兜町のレンタルスペースを借りたから歩いた

  • 更新日: 2020/07/21

兜町のレンタルスペースを借りたから歩いたのアイキャッチ画像

東京証券取引所の鎮守、兜神社


緊急事態宣言が解除されて1ヶ月あまり。収束してんのかしてないのかよくわからんまま、最近は客先への移動も通常運転になりつつある。
東京に居ることが増えた。
でも、時間の余裕が以前より無くなった。
よくよく考えたら、会議が増えた。
あたらしいビジネス様式、オンライン会議。
毎日なにかしらある。
具体的には、ダンゴムシを麩菓子で叩くとどうなるか、みたいな会議がある。

いや、あること自体はいいんですよ。とてもいい。カジュアルに顔を合わせていろいろ確認できるのは安心感がある。御社の想定する麩菓子とは黒かピンクか? みたいな疑問がすぐ解決するのは有り難い。すでにZOOM以前を忘れてしまった。

ところでこのオンライン会議というやつは、基本的には移動せずに開催できるので時短になるとされている。実際拘束時間も短い。
でも、デフォルトで移動する民にとっては、まったく逆に作用する気がする。
オンライン会議は静かな場所を暗に要求するので、喫茶店とかではちょっと難しい。それで会議のたびにオフィスに戻っていたんだけど、僕のオフィスは横浜市都筑区の都筑ふれあいの丘という住宅街にある。どこからもほどよく遠い街としておなじみの。これのせいだわ。

気がついたらオンライン会議のために遊牧民族かなってくらい一日中移動してた。おかしくない?
取り急ぎたどり着いたのが、東京に居るときにオンライン会議がはいったら、都内の安いレンタルスペースを1時間とかスポットで借りてそこでこなす作戦。
今のところ、これがわりといいです。

都心は狭い。どこに借りても、客先を出てだいたい30分くらいで到着する。素晴らしい。
それから、その、なんだ、安いレンタルスペースって駅前どーんではなく、わりとよく分からん場所にあるワンルームマンションの一室とかなので、ランダムに借りると思いもよらない場所に目的ができる。これも素晴らしいことです。帰るのに使うはずだった電車代プラスアルファくらいで借りられるのもいい。

今日はたまたま兜町のスペースが空いてたので借りた。
ほら、早速素晴らしい。行ったことない。兜町ってあれでしょ。証券取引所の。新聞でよく見る。ボードに日経平均が出ていて、その前を早足のおじさんたちがシュシュッ! みたいな写真が撮れる街でしょ。早足おじさんの街。全く縁がないから行こうとも思わなかった。なんと今日は用がある。ありがてえありがてえ。


東日本橋



スタートはタオルデパートのある馬喰横山。人形町、水天宮を経て兜町まで歩くことにする。どうやら30分くらいみたい。簡単だな。





このあたりの清洲橋通り、混んでるのを見たことがない。ぜいたくだこと……
一車線でいい、俺に貸してくれないか。
そしたらみんなで日本一長いのりまき作ろうね!!!!!




手書きのA4横断幕だ。
小学校の歯科検診で不正噛合と書かれて久しいな。今もそうなのかな。




コロナ後、手入れが回ってないのかなと思ったりすることがある。
今までが気にしすぎだったんだよな。生きている感じがあってすごくいいよ。




3枚のうち2枚がオカリナなんてことあるんだ。




あっ車通った!




自転車は自動車より強し、と言えるのでは。




東横インだ。東横インって駅近くにあるとだいたい名前の想像がつくけど、ここらへんは駅密集していて逆に分からないな。東横イン東日本橋かな。馬喰横山、浜町も近いしなあ。
と思って調べたところ「東横イン日本橋浜町明治座前」だった。様々な要素を採り入れていた。



それよりも隣のビル、見つめると交点に●がチカチカ見える錯視が起こる。
すごい見ちゃう。


人形町方面へ



その錯視ビルを人形町方面へ。
こっちの道もやっぱり車いない。中央区は車の文化が無いのかもしれない。




人間より大きな「ゴム印」っていう文字、面白くないですか?




