神保町を散歩しました / 神田古書店街と裏通り
- 更新日: 2017/02/07
ほんがいっぱい!(バカみたいな感想)
こんにちは、ヤスノリです。
今日は、神保町に来ております。

古本屋の街、そしてカレーの街として有名な街でございます。そんな街に私が今更何をしに来たか、といいますと、特に用は無いですし、先人が積み上げてきた街紹介と一線を画するような確固たる企画もゼロで、降り立っているわけでございます。こんにちは。ゼロの概念です。
さて、神保町といえば神田古書店街。都内の古書店の1/3がここに密集しています。
このあたりが古書店街になっている理由はいくつかあるのですが、
・岩波や小学館など大手出版社や印刷所があった
・ここらには大学がたくさんあって、周りに古書店が増えた
・空襲で焼けなかった
あたりが複合的に関係しているみたいですね。
まあ、そんな感じで、用はないけど神保町に降りました。

すごい象徴的なのは、すでに本屋の一角から出てきてますからね、わたくし。既に結界の中です。

半蔵門線の神保町駅の駅前は、靖国通りです。
この靖国通り沿いを中心に、それはそれはもうずらっと古書店が並んでいます。その数なんと180店だそう。これはもう、古書店じゃない店のほうが珍しいくらいですね。駅出口からして本屋の一角でしたしね。
あ、思いついた。駅から本屋はどのくらい連続しているんでしょうか。ほぼ古書店ですし、けっこう続いてると思うんですよ! 数えてみましょうか。

と思ったら隣がいきなり吉野家でした。終わりです。

まあそれもアレですので、吉野家の隣から仕切り直し。1。

2。小川図書。

3。@ワンダー

このお店は路地のほうにまで本が並んでいてすごい。

角の緩衝材のように本が並んでいる。
トラックにつっこまれても本がお店を守ってくれます。

「古書お探しお疲れ様です」
こんな感じでコーヒーのお店も多いです。

戻ります。4。

5。ヴィンテージ。映画パンフとか、カルチャー系が多いです。

ここで大学。なんとコンボ終わり。いや、ちょっと待ってくださいよ。なんとか、大学はほら、古書店街が出来た理由の一つでもありますし、本扱いますし、なんとか、見逃してもらえませんかね? いいですか?

良いみたいなんで、6。日本特価書籍というわかりやすい名前の古書店。

7。篠村書店。

8。山陽堂書店。

9。澤口書店。

10。長島書店。

11。古賀書店。

12。矢口書店。この建物すごくいいな。

13。南海堂書店。

道を渡って、14。ブンケン・ロック・サイド。ここもサブカル系でしょうか。

15。細〜い飯島書店。

16。原書房。

次が有名な神田古書センターですよ。17。

ここだけでいろいろ入っている。あと2階にカレーの名店ボンディが入ってます。

18。岩波ブックセンター信山社。

道を渡って、19。あーっと、ここでスーツセレクト。

終わった……。と思うじゃないですか。

しかしですよ。ちょっと待ってください。このビル、岩波神保町ビルといいます。岩波!

10Fには、ミニシアターの草分け的存在、岩波ホールがあります。
岩波、そして文化的なビル。なんとか、なんとかこのビルも、見逃してもらえないでしょうか?

見逃してもらえたようなので、白山通りを渡りまして、さらに靖国通りを進みますよ。

20。廣文館書店。

21。はなまるうどん。

22。大雲堂書店。
あ、ダメですか。はなまるうどん、気づいちゃいました? しれっと流す作戦だったんですけど。
いやあ、はなまるうどんは、どう考えても本屋と結びつきませんでした。
ということで、靖国通り沿いの本屋コンボはここでおしまい。

まあそうはいっても、沢山の本屋がありましたし、この先もずっとこんな感じで続いているんですよ。
やっぱりリアルの古書店は面白い。例えばISBNが振られていない古い本とか、パンフレットとか、そういうのはネットでは購入できないことが多いです。
ところで、これだけたくさん古書店があるってことは、それぞれのお店に個性があるわけなんですよね。鉄道関係だったらあそことか、古地図だったらあそこかなあ、とか。でも今まで見てきたように、店構えからは全ッ然分かんないんですよ。欲しい本があるときに、一体どこへ行ったらいいのやら皆目見当がつかないわけです。

