神楽坂散歩とバレエ教室
- 更新日: 2025/12/02

92歳の現役バレリーナと学ぶ、34年ぶりのバレエ
最近ハマっているYoutubeがある。
その名も『伝説の朝ごはん』。「通勤タイムス」による、各分野の前線を走るプロフェッショナルたちの朝ごはんに迫る動画シリーズだ。
元々人が食べたり料理をしている動画を観るのが好きなのだが、このシリーズは準備・食事・片付けなどのルーティンを、BGMやナレーションなしで淡々とカメラが捉えていて、その人ごとの個性が見えて大変面白い。
なかでも、92歳の現役バレリーナ・雑賀淑子氏編がとても好きで何回も視聴した。
“あんな風に歳を重ねたい”素敵な生活がそこにはあった。
友人の喜び事があり、一時帰国が決まった時に「あの方のバレエ教室に行ってみたい」と、ふと思い立った。
HPを調べると、体験レッスンの文字。これは行くしかない!
しかし体験レッスンは無料とのことで、海外在住の私が日本国内の方々向けの機会に加わってしまってよいのか、冷やかしに思われないか不安になったので、その旨を入れて問い合わせたところ、快諾していただけた。
実は幼稚園時代に学校の方針でバレエを習っていた。でも当時のことはあまり記憶になく、そこからバレエには触れていなかったので初心者クラスで受講することにした。
前日友人に「明日、神楽坂のバレエ教室に行くんだ」と伝えると、「せっかく神楽坂に行くなら毘沙門天お参りしてきなよ、寅年なんだし」と言われ、「なるほど」とレッスン前にお参りに行くことにした。
***
緊張と楽しみで、1時間半も早く神楽坂に着いてしまった。
平日の昼時なのでランチに出ているサラリーマンが多い。

そういえば新卒の時に隣の市ヶ谷で働いていたが、その時はあまり神楽坂には来たことがなかった。近くにこんないいランチエリアがあったのに。当時は営業先でランチすることが多く、表参道でランチがてらぶらぶらしていたら某テレビ局の朝の情報番組のインタビューを受けて、「仕事中だけど大して面白いこと言ってないから放送されないだろう」と鷹を括っていたら、翌日営業先のお客さんから「寺内さん朝テレビ観たよ。前髪が決まらないと一日やる気が出ないんだね笑」と言われ、まんまと放送されていた覚えがある。自分の職場の人でなくお客さんに観られていて、仕事中にインタビューは受けたらいけない、と心に誓った思い出がある。
とりあえず毘沙門天を祀る「善國寺」を目指す。
天気がよくて暑い。

▲着きました
善國寺は文禄4年(1595年)に創建された日蓮宗の寺院で、本尊の毘沙門天は江戸時代より「神楽坂の毘沙門さま」として信仰を集め、芝正伝寺・浅草正法寺とともに江戸三毘沙門と呼ばれていたそうだ。
ここ数年、神楽坂で遊んでいる時いつも、「何かお寺あるなぁ」と思っていた場所が善國寺だった。今まで素通りしてしまっていたが、寅年に縁のある神様だったとは。
境内に入ると割と人が多く、特にマダム層に人気のようだ。
さすが江戸三大毘沙門天のひとつだ。

狛犬ならぬ狛虎。


狛虎、猫飼いさんにはわかると思うけど、さすが猫科のポージングだよね

御朱印をもらいおみくじを引いてみる。


“大吉”
幸先良い。
「仕事大事とはげみなさい」はちょうどさっき新卒の時のインタビューのことを思い出していたから、「仕事中に余計なことをするな」と神様からのメッセージかもしれない。
こぢんまりした境内なので割とすぐ見終わってしまった。
そういえば善國寺を推してくれた友人が「元気だったら赤城神社も行くといい」
と言っていたな。
神楽坂にある赤城神社は群馬県赤城山麓の赤城神社の分霊を祀る神社で、これまた群馬出身の私には縁がなくもない神社だ。
善國寺から歩いて7分くらい。
しかし如何せん暑い&坂道が多いので、これから運動するというのに赤城神社まで行ったら体力がなくなってしまう気がした。
赤城神社は次回に見送ろう…
レッスン開始までまだ40分あるが、よく行くゲームセンターを経由して、ガチャガチャとUFOキャッチャーのラインナップを確認しつつ、スタジオに向かってみることに。
Googleマップの指示通り歩く。