なんとなくだけど、半分くらい雑草な気がする。




向かいに神社がある。渡るか。




渡ろうと思ったら車すごいいっぱい来た。何なの。
これがオカルト紀行とかだったら「来るものを阻むかのようである」とかナレーションがつくところだ。




笠間稲荷神社だって。苦労して渡ったので、良い神社じゃないと困るぜ。




狐団の皆様が出迎えてくださった。
特に、ベンチャーの集合写真で一番前で寝転がっちゃう人みたいな狐がいい。




キリッ。




昔から商店だったような建物がイタリア料理店になってる。
建物の横、見える部分までイタリア料理に染まっているのがいい。



イタリアと非イタリア。




ちょっと曲がってみる。この通りとか、かなり有機物が残っている。

恥ずかしながら中央区のこのあたりをちょっとなめていたふしがある。
僕は小伝馬に知り合いがいてたまに行くんだけど、あのあたり、区画こそ江戸時代のままなんだけど無機質なビルに置き換わってしまっていて、筋を見分けるのがサイゼの間違い探しくらい難しい。
当たりの道もあるんだなあ。



おおー。おおー、くらいしか言えんけども。
調べたら角打ちやってそうだった。



さらにその脇へドン。





人形町ドールだって。あれ、この道知ってるぞ。




うわ~ここに出るのか。人形町駅の交差点。
今日の「うわ~」でした。


人形町



久しぶりの人形町だ~。
ここちょっと前からずっと工事していて、何やってるんだろうと思って今回ようやく重い腰を上げて検索した。

夜中に響くトンテンカンテン♬ - ふら~り人生

こんにちは、西木将勝です。 皆さんは人形町に来たことはありますか? 人形町の中心である商店街をともなう大通りですが、2年前から交通規制をともなう工事を行っています。👷 実際5車線ある人形町の大通りが、


人形町駅のエレベーター取付工事をしているらしい。
なんかもっと、ネオ人形町を地下に作ってるとかの規模感だと思ってたんだけど、そうでもなかった。エレベーター。




それはいいんだけど、このサイズはギリ乗り回せそうじゃない?
これでドライブスルー行きたいな。クレーンにマクドの袋ひっかけて帰ってくる。
シャカシャカポテトも上手に振る。








人形町もマスクを売る時代になったか。




人形町の大通りをぶらぶら歩いてたらもう水天宮だ。
水天宮は数年前工事してて、仮の社殿が一時期ちょっと遠くにあったのよね。
でもここに半蔵門線の水天宮駅があるものだから、ここから社殿までシャトルバスが出てたんだけど、その名前が「子宝号」だったのは語り継ぎたいですね。

ここから西へ、兜町を目指す。



和風のビルがあった。



めっちゃバーミヤン入ってるけど。




縦書きと横書き。




2台! って思うけど、都心はこういうコインパーキングがけっこう多いし、小刻みにあることで意外と重宝する。
稲荷町とかいくと、寺の駐車場にこんなのが多い。
いずれにせよ、土地がせまい。



1台と、後ろに二輪のスペース。



潔く1台。




稲荷が多いな。



多い。火伏の意味でしょうか。
ビル街になっても神社の位置は変わらないものです。
茶ノ木神社って市ヶ谷の眼病に御利益のあるのが有名みたいだけど、ここは関係ないのかな。




歯医者やめたっていう表現かな。




いやあ、中央区、認識を改めるべきだ。ここは左半分に味が残っている。
積極的に歩こう。



ここもだ。



しかも鰻屋だ。ビルの谷間の鰻屋。


小網町

このあたりは小網町って言うみたい。いまはそんな面影ないけど、名前のとおり漁師の町なんだそう。
川を渡ると遂に兜町。



桃乳舎だって。昔ながらの洋食屋といった佇まい。



思わず入って、そこのカレーが、家庭の正しいカレーで、カレーだ!! って思った。
ちょっとここはまた行ってみようと思う。
ご夫婦で切り盛りしているようなんだけど、席がものすごく多い。8坪のクイックガストですらバイト3人で回しているというのに。




本日の隙間です。




お洒落なビルのイカした止め方。




控えめな建て書き。




あいつかわいいな。何食べるんだろ。




いい建物。




どっちへ行ってもお前は小網神社に着くことになるであろう。




これが、ものすごく流行っている神社なのです。平日の昼間よ? なんで?




神社の隣、この赤い窓枠は……



どんなエリアにもスッと入ってくることでおなじみのまいばすけっとです。




カーブにいい建物があると、続きを見たくなる現象ってありませんか。
今日のベスト・カーブです。わくわくしかない。






かわけ~




おお、川だ。上は首都高かしら。
っていうかこの川なんだっけ? あれ? 神田川はもっと北だしな? 何川?




