深夜の東京山谷を散歩する
- 更新日: 2023/08/08
東京のドヤ街をぽつんと独り歩き
深夜に知らない街を散歩するのはちょっと刺激的で面白い。そんな感じで西成と寿町を散策してきたわけですが、今回訪れたのは東京都台東区の山谷です。これでいわゆる3大ドヤ街を全部歩いたことになります。
柱の隙間からこんにちは。山谷エリアの最寄は東京メトロの南千住駅です(三ノ輪駅も近い)。
深夜に散歩するなら、終電後がよりカオスっぷりを味わえて良きです。もちろん、そうなると家に帰れないため今回も泊まり。せっかくなので私も簡易宿泊所(いわゆるドヤ)にお邪魔しております。とはいえ昔はドヤといわれていた場所も、現在は海外の観光客向けに営業しているなど時代は変わりました。ちなみに、深夜外出できる門限なしの宿を見つけるのが大変でした。
現在は山谷という地名は残っていませんが、エリア的にはだいたいこの辺らしいです(画像は地理院タイルより加工)。浅草や吉原遊廓のご近所で歴史ある東京下町。今回は山谷含むその周辺を散策したいと思います。
時刻は深夜の1時あたり。終電もありません。
常磐線を挟んだ反対側なのですが、JRの南千住駅もついでに見てきました。元ダンサーなので床質をチェックしたくなる。 ※目の前にパトロールの人がいたので手で床をペタペタしなかったけど良さそうです。
駅前の様子。東京は深夜も明るいですな。人はいないけど。
これがBMI なら洒落にならん数値やで!
南千住駅の南側には貨物駅も広がっています。マシーンシティみたいでかっこいい。
表向きは石でありたい。
巨大なY字路だ。ここ数年で一番デカい。
バケツガーデニング。
綺麗に整列している。山谷は整理整頓のキレイ好きな街なのかもしれない。
そんなことはなかった。「絶対」に強い意志を感じる。「フン」が茶色なのも良いな。
ちなみに山谷はほぼどこからでも東京スカイツリーが見えます。宇宙人の侵略みたい。
半路上みたいなガーデニングも多い。フロントガーデンの一種。今回はこれ系の写真が何度も登場します。
ガーデニングというか木も生えている。
どういう基準でカゴが分けられているのだろう。完全にゴミorがんばれば再利用できる、みたいな? 吸いがらは明確です。あと近くの路上で酒盛りするおじいさんたちがいて、ドヤ街の光景っぽいなと思いました。
真っ暗な道で唐突に出現するの怖すぎる。辻斬されそう。
JCに擬人化する三角コーン。
美術展よりラジオ体操が優先されている。
下から覗くと読みやすくなるタイプの文字列だ。
三角コーンに半路上ガーデニング、自転車が勢揃いしている。山谷における三種の神器的な。
でも、こういう大きな道路が張り巡らされているのは東京っぽいな。判子屋の看板、”や”が面積の半分を占めているの良いな。「はんこやー」って読むのかな。
店主の素顔が気になる。そっくりだったら嬉しくなるだろうな。
閉店するらしい。こういう切ないガーデニングもある。
こちらは警視庁舎。塀に囲まれている様子を見ると、大阪の西成警察署を思い出すなあ。
「これはりんごです、アップル」みたいな。
脱皮中です。そっとしておこう。
明治通りと土手通りの合流地点。深夜散歩中は緊張感があるため、車がびゅんびゅん走っているのを見ると安心感があります。人がいるなあって。
上野に近いためか、山谷ではパンダも見ることができます。その正体は閉鎖中の児童公園。
フラワー要素0だけど良い名前だな。
山谷労働者福祉会館。私のイメージする山谷の風景はこれでした。駅から降りたときは普通にまあまあ都会で驚いたもんな。
外に出たそうなモップ。みんな自由が好きだから。散歩も自由でええんやで。
「あしたのジョー」主人公の矢吹丈も背中を押してくれている気がする(山谷は作品の舞台でもある)。ところで彼は何を見つめているのでしょう。
雑居ビルの一角を見つめているようですが……
PCR検査場を見つめていました。矢吹丈もウイルスは気になるらしい。
以上、山谷の深夜散策記録でした。「あ〜この道は進まない方が良いかも」的な場面も若干ありましたが、西成や寿町と比べると安心感がありました。やはり東京だけあって大きな道路や自動車の気配など、都会を感じる瞬間も多かったです。交番もやけに多かった。何よりドヤ街の暗くて人気のない路地の先に、ビル群がチラついて見える光景が「自分は東京にいるんだ」と存在のちっぽけさをすごく実感させられて感慨深かったです。これが特に良かった。
