南多摩を散歩しました
- 更新日: 2019/05/28
多摩川を渡るJR
今日は南武線、南多摩駅に来ております。
南多摩。何で南多摩なんだろうな、ってずっと思ってた。
いや、多摩を名乗るエリアっていっぱいあって、その中では特に南だとは思わないけどな……? とか考えてしまう。
前身である貨物駅の「南多摩川駅」からきている、という話がwikipediaにあった。言われてみれば多摩川の南に位置しているし、あと昔ここは「南多摩郡」だったので、全く間違ってない。
▼南多摩郡の代表点か、と言われるとちょっと疑問ではあるのだけど……
でもやっぱり「南多摩駅」の意味はとても分かりにくくなっているように思います。
南多摩郡は今は無いですし、多摩ニュータウン開発によって多摩センター駅が出来て、ここから南西の地点で多摩の中心を叫ばれてしまった。南のアイデンティティーの危機な気がする。
朗報としては、北側、川向こうに西武多摩川線の「多磨駅」がある。平成13年に「多磨墓地前駅」から改名して誕生した駅名です。
字が「多磨」でありちょっと違うんですけど、多摩を意味することは同じようです。
なんとなく、この二駅の間で整合性がとれている気が個人的にして、ちょっと嬉しい。
そんなわけで降りました。
出た、稲城なしのすけ。稲城市の名産であるところのなしのキャラです。
矢野口の駅前とは違うポーズだ。
これは多分、30度のほうの三角定規の真似です。
あとヤッターワンが居る。
メカニックデザイナーの大河原邦男氏が稲城市に住んでいるんだそう。
稲城なしのすけも大河原さんが関わっているので、駅前はほぼ大河原さん成分で出来ている。
大河原駅と呼んでも大丈夫なレベル。
そんなことを言い出すと、お隣の稲城長沼駅はもっと大河原駅なんですけども。ガンダム居るしな。
あと駅前には東横インと、
地層がある。地層? 地層がある。
この地層の場所にはもともと富士通の南多摩工場があって乗降者数を押し上げていたそう。
東横インの存在が意外だったので、富士通詣用かしらと思ったのですが、富士通の工場閉鎖が2005年、東横インが出来たのは2018年だったので見当外れもいいところでした。
南多摩って、基本的にこんもりしている。
城山通り。城……
南多摩駅はもともと「大丸停留場」で、ここの地名も「大丸」なのですが、ここは大丸城の城趾なんですって。
大部分は城山公園として残っている。それで、このあたりは大体こんもりしている。
WindowsXPの壁紙みたいな写真も撮れる。
城山通りの案内、なんで字がななめなのかなあ、と思ったのですが、
これが長すぎるんじゃないか。大麻防止みたいな神社の名前が長い。
あれ、この碑なんだろう。
道路側に回ったら消火栓って書いてあった。
歩道にあるのに道路側に書く? って思ったけど、消防車に見えるようにかな。
ところでどうやって使うんだろう。開く感じには見えなかった。
これ至る所にあったけど、やっぱり使い方がわからない。
全部嘘だったら面白いな。
山に入ってきた。昔からこんな感じの道なんじゃないかと思う。
ここ通学路なの?
