今日は、神奈川県、大口を散歩しました。



大口駅は横浜線で、新横浜と横浜のちょうど中間くらいです。住所的には神奈川区大口通。わかりづらいですね。僕もそう思います。でも他に何て説明していいのか分かんない。あ、京急子安駅から北に歩くとわりとすぐ着きます。ほら〜ますます分かんない。
大口駅の2015年の乗降者数は一日平均18148人。隣の菊名が13万ですので、まあ少ないローカル駅でございますよ。東急と接続する菊名と比べるのが酷ですけど。

さてさて、そんな大口駅、何があるかって言われると、実はわりと持ってる、住みやすいエリアなんですよ。
それでは、30秒で分かる大口〜。



大口商店街は横浜で最長の商店街。だいたい揃います。



大口商店街脇のあけぼの通りも趣があって散歩が捗ります。



そして入江川がのどかに流れています。

こんな感じのエリアです。どう？ 興味湧いた？ 湧かない？ 湧いて。
それでは、そろそろ大口スタートです。

大口駅前

降りてみました。1階建ての、普通の駅です。




駅前はロータリーと、あとは、なんとコインパーキングになってる。
コインパーキング？？？




バスを待つ椅子がひどい。

このあたりで、大口に失望しがちなんですけど、ちょっと待ってください。商店街がちょーっと離れてるんですよ。
もう少しお付き合いください。




こっち行ってみます。




テプラで、いっぱいがんばったんだなあ。




プリ　ント　セン　ター
コンピ　ュータ　デザイ　ン校正
なんで長い看板にしなかったんだろう。




すなっくすーちゃん
声に出して読みたい日本語
すなっくすーちゃん






何ぎんだったんですかね。




広い道になってきました。

大口商店街着いた

さて、着きましたよ、大口商店街。横浜市内で一番長いんだそうです。
この散歩、商店街を真面目に紹介しないので、アレなんですけど、まちづくり月間国土交通大臣賞みたいのもらったりするほどの商店街です。







ね、正しい商店街でしょ。アーケードがあって、人もいっぱい。
僕わりと商店街をたくさん見てるほうだと思うのですが、ここは本当に正統な商店街で、よくある昭和風情の「どローカル」で売るわけでもなく、華やかな感じで売るでもなく、ただただ普通の、にぎやかな商店街で、住民が普段使いしてるのね。しかも、大口という立地で。愛されてるなあ。
あと、この商店街、昔観覧車があったんですって。






椅子なのはわかるので、椅子のマークは要らないのでは。




すごい狭いパチンコ屋があった。やってないけど。

あけぼの通りの雰囲気が最高

こっちへ曲がってみます。こちらはあけぼの通りです。
あけぼの通りは、あけぼの劇場という映画館の周りにできた戦後のヤミ市がもとになっているそう。








こういう感じで、小さいけど個性的な店が続く。
ものすごく元気な八百屋とかある。




ここのたい焼きは安くて旨いですよ。
この日は白あんのたいやきをいただきました。




ここにあけぼの劇場があったんだそうです。今は相鉄ローゼンになってる。
っていうか、それだけ聞くと、あけぼの通りのシンボル跡地にほかの店と競合しかねない大型店入れるのってすごいなって。なんか事情あるんだろうか。




