大阪にもあった「鳥取」を散歩してみた

  • 更新日: 2018/08/21

大阪にもあった「鳥取」を散歩してみたのアイキャッチ画像

そこに「トットリ」はあるのか


「パリ、テキサス」というドイツ映画があります。
ある目的のため、アメリカ合衆国テキサス州にある「パリ」という街を目指し旅を続ける男性の物語です。
映画の内容自体も高く評価されていますが、「テキサス州パリ」というユニークな名前を
した知名も、また人々の関心を引きました。
フランスに行かずとも、アメリカ国内にパリがあるのです。

日本国内にも、そうした「パリ、テキサス」的な地名を持つ場所があります。
その中のひとつが、今回散歩の舞台となる大阪府阪南市鳥取です。
果たして「パリ、テキサス」ならぬ「オオサカ、トットリ」には、いったい何が待っているのでしょうか。

場所はここ↓らへん







南海電気鉄道南海本線「鳥取ノ荘」駅にて下車。
普通と準急しか停まらないにも関わらず、意外と人が多い。

阪南市の公式HPによれば、「鳥取」という地名の由来ははるか古代、垂仁(すいにん)天皇の代までさかのぼるそうです。

「日本書紀」によれば、30歳になっても言葉を発することができなかった垂仁天皇の第一皇子である誉津別王(ほむつわけのみこと)がこの地で白鳥を見つけた際、「あれは何か」とはじめて声を発し、それに喜んだ天皇が臣下の天湯河板挙(あめのゆかわたな)に白鳥を捕えさせたところ、皇子は大人と同じように物を言えるようになりました。その功によって天湯河板挙は鳥取造(ととりのみやつこ)の姓を賜り、この地の由来となったとのことです。
ちなみに、同じ大阪府内の柏原市にもかつて鳥取という地があり、まったく同じ逸話を由来としています。
また、越中国(富山県)や備前国(岡山県)にも、鳥取という場所があったのだとか。



真ん中に人が立ってるように見える。



駅務室はあるものの、常駐の駅員はいない模様。





大阪鳥取の地に降り立ったところをミニマムなポストがお出迎え。
ギリギリ定形外郵便が入るかぐらいのサイズ。



駅前には立派なマンション。
土曜日ですが人通りはきわめて少なく静かです。



遠くにある海っぽいものを目指して歩いてみる。





謎の円柱型物体を発見。
海沿いの地域なので、船のマストかもしれません。
なぜか蚊取り線香なんかも置かれています。



一面にマットが敷かれた空き地に、「グシャッ」といった感じで倒壊した廃屋。
なんだここは。



さらにすぐ近くには妙ちきりんな模様が。
新手のミステリーサークルでしょうか。
そういえば最近UFO系の特番ってないですね。



海がはっきり見えてきました。



史跡らしきものを見つけたので立ち寄ってみます。





神社とのことですが、鳥居は見当たりません。
「カジトリ」とはなんとも海辺らしい名前ですね。
祀られているのは「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」「事代主命(ことしろぬし)」「大山祇神(おおやまつみ)」。
中でも天之御中主神は高天原の中央、すなわち宇宙の中心に位置する神なのだとか。



これが手水舎でしょうか。





ここが本殿のようです。
賽銭箱には日本酒が奉納されていました。





「漁師の家めし」なるものを食べさせてくれるらしいお店。
値段が書かれていないのが怖くてはいれませんでした。(貧乏性)



南国リゾート感ある建物。



海に到着。
鳥取県の海は日本海ですが、大阪鳥取の海は大阪湾です。



カタカナで「ヌヌ」。
じっと見ていると「ヌ」がゲシュタルト崩壊。
ヌヌヌ。



「エムシ」とは……?
調べてみたところ、「イワムシ」といい、「イソメ」の一種らしいです。
「釣り餌によく使われる」と言えばどんなものか分かっていただけるかと。
あれを捕まえる様はあまり想像したくないですね。





ジェットスキーが海を走っていました。



テトラポッドの向こうにいるのは「サギ」の一種?



せっかくなので浜辺に降りてみた。
これがウワサに聞く(?)大阪鳥取砂丘でしょうか。



とにかく流木の数がすごい。
アクアリウム(水槽での魚類等飼育)に凝ってる方は、こうしたところから水槽用のオブジェを調達するのですかね?



何かが飛んでました。



岩場には大嫌いなフナムシが!
気になる方は画像の右下を拡大してご覧くださいませ。



岩場には巻き貝の一種「イシダタミ」もいっぱい。
茹でるとおいしいらしい。



ずっと向こうに大きな船が見えます。
おーい。




×



浜辺を離れ、海沿いを散策。



この前に駐車されて困っているのが実感できる、怒りの注意書き







人の気配が一切しないアパートのような建物。
散乱したゴミが生々しいです。
周囲にはハエもたくさん飛び回っていました。



不思議な形の建物を発見。



ここが先ほどの看板に書かれていた「nunu」というお店のようです。



南国情緒溢れる大阪鳥取のカフェnunuでジンジャーエールを飲みながら休憩。
大阪でトロピカルな気分に浸れるとは思いませんでした。
灰皿の上に置かれたハワイアン人形がゆるいアクセント。



巨大な蚊取り線香豚さんではなく、コーヒーを焙煎する機械とのこと。



それでは、別ルートから鳥取ノ荘駅へ帰還しましょう。



椅子が必要なほど行列のできるお地蔵さん。



海沿いのマンションともなると、駐車場にボートが停まっています。



「ハマボウフウ」から発せられる脱力感がなんとなくすごい。



道路に出てきました。



阪南市なのに淀川!
(ローカルネタ)





レストラン並みの大きさを誇るタバコ屋さん。
手作りサンドイッチも販売していたそうです。



能面制作教室なるものの存在をはじめて知りました。
やはり教室には能面がズラリと並んでいるのでしょうか。



大阪鳥取には「メガネだいすき王国」なる国家が存在していたようです。
嗜好的なものかな?
ノーコンタクト!





駐車場に「SOS」の文字!?
スペースの借り主の名前を記入するための札だと思われますが、非常に気になります。
漢字を間違えて書いたようには見えませんし……。



そんな中途半端に謎を残しつつ、今回は終了です。
海沿いの街ということもあって、ふだん住んでいる場所とはまた違った風景を見ることができました。
今回この場所を散歩した理由は「ただ単に地名が気になった」というだけなのですが、単純な目的で出かけてみるというのもいいものですね!





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関西在住のフリーライター。
大阪や兵庫、京都奈良などに眠る散歩の秘境を探し出すため、日夜さまよっている。

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