいらしい。

景観に配慮したセブンイレブン。この辺りでお店を見つけ無事肉まんを購入。

熱いうちに食べるため若宮公園に向かう。メトロの沿線上に延びる川には小振りのボートが並んでいる。対岸では黄色ラインの中央線が行き交っている。

小さな城のような佇まいの和テイスト公園だ。

中の東屋を使わせてもらう。食欲が先を行き写真を撮り忘れたが、朝から何も食べていないので許して欲しい。

よく見ると入口の張り紙に恐ろしい言伝が書かれている。私がこの世で1番苦手な生物の存在を告げている。

帰りは飯田橋駅から乗車する。ホームから見えた橋下の川模様が美しかった。
今回出来た楽曲はこちら。
曇天の中、空の狭いビル群を抜けていく時の景色を近未来的な音像のドラムンベースに乗せました。神楽坂へと入っていく時の日差しがフェーディングして白ける光景は揺蕩うダブのビートに置き換えました。
それではまた次回。