夏場もうちょっと草に元気が出てくると道を見失いそう。
このボンボンは何だろうな。
買わない人は、せめて売れるように応援したらいいのかな。
防犯掲示板に防犯って書いてあった。
そうだな! って思った。
直進したい人の心を粉砕する絶望壁があらわれた。
絶望壁は普門禅庵というお寺でした。
六地蔵、一アクエリアス。
仲良く飲んでくれるだろうか。
このあと迷う。玄関って書いてあるところ行ったら本当に玄関だった。
いや、玄関って書いてあったけどそこしか道が無かったから「うそだあ」と思って行ったら本当に玄関でした。
玄関って書いてあったから、全く正しいんだけど。
それでしばらくうろうろしてたけど、なんかの加減で本堂についた。
再現性は無いです。
途中でさっきのアクエリアスをちょっと動かしたことによってマップが変化したのかもしれません。
そこそこ見晴らしが良い。このあたりで一番高い建物が東横インなのも良い。
なんかの加減でパキッて折れちゃいそうな龍も良い。
フンのせいでちょっとだけ発電量減ってそうな太陽光パネルも良い。
城山通りに戻ってきた。
城跡にのぼりが出ているのいいな、と思いました。
いまここは、天然温泉軍の根城です。
天然温泉軍の本丸はここ。刻の彩。
大人800円。
えっ、ていうか普通に安くないですか? うちの近くの天然温泉は倍取りますよ。
近くに大和ハウス軍が陣を張っていました。強固な守りに攻めあぐねているのかもしれません。
城山通りに稲城市中央図書館があって、なんか無機質で良いです。
図書館の外にロッカーがあって、借りたい本を受け取れる、宅配ボックスみたいなサービスをやってる。
これ普通に良いな。
ところで、中央図書館のあたりからちょっと香りはあるのですが、城山通りを南下していくとだんだん、あれ? おしゃ……? お洒落? みたいな感じになってくる。
多摩ニュータウンの気配。この山を越えるとあこがれの街、向陽台や若葉台です。稲城市の住みやすい街、みたいなときにだいたい挙がってくるのがそのあたり。
おしゃ成分はいま特に求めていないので、駅のほうへ引き返します。ここから見るとランガー橋がかっこいい。
遠くからでもお母さんが怒っているのが分かる
こんもりのふもとは大丸公園。
このあたりは戦時中は火薬工場があったんですって。
終戦後は米軍に接収されました。
今もこのあたりアメリカ軍のレクリエーション施設になっているの知らなかった。
Tama Hills Recreation Center。
大丸線の1番だ。だからどうっていうあれもないけれど。
とぶ薬だ。
ちょうどお昼時だからここ入ろうと思ったんだけどやってなかった。
水曜日が定休日だったんだけど、最初の「毎月」要るかな。
「?」という広告。広告の概念崩してきた。
結局何か分からなかった。
おさえるところはおさえてあとは自由。こうありたい。
大丸公園の近くで用水路らしいものを見る。
あれ、そういえば今日はじめて水を見たな。
多摩川沿いの南武線の駅といえば平地に用水路がいっぱい、みたいなエリアなので、ここも水路もっとあっていいはずなんだけど……
と思っていたら駅前すぐのところで大丸用水を見つけました。
そう、それで思い出したんだけど、大丸っていう地名は「大丸用水」という名前で何度も聞いたことがあって、過去に散歩した中野島や矢野口を大丸用水が流れていたのでした。
ここはかつてあった分量樋を復元した公園です。
分量樋は、大丸用水を2:1に分けています。
水は下流の村の生活に直結するので、2:1という取り決めと施行はみんなの重要な関心事でした。
とはいえ、この形式の分量樋は正確ではないんですよね。
水路幅を2:1に分岐させたからってそのとおりに分かれてくれるわけはなく、不公平さを感じた村の間でいざこざはあったようです。
