妙蓮寺を散歩しました
- 更新日: 2017/09/26
せまっこい商店街が良い。
今日は東急東横線、妙蓮寺に来ておりますけども。
住所としては港北区菊名で、妙蓮寺ってのは、駅のすぐそばにある寺の名前です。
東急のページによれば、この駅の敷地はもともと寺のもので、敷地を提供して、駅名が寺の名前になったみたい。「敷地を提供」っていう表現が引っかかるな。タダであげたのかな。まあー、自分の名前の駅を作ってくれるって言われたら土地あげるかなあ。あ、でも、どうせだったら、自分の名前っていうか、好きな駅名つけたいよね。「偽京都駅」とかつけて乗客を困惑させたい。
何の話でしたっけ。降りてみます。
踏切渡ってすぐにある妙蓮寺。踏切の音うるさいだろうなー。木魚のタイミングが知らず知らずのうちにカンカンのタイミングに合ってしまいそう。でも俺が僧侶だったら参列者に「あっ踏切に合わせた!」と思われるとやだから、カンカンのタイミングに絶対に屈しない感じでポクポクがんばる。結果、外野に惑わされない、みたいな良い感じの修行になって高僧になれる気がする。
駅すぐに旧綱島街道が走ってるんですけど、わりと賑やかな商店街。
おでんのお店とか、
執拗にイートインに誘うファミマとかがあります。
昔話とかだと身ぐるみ剥がされるパターンです。
旧綱島街道は、菊名方面にゆるやかなカーブがあるのですが、
りそなの建物がカーブに沿っていて良い。
スリーエフの看板もがんばって曲線を表現しようとしています。
(横浜近郊 2万分1正式図 明治36-39年)
ちなみにこのカーブ、ずっと昔からあります。
それよりも上の菊名池、気になりますよね。
現在は「菊名池公園」として整備されておりまして、水道道(すいどうみち)から南半分は埋め立てられ、プールになっています。
あとで行きますね。
もうちょっとだけこのあたりの散歩続けます。
床屋のくるくる、見せたいのか見せたくないのか。
東横線っておしゃれなイメージ先行してますけど、東急の中でもわりと早いうちにできた路線で、貫禄ある街が多いんですよ。
旧綱島街道一本はいるとこんな感じの商店街。いいでしょう。
妙蓮寺ニコニコ会の達筆さ。
細い路地にひしめく人。
言うことない商店街なので早く抜けたい。住みやすさの塊。
角がこんな感じになっているお店、良いですよね。
青信号という店名だけど、色は3色。
裏には店内風景が貼ってありました。
煙突を通すための穴。
ここ多分私道なんだけど「通り抜けできます」って優しい。
プール・OKってなんだろうって思ったら、プールとOKストアがあっちにあるのね。
アーケードもある。IKENOHATAですって。
池ノ畔商店街って言うんだ。菊名池のほとりの商店街だったわけだ。
やってたりやってなかったりします。
その向かいが、菊名池プールです。今年は9/3で終わりでした。でも敷地内は開放されてます。
気持ち良いかどうかは別として、市民はプール際を散策できます。緑色に濁ったプールを見ながら秋のデート、いかがでしょうか。
ところでここは、かつては池だったんですよね。池を埋めたあとに穴を掘って水を溜めるとか、人間はバカなのかな? とか水サイドは思っていそう。
プールには、菊名池にかつてあったであろう感じの橋が架かっています。池の意識がまだ抜け切れていない。
その脇にある社。
菊名池弁財天だって。昔は菊名池のほとりであったことを偲ばせる名前です。
今はプール弁財天ですね。
横浜港北七福神のひとつなんだって。これは昭和40年に制定された比較的新しい七福神。
七福神を制定する動きって今もけっこうあるんですけど、古くは江戸時代に出来た山手七福神とか、新名所をつくる目的でまとめられた七福神って多い。今も昔も変わらない集客方法なんですよね。
では、参拝しましょう。手を洗って心を清める、はい。
手を洗って、心を清める……。
清める勇気が出ない。これで洗うと清まるのか?
