府中本町で見つける東京競馬場以外のもの
- 更新日: 2025/05/27
競馬場じゃないほうを歩いたよ!
立川に用事があって、帰りに何か適当な駅に降りようと思っていたんだけどうっかり府中本町に降りてしまった。
うっかり降りてしまった、というのは、なんだろ、府中本町を憎んでいるとかそういうことではなくて、この街の半分が自分に関係のないもので埋まっていることを知っているからで、南武線の府中本町駅といえば東京競馬場の最寄り駅の一つで、専用の臨時出口まである。

残念ながら僕は競馬をしたことがなくて、機会があればやりたい気がするんだけど、この年齢までやらなかったわけで、こう、自発的にやる線はない気がする。やる羽目になる感じで体験したい。やる羽目って具体的に何だろう。ハッキングされてNISAを馬券に変えられちゃうとかかな。それはどうなるか見に行く気がする。

駅の東側が緑。地図を改めて見ると、これだけ広範囲のエリアが自分に関係ないってまずくない? いやあこれは関係者でありたいねえ。競馬ぜったいやったほうがいいな。
あとから調べたら競馬場内にバラ園とか公園とかあるらしくて、競馬やらなくても行けるって分かった。調べるのは大事。

まあとにかく、競馬をするのはまた後日にして、この日はふつうに競馬場の反対側の口から出ました。
結果的に、競馬場以外にもいろいろあって楽しかったです。

駅を出たら目の前が突然の崖。あのガードレールが無かったら、駅から降りた人たちはレミングスのようにどんどん落ちていくと思う。

駅の向かいに「東京競馬場から日本一近いパチンコ店」があった。
ギャンブルからギャンブルへの反復横跳び。
というかもうこれ以上の収穫はないのでは。帰ろうかな。

と思ったらその向かいに国府があった。国府。すごくない? 国府だよ。君んとこ国府ないでしょ? ここには東京競馬場から日本一近いパチンコ店があるし国府もある。

小さい人たちが、なんか意識高い朝礼みたいのやってる。

歯の中心にアメーバみたいなのが居た。

なぜか人通りがめちゃくちゃ多かった暗い道です。

跨線橋がある。文字数の関係で府中本町の「町」が最上部に来ているのがいい。
古くてかっこよさそうだけど閉鎖されていた。

と思ったら閉鎖されていたのはその階段だけで、反対側から普通に跨線橋登れた。うひょう! ここから線路と崖下を一望できそう。


見晴らしが全くよくなくて逆にすごい。跨線橋で電車が見えないという体験は初めてかもしれない。府中名物に認定していいですか?

おっ。下り坂になってきた。カーブ?

おー

なるほど、こちら側は土地が低いので、ループして接続しているのか。
あとでネットで調べたらすでにけっこうな数採りあげられていた。これは冗談抜きの隠れ名物。

全国の道路を平均したみたいな道に出た。

屋根の色がそれぞれ茶、緑、青の三連店舗物件で、青いラーメン屋が赤い装飾テントで営業していた。

「府中の秋葉原」がありました。逆に「秋葉原の府中」は秋葉原にあるかな。競馬コンセプトカフェとか。

府中の街そのもの。いいと思います。

こういうのは実は落書きではなく、先遣隊として地球人に紛れて生活している異星人が、あとからくる仲間のために書いた翻訳らしいです。向こうの言葉で「スピード落とせ」と書いてあります。原住民に捕まると厄介だから。

地面から手が生えていました。テニスボール握らせたいですね。

下河原緑道というまっすぐな道があって、

府中の街をほぼ南北に突っ切っている。自転車も通れるようになっていてかなり利用されていた。
緑道から脇の住宅街へ抜けられるし、高速道路感覚で使えそうで良かった。地元にこんな道あったらいいのに大賞。
ちなみになぜこんなまっすぐな緑道が出来たのかなと思ったら、国鉄下河原線跡なんだそうです。鉄道の遺構とかもあるらしい。へえ。

緑道からどっかの住宅街へダイブします。


これは、右から1,2 と振っていたのを左から1,2と振り直したってこと?
「やっぱりこういうのって左からだよなあ……」ってなった瞬間があったと思うと、なんかいいですね。