▲道のり
1号館とか3号館とか書いてある。東京理科大学ってこんな感じなのか。都心のキャンパスは繁華街に面していて便利だなぁ、と思いながら向かう。
私の大学のキャンパスは、駅名通りそこに大学しかなかった。
なんか警備が立派そうな門から出たな、と思っていたら、“本学関係者および許可された者以外の入構を禁止する”と門に書かれていた。

一般道?からナチュラルにキャンパス内に潜入してしまっていたらしく、驚く。
都心のキャンパストラップかよ…(すみませんでした)
入構を禁止されたところからまた坂を登る。

「あれがお教室じゃないかしら?」

▲サイガ・バレエ
あった。
しかしまだレッスンの30分前だ。
さすがに今入ったら早いかしら、と思い、近くの「若宮公園」で休む。


学生やサラリーマンたちも木陰で思い思いの時間を過ごしているので、そこに混ざる。
友人に「とても早く着いてしまった。15分前頃入ってもいいかな」と相談してみると「あちらも準備があるだろうから、せめて10分前にしたら」とのアドバイスを得た。
ちなみに寺の勧めといいお教室への入室時間といい、さっきから的確なアドバイスをくれるのは小学校来の親友である。付き合いの長さもさることながら、私の行動パターンを熟知していて、もやは身内だ。
10分前にドキドキしながら中に入ってみる。
趣のある古民家で、入り口から色んなお知らせや写真などが貼り出されていて“古くからあるお教室”感がある。
他の生徒さんもいたので、前に倣って受付で名前を伝える。
あれ、受付の人、なんか雑賀先生に似ているなぁ……と思ったら、先生の娘のうたこさんだそうだ。
2階で着替えるよう言われ着替える。
前に何かの番組で観た舞妓さんが生活している置屋みたいな雰囲気だ。
他の生徒さんから「今日初めて?」と話しかけられ、YouTubeで観て来たと伝えると、最近はそういう人も少なくないようだ。
着替えて稽古場で待っていると、うたこさんからレンタルのバレエシューズを渡されたが、どうにも足が入らない。
結局男性用のバレエシューズで参加することに。

▲Tシャツ・短パン・靴下で参加してしまったが、やはりバレエはレオタードやタイツが動きやすいかも
他の生徒さんと話ながら待っていると、YouTubeで観た雑賀先生がついに登場。
本当に先生が教えてくれるんだ……!
バレエのレッスンは初級〜上級、ベビー〜シニアまでクラスがあるので、もしかしたら先生じゃなくてお弟子さんとかが教えてくれるパターンもあるかな?とちょっと思っていたので、実際にお会いできてうれしい。
まずは足先・指先を動かす運動から。
ゆっくりとしたストレッチや体幹トレーニングから始め、足や手の正しい動かし方を学ぶ。
「無理をせず、健康になるために動かすのよ」
とのこと。
バレエバーでの基礎の動きは足や手の正しいポジションを学んでいく。私だけ違う動きをしていたのだろう、雑賀先生と鏡越しに目が合う。
「目の前の人を真似しながらしてみて」と言われたので見様見真似でやる。

▲基本のバレエポーズ
なんとかそれっぽく真似していると「あなたバレエ経験者?」と先生に聞かれたので、幼稚園の時にバレエ、中学では器械体操をやっていたことを伝えると、「やっぱり。見たらわかるわ」と言われた。さすがだ。
バーレッスンやストレッチは、教室に生徒として通っていた整形外科の女性医師とともに考案したものだそうだ。
その後先生の友人でもある故・谷川俊太郎さんの詩に振り付けしたバレエ作品や様々な音楽に合わせて少しずつ動きも増えていくが、どうも左右を間違えてしまう私。
そばにいた生徒さんが「右、左」と言ってくれ、何とか着いて行くことができた。ありがたい。

