中山競馬場のススメ

  • 更新日: 2026/04/28

中山競馬場のススメのアイキャッチ画像

運動不足の大人へ

  • hatebu
  • feedly
  • rss

ベトナムに住んで12年目。コロナ禍のロックダウンでハマった競馬に、今もハマっている。日本への一時帰国中に競馬場に行くことも多いが、GⅠのレースともなると指定席や入場券の抽選はなかなか厳しい。競馬の前から運が試されるのだ。




▲GⅠレースの様子、これは東京競馬場

競馬のレースのクラスは上位からGⅠ、GⅡ、GⅢ、リステッド、オープン特別、3勝クラス、2勝クラス、1勝クラス、新馬・未勝利までがあり、馬の年齢と収得賞金の額によってクラスが分けられている。Gはグレードという意味で「格」を表わす。GⅠは競馬のレース格付けの中で最も高いグレードだからこそ、観客も多い。

ちなみに前回帰国したときには、ちょうどGⅠの日本ダービーが行われていた。このときは入場の抽選はあきらめ、WINS(場外馬券場)で観戦した。




▲前回はWINS汐留で観戦……




さて、今回の一時帰国でも当然のように競馬をするのだが、敢えてGⅠではなく、GⅡ開催日に競馬好きの友人ふたりと行ってみることにした。
ふたりとも新卒の時の同期で、苦楽を共にした仲だ。
新卒時代から10年以上、まさか3人とも競馬が好きになるとは想像もしていなかった。

この日のメインレースは「第59回 スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス(GⅡ)」。事前に入場券の抽選を突破し、入場券は購入済みだ。
9:00以降から入場が可能なものだったが、我々にとって中山競馬場は近いわけではなかったので、11:00〜11:30頃それぞれ到着してその時やっているレースから参戦しよう、と大体の集合時間を決めた。入場券もそれぞれQR配布でき、時間を潰すにも事足りる。アバウトな待ち合わせが叶うのも競馬場の良さかもしれない。

中山競馬場の最寄りは船橋法典駅。
船橋法典駅には競馬場最寄りの臨時口があり、競馬開催日の特定時間のみ開いている。


▲臨時口に向かう

その改札から専用地下道(動く歩道あり)でアクセスできるので、迷うことなく競馬場にいくことができる。






▲臨時口〜競馬場までの道のり

専用地下道から競馬場までは徒歩10分くらい、割と長い道のりなのだが「メモリアルウォーク」と呼ばれる、中山競馬の歴史を彩ってきた有馬記念や皐月賞の優勝歴代名馬たちのパネル展示がされているので、楽しみながら歩くことができる。




▲メモリアルウォーク


▲以前来た時の写真(友人撮影)メモリアルウォークは何回観ても楽しい

なんだかんだ二人よりも早く着いてしまったので、一旦「ターフィーショップ」に寄る。ターフィーショップはJRAの公式マスコットキャラクター「ターフィー」をはじめとする様々な競馬関連グッズを販売する専門店だ。最新の競走馬グッズをチェックし、その後馬券売り場で今やっているレースを確認する。


▲ターフィーショップ


▲馬券売り場


▲お茶が無料なのも嬉しいし、ぬるめも選べるのありがたい

11:35〜の4レースから参戦できそうだ。ガソリン(ビール)は二人を待つことにして、先に一人で馬券を買うことにした。パドックには間に合わなかったので勘で購入。



初っ端からマイナスになってしまった。
と思ったら友人から、「軍資金減った」とLINEが。友人もすでに道中にオンラインで馬券を買っていて、彼女もマイナスになっていた。

昼時に近かったので友人とはフードコートで落ち合うことに。フードコートは既にめちゃくちゃ混んでいた。どうしようかしら、とぐるぐる歩いていると、先程軍資金が減った友人から「南フードコートの寿司屋は空いてると思う」と連絡がきたので、寿司屋前で合流した。たしかに寿司屋は他の店に比べたら列は短いが、席は埋まってる。

よく見ると、“寿司屋利用者以外利用不可”と書いてあるが、部外者の席取りも多い。
ちょうど目の前で明らかにコンビニ飯を食べているピンのシニアが、荷物を置いたまま4人席を離れた。そして寿司屋の列とは別にどこかへ行った。
「最悪じいさん戻ってきたら相席でいいか、我々は寿司ちゃんと買うしな」とシニアの荷物を気持ち端に寄せ、半ば強引だが席を確保した。

寿司屋エリアには「連勝!連勝!次のレースも集中!!!」と叫ぶ元気なミドルエイジもいて若干戦慄しつつ、友人一人を席に待機させ、私ともう一人の友人で寿司屋の列に並ぶ。

この間に待機している友人に先程のミドルエイジが「4連勝!」と声を掛けたり、場所取りシニアが戻ってきて一瞬相席になったりなどしていた。シニアは荷物を置いたまま、またどこかへ行った。この日は阪神・中京競馬場もレースを開催していたので、おそらく中山競馬場だけでなく、他の競馬場の馬券購入にも忙しいのだろう。

