ずっと味のするガム 2024年2月号
- 更新日: 2024/03/06
こんばんは、サンポー編集部です。
過去に行われた散歩のシーンを採りあげて、別の角度から噛んでみるコーナー、今回は 2024年1月に公開した散歩の読み物のうち、もっと噛んでみたいシーンを採りあげます。
バリ島の公園遊具の塗り方、日本と同じなの!?!?!? こんなの昭和後期の公園ですよ!?!?!?
と思って”playground equipment”とかで画像検索すると、こんな感じのゴテゴテした塗りの遊具がたくさん出てきました。
つまりこれはもともと海外の遊具の塗り方で、あとから日本に入ってきたものと考えたほうがよさそうです。
アメリカの玩具とか派手な色をしているので、その系統だと言われればしっくりきます。
しかしなんでしょう、この塗り方に原風景を感じてしまう自分がいます。バリでこんな遊具に出会ったら泣いてしまうかも。何に故郷を感じるかは人それぞれ。
谷頭さん自身、魔の山とか言っちゃってるんですけど、カラスのシルエット怖い。
そういう目で見始めると施設も怖い。
ちなみにこの山は「青の山」という名前らしい。なにその独特な感じの名前。
本当にバイオハザードのロケ地だったらどうしようと思って一応調べたのですが、全然そんなことはなかったです。全然大丈夫でした。
あと、調べているうちに初代バイオハザードOPのロケ地が多摩川という無駄知識を得ました。多摩川!?
大好き。こういう誰かの生活を見るために旅に出たいなと思いました。
「回覧板及郵便物大きい物入れて下」
「さい」が無いのもすごいですし、あと「及」の送り仮名が無いところとか「郵便物大きい物」とか省略しているあたり、字数をゴリゴリに削る努力の跡が見えて、なんかいいですね。
僕だったらどうするだろう。
「回覧板及び大きな郵便物入れ」(13文字)
「回覧板及び大きな郵便物こちらへ」(15文字)
そういえば昔PHSで送れるPメールは半角20文字まででした。40代以上は腕が鳴りますね。
シュッと収まったガスメーターいいですよね。
僕はガスメーターがタコに見えることがあって、
こういうのとか。良い穴を見つけて自分で、こう、入った感じがします。路地に良い感じの壺を置いておくとガスメーターが獲れるかもしれません。
泣くから悲しいのか、悲しいから泣くのか。トランプで負けそうになると泣く娘が居るので分かりますね……
でも、トランプの場合は自分の負けを予見するための時間的猶予があります。一方で、自転車との衝突は一瞬です。そしてこの子は、泣いてもなお、足が前へ出ているんですね。動物的な条件反射よりも先に、大脳新皮質が衝突における損得勘定計算を終了しているんでしょうか。もしそうだとするとこの子は「動物」を超えており、何かのニュータイプの可能性が出てきます。
それか、タイムリープしてこの事故を回避しようとしているのですが、何度やっても自転車が突っ込んでくるので「まただ……」という泣きだったらいいな。
これは僕の散歩なんですけど、三色旗の白いところに店名などの文字をうっかり書いてしまう現象を観察する散歩でした。
それで、最後にこのインドの国旗を採りあげました。でもあとから気づいたのですが、インドの国旗の真ん中ってば純粋な白じゃなくて、紋章が入っていますよね。アショーカ・チャクラというのだそうです。
Government of India, Public domain, via Wikimedia Commons
紋章を取って文字を書くのは、だいぶ踏み込んだ改変ですよね。今回の考察の範囲外です。
ちなみにインド国旗の真ん中を真っ白にすると、コートジボワールの縦置きタイプに近くなりそうです。コートジボワール料理のお店になっちゃう。
サトーさんから、この記事へのコメントもらいました。
そもそも国旗を掲げて国を主張するか、みたいな問題はありますね。
タイの寿司屋に日本の国旗が掛かっているのを見たことがあるので、現地に対しての海外料理だと主張する意味が出てくるのかもしれないとか思いました。
それでは、また来月、僕たちが飽きていなければお会いしましょう。
過去に行われた散歩のシーンを採りあげて、別の角度から噛んでみるコーナー、今回は 2024年1月に公開した散歩の読み物のうち、もっと噛んでみたいシーンを採りあげます。
遊具の塗り方が日本
インドネシア・バリ島の路上をひたすら歩き続けた より
(散歩者:稲村行真さん)
(散歩者:稲村行真さん)
バリ島の公園遊具の塗り方、日本と同じなの!?!?!? こんなの昭和後期の公園ですよ!?!?!?