室外機専用の穴だ。僕は僕専用の穴をあけてもらったことがないので、その点において劣っている。

U禁止。前段の説明はすごく長いのに。

野菜の無人販売所でトマトをたくさん売っていたのですが、

併設の畑にはトマトの気配が一切無かった。
全然いいんですけど、なんか一瞬怖っと思ったので。農系ホラー。

物理的な郵便物お断り

なんか有名な木でした。

中央道の高架下をくぐってさらに多摩川のほうへ進んでみる。この辺は一度も来たことない。
ここから先は府中市本町ではないっぽいけど、すでにどうでもいいよね。

ガードパイプのモチーフ、胃かな。

強い言葉の注意看板たちが一堂に会していて、なんかBreakingDownみたいだった。
みんなオラついているけど、この中だと「死亡事故発生現場」が一番強そうですね。「死亡」とか「現場」とかピリッとする。

でかい工場が出てきた。サントリービールの工場だって。こんなところにあるんだ。
「天然水のビール工場」という名前らしい。天然水???

ってことはこのへんの水使ってるの???

見ると、工場のほうへ伸びていく流れがある。
なるほど。この水はたぶんビールになる。ここでこの水を飲んだらビール飲んだのとほぼ同じ。飲もう。
と納得しかけたのですが、ネットで調べたら奥多摩から地下水を運んできて使ってるそうです。そりゃそうか。こんな街中で水汲まないよね。

じゃあ、お前は何なんだよ……
近くに新田川緑道という府中用水の支流の暗渠があるらしいのでそれの関係かもしれない。良く分からない。とにかくこいつは、工場の脇を流れているだけの紛らわしい水だった。
ただ、その謎の流れに架かっている橋のようなものが、すこしずつ違っていて良かったです。



橋のようなものは良いですね。渡ることができれば成立するので形の自由度が高い。

突然の轍

なんか、一見同じだけど実は全部テイスト違わない?
もしこれが違和感クイズだったら「実は全部違う人が担当した」と答えるつもりだけど、どう? 正解?


具体的な内容をボカすときに「mmm」って書くの初めて見たかも

ほんでさっきから見切れている大きな建物なんだろうと思ったら府中卸売市場だって。全然知らなかった。しかも一般客も入れるらしい。ほんとかな。

歓迎というから入ろうかな。

本当に入っていいのか。魚御殿に、人が。

いまのところ怒られていない。というか、いまのところ怒る側の人に遭遇していない。人が居ない。

閉まってる店が多くて良く分かんないな。

あとから調べると昼過ぎに行ったのが良くないっぽい。やはり市場は朝に行くのがいいらしい。朝ご飯がうまい店とかあるみたい。
自分が悪いのによく分かんないとか言っちゃうのやめよう。ちゃんと調べてから行こうね。

気を取り直して、単何電池か分からないものを眺める。

けっこう切られた木

突然現れる交通遊園。児童が楽しみながら交通ルールを身につけられる公園らしいです。


本当に押せる押しボタン式信号などがある。
しかもこれ、最近恐ろしいスピードで姿を消しつつある電球式だ。うちの近くにあった信号も全部LEDになってしまった。最後に残る電球式は意外とこいつかもしれないな。念のため覚えておこう……

すごく低い歩道橋がある。低さを実感するために登るか。

すごくひく~い!

円筒分水だ。これ自体は昔からあったものではないっぽいけれど、貴重だった農業用水を各村に公平に分ける納得マシーンとしての円筒分水って、いいよね。

いつのまにか多摩川に出た。

重機で釣りを楽しんでいたらいいな。

川向こうの山は向山というらしい。

逆に向山に住む人はこちらのことを向村と呼んでいてほしい。
どちらか「向こう」なのかで今もいがみ合っている。

ここまで来たので堤政橋でも渡って帰ろう。みんな大好き堤政橋を。

おれはバイクではないからこの坂を登れる。

このへんも工事している。なんか多摩川埋めちゃうくらいの部材がある。

かっこいい堤政橋を渡る。

集中線みたい。何に集中させたいかは分からない。

こういう土手の道も地図に載っているんだよね。

ほらこんな感じで。

でもよく見るとこの、写真中央の小径だけ地図に載っていなくて、住民がショートカットしまくってできた獣道なんじゃないかと思った。
いつかうっかり地図に載ってほしい……オラたちの作った道が地図に……
このあと南多摩から南武線に乗って帰りました。何しに来たんだっけ。楽しかったです。
うっかり降りてしまった、というのは、なんだろ、府中本町を憎んでいるとかそういうことではなくて、この街の半分が自分に関係のないもので埋まっていることを知っているからで、南武線の府中本町駅といえば東京競馬場の最寄り駅の一つで、専用の臨時出口まである。

