そこら辺で海外に行った気になりたい@長野市権堂周辺
- 更新日: 2021/04/20
その世界一周に”色”は戻るのか。
はじめまして。むーさんといいます。
長野でまちあるきをしている人です。
某公共放送のローカル番組で、「まちあるきの達人」と紹介されています。ハードルが上がるので自己紹介はこのくらいにしておきます。
そんな長野といえば、1998年の長野オリンピック。
今でも街中に表彰台が現れたりします。
意外とちっちゃいじゃん。
ちっちゃい聖火台(もどき)もある。
***
長野でオリンピックが開催されてはや23年が経ちました。
世界中から72の国と地域が参加し、当時は多数の外国人で賑わったのでしょうが、現在は海外との行き来もまともにできなくなってしまいました。東京オリンピックは開催されたとしても海外からの観客はいないですし。
…ということで、2021年の長野の街ではどこの国の風を感じることができるのか?歩いて確かめてみました。
紹介が遅れましたが、ちっちゃい表彰台とちっちゃい聖火台があるこの場所の名前は「セントラルスクゥエア」。スクエアじゃないです。スクウェアでもないです。スクゥエア。ゥ、いる?
なぜここをスタートにするかというと、すぐ隣に繁華街があるんですよね。
繫華街で国名、何となくラインナップの察しがつく予感プンプンですが、歩いていきます。
地図は5ヶ国語表記。一番下はポルトガル語ですね。
公衆トイレも5ヶ国語。
日本でポルトガル語表記が多い=ブラジルの方が多いのだと思いますが、正直街中ではあまり見かけません。
というわけで、まずは繁華街を散策開始。
早速国旗っぽいやつが現れました。初手はタイです。
タイ国旗的な看板に電話番号。とにかく電話をかけてこいという圧が強めです。
キケンなごみステーション。
ガムテープで書かれた「キケン」、「あなたは見られています」という物騒な文言…実は本当にキケンな物が格納されているのではないかと勘繰ってしまいます。
それにしても、ごみステーションなのに「ゴミをこの場所へ捨てるな」とは、この場所は一体何なのか。禅問答か?はたまたとんちを利かせたゴミ捨てを競うコンテストか何かなのか。
そんでもって、この場所の第2言語は韓国語になっています。韓国の方が多いということなんでしょうかね。ということはこの付近には韓国料理屋が…
と思ったのですが、ここから始まったのは怒涛のフィリピンラッシュ。
閉鎖された建物の中に残された日本国旗とフィリピン国旗。握手もしていて友好ムード。明朗会計の文字が目立ちます。
お隣もフィリピン。やっぱりこちらも明朗会計アピールは欠かせません。
フィリピンラッシュはまだまだ終わりません。
それにしても、繁華街というのはなぜフィリピンの方が多いのでしょうかね。
再びタイ国旗が現れます。看板に一緒に書かれているのは、ゾウと唐辛子。
唐辛子が3本並んでいると、なんだかファミレスの「このメニューは辛いよ」表示にも近しいものを感じる。日本人客に「タイ料理は辛いよ」と伝えてくれているのでしょうか。
タイ料理店があるということは…
タイスーパーもありました。食材も必要だもんね。
缶詰とか調味料とかは、確かに日本の一般のお店にはなさそうですが、「タイの野菜」って一体なんなのだろう。
隣に目をやると、台湾マッサージの店がありましたね。台湾式スーパーエステとはいったい何がスーパーなのか。
この商店街、足裏マッサージ推しのお店が複数あるんですよね。お店に入ったことはないけれど、看板に書かれた足つぼの図を見て「どこの臓器の調子が悪そうかな~」とチェックするためだけにお店の前を通ったりします。大体いつも腸がダメです。
右から、台湾式スーパーエステ、タイスーパー、そしてその隣はいかにも中華料理屋っぽいのですが、どうももう中華料理はやっていなさそうでした。なぜか服がいっぱい置いてあった。