日本橋川だった、そうか。あの日本国道路元標の日本橋が架かる日本橋川。
川に橋の名前をつける本末転倒な感じすごいな、と思ったけど、日本橋はもう地名だからいいのか。いいのかな?




鎧橋(よろいばし)だって。えっ、ぼくいまから鎧橋渡って兜町へ行くの?
できすぎてない?



その昔「鎧の渡し」ってのがあったんだと。看板によれば、鎧の名前は、源義家がここに鎧を沈めて暴風を鎮めたことからなんだそう。
平将門が鎧を納めたという説もあるという。

ところで兜町の由来は何だろうと調べたら、Wikipediaによれば平将門の兜を埋めて塚にしたことから来ているらしい。
源義家が兜を埋めたという説もあると書いてあった。

君らさあ、平将門か源義家かどっちかにして。




そしてこの薄いドット絵は鎧だろうか。


兜町こんにちは



鎧橋を渡ったら東京証券取引所が出てきた。いきなりラスボスじゃん。
ちょっと待って、深呼吸させて。待って。




橋の脇にあったないす会を見て落ち着こう。待って。




さて。
何だっけ? 東京証券取引所だっけ?
ここって何してんの? 株売ってくれんの?



自転車で株買いにきた人が居るな。
俺もこうありたい。

ところで、東京証券取引所を一周したのに例のあれが見つからない。日経平均がチカチカ出て、その前を素早いおじさんがシュって歩くやつ。
あとで分かったことだけど、あれは取引所ではなくて近くの証券会社のビルに設置されているものでした。全然分かってないとこうなる。



その代わりといってはなんだけど、東京証券取引所には株価の上下を現しているような剪定の植え込みがあった。




なんだか全然わかんねえが、凄みのある建物が多い。
明治に入ってここらは兜町と名付けられて、金融の街になったらしい。




銀行発祥の地だって。渋沢栄一の第一国立銀行ですね。



今そこは、みずほのATMコーナーになってる。
第一銀行は第一勧業銀行になってみずほに繋がるので、よし! これがトマト銀行とかになってたら一大事だから。




路地入っても緊張しちゃう。




あ、でも兜町にも実家と同じ玄関マットあるんだな。




ところで中央区の犬は青い。




兜神社だって。株式取引所が出来た明治11年に一緒に出来た神社で、東京証券取引所の鎮守。
新横浜駅にあるマリノス神社みたいなもんかな、と思ったけど多分違う。ちゃんといろいろ分祀してもらっていそうだった。



門の「兜」が、腕の筋肉が異常発達した人がうろうろしているみたいに見える。




日本橋のほうに歩いたら、永代通り沿いに証券会社がたくさんあって、探していたものがあった。
一般人が考える、兜町っぽいやつです。

それでは、やってみます。



シュッ!


もう兜町を満喫した。大丈夫です。
そろそろそのオフィスとやらに行きますね。




と思ったら、ファミマの断片が置いてあってびっくりした。
どうやら首都高の高架下にファミマがある。



高架下のトンネルにファミマのライン。
ちょうどこの壁の裏にファミマがあるので、ここは店の外壁だと思えばそこまでおかしくない。いやおかしい。
こんなとこに貼っていいんだ?



高架下ファミマ、反対側から。
なんというか、ファミマの要素ひとつひとつがとても離れていて危うい。
疎結合のファミマと言えばいいんだろうか。


レンタルスペースに着いた

そんなこんなで言われたとおりのビルに着いて、玄関で言われたとおりの認証番号を押して入った。押し入った。



ワンルームマンションの高層階なので眺めが良いのかなと思ったら全くそんなことなかったです。
ただほかのビルの屋上を見るのは楽しいな。
3つの箱が会議をしている。さまざまな室外機。



あっちは何か作ってる。こんなにキツキツなのにまだ需要あるのかな。
それとも、やめれられるものならやめたいんだろうか。よくしらんけど。


30分で着く予定が1時間かかったし会議1分くらい遅れたけど、ただまあこんなこともなければ兜町なんて来なかったので、また同じようなことやると思います。



かろうじて隙間から見えた首都高です。
さようなら。







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ヤスノリ

街の歪み研究家。1年に100駅以上降りる。駅を制覇する系のアプリは本気出せば結構なとこまでいくと思うのだけど、毎回起動を忘れる。

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