大倉山を散歩しました
- 更新日: 2017/06/22
いちいち神殿っぽいエルム通り。
今日は、横浜市港北区、大倉山に来ております。

大倉山っていうと、スキージャンプ台がある札幌大倉山のほうが有名でしょうか。一方こちら横浜の大倉山には、かつて天然の氷を使ったスケート場があって賑わったそうです。大倉山っていう名前は、ウィンタースポーツに縁があるんですかね。何なんでしょうね。
もともとは医者も居ないような農村だったそう。そんな場所に東急が駅を作ったのが昭和初期。最初はほとんど乗る人が居なかったみたいな話もありますが、その後高度経済成長期に一気に宅地化。今では駅前に綺麗な商店街が続いてます。

いい街~。
あ、あと、ここにあるものといえば、山。

今は大倉山公園として整備されていることもあり、大倉山と呼ばれていますが、もともとは観音山と呼ばれていたそう。
怒るタイプの森ですね。気を抜くと一気に取り込まれそう。
昭和初期、ここに大倉邦彦さんという実業家が大倉精神文化研究所(現・大倉山記念館)という建物を作ったんですと。

この建物が有名になったそうで、東急が駅名を「太尾駅」から「大倉山駅」に変えるくらいのインパクトだったそうな。
そんなわけで、そろそろ大倉山、スタートです。

降りました。

駅前はエルム通り商店街が西のほうに続いています。
んで、この商店街、なんか白いんですよ。



神殿みたいな柱。は? ギリシャ? って思うじゃないですか。

マジでギリシャなんですよ。アテネ市と姉妹提携してるんですって。
アテネ市と駅前商店街が提携? どういうこと? と思って日本大使館のページを見たら、「アテネ市エルム通り」と「大倉山駅前通り」が提携、と書いてました。
なるほど、エルム通りっていう名前はアテネ市にもあるのか。

んで、これは、アテネとの友好記念の像なんですよ。
ケンタッキーのウイングじゃないんですよ。
そういうわけで、大倉山は、商店街がギリシャでアテネです。良かったですね!

神殿の個別指導塾とかいいですよね。アリストテレスとかが教えてくれそうじゃない?
ただまあ、業態によっては、どうしてもアテネ感と相容れないお店ってあるじゃないですか。これは誰が悪いとかではなく。

神殿の松屋。

神殿の床屋。

神殿の窓から覗くちょうちん。そういうミスマッチなアテネを見つけるのも、楽しみ方の一つなんじゃないでしょうか。
ところで、ちょっとまて、そもそものところ、アテネのエルム街ってこんなに神殿っぽいの?
日本よりも神殿っぽくなかった。

まあ、なんだかんだ言いましたが、綺麗な商店街なんですよ。
よく見ると、電柱が無いんですね。商店街近代化事業で神奈川県発採択されたのがここエルム通りで、一気に綺麗にしたそうですよ。ぜーんぶ駅前の立て札の受け売りです。

ちょっと南側に折れてみます。
このあたりが、おそらくギリシャ化前の商店街の感じを残していそう。


あらーいいですね。

独特の記法。
一瞬漢文かなって思ったけど、「う」とかあるしぜんぜん違う。

路地路地してきた。このあたりは田んぼの名残なのかなあ。

そして突然のどかに。

雑草も生き生きしている。

この辺は区画は綺麗なんだけど、車が通れないほど道が細い。車社会以前に開発されたエリアなので仕方ない。

と思ったらええええ!?車来るの!? よけられないので、あっちがその気なら死ぬしかない。
しかもさ、地図見ると、このあたり、一方通行じゃななさそうなんですけど。どうなってるの?