残念ながら僕は競馬をしたことがなくて、機会があればやりたい気がするんだけど、この年齢までやらなかったわけで、こう、自発的にやる線はない気がする。やる羽目になる感じで体験したい。やる羽目って具体的に何だろう。ハッキングされてNISAを馬券に変えられちゃうとかかな。それはどうなるか見に行く気がする。
駅の東側が緑。地図を改めて見ると、これだけ広範囲のエリアが自分に関係ないってまずくない? いやあこれは関係者でありたいねえ。競馬ぜったいやったほうがいいな。
あとから調べたら競馬場内にバラ園とか公園とかあるらしくて、競馬やらなくても行けるって分かった。調べるのは大事。

まあとにかく、競馬をするのはまた後日にして、この日はふつうに競馬場の反対側の口から出ました。
結果的に、競馬場以外にもいろいろあって楽しかったです。
府中本町駅前

駅を出たら目の前が突然の崖。あのガードレールが無かったら、駅から降りた人たちはレミングスのようにどんどん落ちていくと思う。

駅の向かいに「東京競馬場から日本一近いパチンコ店」があった。
ギャンブルからギャンブルへの反復横跳び。
というかもうこれ以上の収穫はないのでは。帰ろうかな。

と思ったらその向かいに国府があった。国府。すごくない? 国府だよ。君んとこ国府ないでしょ? ここには東京競馬場から日本一近いパチンコ店があるし国府もある。

小さい人たちが、なんか意識高い朝礼みたいのやってる。

歯の中心にアメーバみたいなのが居た。

なぜか人通りがめちゃくちゃ多かった暗い道です。

跨線橋がある。文字数の関係で府中本町の「町」が最上部に来ているのがいい。
古くてかっこよさそうだけど閉鎖されていた。

と思ったら閉鎖されていたのはその階段だけで、反対側から普通に跨線橋登れた。うひょう! ここから線路と崖下を一望できそう。


見晴らしが全くよくなくて逆にすごい。跨線橋で電車が見えないという体験は初めてかもしれない。府中名物に認定していいですか?

おっ。下り坂になってきた。カーブ?

おー

なるほど、こちら側は土地が低いので、ループして接続しているのか。
あとでネットで調べたらすでにけっこうな数採りあげられていた。これは冗談抜きの隠れ名物。
府中本町駅の西側、線路向こうの低地

全国の道路を平均したみたいな道に出た。

屋根の色がそれぞれ茶、緑、青の三連店舗物件で、青いラーメン屋が赤い装飾テントで営業していた。

「府中の秋葉原」がありました。逆に「秋葉原の府中」は秋葉原にあるかな。競馬コンセプトカフェとか。

府中の街そのもの。いいと思います。

こういうのは実は落書きではなく、先遣隊として地球人に紛れて生活している異星人が、あとからくる仲間のために書いた翻訳らしいです。向こうの言葉で「スピード落とせ」と書いてあります。原住民に捕まると厄介だから。

地面から手が生えていました。テニスボール握らせたいですね。
下河原緑道

下河原緑道というまっすぐな道があって、

府中の街をほぼ南北に突っ切っている。自転車も通れるようになっていてかなり利用されていた。
緑道から脇の住宅街へ抜けられるし、高速道路感覚で使えそうで良かった。地元にこんな道あったらいいのに大賞。
ちなみになぜこんなまっすぐな緑道が出来たのかなと思ったら、国鉄下河原線跡なんだそうです。鉄道の遺構とかもあるらしい。へえ。

緑道からどっかの住宅街へダイブします。


これは、右から1,2 と振っていたのを左から1,2と振り直したってこと?
「やっぱりこういうのって左からだよなあ……」ってなった瞬間があったと思うと、なんかいいですね。