ちなみに、もうちょっと下流のほうにある久地の円筒分水はサイフォンの原理を使って水をゆるやかにあふれさせ、あふれる円柱の円周を比で分割して各村に分水する、みたいな病的にかしこい分水方法によってこれを完全解決しているのですが、これはこれで、水への執着が生んだ謎技術、みたいな怖さを個人的には感じます。
南武線の線路脇をひっそりと流れる(多分)大丸用水。
川向こうに住宅街があって、駐車場に使われる私有橋が素敵です。
多摩川を渡る南武線。
南多摩駅は、多摩川南部における最初の駅と言ってもいい。
南多摩駅という名前がだんだん良く思えてきた。
ジッパーみたい。
是政橋が見える。川向こうは府中市是政です。
是政橋は斜張橋でかっこいいのでちょっと近くまで見に来た。
数学の中に居るみたい。
集中線みたいな写真が撮れた。
集中線の中心のパネルみたいなところを広告スペースにして、言いたいこと書いたら良いんじゃないかな。
やめたほうがいいですね。
今日はこのへんで。
南多摩。何で南多摩なんだろうな、ってずっと思ってた。
いや、多摩を名乗るエリアっていっぱいあって、その中では特に南だとは思わないけどな……? とか考えてしまう。
前身である貨物駅の「南多摩川駅」からきている、という話がwikipediaにあった。言われてみれば多摩川の南に位置しているし、あと昔ここは「南多摩郡」だったので、全く間違ってない。
▼南多摩郡の代表点か、と言われるとちょっと疑問ではあるのだけど……
でもやっぱり「南多摩駅」の意味はとても分かりにくくなっているように思います。
南多摩郡は今は無いですし、多摩ニュータウン開発によって多摩センター駅が出来て、ここから南西の地点で多摩の中心を叫ばれてしまった。南のアイデンティティーの危機な気がする。
朗報としては、北側、川向こうに西武多摩川線の「多磨駅」がある。平成13年に「多磨墓地前駅」から改名して誕生した駅名です。
字が「多磨」でありちょっと違うんですけど、多摩を意味することは同じようです。
なんとなく、この二駅の間で整合性がとれている気が個人的にして、ちょっと嬉しい。
南多摩駅前
そんなわけで降りました。
出た、稲城なしのすけ。稲城市の名産であるところのなしのキャラです。
矢野口の駅前とは違うポーズだ。
これは多分、30度のほうの三角定規の真似です。
あとヤッターワンが居る。
メカニックデザイナーの大河原邦男氏が稲城市に住んでいるんだそう。
稲城なしのすけも大河原さんが関わっているので、駅前はほぼ大河原さん成分で出来ている。
大河原駅と呼んでも大丈夫なレベル。
そんなことを言い出すと、お隣の稲城長沼駅はもっと大河原駅なんですけども。ガンダム居るしな。
あと駅前には東横インと、
地層がある。地層? 地層がある。
この地層の場所にはもともと富士通の南多摩工場があって乗降者数を押し上げていたそう。
東横インの存在が意外だったので、富士通詣用かしらと思ったのですが、富士通の工場閉鎖が2005年、東横インが出来たのは2018年だったので見当外れもいいところでした。
南多摩って、基本的にこんもりしている。
城山通り。城……
南多摩駅はもともと「大丸停留場」で、ここの地名も「大丸」なのですが、ここは大丸城の城趾なんですって。
大部分は城山公園として残っている。それで、このあたりは大体こんもりしている。
WindowsXPの壁紙みたいな写真も撮れる。
城山通りの案内、なんで字がななめなのかなあ、と思ったのですが、
これが長すぎるんじゃないか。大麻防止みたいな神社の名前が長い。
あれ、この碑なんだろう。
道路側に回ったら消火栓って書いてあった。
歩道にあるのに道路側に書く? って思ったけど、消防車に見えるようにかな。
ところでどうやって使うんだろう。開く感じには見えなかった。
これ至る所にあったけど、やっぱり使い方がわからない。
全部嘘だったら面白いな。
南多摩の南側
山に入ってきた。昔からこんな感じの道なんじゃないかと思う。
ここ通学路なの?
