東中野 ~人気駅の隣駅さんぽ~

  • 更新日: 2020/03/31

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哀愁のレベルが高過ぎるムーンロード

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なじみのある人気駅の隣駅、というものになんとなく惹かれます。
実際に行ってみると、隣とは全く別の文化があって楽しい。

改めまして、こんにちは、生年月日です。
先日総武線に乗っていたところ、東中野駅の駅名標が目に入ってきました。



凄く見覚えのある字面なのに、降りたことがない。
それで気になって、今日来ちゃったわけです。



東中野はJR中央・総武線と都営大江戸線の駅で、JRでは中野の東隣に位置している、"人気駅の隣駅"です。

人気駅・中野の経歴は華やかです。
明治22年に新宿-立川間に開通した中央線(当時は甲武鉄道)の駅はたった5つで、中野はそれの初期メンです。
また、サブカルの聖地「中野ブロードウェイ」をはじめ、代表するものをいくつか思いつきます。

一方で、中央線カルチャーとして語られることがあまりないように思う東中野。
大抵の雑誌や本では、中央線文化圏とは中野から西を指すためです。

東中野の事前情報が少ない。これは楽しそう。
早速、降りてみました。


東中野の北口



線路沿いに色々建ってます。飲食店とか古着屋があるうえ、休日ということもあり、結構人通りがあります。




このポレポレというミニシアターは割と著名ですね。
元々は1994年からBOX東中野という映画館が営業していたのですが、2003年に閉館。
同年、新たにポレポレ東中野として生まれ変わったわけです。重鎮感がありますが、意外に平成生まれなんですねえ。



今上映している作品

客席1人あたりのスクリーン面積が日本で最も大きいと言われているらしいですよ。
ちなみに、こちらのポレポレは中野区唯一の映画館。
唯一の映画館がミニシアターっていうのが「らしい」感じがします。




ポレポレの近くには、ハシゴ可・シメ可のアルティメットビルディングが建っています。



チャージ代と肩を並べている。




何より気になったのはこのムーンロード。哀愁のレベルが高過ぎる。
正式名称は「東中野駅前飲食店会」というらしいです。



もともとは昭和20年頃に飲食店街 住吉小路として発足。70〜80年の歴史があります。
湾曲した道が三日月の様だということで、いつしかムーンロードと呼ばれ、親しまれるようになったとか。



柱にお店の案内が添付されていますね。
ジャズバーのような店から、マニアックな店まであるようです。



昭和の街という二つ名も携えている。これ以上名前を増やしたら、ムーンロードの自我が危うい。



ちょっと進むと飲み屋街的な様相を呈す。いいぞ、もっとやれ。



不当に突っ張らされる突っ張り棒もある、いいぞいいぞ。やっちゃえ。




ムーンロードから少しずれると、新しめのオシャレな店がポツポツ建ってました。(写真はオシャレな歯医者さん。)



ぼちぼち、フラフラ散歩はじめようか、と思いながら歩いていたら、目の前に個性的なマンションが。
屋上に並んでる黒いのがなんかあれみたいですね、千と千尋の神隠しの「かまじい」が持ってた札みたいな。あれ。
あ、伝わらないなら諦めます。




鏡かと思った。




駅から5分ほどで神田川に到着。
あやうく赤い手ぬぐいをマフラーにしてしまうところでした。

「都内 川沿い 桜」
というと、目黒川が頭に浮かんできますが、東中野の神田川も穴場として知られています。

住宅街に囲まれていて、目黒川ほど混雑しないので、なかなか快適にお花見ができそうですよ。

【東中野 花見】で調べると、結構穴場情報出てきます。


東中野の南東

南東側の住宅街を歩いていきます。





私に煽り耐性があって良かったな。




ちょっと見上げると、西新宿のビル群が見えます。仕事で西新宿にはよく行くんですが、こんな距離にあるのかとビックリ。
都会を感じさせないのどかさが東中野にはありますね。




3人目、言うこと無くなっちゃってますよ。




神田川から少しそれた路地を行く。




そんなに丁寧に切り抜くならその薄壁をとってしまえばいい。




何のことを言ってるのか、少なくとも私の偏差値では理解できない。




こういう細道って惹かれますね。

おっ!!近道っぽい!!
と思って入ってみるものの、遠回りさせられる、なんてことは多々ありますが、それでもやめられない魅力が細道にはあります。
松尾芭蕉も多分そういうのに惹かれたはずです。(諸説あり)

それにしてもいいなぁ、この道。
速水ほそみちと名付けました。




、、、あ、ほら、見て見て、廃材をリユースしてそうな基礎。してなかったらごめんなさい。




めちゃめちゃ毛深い家。
この前行ったカレー屋の店員さんの腕もこんな感じだったなあ。




またある。東中野には男性ホルモンが蔓延している。多分。




東中野名店会をゆく。
ここらへんには第二次世界大戦の時、大臣とか高級軍人が住んでいたらしく、一部その時の豪邸の名残があるとか。
現在では、落ち着いた商店街といった感じ。春秋にはフリーマーケットなんかも開催されてるみたいです。




過保護な花壇。
周囲に鳥除けをこんなに丁寧に設置する割には、モップをこんなに雑に置く。




次の元号。多分。




あらっ!こんな所にオラフがいる!
やけに外に出たがってるのがあれだな、隠喩かな?




この行き倒れドールは何者なんでしょう。耳になんか書いてある。




かい??
なんだ?こわっ。




奥のステーキの店は分かるんだ。
おいしい風ってなんだろう。空気がおいしいとかはよく言うけど。なんだろう風って。

あとで調べたらアジア料理のお店らしい、しかも評価がかなり高い。
むぅ、入ればよかった。




JR東中野駅の西側に来ました。こちらには山手通りが通っていて、大江戸線の出入口でもあります。結構開けてますね。




あの塔は、地下道の空気を浄化して、外に排出するための装置だって、この前TVでやってたもん。




駅の北西に、ギンザ通りという商店街があります。
名前に「銀座」を冠した商店街はよく見かけますが、元々銀座というのは、銀貨を鋳造していた役所のようなものだったそう。
その元々あった銀座の繁栄にあやかって、名前に銀座の名を取り入れる商店街が出てきたみたいですよ。(諸説あり)



(土曜日のギンザ通り、えらい賑わってました。)




線路沿いにも桜並木。
春はますます綺麗な街並みになりそうですね。




日も落ちて来たので、今回はこれでお開き。

中央線カルチャーの定義が実はよく分からないのですが、確かに東中野はそういったものよりも哀愁、ゆるさが目立つ街のように感じました。
それが東中野のいいところな気もして、こっちが好きな人もきっと居るし、私は現にちょっと住みたくなった。


また、機会があれば人気駅の隣でお会いしましょう。さようなら。





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生年月日

寝る前に水道水を750mlほど飲むというルーティーンがありますが、尿意によって睡眠が浅くなるばかりで、特にポジティブな効果は得られていません。

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