そんなときに行くのがここです。本と街の案内所。

中はこんな感じです。コンシェルジュがおりまして、要件を伝えると古本屋さんを紹介してくれます。
なんか、このあたりのアナログ感も含めていいですよね。
NPOが運営していまして、料金はなんと無料です。

興味のあるものだけピックアップして地図を印刷できる端末も置いてあります。
自分だけの観光ガイドができちゃう。

あとは、なんでか知らないですけど、電子書籍の端末が年代別に並んでいました。

さて。古本屋ばっかり紹介するの飽きたので、そろそろ脇道に逸れてみようと思います。

靖国通りから一本奥へ入った「さくら通り」に来ました。
古本屋紹介しすぎましたしね、ほかのものも見てみましょう。

古本屋かー。結局古本屋かー。

なんかとてもいい雰囲気の建物。なんの建物だろう。ちょっと寄ってみます。

日本タイ協会でした。
「どうぞお気軽にお入り下さい」だって。
そう言われましても。そう言われましてもですよね。
話すことあるだろうか。「タイ料理、おいしいですね」くらいしかない。しかもタイ料理よくわからないからそんなに広げられても困る。

神田一橋中学校の防御態勢がすごい。
ネットで覆われている。
どうやって登校するんだろう。ちゅるん! っていう感じだろうか。

ここも本屋みたい。まだClosedだったので入ってないですけど、なんとなくこの佇まい、ちょっと若い人がやってそうな雰囲気がある。

森のブッチャーズ。評判を結構聞くバルです。行ったことはない。
とても古そうな建物をそのまま使っていていい感じ。

この建物もかっこいい。神保町はこういうのいっぱいある。

サクラホテル。ドミトリーがあって安いので、外国人のバックパッカーがよく居ます。
俺、もう10年以上前ですけど、就職活動の拠点に使ってたことあります。すごくいいですよ。

今荘。しにせのうなぎ屋さんです。創業は明治30年で、建物は昭和8年築だそう。

あちらに見えるのは首都高ですね。
これ以上歩くと九段下になってしまうので、ちょっと撤退します。

北側は、飲み屋と、下町風情をお楽しみください。

「ハイボールは?」「ハイボールは半額なの?」ってよく聞かれるんでしょうね。

とてもいい店構えのお店。街路。

これも建物古そうだけど、ごちゃごちゃさせつつも圧倒的かっこよさに仕上がってます。
自分にこういうセンスないので、ただただすごい。

わりとこんな雰囲気の中にある御茶の水小学校・幼稚園。
高学年にもなれば、帰りに一杯ひっかけたりするんでしょうか。


いい道が続きます。

276円の弁当だって。最安な気がする。すごい。

これ何? マリオ殺すやつ?