今は東京に住んでないけど、都内に向かうときはいつも街に呼ばれている感じがして不思議。
柱の隙間からこんにちは。山谷エリアの最寄は東京メトロの南千住駅です(三ノ輪駅も近い)。
深夜に散歩するなら、終電後がよりカオスっぷりを味わえて良きです。もちろん、そうなると家に帰れないため今回も泊まり。せっかくなので私も簡易宿泊所(いわゆるドヤ)にお邪魔しております。とはいえ昔はドヤといわれていた場所も、現在は海外の観光客向けに営業しているなど時代は変わりました。ちなみに、深夜外出できる門限なしの宿を見つけるのが大変でした。
現在は山谷という地名は残っていませんが、エリア的にはだいたいこの辺らしいです(画像は地理院タイルより加工)。浅草や吉原遊廓のご近所で歴史ある東京下町。今回は山谷含むその周辺を散策したいと思います。
深夜の山谷を歩く
時刻は深夜の1時あたり。終電もありません。
常磐線を挟んだ反対側なのですが、JRの南千住駅もついでに見てきました。元ダンサーなので床質をチェックしたくなる。 ※目の前にパトロールの人がいたので手で床をペタペタしなかったけど良さそうです。
駅前の様子。東京は深夜も明るいですな。人はいないけど。
これがBMI なら洒落にならん数値やで!
南千住駅の南側には貨物駅も広がっています。マシーンシティみたいでかっこいい。
表向きは石でありたい。
巨大なY字路だ。ここ数年で一番デカい。
バケツガーデニング。
綺麗に整列している。山谷は整理整頓のキレイ好きな街なのかもしれない。
そんなことはなかった。「絶対」に強い意志を感じる。「フン」が茶色なのも良いな。
ちなみに山谷はほぼどこからでも東京スカイツリーが見えます。宇宙人の侵略みたい。
半路上みたいなガーデニングも多い。フロントガーデンの一種。今回はこれ系の写真が何度も登場します。
ガーデニングというか木も生えている。
どういう基準でカゴが分けられているのだろう。完全にゴミorがんばれば再利用できる、みたいな? 吸いがらは明確です。あと近くの路上で酒盛りするおじいさんたちがいて、ドヤ街の光景っぽいなと思いました。
真っ暗な道で唐突に出現するの怖すぎる。辻斬されそう。
JCに擬人化する三角コーン。
美術展よりラジオ体操が優先されている。
下から覗くと読みやすくなるタイプの文字列だ。
三角コーンに半路上ガーデニング、自転車が勢揃いしている。山谷における三種の神器的な。
でも、こういう大きな道路が張り巡らされているのは東京っぽいな。判子屋の看板、”や”が面積の半分を占めているの良いな。「はんこやー」って読むのかな。
店主の素顔が気になる。そっくりだったら嬉しくなるだろうな。
閉店するらしい。こういう切ないガーデニングもある。
こちらは警視庁舎。塀に囲まれている様子を見ると、大阪の西成警察署を思い出すなあ。
「これはりんごです、アップル」みたいな。
脱皮中です。そっとしておこう。
明治通りと土手通りの合流地点。深夜散歩中は緊張感があるため、車がびゅんびゅん走っているのを見ると安心感があります。人がいるなあって。
上野に近いためか、山谷ではパンダも見ることができます。その正体は閉鎖中の児童公園。
フラワー要素0だけど良い名前だな。
山谷労働者福祉会館。私のイメージする山谷の風景はこれでした。駅から降りたときは普通にまあまあ都会で驚いたもんな。
外に出たそうなモップ。みんな自由が好きだから。散歩も自由でええんやで。
「あしたのジョー」主人公の矢吹丈も背中を押してくれている気がする(山谷は作品の舞台でもある)。ところで彼は何を見つめているのでしょう。
雑居ビルの一角を見つめているようですが……
PCR検査場を見つめていました。矢吹丈もウイルスは気になるらしい。
以上、山谷の深夜散策記録でした。「あ〜この道は進まない方が良いかも」的な場面も若干ありましたが、西成や寿町と比べると安心感がありました。やはり東京だけあって大きな道路や自動車の気配など、都会を感じる瞬間も多かったです。交番もやけに多かった。何よりドヤ街の暗くて人気のない路地の先に、ビル群がチラついて見える光景が「自分は東京にいるんだ」と存在のちっぽけさをすごく実感させられて感慨深かったです。これが特に良かった。
今は東京に住んでないけど、都内に向かうときはいつも街に呼ばれている感じがして不思議。