白金台を散歩しました / 綺麗に整頓されたドン・キホーテがある街
- 投稿日: 2016/10/25
あのドンキが白金台に配慮している
ヤスノリです。
今日は、南北線、白金台に来てます。

このあたりの「白金」の由来は、14世紀にこの地を開梱した柳下上総介が、銀をたくさん持ってたから「白金村」なんだそうです。まあ、なんだろ、今も昔も、お金持ちが住んでます。
そう、なんといっても、ここは、みなさんのあこがれ、港区ですから。ちょっと前のVERYの特集で、街角ファッションを「港区ママ」「港区外ママ」と分けて掲載してて話題になってましたけど、そう、「港区に住む」ってのは、一つ大きな意味があるんですよねえ。
あと、速水健朗さんの「東京どこに住む?」で言及されていましたけど、人口減からの東京一極集中、として語られている「東京」とは、港区、千代田区、中央区のことで、この3区の人口の伸びがすごい、というやつ。いま、地方の人が言う「老後が不安だから都会で暮らすかー」の「都会」とは、このあたりのことなのかもしれません。

というわけで、降りました。

駅前は目黒通りですね。目黒通りはいつも通りです。
既に清潔な都会感が漂っている。絶対テレクラビルとか無いもんなー。仮にテレクラビルを建てても、自然と清潔なビジネスマンが出入りするようになって、そのうち、植物の種とかを扱う商社に変わっていそう。

駅の隣は東京大学の医科学研究所ですって。

その隣のお店のひらがなの多いこと。
知性を東大の施設に吸い取られたんですかね。

あのドンキが、白金(プラチナ)色に染まっている。綺麗なドンキになっている。
「プラチナ ドン・キホーテ」って書いてあるので、ほんとにそういうことっぽい。
その隣のツルハは、もっと色を抑えて!
せっかくなので、プラチナ ドン・キホーテにはいってみます。

きちんと整頓されている。港区でいい嫁見つけたんですかね。
あと、あの、ガンガン脳を揺らして思わず要らんもん買っちゃう感じのテーマソングじゃなくて、かなり音量を落としてジャズバージョンみたいなのが流れているのですごく面白い。

えっと、なんか、もう、ふつうのスーパーだな。
ドンキは、音量を落として、ちゃんと片付けると、ふつうのスーパーになってしまう。

港区ママもマルエツ行くんだ。安心する。

港区ママも焼き芋食べるんだ。安心する。

公園がありました。白台児童遊園ですって。

鳥居のマークが小便禁止の意味になりつつあるのを、私は常々警告しているのですが、既に後戻りができないところまで来ている気がします。

化血研だって。字面がすごい。江戸川乱歩の小説に敵のアジトとして出てきそう。

化学及血清療法研究所の略だった。

ちょっと目黒通り渡りますね。

色味が薄くて「こわさないで」のほうが目に付く。
「ポスターをこわさないで」というポスターになってしまっている。

目黒通り渡って反対側にすぐ、瑞聖寺があります。

門が簡素で素晴らしい。
ちょっと入ってみます。

なんか工事中でした。

このさあ、完成後こうなります、みたいなCGって面白いですよね。
作り手の、こうなったらいいな、っていう勝手な思いとかが見える。

このCGとか。お忍び仏像デートかな。

国の重要文化財でしたー! バカにしてすいませんでしたー!

どうりでね〜! 重要文化財の風格ありますわ〜!! 俺もそう思ってたんですよ〜!!

重要文化財の放水銃ですもん。バンバンですわ〜!!

こっちには石段がありました。こっちが正門なのかしら。

途中で階段がたち消えている。

しかしこっちの門も簡素でいい。

これに至っては、木組みだけ。いい。
おれもこういう家に住みたい。

瑞聖寺を出ると、そこは桑原坂。
なんで桑原坂って呼ばれているかの定説はないそうです。
この坂であ〜くわばらくわばら、みたいな小咄が絶対江戸時代にあったと思う。江戸のやつらはそういうことやる。

坂の中腹に白金小学校ですって。
制服は銀色であってほしい。校歌に「ビジネス」っていう単語が出てきてほしい。

西洋風の建物の右と左がそれぞれ坂。いい風景。
これは、右行きますよね。全員右行きますよね。

このへんは完全な高級住宅街です。

こんなの、普通要らないですもん。
お金余ってないと、門に玉なんて置かないですもん。

坂下ります。
向こうに見えるのは高輪のほうの街だと思う。

坂の途中に小料理屋さんとか。

……はい。

駐車場ユーザーの近道。
こういう庶民的なところを港区で発見すると嬉しくなる。

あと、結婚式場で有名な八芳園があります。
もとは徳川家康の側近、大久保彦左衛門の屋敷で、あとは渋沢栄一とか、日立製作所の基礎を作った久原房之助とかが住んでたらしい。

目黒通りに戻ってきた。このへんはほんと、スキのないビルばっかりで腹立つなー。

と思ったらビルとビルの間の奥まったところに床屋さんとかあって安心する。

謎の看板もある。
「孫の手サービス」とか「代行サービス」なら分かるんだけど、孫の手伝い代行サービス。
孫の仕事を手伝ってくれるのか。それとも、誰かの孫を名乗る人が手伝ってくれるのか。謎は尽きない。

「港」を上書きしている。
そこ、間違える? 何区と間違えたの?