▲真ん中の私、回る方向を間違えて対面になるの図
少し長めの音楽と動きになってくると、もはや私だけ独自のダンスになっていたが、先生も生徒さんもみなさん優しくて大変助かった。
私がベトナムから一時帰国で来ていることや、先生や生徒さんがこれまで行った国の話など時々雑談を交えつつ、レッスンしていく。
先生はフランスでも生活していたし、さまざまな海外公演にも出られていてすごく海外に詳しい。他の生徒さんも海外に明るい方が多くて、ベトナムにも興味を持ってくれて嬉しかった。
一人での参加だったが終始和やかな雰囲気で、レッスンの最後は2グループに別れてロシア民族舞踊「カリンカ」を踊った。
白い布を持ちながら踊る。
この曲だけが白い布を使うのがお約束的な感じかと思ったら、ロシア民謡では女性は布?ハンカチ?を持って踊るのが結構主流らしい。
始めに先輩たちが見本を見せてくれて、真似しながら踊った。
最後は大回転で終わるのだが、私は目が回ってしまって途中からただ布を振ることに専念した。
約1時間半、たっぷり体を動かすことができた。

この日はわんちゃんを連れてレッスン見学をしている方もいて、最後はみんなで動物の話で盛り上がった。
雑賀先生「うちの教室は動物も大歓迎なの」
私もベトナムで猫を飼っている話をすると、かつてこの稽古場にも猫ちゃんがいたそうだ。
確かに猫の通り口まである。

▲赤いカーテンが猫ちゃん用の出入り口だそう
「これがしろちゃん」と見せてくれた写真が私の愛猫・大福にもなかなか似ていて、思わず私も写真を見せると、
「やだ!しろちゃんそっくり!ベトナムで生まれ変わったのかしら…」と言われた。

▲しろちゃん

▲大福
久しぶりのレッスンは、体も心もほぐれるような時間だった。
思いがけず大福に似たしろちゃんの話まで聞けて、不思議な縁も感じた。
次はもっと上手に踊れるように、またここに来たい。

▲雑賀先生、うたこさん、生徒のみなさん、ありがとうございました
その名も『伝説の朝ごはん』。「通勤タイムス」による、各分野の前線を走るプロフェッショナルたちの朝ごはんに迫る動画シリーズだ。
元々人が食べたり料理をしている動画を観るのが好きなのだが、このシリーズは準備・食事・片付けなどのルーティンを、BGMやナレーションなしで淡々とカメラが捉えていて、その人ごとの個性が見えて大変面白い。
なかでも、92歳の現役バレリーナ・雑賀淑子氏編がとても好きで何回も視聴した。
“あんな風に歳を重ねたい”素敵な生活がそこにはあった。
友人の喜び事があり、一時帰国が決まった時に「あの方のバレエ教室に行ってみたい」と、ふと思い立った。
HPを調べると、体験レッスンの文字。これは行くしかない!
しかし体験レッスンは無料とのことで、海外在住の私が日本国内の方々向けの機会に加わってしまってよいのか、冷やかしに思われないか不安になったので、その旨を入れて問い合わせたところ、快諾していただけた。
実は幼稚園時代に学校の方針でバレエを習っていた。でも当時のことはあまり記憶になく、そこからバレエには触れていなかったので初心者クラスで受講することにした。
前日友人に「明日、神楽坂のバレエ教室に行くんだ」と伝えると、「せっかく神楽坂に行くなら毘沙門天お参りしてきなよ、寅年なんだし」と言われ、「なるほど」とレッスン前にお参りに行くことにした。
***
緊張と楽しみで、1時間半も早く神楽坂に着いてしまった。
平日の昼時なのでランチに出ているサラリーマンが多い。