結局30分くらいかかったが、無事に寿司とたこ焼き、ビールを確保。それらを楽しみつつ、早速次のレースを予想をして購入する。


▲勝負飯・本当は上寿司が食べたかったが握りは2時間以上待ちとのことで、鉄火巻きに…


▲マークシートを真剣に記入する・友人撮影

気づくとさっきまで騒いでいた、中山4連勝・ミドルエイジの勢いが失速していて笑った。連勝が途切れたのだろう。競馬はギャンブルだ。

ガソリンと飯を済ませた後は忙しい。
パドック→馬券購入→馬場内を繰り返す。


▲パドックの様子


▲誘導馬を見るのも楽しみのひとつ。リアンヴェリテ号とヒシイグアス号。ヒシイグアスは2023年の中山記念で優勝した馬なので記憶に新しい

「イルミネーションJS」のレース前パドックを観ていると、どの馬も良さそうで悩んだ。その時に友人が「お馬さん!」と赤子に絡まれていたので、試しに「どのお馬さんが好き?」と聞いてみた。指をさした馬の応援馬券(単勝+複勝)も購入してみた。


▲赤子に声を掛けられ一緒に馬を見る友人


▲赤子が選んだ馬、ホウオウエクレール


▲赤子馬券!

イルミネーションJSは障害レースだ。
友人「JSってジャパン・障害の略かな?」
英語と日本語を組み合わせちゃっている……
JSとはジャンプ・ステークスの略で全部英語である。




▲返し馬(レース前のウォーミングアップ)

障害レースを見るのは初めてだったので、ドキドキした。
みんな綺麗に生垣をジャンプしたりして、まさに人馬一体だ。走るのだって怖いのに凄すぎる。
途中落馬事故もあって、ハラハラした…(馬は空馬でも最後まで走っていて、その後1月のレースにも出ていたし、騎手は約2週間後に復帰して見事勝利していた。大事故でなくてよかった)全人馬無事が一番だ。

ちなみに赤子馬券は複勝が的中した。馬券に迷ったら雑念のない赤子に聞くのがいいのかもしれない。しかし他人の赤子とのコミュニケーションは声掛け事案にもなりかねないので、自前や知人の赤子などがいたら安心だ(?)

その後も勝ったり負けたりして、いよいよメインレース「第59回 スポーツニッポン賞 ステイヤーズステークス(GⅡ)」だ。ステイヤーとはスタミナ豊富で、長距離レース(大体2400m以上)の得意な馬のことをさす。
パドックは今日一、混んでいた。


▲メインレースのパドック

その後レースに集中していたので写真が残っていないのだが、芝3600mはJRAの平地競走では最長距離となるコースとなる。
これまで映像では観ていたものの、実際に観ると「長い!」と思った。
正直、「ゴールまだ?!」とちょっと困惑もした。
馬はその辺思わないのだろうか。私が馬だったら途中で集中力が切れるかバテそうだが、全人馬、タフなコースをこなしていた。さすがである。
優勝した「ホーエリート」は4歳の牝馬で、39年ぶり2頭目の牝馬Vだったそうだ。めでたい。

最後の12レースは駅に近い馬券売り場で中継を観ながら軽く購入し、そのまま西船橋へと反省会という名の飲みに出かけた。


▲カラオケ・麻雀・フィリピン・ロシア・日本。ここ一棟で大体の欲望を満たせるのではないか?という西船橋のビル

私たちは旅行先でいつも「どこで飲むか」と酒の心配をする。この日も西船橋で飲むことは私の帰国前には確定しており、友人が競馬の終わる頃に合わせて居酒屋を予約済みであった。競馬に参戦したであろう人たちで西船橋の居酒屋は混雑していたが、我々はスムーズに入ることができた。シゴデキの友人がいて助かった。
中山競馬場に行く場合は、その後の反省会の場所も予め決めておくと安心だ。

2軒目の居酒屋も友人の華麗なる交渉により入店でき、とても充実した1日になった。
結局この日は9レースの馬券を買い、なんとかプラス3000円で幕を閉じた。
いつか万馬券を当てて、そのお金で焼肉とか食べたい。

中山競馬場では駅から場内までも歩くし、パドック→馬券購入→馬場内を繰り返すことにより、かなりいい運動になると思う。運動不足の人はレース開催日の中山競馬場に行ってみてはいかがだろうか。















このサイトの最新記事を読もう

twitterでフォローFacebookでフォロー
  • hatebu
  • feedly
  • rss

寺内真実

2014年よりベトナム在住。
ベトナムや東南アジアメインの散歩を書いて行けたらと思います。

関連する散歩

フォローすると最新の散歩を見逃しません。

facebook      twitter      instagram      feedly

TOPへ戻る