ビルも飽きたので、路地にはいってみます。

なんか、このエリアはいい感じにひんやりしている。

これなんかすごくないですか。レンガで補強してる。
古い壁な気がする。

とはいえ高級住宅街です。でもなんか雰囲気落ち着いてていいな。
このへんなら住んでも良い。住めないですけど。

なんか知らないけど、自分で車止めを作ろうとして、いろいろ試行錯誤したあとが見える。

さすが港区の路上園芸。左にだけ葉がついているのもメッセージ性高い。

なんか壁の角が白いなーと思ったら、

角がゴムでガードされている。優しい〜。

これ、なんか点で植物が描かれているのかと思ったら、

ほんとの草で、でも本体はもう無くて、葉っぱのカスっぽい。
でもそれがいい味を出しているように見える。港区の雰囲気に押されて、なんでもよく見える。

外苑西通りに出ました。ここは綺麗すぎて何も言うことはないです。

先には「東京都庭園美術館」というのがありまして、けっこう面白い企画展とかやってるんですけど、今日は行かないです。

路地へ逃げます。

「緑で玄関先を飾りたいわ〜」という思いが、「ここでおしっこする犬許すまじ!」になって、注意書きをぺたぺた張るまでのストーリー。

何たらだったんでしょうか。

正解落ちてた。

この扉の向こう5兆円ありそう。
というわけで、このあと駅に戻りました。
えっと、白金台ね。こんな感じですよ。隙のない街ですよ。まあー、正直、人の営みが感じられるアイコンが少ないので、面白みに欠ける街ではあるんですけど、まあそれはなんだろ、住んでる人たちのレベルの高さ、みたいなものなんだろうな、と思います。
あのー、ひとつびっくりしたのは、このあたり、カフェが一個もないんですよ。
なんだろ、ローカル駅すぎてカフェ需要が無い駅ってわりとあるんですけど、このあたり、オフィスビルもけっこうあるのに、こんだけあるいてカフェ一個もなかった。何なんだろ。水分を摂る文化が廃れたんですかね。
というわけで白金台でした。またねー。
今日は、南北線、白金台に来てます。
このあたりの「白金」の由来は、14世紀にこの地を開梱した柳下上総介が、銀をたくさん持ってたから「白金村」なんだそうです。まあ、なんだろ、今も昔も、お金持ちが住んでます。
そう、なんといっても、ここは、みなさんのあこがれ、港区ですから。ちょっと前のVERYの特集で、街角ファッションを「港区ママ」「港区外ママ」と分けて掲載してて話題になってましたけど、そう、「港区に住む」ってのは、一つ大きな意味があるんですよねえ。
あと、速水健朗さんの「東京どこに住む?」で言及されていましたけど、人口減からの東京一極集中、として語られている「東京」とは、港区、千代田区、中央区のことで、この3区の人口の伸びがすごい、というやつ。いま、地方の人が言う「老後が不安だから都会で暮らすかー」の「都会」とは、このあたりのことなのかもしれません。

というわけで、降りました。

駅前は目黒通りですね。目黒通りはいつも通りです。
既に清潔な都会感が漂っている。絶対テレクラビルとか無いもんなー。仮にテレクラビルを建てても、自然と清潔なビジネスマンが出入りするようになって、そのうち、植物の種とかを扱う商社に変わっていそう。

駅の隣は東京大学の医科学研究所ですって。

その隣のお店のひらがなの多いこと。
知性を東大の施設に吸い取られたんですかね。

あのドンキが、白金(プラチナ)色に染まっている。綺麗なドンキになっている。
「プラチナ ドン・キホーテ」って書いてあるので、ほんとにそういうことっぽい。
その隣のツルハは、もっと色を抑えて!
せっかくなので、プラチナ ドン・キホーテにはいってみます。

きちんと整頓されている。港区でいい嫁見つけたんですかね。
あと、あの、ガンガン脳を揺らして思わず要らんもん買っちゃう感じのテーマソングじゃなくて、かなり音量を落としてジャズバージョンみたいなのが流れているのですごく面白い。

