ベランダ散策紀行【関内編】
- 更新日: 2020/09/03
今回の推しベランダ
はじめまして。こやです。趣味は建物を見ながら散歩することです。
建物といっても、ほとんど見ている部分はベランダです。
好きな理由は、無機質なコンクリートで綺麗に区画された一つ一つの箱の中で、「生活してまーす!」と主張している風景が、なんとも愛おしいからです。
タバコを吸っている人、植物に水をあげている人、電話している人。色々な人が「家の中にいる」と思いながら気を抜いて過ごしています。
「タバコは外で吸う方が美味いよな...」「昨日雨が降ったけど、毎朝水はあげるのか...」「電話するとき、必要がなくても場所を移動してしまう癖ってあるよな...」などと、勝手に共感したり不思議に思ったりして楽しんでいます。
※ストーキングや覗きといった趣味はございません!建築的風景の一つとして見ていますのであしからず...
過ごす人や洗濯物や植物が、生活感をプンプンとにおわせて、ベランダを彩っています。
さて、連日のぐずついた天気の隙間に現れた今週唯一の晴天の日に、ベランダ散策をしに出かけました。選んだ場所は、横浜市中区の関内駅周辺。行き慣れた町です。(編集部注 2020年7月の散歩です)
伊勢佐木町商店街の大通りは通らず、野毛方面に向かってみます。
はっ!!びっくりした、もうここ何回通ってもびっくりする〜。
プラスチックケースが経年劣化で乳白色になっています。これが、遠目から見ると分からないのに、近くを通ると突如として真横に彼が現れる仕掛けを作ったのでしょう。
駐車場にて「だし道楽」の自動販売機を見つけました。
車を止めたタイミングで、「あ!ついでにだし買っとこ」となるのでしょうか。
あら私ったら、ベランダを見に来たのよ...!いちいち立ち止まっていたら、日が暮れちゃう! 先に進みましょう。
....おっと、これまた良い感じのオブジェが道に落ちていますね。
散々な目にあったであろうビニール傘、中には偶然なのかマスクが入っています。「日本の最前線」というような題名がつきそうです。
わ〜なんだろうこれ。窓?
あ〜!違う!そうじゃない…!…関内の奇妙な物体たちが醸し出す引力に負けてはいけない!!
ベランダ...!!あ、ベランダみっけ!おっと...!何だ!?
なんということでしょう。この生活感のなさ。人、住んでますよね?洗濯物1つもないぞ。
私、ベランダの魅力って、無造作に存在する洗濯物や植物が放つ住民のオリジナリティーだと思うんです。なのに...第一発見ベランダが、こんなにも素っ気ないなんて...。
いやいや、なんてったって今日は梅雨の隙間の晴天日...。
洗濯物を今日干さずして、いつ干す!?前に進みましょう。上向いて歩いていきましょう。
おっ、ありますね。マンション群。ちらほら、干してありますね。いい感じです。でもやっぱり控えめですね。残念です。
これは、住民たち、天気のこと完全に信頼していない感じですね。ここ数日の間、くもりだと思っていたのに突然の雨に洗濯物と頬を濡らしたり、「雨降るなー」と思って出かけたら、晴れてきて「洗濯物干せたじゃんか...」というような経験を何度かしていると推測できます。
こちらはガードが強めのベランダですね。商業用の建物なのか、生活感はありませんが外壁の塗装と植物がいい感じにマッチしています。
植物が建物の壁面を這っていく姿、「あんたを使って、太陽に近くのだ!」というような意気込みを感じます。
お〜こちらの物件、とても良い!!「裏側です!」という気の抜けようが伝わってきます。各々のアレンジメント具合も素敵です。
お、まだまだありますね、ベランダ。...いや、赤い建物はベランダではないな。
ちなみにベランダの定義ってみなさんご存知ですか?
「2階以上にあり、住戸から外に張り出していてある程度の雨風をしのげる屋根のあるスペース」だそうです。
マンションによっては、外観を気にして布団干したり植物が禁止だったりするところもあるようですね。確かに高級住宅街のベランダは素っ気ない感じがします。
歩いていくと、「ノラねこ通り」に入ったようです。
「通」に猫がのっかっていて可愛いですね。(ベランダを背景に写真撮ってみました)
そういえばここら辺は、並ぶお店が多国籍な感じでした。
ギリシャ
全然知らない名前の料理!!