プールを抜けると広い通り。これ水道道(すいどうみち)と呼ばれている道路で、したに上水道の水道幹線があることからそう呼ばれているみたい。
旧菊名池を分断する感じで走っています。
バス停の名前「菊名橋」だって。橋あったのかな。
(横浜近郊1万分の1地形図 昭和23-32)
古い地図見ると、昭和2-30年の時期に一瞬ここに橋がかかります。多分バス停はこの時期に出来たんですね。橋の下には水道管が通ってたそうです。
このあと、昭和45年に菊名池は南半分が埋め立てられ、ここは橋ではなくただの道路になります。
それはいいんですけど、菊名橋バス停の椅子の多様性よ。
水道道の北側は「菊名池公園」として整備されていまして、
菊名池の半分はちゃんと残ってます。「菊名池プール集合!」って言われてうっかりこっちで泳いだ人居ると思う。
かしこい犬。
知らないキャンペーンをやってた。
西暦の下一桁は毎年更新されるシステム。
で、咲いたんだろうか。
池のほとりにあった感じのお店たち。
○○のXX
最後に「寺」がつくとなんとなく財閥の香りがする。かっこいい。
ダメよーダメダメの絵がまったく生かされていない注意書き。
書きようはいっぱいあるよね。時間外に捨てちゃダメよーみたいなの。
旧綱島街道、ここをずっといくと菊名に出ます。
東横線渡ってみる。池のこっち側は急にのどかで、商業の香りが一切しなくなります。
菊名方面、左へゆるやかなカーブ。
防災協力農地。農地? 何の農をやっているのだろう。農とは何か、みたいな問いが生まれる。
急な山道。
いい階段になってきた。
こういう山道脇の家の玄関で下が空洞のやつ、すごく好き。
平面を無理矢理生み出す技術です。
郵便屋さんのためのスロープ。
この辺が頂上っぽい。遠くに見える円柱状の建物は新横浜プリンスホテル。新横浜わりと近いんですよね。
そのあとはあまり高度は変わらないのですが、ジグザグの尾根っぽい道が続く。
このあたり、地形図見るとこんなんなんですよ。柏の葉っぱみたい。よくまあここを開発したなーって思う。
なんか知らないけど軽さにこだわっていそうな自転車置き場。そこ軽いと何かいいことあるんだろうか。
んで、この山道は、水道道と現・綱島街道の交差点に出ます。重要な交差にうっかり参加している山道でした。
歩道橋登ったらさぞかし景色いいだろうな、と思ったら裏切られた絵です。ヨークマートの看板が近すぎる。
死んでも良い人間など居ないとは思うのですが、こいつは、死んでも仕方ない気がする。なんとなくです。
港北小学校だって。
建築基準法による確認済みです。良かったですね。
ちょっと綱島街道を歩いてます。綱島街道って、こんなかんじで、片方森で壁が浸食を食い止めてる、みたいなシチュエーション多い気がする。
綱島街道は、メンテをやめたら数ヶ月で森に食われそう。
ちなみにここらの森の正体は仲手原緑道です。
よくわからんけど、綱島街道の一本西が、仲手原緑道として整備されてる、ところどころ公園みたいのがあるみたいですが、このあたりは何も無いし、看板も無いので、謎の私道っぽいけど、緑道だそうです。まあ、行政がそう言うなら、そうなんじゃないでしょうか。
このあたりはきれいな住宅街。
車が通れない道も多くていい。
逃げ出す花。塀の中、つらいことがあるんでしょうか。毎日入れ歯の洗浄後の水をかけられる、みたいなやつ。
そうこうしていると妙蓮寺の東門につきました。
寺をぐるっと回って駅のほうに戻るんですけど、高低差がまたすごい。
こう撮ると伝わるかな。ミニ四駆で登れるか登れないかくらいの坂です。
「に」「ご」の文字の遊び、要る?