とかまあなんとかいって、新しい住宅街エリアは車社会を考慮した余裕の道路幅、余裕の設計ですので安心です。

明和会街灯だって。明和会ってのはこのあたりの町内会の名前なんですけど、

自前で電灯を整備している。町内会のパワー強そうだな。

これはかなり傾いているけど。いいのかな。

ゴミ捨て場に糸が張ってあり、何か吊り下げられている。この地域に伝わる願掛けでしょうか。

この糸についての説明だった。カラスよけだそうです。

ついでにゴミ捨て場の注意もぶら下げている。これは人間が読むためのものです。

市ノ坪公園だって。

100均によくある、一回だけ盛り上がるタイプのゲームが置きっぱなしになっていました。

お、こういう木の穴って子供の頃テンション上がったよね。

人為的に葉っぱが入っている。子供が何かを醸成している可能性がある。
散歩続けます。

これは、もう倒れかかること前提で立てたってことですよね。知らんうちにこうなったわけじゃないですよね。

そうこうしているうちに、東横線沿いに出ましたよ。

その脇のこれは何だろう。樋? なんで地上にあるんだろ。

好きなパイロンが居たので。

桁下もそうだけど、幅もやばそう。

トンネルの中、子供たちの絵が描いてある。

すべてを正確に描き切ろうとしててすごい。

さて、高架をくぐって線路の東側にやってきました。
あ、マルエツあるじゃないですか。住みやすさレベルが上がるやつ。入り方がよく分からないけど。

さらに新幹線の高架もありますし、

高架下には猫もおります。

パイロンのさらし首です。かわいそうですね。

これ見て。遠くのロイホよりもロイホっぽい長谷川歯科医院。

広い道に出た。綱島街道です。

そこにさっきのロイホあるんですけど、

隣の港北市役所のほうがロイホっぽい。
っていうか、あれ、むしろロイホが港北市役所っぽいのかな。だとするとさっきの長谷川歯科医院は何っぽいんだ。
ロイホっぽさとは? みたいな哲学的問題にぶち当たった。
どうでもいいので、散歩を続けます。

歌っているところすみません。刺さってますよ。

表がこうで、

裏がこうだったので、補完しあえば完全に読める。良かったですね。

さて、このあたりは「レモンロード」。
大倉山駅の東側の商店街です。わたくし駅のほうに戻ってます。

レモンロードは多分食べ物やが多め。ここもいい商店街ですよ。

この動物のチョイスは独特なので、なんかのおとぎ話かな。
でもイルカが出てくるおとぎ話って「イルカ型宇宙人襲来!」くらいしか知らないな。

ゴミが多いかと思いきや、ゴミの数と同じくらい生き物が居る。

世界人類が平和でありますように横丁。

そろそろ北の山岳地帯へ行く気になったので行く。
最初に出てきた、駅前の羽が指す方向へ。こっちだバサ~ッ!

こんな感じで記念館への看板が建ってます。いいですね。
でも俺とか、ふらふらと正規じゃないルートへうっかり行ってしまうんですけど、


そちらも、住民の手作り看板がカバーしております。親切ですね。


やっぱり親切です。でも、土地勘ない人は大倉山を車で抜けるの大変そう。

そうこうしているうちに大倉山公園。

ドラクエの敵みたいなカラスをなんとか倒すと、

神殿につきます。ここでセーブしてください。
これがアレですね、例の。大倉山記念館。

柱がナントカって説明が書いてました。なんか、良いんですってよ。

しかもここ、中入れるんです。


大倉精神文化研究所は健在でした。

集会所もありました。膝が近いな。膝を突き合わせるとはこの事。

さて、外に出て梅園もちょっと行ってみるかな、と思ったのですが、

あれ、大曽根第三公園だって。公園内公園? それともここは大倉山公園の外? 公園内公園であってほしい!

対面にお墓が見える。


ひとつだけキャラが違う。息子でしょうか。

そしてこんなところでもギリシャアピール。

そうこうしているうちに梅林についた。

全然梅の季節じゃないので、こう、想像で、いいねえ~って思って。

梅見坂だって。ここってばめっちゃ広いので、もう帰りたい。

帰れそうな坂見つけたんですけど、オリーブ坂だって。オリーブ生えてるんでしょうか。

梅が生えてました。オリーブとは。

オリーブ坂を下ります。

このあたりの蜘蛛の巣にめちゃくちゃ虫が引っかかってたけど、これずるい張り方じゃない? 草に止まろうとしたら絶対引っかかるでしょ。ずるいわー。
蜘蛛の組合とかでこの猟法は禁止したほうがいいんじゃない? 虫が減っちゃう。

集落についた。人が住んでるぞ!

子ども110番の家はぐるっとUターンして向こうってことかしら。
追われているときにUターンは難易度高くない?