えっと、なんか、もう、ふつうのスーパーだな。
ドンキは、音量を落として、ちゃんと片付けると、ふつうのスーパーになってしまう。

港区ママもマルエツ行くんだ。安心する。

港区ママも焼き芋食べるんだ。安心する。

公園がありました。白台児童遊園ですって。

鳥居のマークが小便禁止の意味になりつつあるのを、私は常々警告しているのですが、既に後戻りができないところまで来ている気がします。

化血研だって。字面がすごい。江戸川乱歩の小説に敵のアジトとして出てきそう。

化学及血清療法研究所の略だった。

ちょっと目黒通り渡りますね。

色味が薄くて「こわさないで」のほうが目に付く。
「ポスターをこわさないで」というポスターになってしまっている。

目黒通り渡って反対側にすぐ、瑞聖寺があります。

門が簡素で素晴らしい。
ちょっと入ってみます。

なんか工事中でした。

このさあ、完成後こうなります、みたいなCGって面白いですよね。
作り手の、こうなったらいいな、っていう勝手な思いとかが見える。

このCGとか。お忍び仏像デートかな。

国の重要文化財でしたー! バカにしてすいませんでしたー!

どうりでね〜! 重要文化財の風格ありますわ〜!! 俺もそう思ってたんですよ〜!!

重要文化財の放水銃ですもん。バンバンですわ〜!!

こっちには石段がありました。こっちが正門なのかしら。

途中で階段がたち消えている。

しかしこっちの門も簡素でいい。

これに至っては、木組みだけ。いい。
おれもこういう家に住みたい。

瑞聖寺を出ると、そこは桑原坂。
なんで桑原坂って呼ばれているかの定説はないそうです。
この坂であ〜くわばらくわばら、みたいな小咄が絶対江戸時代にあったと思う。江戸のやつらはそういうことやる。

坂の中腹に白金小学校ですって。
制服は銀色であってほしい。校歌に「ビジネス」っていう単語が出てきてほしい。

西洋風の建物の右と左がそれぞれ坂。いい風景。
これは、右行きますよね。全員右行きますよね。

このへんは完全な高級住宅街です。

こんなの、普通要らないですもん。
お金余ってないと、門に玉なんて置かないですもん。

坂下ります。
向こうに見えるのは高輪のほうの街だと思う。

坂の途中に小料理屋さんとか。

……はい。

駐車場ユーザーの近道。
こういう庶民的なところを港区で発見すると嬉しくなる。

あと、結婚式場で有名な八芳園があります。
もとは徳川家康の側近、大久保彦左衛門の屋敷で、あとは渋沢栄一とか、日立製作所の基礎を作った久原房之助とかが住んでたらしい。

目黒通りに戻ってきた。このへんはほんと、スキのないビルばっかりで腹立つなー。

と思ったらビルとビルの間の奥まったところに床屋さんとかあって安心する。

謎の看板もある。
「孫の手サービス」とか「代行サービス」なら分かるんだけど、孫の手伝い代行サービス。
孫の仕事を手伝ってくれるのか。それとも、誰かの孫を名乗る人が手伝ってくれるのか。謎は尽きない。

「港」を上書きしている。
そこ、間違える? 何区と間違えたの?

ビルも飽きたので、路地にはいってみます。

なんか、このエリアはいい感じにひんやりしている。

これなんかすごくないですか。レンガで補強してる。
古い壁な気がする。

とはいえ高級住宅街です。でもなんか雰囲気落ち着いてていいな。
このへんなら住んでも良い。住めないですけど。

なんか知らないけど、自分で車止めを作ろうとして、いろいろ試行錯誤したあとが見える。

さすが港区の路上園芸。左にだけ葉がついているのもメッセージ性高い。

なんか壁の角が白いなーと思ったら、

角がゴムでガードされている。優しい〜。

これ、なんか点で植物が描かれているのかと思ったら、

ほんとの草で、でも本体はもう無くて、葉っぱのカスっぽい。
でもそれがいい味を出しているように見える。港区の雰囲気に押されて、なんでもよく見える。

外苑西通りに出ました。ここは綺麗すぎて何も言うことはないです。

先には「東京都庭園美術館」というのがありまして、けっこう面白い企画展とかやってるんですけど、今日は行かないです。

路地へ逃げます。

「緑で玄関先を飾りたいわ〜」という思いが、「ここでおしっこする犬許すまじ!」になって、注意書きをぺたぺた張るまでのストーリー。

何たらだったんでしょうか。

正解落ちてた。

この扉の向こう5兆円ありそう。
というわけで、このあと駅に戻りました。
えっと、白金台ね。こんな感じですよ。隙のない街ですよ。まあー、正直、人の営みが感じられるアイコンが少ないので、面白みに欠ける街ではあるんですけど、まあそれはなんだろ、住んでる人たちのレベルの高さ、みたいなものなんだろうな、と思います。
あのー、ひとつびっくりしたのは、このあたり、カフェが一個もないんですよ。
なんだろ、ローカル駅すぎてカフェ需要が無い駅ってわりとあるんですけど、このあたり、オフィスビルもけっこうあるのに、こんだけあるいてカフェ一個もなかった。何なんだろ。水分を摂る文化が廃れたんですかね。
というわけで白金台でした。またねー。