そういえば新卒の時に隣の市ヶ谷で働いていたが、その時はあまり神楽坂には来たことがなかった。近くにこんないいランチエリアがあったのに。当時は営業先でランチすることが多く、表参道でランチがてらぶらぶらしていたら某テレビ局の朝の情報番組のインタビューを受けて、「仕事中だけど大して面白いこと言ってないから放送されないだろう」と鷹を括っていたら、翌日営業先のお客さんから「寺内さん朝テレビ観たよ。前髪が決まらないと一日やる気が出ないんだね笑」と言われ、まんまと放送されていた覚えがある。自分の職場の人でなくお客さんに観られていて、仕事中にインタビューは受けたらいけない、と心に誓った思い出がある。
とりあえず毘沙門天を祀る「善國寺」を目指す。
天気がよくて暑い。

▲着きました
善國寺は文禄4年(1595年)に創建された日蓮宗の寺院で、本尊の毘沙門天は江戸時代より「神楽坂の毘沙門さま」として信仰を集め、芝正伝寺・浅草正法寺とともに江戸三毘沙門と呼ばれていたそうだ。
ここ数年、神楽坂で遊んでいる時いつも、「何かお寺あるなぁ」と思っていた場所が善國寺だった。今まで素通りしてしまっていたが、寅年に縁のある神様だったとは。
境内に入ると割と人が多く、特にマダム層に人気のようだ。
さすが江戸三大毘沙門天のひとつだ。

狛犬ならぬ狛虎。


狛虎、猫飼いさんにはわかると思うけど、さすが猫科のポージングだよね

御朱印をもらいおみくじを引いてみる。


“大吉”
幸先良い。
「仕事大事とはげみなさい」はちょうどさっき新卒の時のインタビューのことを思い出していたから、「仕事中に余計なことをするな」と神様からのメッセージかもしれない。
こぢんまりした境内なので割とすぐ見終わってしまった。
そういえば善國寺を推してくれた友人が「元気だったら赤城神社も行くといい」
と言っていたな。
神楽坂にある赤城神社は群馬県赤城山麓の赤城神社の分霊を祀る神社で、これまた群馬出身の私には縁がなくもない神社だ。
善國寺から歩いて7分くらい。
しかし如何せん暑い&坂道が多いので、これから運動するというのに赤城神社まで行ったら体力がなくなってしまう気がした。
赤城神社は次回に見送ろう…
レッスン開始までまだ40分あるが、よく行くゲームセンターを経由して、ガチャガチャとUFOキャッチャーのラインナップを確認しつつ、スタジオに向かってみることに。
Googleマップの指示通り歩く。




▲道のり
1号館とか3号館とか書いてある。東京理科大学ってこんな感じなのか。都心のキャンパスは繁華街に面していて便利だなぁ、と思いながら向かう。
私の大学のキャンパスは、駅名通りそこに大学しかなかった。
なんか警備が立派そうな門から出たな、と思っていたら、“本学関係者および許可された者以外の入構を禁止する”と門に書かれていた。

一般道?からナチュラルにキャンパス内に潜入してしまっていたらしく、驚く。
都心のキャンパストラップかよ…(すみませんでした)
入構を禁止されたところからまた坂を登る。

「あれがお教室じゃないかしら?」

▲サイガ・バレエ
あった。
しかしまだレッスンの30分前だ。
さすがに今入ったら早いかしら、と思い、近くの「若宮公園」で休む。


学生やサラリーマンたちも木陰で思い思いの時間を過ごしているので、そこに混ざる。
友人に「とても早く着いてしまった。15分前頃入ってもいいかな」と相談してみると「あちらも準備があるだろうから、せめて10分前にしたら」とのアドバイスを得た。
ちなみに寺の勧めといいお教室への入室時間といい、さっきから的確なアドバイスをくれるのは小学校来の親友である。付き合いの長さもさることながら、私の行動パターンを熟知していて、もやは身内だ。
10分前にドキドキしながら中に入ってみる。
趣のある古民家で、入り口から色んなお知らせや写真などが貼り出されていて“古くからあるお教室”感がある。
他の生徒さんもいたので、前に倣って受付で名前を伝える。
あれ、受付の人、なんか雑賀先生に似ているなぁ……と思ったら、先生の娘のうたこさんだそうだ。
2階で着替えるよう言われ着替える。
前に何かの番組で観た舞妓さんが生活している置屋みたいな雰囲気だ。
他の生徒さんから「今日初めて?」と話しかけられ、YouTubeで観て来たと伝えると、最近はそういう人も少なくないようだ。
着替えて稽古場で待っていると、うたこさんからレンタルのバレエシューズを渡されたが、どうにも足が入らない。
結局男性用のバレエシューズで参加することに。