新し目の花壇になんか碑がありまして、よく見ると「八幡神社跡地」とある。
そして、この道は綱島と鎌倉を結ぶ重要な道だったとか。まさかの、オリーブ坂が古道。

(第一軍管地方2万分1迅速測量原図・東京時層地図)
ほんとだ。大倉山を越える山道だったんですね。

古そうな庚申さんも残ってました。

これまたなつかしい掲示板に「オリーブ坂入り口」の文字。
どうやら降り切ったらしい。

いきなりおしっこの話をされたので、びっくりした。

んで、下りきったところの商店街が「オリーブ通り」なんですね。
オリーブ通りのオリーブ坂というわけでした。


ちなみに、オリーブ坂の延長線上に馬頭観音と書かれたちっさいほこらが保存されている。
これも古い山道と関係あるのかな。

オリーブ通りの定食屋さん。入ろうとしたら人の気配がしなかったんだけど、多分やってる。

歓成院っていうお寺の、

隣にある大倉山観音会館っていう建物が木造でなんか良い。
調べたら手塚貴晴さんの手塚建築研究所が手がけている。

さっきまで居た山。怒らせたらやばそう。けっこうな人数消えてそう。

花のぺらぺら感。

刺さっているので、歯を磨いている場合ではない。

難しい。

お、アテネ。だんだん駅のほうに戻ってきました。

そうそう、エルム通りに、「天一書房」があります。多分このへんでは大きい本屋。

昼に見ると、配線がよく分かる。どうやら「天一」と「書房」で配線の系統が違う。
たとえ天一が消えても、書房の灯りが消えることはない。

そろそろ駅なんですけど、そういえば「東急の駅に必ずあるもの」を見てなかった。

東急スーパーね。大倉山は高架下にありました。形態はFOOD STATION。生鮮食品が強いコンビニみたいなこぢんまりしたやつ。

そんなこんなで、大倉山駅に戻ってきましたよ。おしまい。
東横の駅ってよく女性が住みたい街みたいな感じで持て囃されてますけど、あれは自由が丘とか中目黒とか新陳代謝を繰り返している東京の駅だったりして、神奈川のほうは、けっこうのどかなんですよね。開発されたのが昭和初期ってのもあって、正直なところ、古いっちゃ古いんですよ。
ただこれがねえ、いい感じに醸成してるんですよね。綱島とか、白楽とか。しかもここ大倉山は何故かギリシャの風が入り込んで、味わい深さが増しております。アレですね。梅を地中海の岩塩で漬け込んでる感じですね。
そんな感じです。大倉山でした。またねー。
出典
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わがまち港北 / 平井誠二
写真が語る沿線 No.20
在ギリシア日本大使館
大倉山っていうと、スキージャンプ台がある札幌大倉山のほうが有名でしょうか。一方こちら横浜の大倉山には、かつて天然の氷を使ったスケート場があって賑わったそうです。大倉山っていう名前は、ウィンタースポーツに縁があるんですかね。何なんでしょうね。
もともとは医者も居ないような農村だったそう。そんな場所に東急が駅を作ったのが昭和初期。最初はほとんど乗る人が居なかったみたいな話もありますが、その後高度経済成長期に一気に宅地化。今では駅前に綺麗な商店街が続いてます。

いい街~。
あ、あと、ここにあるものといえば、山。

今は大倉山公園として整備されていることもあり、大倉山と呼ばれていますが、もともとは観音山と呼ばれていたそう。
怒るタイプの森ですね。気を抜くと一気に取り込まれそう。
昭和初期、ここに大倉邦彦さんという実業家が大倉精神文化研究所(現・大倉山記念館)という建物を作ったんですと。

この建物が有名になったそうで、東急が駅名を「太尾駅」から「大倉山駅」に変えるくらいのインパクトだったそうな。
そんなわけで、そろそろ大倉山、スタートです。
大倉山駅前

降りました。

駅前はエルム通り商店街が西のほうに続いています。
んで、この商店街、なんか白いんですよ。



神殿みたいな柱。は? ギリシャ? って思うじゃないですか。

マジでギリシャなんですよ。アテネ市と姉妹提携してるんですって。
アテネ市と駅前商店街が提携? どういうこと? と思って日本大使館のページを見たら、「アテネ市エルム通り」と「大倉山駅前通り」が提携、と書いてました。
なるほど、エルム通りっていう名前はアテネ市にもあるのか。

んで、これは、アテネとの友好記念の像なんですよ。
ケンタッキーのウイングじゃないんですよ。
そういうわけで、大倉山は、商店街がギリシャでアテネです。良かったですね!