過去、適当に冷蔵庫の中の有り合わせで作った料理がたまたま「メリジャネス・イマン・バルディー」だった可能性ありそう。
アメリア、中華
こういうマット、自宅に欲しい。
台湾、台北
イタリア
他にもベトナム、韓国、インドなどがありました。はしごしたら、世界一周できそうです。
わ〜なんか、可愛い〜。
ベランダかどうかは判断しかねますが、やはり洗濯物、カラフルで尊いですね。そしてかなり工夫された干し方もイカしてます。
上を向いて歩くと、色々な発見があるので良いですね。こちらもベランダではありませんが、水々しいグリーンがすくすくと育っています。どのような構造なのか、想像が膨らみます。
だんだん怪しい道に入り込んでいきそうな予感がしたので、引き返し、馬車道方面へ向かいます。
こちらもベランダでは、な...い?...分からなくなってきた。もう、なんでもいいです。
グリーンのヴェールがおしゃれですね。鳥がよく来るのでしょうか?気になります。
定義を打ち込んでから、ベランダかどうかどんどん分からなくなっていって、自分で自分の首を締めている感じが否めません。
「柵は黄色だな」と決定した人、正解!
きっと住人の中でも、この黄色が決め手になった人がいるはず。...おっと、よく見ると、これはもしかして室外機のために設けられたのでは。贅沢な室外機ですこと。
こちらは、どの階にも多かれ少なかれ、植物があってナイスな建物です。それぞれ違った植物なのがポイントですね。そしてよく見るとかなり室外機に侵略されているようです。
.....ん?
ベランダへ出て行く戸が見つからない....。これももしかして室外機用ですか?
わ〜もうベランダとか関係ないけど、ARTのフォントといい色味といいバランスがグッドです〜。
晴天かと思って出かけたら、お天道様の信頼0により大好物の洗濯物は少なめでした。
それでも、上を向いて歩くと、たくさんの発見があります。「ノラねこ通り」の猫ちゃんとか。
ベランダ散策紀行(関内編)これにて終了です。
建物といっても、ほとんど見ている部分はベランダです。
好きな理由は、無機質なコンクリートで綺麗に区画された一つ一つの箱の中で、「生活してまーす!」と主張している風景が、なんとも愛おしいからです。
タバコを吸っている人、植物に水をあげている人、電話している人。色々な人が「家の中にいる」と思いながら気を抜いて過ごしています。
「タバコは外で吸う方が美味いよな...」「昨日雨が降ったけど、毎朝水はあげるのか...」「電話するとき、必要がなくても場所を移動してしまう癖ってあるよな...」などと、勝手に共感したり不思議に思ったりして楽しんでいます。
※ストーキングや覗きといった趣味はございません!建築的風景の一つとして見ていますのであしからず...
過ごす人や洗濯物や植物が、生活感をプンプンとにおわせて、ベランダを彩っています。
さて、連日のぐずついた天気の隙間に現れた今週唯一の晴天の日に、ベランダ散策をしに出かけました。選んだ場所は、横浜市中区の関内駅周辺。行き慣れた町です。(編集部注 2020年7月の散歩です)
伊勢佐木町商店街の大通りは通らず、野毛方面に向かってみます。
はっ!!びっくりした、もうここ何回通ってもびっくりする〜。
プラスチックケースが経年劣化で乳白色になっています。これが、遠目から見ると分からないのに、近くを通ると突如として真横に彼が現れる仕掛けを作ったのでしょう。
駐車場にて「だし道楽」の自動販売機を見つけました。
車を止めたタイミングで、「あ!ついでにだし買っとこ」となるのでしょうか。
あら私ったら、ベランダを見に来たのよ...!いちいち立ち止まっていたら、日が暮れちゃう! 先に進みましょう。
....おっと、これまた良い感じのオブジェが道に落ちていますね。
散々な目にあったであろうビニール傘、中には偶然なのかマスクが入っています。「日本の最前線」というような題名がつきそうです。
わ〜なんだろうこれ。窓?