と思って”playground equipment”とかで画像検索すると、こんな感じのゴテゴテした塗りの遊具がたくさん出てきました。
つまりこれはもともと海外の遊具の塗り方で、あとから日本に入ってきたものと考えたほうがよさそうです。
アメリカの玩具とか派手な色をしているので、その系統だと言われればしっくりきます。
しかしなんでしょう、この塗り方に原風景を感じてしまう自分がいます。バリでこんな遊具に出会ったら泣いてしまうかも。何に故郷を感じるかは人それぞれ。
不穏
「高いところから見て気になったところへ行く散歩」で谷頭さんの撮った写真がバイオハザードっぽいという指摘がありました。高いところから見て気になったところへ行くさんぽ〜香川県宇多津編 より
(散歩者:谷頭和希さん)
(散歩者:谷頭和希さん)
バイオハザード1か4(編集部サトーさん)
谷頭さん自身、魔の山とか言っちゃってるんですけど、カラスのシルエット怖い。
そういう目で見始めると施設も怖い。
バイオハザード5とかの最先端の研究所(編集部サトーさん)
ちなみにこの山は「青の山」という名前らしい。なにその独特な感じの名前。
本当にバイオハザードのロケ地だったらどうしようと思って一応調べたのですが、全然そんなことはなかったです。全然大丈夫でした。
あと、調べているうちに初代バイオハザードOPのロケ地が多摩川という無駄知識を得ました。多摩川!?
地元の仲良し
インドネシア・バリ島の路上をひたすら歩き続けた より
(散歩者:稲村行真さん)
(散歩者:稲村行真さん)
大好き。こういう誰かの生活を見るために旅に出たいなと思いました。
文字数制限
自由律俳句と深井駅のあたり より
(散歩者:パスカさん)
(散歩者:パスカさん)
「回覧板及郵便物大きい物入れて下」
「さい」が無いのもすごいですし、あと「及」の送り仮名が無いところとか「郵便物大きい物」とか省略しているあたり、字数をゴリゴリに削る努力の跡が見えて、なんかいいですね。
15文字かー、と、文字数範囲内でじぶんならどう表現するか、気づけば考えさせられています。(編集部サトーさん)
僕だったらどうするだろう。
「回覧板及び大きな郵便物入れ」(13文字)
「回覧板及び大きな郵便物こちらへ」(15文字)
そういえば昔PHSで送れるPメールは半角20文字まででした。40代以上は腕が鳴りますね。
タコ壺
自由律俳句と深井駅のあたり より
(散歩者:パスカさん)
(散歩者:パスカさん)
シュッと収まったガスメーターいいですよね。
僕はガスメーターがタコに見えることがあって、
こういうのとか。良い穴を見つけて自分で、こう、入った感じがします。路地に良い感じの壺を置いておくとガスメーターが獲れるかもしれません。
先に泣いている
中央区の境界を徒歩で一周する より
(散歩者:FTDさん)
(散歩者:FTDさん)
人間にはじっさいにそういうことがありますよね。子たちがまだたった数年の人生経験からでも予知できる衝突の痛み。痛くないのに、痛いことを知っていて泣くのですよね。(編集部サト-さん)
泣くから悲しいのか、悲しいから泣くのか。トランプで負けそうになると泣く娘が居るので分かりますね……
でも、トランプの場合は自分の負けを予見するための時間的猶予があります。一方で、自転車との衝突は一瞬です。そしてこの子は、泣いてもなお、足が前へ出ているんですね。動物的な条件反射よりも先に、大脳新皮質が衝突における損得勘定計算を終了しているんでしょうか。もしそうだとするとこの子は「動物」を超えており、何かのニュータイプの可能性が出てきます。
それか、タイムリープしてこの事故を回避しようとしているのですが、何度やっても自転車が突っ込んでくるので「まただ……」という泣きだったらいいな。
違う国旗
国旗の白いところは文字を書く欄なのか より
(散歩者:ヤスノリ)
(散歩者:ヤスノリ)
これは僕の散歩なんですけど、三色旗の白いところに店名などの文字をうっかり書いてしまう現象を観察する散歩でした。
それで、最後にこのインドの国旗を採りあげました。でもあとから気づいたのですが、インドの国旗の真ん中ってば純粋な白じゃなくて、紋章が入っていますよね。アショーカ・チャクラというのだそうです。
Government of India, Public domain, via Wikimedia Commons
紋章を取って文字を書くのは、だいぶ踏み込んだ改変ですよね。今回の考察の範囲外です。
ちなみにインド国旗の真ん中を真っ白にすると、コートジボワールの縦置きタイプに近くなりそうです。コートジボワール料理のお店になっちゃう。
サトーさんから、この記事へのコメントもらいました。
イタリア、フランスときてインドもあるということなのですが、そもそも和食屋に日本の国旗がかかってるの見たことない。日本の国旗って白いところだらけで、赤い丸を中心にして寄せ書きみたいにたくさん書けそうなのに……(編集部サトーさん)
そもそも国旗を掲げて国を主張するか、みたいな問題はありますね。
タイの寿司屋に日本の国旗が掛かっているのを見たことがあるので、現地に対しての海外料理だと主張する意味が出てくるのかもしれないとか思いました。
それでは、また来月、僕たちが飽きていなければお会いしましょう。