神殿の個別指導塾とかいいですよね。アリストテレスとかが教えてくれそうじゃない?
ただまあ、業態によっては、どうしてもアテネ感と相容れないお店ってあるじゃないですか。これは誰が悪いとかではなく。

神殿の松屋。

神殿の床屋。

神殿の窓から覗くちょうちん。そういうミスマッチなアテネを見つけるのも、楽しみ方の一つなんじゃないでしょうか。
ところで、ちょっとまて、そもそものところ、アテネのエルム街ってこんなに神殿っぽいの?
日本よりも神殿っぽくなかった。

まあ、なんだかんだ言いましたが、綺麗な商店街なんですよ。
よく見ると、電柱が無いんですね。商店街近代化事業で神奈川県発採択されたのがここエルム通りで、一気に綺麗にしたそうですよ。ぜーんぶ駅前の立て札の受け売りです。
大倉山駅の南側

ちょっと南側に折れてみます。
このあたりが、おそらくギリシャ化前の商店街の感じを残していそう。


あらーいいですね。

独特の記法。
一瞬漢文かなって思ったけど、「う」とかあるしぜんぜん違う。

路地路地してきた。このあたりは田んぼの名残なのかなあ。

そして突然のどかに。

雑草も生き生きしている。

この辺は区画は綺麗なんだけど、車が通れないほど道が細い。車社会以前に開発されたエリアなので仕方ない。

と思ったらええええ!?車来るの!? よけられないので、あっちがその気なら死ぬしかない。
しかもさ、地図見ると、このあたり、一方通行じゃななさそうなんですけど。どうなってるの?

とかまあなんとかいって、新しい住宅街エリアは車社会を考慮した余裕の道路幅、余裕の設計ですので安心です。

明和会街灯だって。明和会ってのはこのあたりの町内会の名前なんですけど、

自前で電灯を整備している。町内会のパワー強そうだな。

これはかなり傾いているけど。いいのかな。

ゴミ捨て場に糸が張ってあり、何か吊り下げられている。この地域に伝わる願掛けでしょうか。

この糸についての説明だった。カラスよけだそうです。

ついでにゴミ捨て場の注意もぶら下げている。これは人間が読むためのものです。

市ノ坪公園だって。

100均によくある、一回だけ盛り上がるタイプのゲームが置きっぱなしになっていました。

お、こういう木の穴って子供の頃テンション上がったよね。

人為的に葉っぱが入っている。子供が何かを醸成している可能性がある。
散歩続けます。

これは、もう倒れかかること前提で立てたってことですよね。知らんうちにこうなったわけじゃないですよね。

そうこうしているうちに、東横線沿いに出ましたよ。

その脇のこれは何だろう。樋? なんで地上にあるんだろ。

好きなパイロンが居たので。

桁下もそうだけど、幅もやばそう。

トンネルの中、子供たちの絵が描いてある。

すべてを正確に描き切ろうとしててすごい。
大倉山駅の東側

さて、高架をくぐって線路の東側にやってきました。
あ、マルエツあるじゃないですか。住みやすさレベルが上がるやつ。入り方がよく分からないけど。

さらに新幹線の高架もありますし、

高架下には猫もおります。

パイロンのさらし首です。かわいそうですね。

これ見て。遠くのロイホよりもロイホっぽい長谷川歯科医院。

広い道に出た。綱島街道です。

そこにさっきのロイホあるんですけど、

隣の港北市役所のほうがロイホっぽい。
っていうか、あれ、むしろロイホが港北市役所っぽいのかな。だとするとさっきの長谷川歯科医院は何っぽいんだ。
ロイホっぽさとは? みたいな哲学的問題にぶち当たった。
どうでもいいので、散歩を続けます。

歌っているところすみません。刺さってますよ。

表がこうで、

裏がこうだったので、補完しあえば完全に読める。良かったですね。

さて、このあたりは「レモンロード」。
大倉山駅の東側の商店街です。わたくし駅のほうに戻ってます。

レモンロードは多分食べ物やが多め。ここもいい商店街ですよ。

この動物のチョイスは独特なので、なんかのおとぎ話かな。
でもイルカが出てくるおとぎ話って「イルカ型宇宙人襲来!」くらいしか知らないな。

ゴミが多いかと思いきや、ゴミの数と同じくらい生き物が居る。

世界人類が平和でありますように横丁。
大倉山駅の北側、大倉山公園へ行ってみる

そろそろ北の山岳地帯へ行く気になったので行く。
最初に出てきた、駅前の羽が指す方向へ。こっちだバサ~ッ!