▲Tシャツ・短パン・靴下で参加してしまったが、やはりバレエはレオタードやタイツが動きやすいかも
他の生徒さんと話ながら待っていると、YouTubeで観た雑賀先生がついに登場。
本当に先生が教えてくれるんだ……!
バレエのレッスンは初級〜上級、ベビー〜シニアまでクラスがあるので、もしかしたら先生じゃなくてお弟子さんとかが教えてくれるパターンもあるかな?とちょっと思っていたので、実際にお会いできてうれしい。
まずは足先・指先を動かす運動から。
ゆっくりとしたストレッチや体幹トレーニングから始め、足や手の正しい動かし方を学ぶ。
「無理をせず、健康になるために動かすのよ」
とのこと。
バレエバーでの基礎の動きは足や手の正しいポジションを学んでいく。私だけ違う動きをしていたのだろう、雑賀先生と鏡越しに目が合う。
「目の前の人を真似しながらしてみて」と言われたので見様見真似でやる。

▲基本のバレエポーズ
なんとかそれっぽく真似していると「あなたバレエ経験者?」と先生に聞かれたので、幼稚園の時にバレエ、中学では器械体操をやっていたことを伝えると、「やっぱり。見たらわかるわ」と言われた。さすがだ。
バーレッスンやストレッチは、教室に生徒として通っていた整形外科の女性医師とともに考案したものだそうだ。
その後先生の友人でもある故・谷川俊太郎さんの詩に振り付けしたバレエ作品や様々な音楽に合わせて少しずつ動きも増えていくが、どうも左右を間違えてしまう私。
そばにいた生徒さんが「右、左」と言ってくれ、何とか着いて行くことができた。ありがたい。

▲真ん中の私、回る方向を間違えて対面になるの図
少し長めの音楽と動きになってくると、もはや私だけ独自のダンスになっていたが、先生も生徒さんもみなさん優しくて大変助かった。
私がベトナムから一時帰国で来ていることや、先生や生徒さんがこれまで行った国の話など時々雑談を交えつつ、レッスンしていく。
先生はフランスでも生活していたし、さまざまな海外公演にも出られていてすごく海外に詳しい。他の生徒さんも海外に明るい方が多くて、ベトナムにも興味を持ってくれて嬉しかった。
一人での参加だったが終始和やかな雰囲気で、レッスンの最後は2グループに別れてロシア民族舞踊「カリンカ」を踊った。
白い布を持ちながら踊る。
この曲だけが白い布を使うのがお約束的な感じかと思ったら、ロシア民謡では女性は布?ハンカチ?を持って踊るのが結構主流らしい。
始めに先輩たちが見本を見せてくれて、真似しながら踊った。
最後は大回転で終わるのだが、私は目が回ってしまって途中からただ布を振ることに専念した。
約1時間半、たっぷり体を動かすことができた。

この日はわんちゃんを連れてレッスン見学をしている方もいて、最後はみんなで動物の話で盛り上がった。
雑賀先生「うちの教室は動物も大歓迎なの」
私もベトナムで猫を飼っている話をすると、かつてこの稽古場にも猫ちゃんがいたそうだ。
確かに猫の通り口まである。

▲赤いカーテンが猫ちゃん用の出入り口だそう
「これがしろちゃん」と見せてくれた写真が私の愛猫・大福にもなかなか似ていて、思わず私も写真を見せると、
「やだ!しろちゃんそっくり!ベトナムで生まれ変わったのかしら…」と言われた。

▲しろちゃん

▲大福
久しぶりのレッスンは、体も心もほぐれるような時間だった。
思いがけず大福に似たしろちゃんの話まで聞けて、不思議な縁も感じた。
次はもっと上手に踊れるように、またここに来たい。

▲雑賀先生、うたこさん、生徒のみなさん、ありがとうございました