さらに左に目をやると、今度はタピオカ屋。東京ではブームが下火のようですが、流行が半周遅れでやってくる長野では、商店街の両サイドをタピオカ屋が陣取っています。つい先日も、店内でTik Tokを撮ってキャッキャしてるJKを見ました。
ただしタピオカ屋をやっているのは東南アジア系の方のようです。台湾・タイ・中国が立ち並ぶこの場所のパワーバランスが気になるところです。
タイお母ちゃん、何者や。
色落ちした看板だけが残ったタイ古式マッサージ屋の跡地。
元気なタイもそうじゃないタイもありました。タイが微笑んでいるとは限らない。
そういえば、今のところアジア要素しか見つけていない。これじゃあ全然世界を巡れていないじゃないか!と思ったので他の要素も頑張って探しますね。
ありました。アメリカ。
クリアウォーター市というのは、フロリダにある都市で、長野市の姉妹都市なのだそうです。水は美味しいんですかね(雑)
「ほら、お前も世界一周してるんだろ?アジア勢だけで満足するな」
こちらも色落ちしまくった、居酒屋でおなじみ世界一周の船旅ポスターになぜか諭された気がしました。
だからかは知らないけど、イタリアバルの看板を見ただけでめっちゃ安心した。
バリ島もあった。
長野県華僑総会なる事務所(?)を発見。
華僑総会ということは中国勢のたまり場?と思って大きくて目立つ赤い看板の下を見ると…Korean Restaurantの表記。ハングルもある。営業時間の案内だけなぜか英語というのも気になるところ。
韓国か中国か、こちらのパワーバランスはいかに。
やっぱり国旗は欠かせない東南アジア勢。
流行が東京の半周遅れでやってくる長野にもついに韓国ホットドッグ屋が!と思ったのですが、店舗部分だけできて未だにオープンできてないみたいです。こちらでもそのうちJKがキャッキャするのかな。
(この散歩の数日後にオープンしてました。おめでとうございます。)
公園の張り紙も外国語対応…なのはいいけれど、”No Dogs Allowed.”って英語、ちょっと表現キツくない?って思ったけど、割と使う表現なんですかね。
それなりに歩いたし、そろそろ終わろうと思っていたら、何やら電柱にいっぱい国旗が。
北欧の国旗が5か国も。これはまさに、ノルディック複合!5ヶ国まとめてというのがなんだか清々しい。
後から調べてみたら、長野オリンピック招致とも関係のある場所だったのだとか。
ここにきてやっと、冬季オリンピックの開催地らしい国旗たちと出会うことができました。
なんとなく安心したところで今日のお散歩は終了。
ついでに南半球に立ち寄ってフィニッシュです。
***
1km四方くらいの狭い範囲でしたが、14ヶ国・地域と出会うことができました。(韓国・中国・台湾・フィリピン・タイ・インドネシア・アメリカ・イタリア・北欧五か国・ブラジル)。そういえば今回、インドカレー屋に立ち寄らなかったな。
身近な海外要素、皆さんの街でも色々探してみると楽しいかもしれませんね。
長野でまちあるきをしている人です。
某公共放送のローカル番組で、「まちあるきの達人」と紹介されています。ハードルが上がるので自己紹介はこのくらいにしておきます。
そんな長野といえば、1998年の長野オリンピック。
今でも街中に表彰台が現れたりします。
意外とちっちゃいじゃん。
ちっちゃい聖火台(もどき)もある。
***
長野でオリンピックが開催されてはや23年が経ちました。
世界中から72の国と地域が参加し、当時は多数の外国人で賑わったのでしょうが、現在は海外との行き来もまともにできなくなってしまいました。東京オリンピックは開催されたとしても海外からの観客はいないですし。
…ということで、2021年の長野の街ではどこの国の風を感じることができるのか?歩いて確かめてみました。
紹介が遅れましたが、ちっちゃい表彰台とちっちゃい聖火台があるこの場所の名前は「セントラルスクゥエア」。スクエアじゃないです。スクウェアでもないです。スクゥエア。ゥ、いる?