この書き方を大層気に入っている。
東横沿いにそびえる妙蓮寺ハウス。1974年に建てられたわりと古いマンションです。
マンション脇の誰も居ない公園。
これ一年で何回使われるかカウンタつけてみたい。13回くらいな気がする。
左が行き止まりなのか、それとも右が行き止まりだから左へ行けということなのか。
そろそろ俺も飽きてるので、駅に戻りたい。
注意祭りの会場だったらいいな。
注意まんじゅう買って帰る。
旧綱島街道に戻ってきました。ここは仲手原商栄会。こっち側も流行ってて良いです。
玉子だそうです。玉子なのでしょう。
旧綱島街道にはこういう建物も残っています。
良い感じの喫茶店と、脇道の雰囲気とか。妙蓮寺は最高ということです。
そんなこんなで、妙蓮寺駅に戻ってきました。
あとここ、実は先輩が昔住んでたんですよ。で、その先輩の家で飲んでたときにめちゃくちゃ酔っ払って、そのままフラッと家を出てしまい道で寝てたことあるんですけど、起きたら頭のところにお水が置いてあって。500㎖のやつ。行き倒れの人にも水をくれる街。そんな街ですよ、ここは。
というわけで、妙蓮寺でした。またねー。
住所としては港北区菊名で、妙蓮寺ってのは、駅のすぐそばにある寺の名前です。
東急のページによれば、この駅の敷地はもともと寺のもので、敷地を提供して、駅名が寺の名前になったみたい。「敷地を提供」っていう表現が引っかかるな。タダであげたのかな。まあー、自分の名前の駅を作ってくれるって言われたら土地あげるかなあ。あ、でも、どうせだったら、自分の名前っていうか、好きな駅名つけたいよね。「偽京都駅」とかつけて乗客を困惑させたい。
何の話でしたっけ。降りてみます。
踏切渡ってすぐにある妙蓮寺。踏切の音うるさいだろうなー。木魚のタイミングが知らず知らずのうちにカンカンのタイミングに合ってしまいそう。でも俺が僧侶だったら参列者に「あっ踏切に合わせた!」と思われるとやだから、カンカンのタイミングに絶対に屈しない感じでポクポクがんばる。結果、外野に惑わされない、みたいな良い感じの修行になって高僧になれる気がする。
妙蓮寺の西側
駅すぐに旧綱島街道が走ってるんですけど、わりと賑やかな商店街。
おでんのお店とか、
執拗にイートインに誘うファミマとかがあります。
昔話とかだと身ぐるみ剥がされるパターンです。
旧綱島街道は、菊名方面にゆるやかなカーブがあるのですが、
りそなの建物がカーブに沿っていて良い。
スリーエフの看板もがんばって曲線を表現しようとしています。
(横浜近郊 2万分1正式図 明治36-39年)
ちなみにこのカーブ、ずっと昔からあります。
それよりも上の菊名池、気になりますよね。
現在は「菊名池公園」として整備されておりまして、水道道(すいどうみち)から南半分は埋め立てられ、プールになっています。
あとで行きますね。
もうちょっとだけこのあたりの散歩続けます。
床屋のくるくる、見せたいのか見せたくないのか。
東横線っておしゃれなイメージ先行してますけど、東急の中でもわりと早いうちにできた路線で、貫禄ある街が多いんですよ。
旧綱島街道一本はいるとこんな感じの商店街。いいでしょう。
妙蓮寺ニコニコ会の達筆さ。
細い路地にひしめく人。
言うことない商店街なので早く抜けたい。住みやすさの塊。
角がこんな感じになっているお店、良いですよね。
青信号という店名だけど、色は3色。
裏には店内風景が貼ってありました。
煙突を通すための穴。
ここ多分私道なんだけど「通り抜けできます」って優しい。
プール・OKってなんだろうって思ったら、プールとOKストアがあっちにあるのね。
アーケードもある。IKENOHATAですって。
池ノ畔商店街って言うんだ。菊名池のほとりの商店街だったわけだ。
やってたりやってなかったりします。
その向かいが、菊名池プールです。今年は9/3で終わりでした。でも敷地内は開放されてます。
気持ち良いかどうかは別として、市民はプール際を散策できます。緑色に濁ったプールを見ながら秋のデート、いかがでしょうか。
ところでここは、かつては池だったんですよね。池を埋めたあとに穴を掘って水を溜めるとか、人間はバカなのかな? とか水サイドは思っていそう。
プールには、菊名池にかつてあったであろう感じの橋が架かっています。池の意識がまだ抜け切れていない。
その脇にある社。
菊名池弁財天だって。昔は菊名池のほとりであったことを偲ばせる名前です。
今はプール弁財天ですね。
横浜港北七福神のひとつなんだって。これは昭和40年に制定された比較的新しい七福神。
七福神を制定する動きって今もけっこうあるんですけど、古くは江戸時代に出来た山手七福神とか、新名所をつくる目的でまとめられた七福神って多い。今も昔も変わらない集客方法なんですよね。
では、参拝しましょう。手を洗って心を清める、はい。
手を洗って、心を清める……。
清める勇気が出ない。これで洗うと清まるのか?