やっぱり本屋はある。

ロシア語の本の店。せまい。

路地に迷い込みました。

シメキリ!
女の子だらけの漫画サークルのアニメでありそう。

白山通りに出ました。今どこ歩いてるのかあんまり良くわかってません。

これはさあ、真面目な話、正しい寺の形ですよね。寺ってこういうものだった筈が法事の場所になってしまっていて。
ここは近々行ってみたい。

そんな感じで、神保町駅に戻ってまいりました。ホームまで本。
昔、興味のまったくない古本を買って嫌々読破する、みたいな遊びを一人でやってた時期があるんですけど、神保町はそういう遊びやったら捗りそうですね。
ちなみにそのとき一番読むのが苦痛だった古本は、フランス語の愛の詩集でした。フランス語わかんないですし、いちおう日本語訳載ってるんですけど、ふつうの文章で、良さが全然分からないの。多分フランス語で読んだらなんかあるんだと思うんですけど。
というわけで、神保町でした。またねー。
今日は、神保町に来ております。
古本屋の街、そしてカレーの街として有名な街でございます。そんな街に私が今更何をしに来たか、といいますと、特に用は無いですし、先人が積み上げてきた街紹介と一線を画するような確固たる企画もゼロで、降り立っているわけでございます。こんにちは。ゼロの概念です。
さて、神保町といえば神田古書店街。都内の古書店の1/3がここに密集しています。
このあたりが古書店街になっている理由はいくつかあるのですが、
・岩波や小学館など大手出版社や印刷所があった
・ここらには大学がたくさんあって、周りに古書店が増えた
・空襲で焼けなかった
あたりが複合的に関係しているみたいですね。
まあ、そんな感じで、用はないけど神保町に降りました。

すごい象徴的なのは、すでに本屋の一角から出てきてますからね、わたくし。既に結界の中です。
靖国通り沿いを歩くよ

半蔵門線の神保町駅の駅前は、靖国通りです。
この靖国通り沿いを中心に、それはそれはもうずらっと古書店が並んでいます。その数なんと180店だそう。これはもう、古書店じゃない店のほうが珍しいくらいですね。駅出口からして本屋の一角でしたしね。
あ、思いついた。駅から本屋はどのくらい連続しているんでしょうか。ほぼ古書店ですし、けっこう続いてると思うんですよ! 数えてみましょうか。

と思ったら隣がいきなり吉野家でした。終わりです。

まあそれもアレですので、吉野家の隣から仕切り直し。1。

2。小川図書。

3。@ワンダー

このお店は路地のほうにまで本が並んでいてすごい。

角の緩衝材のように本が並んでいる。
トラックにつっこまれても本がお店を守ってくれます。

「古書お探しお疲れ様です」
こんな感じでコーヒーのお店も多いです。

戻ります。4。

5。ヴィンテージ。映画パンフとか、カルチャー系が多いです。

ここで大学。なんとコンボ終わり。いや、ちょっと待ってくださいよ。なんとか、大学はほら、古書店街が出来た理由の一つでもありますし、本扱いますし、なんとか、見逃してもらえませんかね? いいですか?

良いみたいなんで、6。日本特価書籍というわかりやすい名前の古書店。

7。篠村書店。

8。山陽堂書店。

9。澤口書店。

10。長島書店。

11。古賀書店。

12。矢口書店。この建物すごくいいな。

13。南海堂書店。

道を渡って、14。ブンケン・ロック・サイド。ここもサブカル系でしょうか。

15。細〜い飯島書店。

16。原書房。

次が有名な神田古書センターですよ。17。

ここだけでいろいろ入っている。あと2階にカレーの名店ボンディが入ってます。

18。岩波ブックセンター信山社。

道を渡って、19。あーっと、ここでスーツセレクト。

終わった……。と思うじゃないですか。

しかしですよ。ちょっと待ってください。このビル、岩波神保町ビルといいます。岩波!

10Fには、ミニシアターの草分け的存在、岩波ホールがあります。
岩波、そして文化的なビル。なんとか、なんとかこのビルも、見逃してもらえないでしょうか?

見逃してもらえたようなので、白山通りを渡りまして、さらに靖国通りを進みますよ。

20。廣文館書店。

21。はなまるうどん。

22。大雲堂書店。
あ、ダメですか。はなまるうどん、気づいちゃいました? しれっと流す作戦だったんですけど。
いやあ、はなまるうどんは、どう考えても本屋と結びつきませんでした。
ということで、靖国通り沿いの本屋コンボはここでおしまい。

まあそうはいっても、沢山の本屋がありましたし、この先もずっとこんな感じで続いているんですよ。
やっぱりリアルの古書店は面白い。例えばISBNが振られていない古い本とか、パンフレットとか、そういうのはネットでは購入できないことが多いです。
ところで、これだけたくさん古書店があるってことは、それぞれのお店に個性があるわけなんですよね。鉄道関係だったらあそことか、古地図だったらあそこかなあ、とか。でも今まで見てきたように、店構えからは全ッ然分かんないんですよ。欲しい本があるときに、一体どこへ行ったらいいのやら皆目見当がつかないわけです。