室外機専用の穴だ。僕は僕専用の穴をあけてもらったことがないので、その点において劣っている。

U禁止。前段の説明はすごく長いのに。

野菜の無人販売所でトマトをたくさん売っていたのですが、

併設の畑にはトマトの気配が一切無かった。
全然いいんですけど、なんか一瞬怖っと思ったので。農系ホラー。

物理的な郵便物お断り

なんか有名な木でした。
多摩川のほう

中央道の高架下をくぐってさらに多摩川のほうへ進んでみる。この辺は一度も来たことない。
ここから先は府中市本町ではないっぽいけど、すでにどうでもいいよね。

ガードパイプのモチーフ、胃かな。

強い言葉の注意看板たちが一堂に会していて、なんかBreakingDownみたいだった。
みんなオラついているけど、この中だと「死亡事故発生現場」が一番強そうですね。「死亡」とか「現場」とかピリッとする。

でかい工場が出てきた。サントリービールの工場だって。こんなところにあるんだ。
「天然水のビール工場」という名前らしい。天然水???

ってことはこのへんの水使ってるの???

見ると、工場のほうへ伸びていく流れがある。
なるほど。この水はたぶんビールになる。ここでこの水を飲んだらビール飲んだのとほぼ同じ。飲もう。
と納得しかけたのですが、ネットで調べたら奥多摩から地下水を運んできて使ってるそうです。そりゃそうか。こんな街中で水汲まないよね。

じゃあ、お前は何なんだよ……
近くに新田川緑道という府中用水の支流の暗渠があるらしいのでそれの関係かもしれない。良く分からない。とにかくこいつは、工場の脇を流れているだけの紛らわしい水だった。
ただ、その謎の流れに架かっている橋のようなものが、すこしずつ違っていて良かったです。



橋のようなものは良いですね。渡ることができれば成立するので形の自由度が高い。

突然の轍

なんか、一見同じだけど実は全部テイスト違わない?
もしこれが違和感クイズだったら「実は全部違う人が担当した」と答えるつもりだけど、どう? 正解?


具体的な内容をボカすときに「mmm」って書くの初めて見たかも

ほんでさっきから見切れている大きな建物なんだろうと思ったら府中卸売市場だって。全然知らなかった。しかも一般客も入れるらしい。ほんとかな。

歓迎というから入ろうかな。

本当に入っていいのか。魚御殿に、人が。

いまのところ怒られていない。というか、いまのところ怒る側の人に遭遇していない。人が居ない。

閉まってる店が多くて良く分かんないな。

あとから調べると昼過ぎに行ったのが良くないっぽい。やはり市場は朝に行くのがいいらしい。朝ご飯がうまい店とかあるみたい。
自分が悪いのによく分かんないとか言っちゃうのやめよう。ちゃんと調べてから行こうね。

気を取り直して、単何電池か分からないものを眺める。

けっこう切られた木

突然現れる交通遊園。児童が楽しみながら交通ルールを身につけられる公園らしいです。


本当に押せる押しボタン式信号などがある。
しかもこれ、最近恐ろしいスピードで姿を消しつつある電球式だ。うちの近くにあった信号も全部LEDになってしまった。最後に残る電球式は意外とこいつかもしれないな。念のため覚えておこう……

すごく低い歩道橋がある。低さを実感するために登るか。

すごくひく~い!
多摩川に出る

円筒分水だ。これ自体は昔からあったものではないっぽいけれど、貴重だった農業用水を各村に公平に分ける納得マシーンとしての円筒分水って、いいよね。

いつのまにか多摩川に出た。

重機で釣りを楽しんでいたらいいな。

川向こうの山は向山というらしい。

逆に向山に住む人はこちらのことを向村と呼んでいてほしい。
どちらか「向こう」なのかで今もいがみ合っている。

ここまで来たので堤政橋でも渡って帰ろう。みんな大好き堤政橋を。

おれはバイクではないからこの坂を登れる。

このへんも工事している。なんか多摩川埋めちゃうくらいの部材がある。

かっこいい堤政橋を渡る。

集中線みたい。何に集中させたいかは分からない。

こういう土手の道も地図に載っているんだよね。
ほらこんな感じで。

でもよく見るとこの、写真中央の小径だけ地図に載っていなくて、住民がショートカットしまくってできた獣道なんじゃないかと思った。
いつかうっかり地図に載ってほしい……オラたちの作った道が地図に……
このあと南多摩から南武線に乗って帰りました。何しに来たんだっけ。楽しかったです。