こんな感じで記念館への看板が建ってます。いいですね。
でも俺とか、ふらふらと正規じゃないルートへうっかり行ってしまうんですけど、


そちらも、住民の手作り看板がカバーしております。親切ですね。


やっぱり親切です。でも、土地勘ない人は大倉山を車で抜けるの大変そう。

そうこうしているうちに大倉山公園。

ドラクエの敵みたいなカラスをなんとか倒すと、

神殿につきます。ここでセーブしてください。
これがアレですね、例の。大倉山記念館。

柱がナントカって説明が書いてました。なんか、良いんですってよ。

しかもここ、中入れるんです。


大倉精神文化研究所は健在でした。

集会所もありました。膝が近いな。膝を突き合わせるとはこの事。

さて、外に出て梅園もちょっと行ってみるかな、と思ったのですが、

あれ、大曽根第三公園だって。公園内公園? それともここは大倉山公園の外? 公園内公園であってほしい!

対面にお墓が見える。


ひとつだけキャラが違う。息子でしょうか。

そしてこんなところでもギリシャアピール。
大倉山公園の梅林

そうこうしているうちに梅林についた。

全然梅の季節じゃないので、こう、想像で、いいねえ~って思って。

梅見坂だって。ここってばめっちゃ広いので、もう帰りたい。

帰れそうな坂見つけたんですけど、オリーブ坂だって。オリーブ生えてるんでしょうか。

梅が生えてました。オリーブとは。

オリーブ坂を下ります。

このあたりの蜘蛛の巣にめちゃくちゃ虫が引っかかってたけど、これずるい張り方じゃない? 草に止まろうとしたら絶対引っかかるでしょ。ずるいわー。
蜘蛛の組合とかでこの猟法は禁止したほうがいいんじゃない? 虫が減っちゃう。

集落についた。人が住んでるぞ!

子ども110番の家はぐるっとUターンして向こうってことかしら。
追われているときにUターンは難易度高くない?

新し目の花壇になんか碑がありまして、よく見ると「八幡神社跡地」とある。
そして、この道は綱島と鎌倉を結ぶ重要な道だったとか。まさかの、オリーブ坂が古道。

(第一軍管地方2万分1迅速測量原図・東京時層地図)
ほんとだ。大倉山を越える山道だったんですね。

古そうな庚申さんも残ってました。

これまたなつかしい掲示板に「オリーブ坂入り口」の文字。
どうやら降り切ったらしい。

いきなりおしっこの話をされたので、びっくりした。

んで、下りきったところの商店街が「オリーブ通り」なんですね。
オリーブ通りのオリーブ坂というわけでした。


ちなみに、オリーブ坂の延長線上に馬頭観音と書かれたちっさいほこらが保存されている。
これも古い山道と関係あるのかな。
オリーブ通りから駅に戻るよ

オリーブ通りの定食屋さん。入ろうとしたら人の気配がしなかったんだけど、多分やってる。

歓成院っていうお寺の、

隣にある大倉山観音会館っていう建物が木造でなんか良い。
調べたら手塚貴晴さんの手塚建築研究所が手がけている。

さっきまで居た山。怒らせたらやばそう。けっこうな人数消えてそう。

花のぺらぺら感。

刺さっているので、歯を磨いている場合ではない。

難しい。

お、アテネ。だんだん駅のほうに戻ってきました。

そうそう、エルム通りに、「天一書房」があります。多分このへんでは大きい本屋。

昼に見ると、配線がよく分かる。どうやら「天一」と「書房」で配線の系統が違う。
たとえ天一が消えても、書房の灯りが消えることはない。

そろそろ駅なんですけど、そういえば「東急の駅に必ずあるもの」を見てなかった。

東急スーパーね。大倉山は高架下にありました。形態はFOOD STATION。生鮮食品が強いコンビニみたいなこぢんまりしたやつ。

そんなこんなで、大倉山駅に戻ってきましたよ。おしまい。
雑感
大倉山ね。綺麗な商店街あり、大自然あり、みたいな、バランスの良いエリアだと思います。東横の駅ってよく女性が住みたい街みたいな感じで持て囃されてますけど、あれは自由が丘とか中目黒とか新陳代謝を繰り返している東京の駅だったりして、神奈川のほうは、けっこうのどかなんですよね。開発されたのが昭和初期ってのもあって、正直なところ、古いっちゃ古いんですよ。
ただこれがねえ、いい感じに醸成してるんですよね。綱島とか、白楽とか。しかもここ大倉山は何故かギリシャの風が入り込んで、味わい深さが増しております。アレですね。梅を地中海の岩塩で漬け込んでる感じですね。
そんな感じです。大倉山でした。またねー。
出典
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わがまち港北 / 平井誠二
写真が語る沿線 No.20
在ギリシア日本大使館