夏場もうちょっと草に元気が出てくると道を見失いそう。
このボンボンは何だろうな。
買わない人は、せめて売れるように応援したらいいのかな。
防犯掲示板に防犯って書いてあった。
そうだな! って思った。
直進したい人の心を粉砕する絶望壁があらわれた。
絶望壁は普門禅庵というお寺でした。
六地蔵、一アクエリアス。
仲良く飲んでくれるだろうか。
このあと迷う。玄関って書いてあるところ行ったら本当に玄関だった。
いや、玄関って書いてあったけどそこしか道が無かったから「うそだあ」と思って行ったら本当に玄関でした。
玄関って書いてあったから、全く正しいんだけど。
それでしばらくうろうろしてたけど、なんかの加減で本堂についた。
再現性は無いです。
途中でさっきのアクエリアスをちょっと動かしたことによってマップが変化したのかもしれません。
そこそこ見晴らしが良い。このあたりで一番高い建物が東横インなのも良い。
なんかの加減でパキッて折れちゃいそうな龍も良い。
フンのせいでちょっとだけ発電量減ってそうな太陽光パネルも良い。
城山通りに戻ってきた。
城跡にのぼりが出ているのいいな、と思いました。
いまここは、天然温泉軍の根城です。
天然温泉軍の本丸はここ。刻の彩。
大人800円。
えっ、ていうか普通に安くないですか? うちの近くの天然温泉は倍取りますよ。
近くに大和ハウス軍が陣を張っていました。強固な守りに攻めあぐねているのかもしれません。
城山通りに稲城市中央図書館があって、なんか無機質で良いです。
図書館の外にロッカーがあって、借りたい本を受け取れる、宅配ボックスみたいなサービスをやってる。
これ普通に良いな。
ところで、中央図書館のあたりからちょっと香りはあるのですが、城山通りを南下していくとだんだん、あれ? おしゃ……? お洒落? みたいな感じになってくる。
多摩ニュータウンの気配。この山を越えるとあこがれの街、向陽台や若葉台です。稲城市の住みやすい街、みたいなときにだいたい挙がってくるのがそのあたり。
おしゃ成分はいま特に求めていないので、駅のほうへ引き返します。ここから見るとランガー橋がかっこいい。
遠くからでもお母さんが怒っているのが分かる
こんもりのふもとは大丸公園。
このあたりは戦時中は火薬工場があったんですって。
終戦後は米軍に接収されました。
今もこのあたりアメリカ軍のレクリエーション施設になっているの知らなかった。
Tama Hills Recreation Center。
大丸線の1番だ。だからどうっていうあれもないけれど。
とぶ薬だ。
ちょうどお昼時だからここ入ろうと思ったんだけどやってなかった。
水曜日が定休日だったんだけど、最初の「毎月」要るかな。
「?」という広告。広告の概念崩してきた。
結局何か分からなかった。
おさえるところはおさえてあとは自由。こうありたい。
大丸と水
大丸公園の近くで用水路らしいものを見る。
あれ、そういえば今日はじめて水を見たな。
多摩川沿いの南武線の駅といえば平地に用水路がいっぱい、みたいなエリアなので、ここも水路もっとあっていいはずなんだけど……
と思っていたら駅前すぐのところで大丸用水を見つけました。
そう、それで思い出したんだけど、大丸っていう地名は「大丸用水」という名前で何度も聞いたことがあって、過去に散歩した中野島や矢野口を大丸用水が流れていたのでした。
ここはかつてあった分量樋を復元した公園です。
分量樋は、大丸用水を2:1に分けています。
水は下流の村の生活に直結するので、2:1という取り決めと施行はみんなの重要な関心事でした。
とはいえ、この形式の分量樋は正確ではないんですよね。
水路幅を2:1に分岐させたからってそのとおりに分かれてくれるわけはなく、不公平さを感じた村の間でいざこざはあったようです。
ちなみに、もうちょっと下流のほうにある久地の円筒分水はサイフォンの原理を使って水をゆるやかにあふれさせ、あふれる円柱の円周を比で分割して各村に分水する、みたいな病的にかしこい分水方法によってこれを完全解決しているのですが、これはこれで、水への執着が生んだ謎技術、みたいな怖さを個人的には感じます。
南武線の線路脇をひっそりと流れる(多分)大丸用水。
川向こうに住宅街があって、駐車場に使われる私有橋が素敵です。
南多摩駅の北側、多摩川と是政橋
多摩川を渡る南武線。
南多摩駅は、多摩川南部における最初の駅と言ってもいい。
南多摩駅という名前がだんだん良く思えてきた。
ジッパーみたい。
是政橋が見える。川向こうは府中市是政です。
是政橋は斜張橋でかっこいいのでちょっと近くまで見に来た。
数学の中に居るみたい。
集中線みたいな写真が撮れた。
集中線の中心のパネルみたいなところを広告スペースにして、言いたいこと書いたら良いんじゃないかな。
やめたほうがいいですね。
今日はこのへんで。