妙蓮寺の北側
プールを抜けると広い通り。これ水道道(すいどうみち)と呼ばれている道路で、したに上水道の水道幹線があることからそう呼ばれているみたい。
旧菊名池を分断する感じで走っています。
バス停の名前「菊名橋」だって。橋あったのかな。
(横浜近郊1万分の1地形図 昭和23-32)
古い地図見ると、昭和2-30年の時期に一瞬ここに橋がかかります。多分バス停はこの時期に出来たんですね。橋の下には水道管が通ってたそうです。
このあと、昭和45年に菊名池は南半分が埋め立てられ、ここは橋ではなくただの道路になります。
それはいいんですけど、菊名橋バス停の椅子の多様性よ。
水道道の北側は「菊名池公園」として整備されていまして、
菊名池の半分はちゃんと残ってます。「菊名池プール集合!」って言われてうっかりこっちで泳いだ人居ると思う。
かしこい犬。
知らないキャンペーンをやってた。
西暦の下一桁は毎年更新されるシステム。
で、咲いたんだろうか。
池のほとりにあった感じのお店たち。
○○のXX
最後に「寺」がつくとなんとなく財閥の香りがする。かっこいい。
ダメよーダメダメの絵がまったく生かされていない注意書き。
書きようはいっぱいあるよね。時間外に捨てちゃダメよーみたいなの。
旧綱島街道、ここをずっといくと菊名に出ます。
妙蓮寺の東側
東横線渡ってみる。池のこっち側は急にのどかで、商業の香りが一切しなくなります。
菊名方面、左へゆるやかなカーブ。
防災協力農地。農地? 何の農をやっているのだろう。農とは何か、みたいな問いが生まれる。
急な山道。
いい階段になってきた。
こういう山道脇の家の玄関で下が空洞のやつ、すごく好き。
平面を無理矢理生み出す技術です。
郵便屋さんのためのスロープ。
この辺が頂上っぽい。遠くに見える円柱状の建物は新横浜プリンスホテル。新横浜わりと近いんですよね。
そのあとはあまり高度は変わらないのですが、ジグザグの尾根っぽい道が続く。
このあたり、地形図見るとこんなんなんですよ。柏の葉っぱみたい。よくまあここを開発したなーって思う。
なんか知らないけど軽さにこだわっていそうな自転車置き場。そこ軽いと何かいいことあるんだろうか。
んで、この山道は、水道道と現・綱島街道の交差点に出ます。重要な交差にうっかり参加している山道でした。
歩道橋登ったらさぞかし景色いいだろうな、と思ったら裏切られた絵です。ヨークマートの看板が近すぎる。
死んでも良い人間など居ないとは思うのですが、こいつは、死んでも仕方ない気がする。なんとなくです。
港北小学校だって。
建築基準法による確認済みです。良かったですね。
ちょっと綱島街道を歩いてます。綱島街道って、こんなかんじで、片方森で壁が浸食を食い止めてる、みたいなシチュエーション多い気がする。
綱島街道は、メンテをやめたら数ヶ月で森に食われそう。
ちなみにここらの森の正体は仲手原緑道です。
よくわからんけど、綱島街道の一本西が、仲手原緑道として整備されてる、ところどころ公園みたいのがあるみたいですが、このあたりは何も無いし、看板も無いので、謎の私道っぽいけど、緑道だそうです。まあ、行政がそう言うなら、そうなんじゃないでしょうか。
このあたりはきれいな住宅街。
車が通れない道も多くていい。
逃げ出す花。塀の中、つらいことがあるんでしょうか。毎日入れ歯の洗浄後の水をかけられる、みたいなやつ。
そうこうしていると妙蓮寺の東門につきました。
寺をぐるっと回って駅のほうに戻るんですけど、高低差がまたすごい。
こう撮ると伝わるかな。ミニ四駆で登れるか登れないかくらいの坂です。
「に」「ご」の文字の遊び、要る?
この書き方を大層気に入っている。
東横沿いにそびえる妙蓮寺ハウス。1974年に建てられたわりと古いマンションです。
マンション脇の誰も居ない公園。
これ一年で何回使われるかカウンタつけてみたい。13回くらいな気がする。
左が行き止まりなのか、それとも右が行き止まりだから左へ行けということなのか。
そろそろ俺も飽きてるので、駅に戻りたい。
注意祭りの会場だったらいいな。
注意まんじゅう買って帰る。
妙蓮寺駅の南側
旧綱島街道に戻ってきました。ここは仲手原商栄会。こっち側も流行ってて良いです。
玉子だそうです。玉子なのでしょう。
旧綱島街道にはこういう建物も残っています。
良い感じの喫茶店と、脇道の雰囲気とか。妙蓮寺は最高ということです。
そんなこんなで、妙蓮寺駅に戻ってきました。
雑感
妙蓮寺ね。めっちゃ天気の良い日に散歩した筈なんですけど、なんとなくしっとり感のある街。菊名池、プール、水道道と、土地が水属性なんだと思う。あとここ、実は先輩が昔住んでたんですよ。で、その先輩の家で飲んでたときにめちゃくちゃ酔っ払って、そのままフラッと家を出てしまい道で寝てたことあるんですけど、起きたら頭のところにお水が置いてあって。500㎖のやつ。行き倒れの人にも水をくれる街。そんな街ですよ、ここは。
というわけで、妙蓮寺でした。またねー。