なぜここをスタートにするかというと、すぐ隣に繁華街があるんですよね。
繫華街で国名、何となくラインナップの察しがつく予感プンプンですが、歩いていきます。
地図は5ヶ国語表記。一番下はポルトガル語ですね。
公衆トイレも5ヶ国語。
日本でポルトガル語表記が多い=ブラジルの方が多いのだと思いますが、正直街中ではあまり見かけません。
というわけで、まずは繁華街を散策開始。
早速国旗っぽいやつが現れました。初手はタイです。
タイ国旗的な看板に電話番号。とにかく電話をかけてこいという圧が強めです。
キケンなごみステーション。
ガムテープで書かれた「キケン」、「あなたは見られています」という物騒な文言…実は本当にキケンな物が格納されているのではないかと勘繰ってしまいます。
それにしても、ごみステーションなのに「ゴミをこの場所へ捨てるな」とは、この場所は一体何なのか。禅問答か?はたまたとんちを利かせたゴミ捨てを競うコンテストか何かなのか。
そんでもって、この場所の第2言語は韓国語になっています。韓国の方が多いということなんでしょうかね。ということはこの付近には韓国料理屋が…
と思ったのですが、ここから始まったのは怒涛のフィリピンラッシュ。
閉鎖された建物の中に残された日本国旗とフィリピン国旗。握手もしていて友好ムード。明朗会計の文字が目立ちます。
お隣もフィリピン。やっぱりこちらも明朗会計アピールは欠かせません。
フィリピンラッシュはまだまだ終わりません。
それにしても、繁華街というのはなぜフィリピンの方が多いのでしょうかね。
再びタイ国旗が現れます。看板に一緒に書かれているのは、ゾウと唐辛子。
唐辛子が3本並んでいると、なんだかファミレスの「このメニューは辛いよ」表示にも近しいものを感じる。日本人客に「タイ料理は辛いよ」と伝えてくれているのでしょうか。
タイ料理店があるということは…
タイスーパーもありました。食材も必要だもんね。
缶詰とか調味料とかは、確かに日本の一般のお店にはなさそうですが、「タイの野菜」って一体なんなのだろう。
隣に目をやると、台湾マッサージの店がありましたね。台湾式スーパーエステとはいったい何がスーパーなのか。
この商店街、足裏マッサージ推しのお店が複数あるんですよね。お店に入ったことはないけれど、看板に書かれた足つぼの図を見て「どこの臓器の調子が悪そうかな~」とチェックするためだけにお店の前を通ったりします。大体いつも腸がダメです。
右から、台湾式スーパーエステ、タイスーパー、そしてその隣はいかにも中華料理屋っぽいのですが、どうももう中華料理はやっていなさそうでした。なぜか服がいっぱい置いてあった。
さらに左に目をやると、今度はタピオカ屋。東京ではブームが下火のようですが、流行が半周遅れでやってくる長野では、商店街の両サイドをタピオカ屋が陣取っています。つい先日も、店内でTik Tokを撮ってキャッキャしてるJKを見ました。
ただしタピオカ屋をやっているのは東南アジア系の方のようです。台湾・タイ・中国が立ち並ぶこの場所のパワーバランスが気になるところです。
タイお母ちゃん、何者や。
色落ちした看板だけが残ったタイ古式マッサージ屋の跡地。
元気なタイもそうじゃないタイもありました。タイが微笑んでいるとは限らない。
そういえば、今のところアジア要素しか見つけていない。これじゃあ全然世界を巡れていないじゃないか!と思ったので他の要素も頑張って探しますね。
ありました。アメリカ。
クリアウォーター市というのは、フロリダにある都市で、長野市の姉妹都市なのだそうです。水は美味しいんですかね(雑)
「ほら、お前も世界一周してるんだろ?アジア勢だけで満足するな」
こちらも色落ちしまくった、居酒屋でおなじみ世界一周の船旅ポスターになぜか諭された気がしました。
だからかは知らないけど、イタリアバルの看板を見ただけでめっちゃ安心した。
バリ島もあった。
長野県華僑総会なる事務所(?)を発見。
華僑総会ということは中国勢のたまり場?と思って大きくて目立つ赤い看板の下を見ると…Korean Restaurantの表記。ハングルもある。営業時間の案内だけなぜか英語というのも気になるところ。
韓国か中国か、こちらのパワーバランスはいかに。
やっぱり国旗は欠かせない東南アジア勢。
流行が東京の半周遅れでやってくる長野にもついに韓国ホットドッグ屋が!と思ったのですが、店舗部分だけできて未だにオープンできてないみたいです。こちらでもそのうちJKがキャッキャするのかな。
(この散歩の数日後にオープンしてました。おめでとうございます。)
公園の張り紙も外国語対応…なのはいいけれど、”No Dogs Allowed.”って英語、ちょっと表現キツくない?って思ったけど、割と使う表現なんですかね。
それなりに歩いたし、そろそろ終わろうと思っていたら、何やら電柱にいっぱい国旗が。
北欧の国旗が5か国も。これはまさに、ノルディック複合!5ヶ国まとめてというのがなんだか清々しい。
後から調べてみたら、長野オリンピック招致とも関係のある場所だったのだとか。
ここにきてやっと、冬季オリンピックの開催地らしい国旗たちと出会うことができました。
なんとなく安心したところで今日のお散歩は終了。
ついでに南半球に立ち寄ってフィニッシュです。
***
1km四方くらいの狭い範囲でしたが、14ヶ国・地域と出会うことができました。(韓国・中国・台湾・フィリピン・タイ・インドネシア・アメリカ・イタリア・北欧五か国・ブラジル)。そういえば今回、インドカレー屋に立ち寄らなかったな。
身近な海外要素、皆さんの街でも色々探してみると楽しいかもしれませんね。