あ〜!違う!そうじゃない…!…関内の奇妙な物体たちが醸し出す引力に負けてはいけない!!
ベランダ...!!あ、ベランダみっけ!おっと...!何だ!?
なんということでしょう。この生活感のなさ。人、住んでますよね?洗濯物1つもないぞ。
私、ベランダの魅力って、無造作に存在する洗濯物や植物が放つ住民のオリジナリティーだと思うんです。なのに...第一発見ベランダが、こんなにも素っ気ないなんて...。
いやいや、なんてったって今日は梅雨の隙間の晴天日...。
洗濯物を今日干さずして、いつ干す!?前に進みましょう。上向いて歩いていきましょう。
おっ、ありますね。マンション群。ちらほら、干してありますね。いい感じです。でもやっぱり控えめですね。残念です。
これは、住民たち、天気のこと完全に信頼していない感じですね。ここ数日の間、くもりだと思っていたのに突然の雨に洗濯物と頬を濡らしたり、「雨降るなー」と思って出かけたら、晴れてきて「洗濯物干せたじゃんか...」というような経験を何度かしていると推測できます。
こちらはガードが強めのベランダですね。商業用の建物なのか、生活感はありませんが外壁の塗装と植物がいい感じにマッチしています。
植物が建物の壁面を這っていく姿、「あんたを使って、太陽に近くのだ!」というような意気込みを感じます。
お〜こちらの物件、とても良い!!「裏側です!」という気の抜けようが伝わってきます。各々のアレンジメント具合も素敵です。
お、まだまだありますね、ベランダ。...いや、赤い建物はベランダではないな。
ちなみにベランダの定義ってみなさんご存知ですか?
「2階以上にあり、住戸から外に張り出していてある程度の雨風をしのげる屋根のあるスペース」だそうです。
マンションによっては、外観を気にして布団干したり植物が禁止だったりするところもあるようですね。確かに高級住宅街のベランダは素っ気ない感じがします。
歩いていくと、「ノラねこ通り」に入ったようです。
「通」に猫がのっかっていて可愛いですね。(ベランダを背景に写真撮ってみました)
そういえばここら辺は、並ぶお店が多国籍な感じでした。
ギリシャ
全然知らない名前の料理!!
過去、適当に冷蔵庫の中の有り合わせで作った料理がたまたま「メリジャネス・イマン・バルディー」だった可能性ありそう。
アメリア、中華
こういうマット、自宅に欲しい。
台湾、台北
イタリア
他にもベトナム、韓国、インドなどがありました。はしごしたら、世界一周できそうです。
わ〜なんか、可愛い〜。
ベランダかどうかは判断しかねますが、やはり洗濯物、カラフルで尊いですね。そしてかなり工夫された干し方もイカしてます。
上を向いて歩くと、色々な発見があるので良いですね。こちらもベランダではありませんが、水々しいグリーンがすくすくと育っています。どのような構造なのか、想像が膨らみます。
だんだん怪しい道に入り込んでいきそうな予感がしたので、引き返し、馬車道方面へ向かいます。
こちらもベランダでは、な...い?...分からなくなってきた。もう、なんでもいいです。
グリーンのヴェールがおしゃれですね。鳥がよく来るのでしょうか?気になります。
定義を打ち込んでから、ベランダかどうかどんどん分からなくなっていって、自分で自分の首を締めている感じが否めません。
「柵は黄色だな」と決定した人、正解!
きっと住人の中でも、この黄色が決め手になった人がいるはず。...おっと、よく見ると、これはもしかして室外機のために設けられたのでは。贅沢な室外機ですこと。
こちらは、どの階にも多かれ少なかれ、植物があってナイスな建物です。それぞれ違った植物なのがポイントですね。そしてよく見るとかなり室外機に侵略されているようです。
.....ん?
ベランダへ出て行く戸が見つからない....。これももしかして室外機用ですか?
わ〜もうベランダとか関係ないけど、ARTのフォントといい色味といいバランスがグッドです〜。
晴天かと思って出かけたら、お天道様の信頼0により大好物の洗濯物は少なめでした。
それでも、上を向いて歩くと、たくさんの発見があります。「ノラねこ通り」の猫ちゃんとか。
ベランダ散策紀行(関内編)これにて終了です。