そんなときに行くのがここです。本と街の案内所。

中はこんな感じです。コンシェルジュがおりまして、要件を伝えると古本屋さんを紹介してくれます。
なんか、このあたりのアナログ感も含めていいですよね。
NPOが運営していまして、料金はなんと無料です。

興味のあるものだけピックアップして地図を印刷できる端末も置いてあります。
自分だけの観光ガイドができちゃう。

あとは、なんでか知らないですけど、電子書籍の端末が年代別に並んでいました。

さて。古本屋ばっかり紹介するの飽きたので、そろそろ脇道に逸れてみようと思います。
神保町の南側
神保町駅から南へ向かってみます。
靖国通りから一本奥へ入った「さくら通り」に来ました。
古本屋紹介しすぎましたしね、ほかのものも見てみましょう。

古本屋かー。結局古本屋かー。

なんかとてもいい雰囲気の建物。なんの建物だろう。ちょっと寄ってみます。

日本タイ協会でした。
「どうぞお気軽にお入り下さい」だって。
そう言われましても。そう言われましてもですよね。
話すことあるだろうか。「タイ料理、おいしいですね」くらいしかない。しかもタイ料理よくわからないからそんなに広げられても困る。

神田一橋中学校の防御態勢がすごい。
ネットで覆われている。
どうやって登校するんだろう。ちゅるん! っていう感じだろうか。

ここも本屋みたい。まだClosedだったので入ってないですけど、なんとなくこの佇まい、ちょっと若い人がやってそうな雰囲気がある。

森のブッチャーズ。評判を結構聞くバルです。行ったことはない。
とても古そうな建物をそのまま使っていていい感じ。

この建物もかっこいい。神保町はこういうのいっぱいある。

サクラホテル。ドミトリーがあって安いので、外国人のバックパッカーがよく居ます。
俺、もう10年以上前ですけど、就職活動の拠点に使ってたことあります。すごくいいですよ。

今荘。しにせのうなぎ屋さんです。創業は明治30年で、建物は昭和8年築だそう。

あちらに見えるのは首都高ですね。
これ以上歩くと九段下になってしまうので、ちょっと撤退します。
神保町の北側

北側は、飲み屋と、下町風情をお楽しみください。

「ハイボールは?」「ハイボールは半額なの?」ってよく聞かれるんでしょうね。

とてもいい店構えのお店。街路。

これも建物古そうだけど、ごちゃごちゃさせつつも圧倒的かっこよさに仕上がってます。
自分にこういうセンスないので、ただただすごい。

わりとこんな雰囲気の中にある御茶の水小学校・幼稚園。
高学年にもなれば、帰りに一杯ひっかけたりするんでしょうか。


いい道が続きます。

276円の弁当だって。最安な気がする。すごい。

これ何? マリオ殺すやつ?

やっぱり本屋はある。

ロシア語の本の店。せまい。

路地に迷い込みました。

シメキリ!
女の子だらけの漫画サークルのアニメでありそう。

白山通りに出ました。今どこ歩いてるのかあんまり良くわかってません。

これはさあ、真面目な話、正しい寺の形ですよね。寺ってこういうものだった筈が法事の場所になってしまっていて。
ここは近々行ってみたい。

そんな感じで、神保町駅に戻ってまいりました。ホームまで本。
雑感
えっと、神保町ね。ただただ古本屋に圧倒されるんですけど、歩くといろいろあります。昔、興味のまったくない古本を買って嫌々読破する、みたいな遊びを一人でやってた時期があるんですけど、神保町はそういう遊びやったら捗りそうですね。
ちなみにそのとき一番読むのが苦痛だった古本は、フランス語の愛の詩集でした。フランス語わかんないですし、いちおう日本語訳載ってるんですけど、ふつうの文章で、良さが全然分からないの。多分フランス語で読んだらなんかあるんだと思うんですけど。
というわけで、神保町でした。またねー。