味のある模型屋。




適当にやってる。時系列もおかしい。最高。




あけぼの通り終わっちゃった。




Y字路の狭間に天ぷらの店がある。




この掲示板、いいなー。昔あったよね。
このあたりはあけぼの通りよりさらに時代を感じる。




食品サンプルも、フォントも素晴らしい。
よく見ると「が」の点がひとつ足りない。




この道いってみようと思います。




ななしま通りだそうです。商店街でしょうか。
拡声器も見えます。昔はなんか音楽でも流れてたのかな。








やってない店が多い。駅よりかなり遠いし、ここまで足を伸ばさないよなあ。






やってなさすぎて、趣味の作品を飾り始めたお店。
作品募集中だそうです。




あれ、赤外線って健康みたいな感じでやってたじゃん。
すごい手のひら返し。




看板はまだななしま通りなんだけど、もう店は無いなー。




この辺の店も、オープンしたばっかの頃があったんだよなあ、と感慨深くなる看板。

大口駅の西側

だんだん住宅街になってきました。





なんでチューリップなぞったんだろう。




たこ焼きとコカ・コーラ。




なんか狭い道があったので行ってみます。




なんのひねりもない犬くそ看板。




狭い道が無駄にくねっている。なんか昔からある道のにおいがする。




古地図を見たら、田んぼのあぜ道でした。このあたりは昔全部田んぼ。




黄色い壁。なんだろう。




道幅がここから狭くなってる。何回か突っ込まれたんだろうなー。
せまいほうの道はあぜ道で、広い方の道はあとから出来たのかな。




ヘルニアの治し方を店頭で全公開している治療院。
「矯正器具で無理に押し込めて」とか、怖い文言が並ぶ。




だんだん活気づいてきた。このまま行くと駅につきそうです。




犯人は町内会内部に居るのではないか、と疑い始めている。




ちょっとこっち曲がってみます。




公園がありました。




大口西公園。




「はいらないで」とチューリップが思っている。




かっこいい滑り台がある。




園芸で玄関を綺麗にしたい、という初期の欲求を、鉢を犬猫の糞尿から守りたい、という欲求が台無しにしてしまうのはなぜだろう。

大口駅西側にはめっちゃ尾根がある

こっちの細い道行ってみます。



すごい階段があった。登ります。




階段終わってもなお上り坂が続く。




すごい上ってきた。ここが頂上っぽい。ヒョー。




尾根づたいに道が続いてる。




この道、古地図にもある。尾根をつたって、なんと綱島街道へ続いている。
このあたりには他に道は無さそうなので、綱島へ抜ける重要な山道だったように見えます。




昔は果樹園だったらしいのですが、今や、この狭い尾根の道沿いにも民家がいっぱいある。
尾根沿いの家って、天空の城感がすごい。
わかりづらいけど、玄関へ続く道は、こう、柱で支えて、地面が無いところに作ってる。
平面を作るのに一苦労なんすね。




この駐車スペースも下は何もない。ぞわぞわする。




ここから、反対側へ降ります。
踊り場が、ない。足滑らせたら死ぬ。




階段沿いにも家があって、玄関が2階だったり面白い。




平地につきました。奥に公園があります。




大口通公園だそうです。




滑り台、壁に寄り過ぎじゃない？




誰かが自主的に公園を飾ろうとしたけど飽きてる。




道なりに進みます。




マークが主張してる団地。住民が誰かに自分の家を説明するときには便利そう。




駅前の通りに戻ってきた。




薬局のアレが怪我してる。
絆創膏はればよくない？




色味すごい。




大口駅あたりに戻ってきてしまった。戻ってきてしまったってのもアレですけど。

大口駅の東側

ここから反対側も行ってみます。




なんか公園ありますね。




入江川公園。
この子らは、いろんなところに居るらしいです。




犬が掃除するタイプ。ウンコの形が安易に巻いてないのが素晴らしいですね。




ポイ捨て禁止とか綺麗にしようという気持ちはいいけどこの看板が汚くてなんか座りたくない。




園内は小便禁止です。どこでも禁止ですよ！




何のお店だろう。かっこいい。




公園沿いに川がありました。




入江川です。「川に入らないでネ」って、川に入ってるアライグマに言われている。
アライグマがこの川のイメージキャラクターなのかな。




と思ったら違うの来た。ビーバー？ でも服着てるし、ギリ人間かもしれない。




くつろいでるカッパ来た。お願いする姿勢じゃないな。
っていうか、看板のキャラ全部違うのすごいな。暇なのかな。




こんな感じで、川沿いは非常にのどかです。もう帰ろうかな。




ピアゴがある。このあたりは安泰です。




コジマ・ビックカメラと、あと遠くて見えないですけどライフもあります。超安泰です。




東側の駅前商店街は、こんな感じでちょろっとあります。




うつくしいカラーコピー。いいですね。




なんか突然石の球が置いてある。






たまーにあるよね。この車止め的な石。
これ本当に車止められるんだろうか。玉突きでこっちへ転がってこないだろうか。力学的には、摩擦を無視した場合、車にぶつかるのと同じくらいのダメージを受ける気がする。




中にどうやって落書きしたんだろう。
超能力を持ってる不良とかだったらもうなすすべないなー。




そうこうしているうちに大口駅着きました。

雑感

さて、大口ね。駅前でちょっとあれ？ みたいになるけど、ちょっと行ったところの大口商店街の活気がすごいでしょ。この辺良いんですよ。
東側は、小さめのマンションや一軒家が多いんですよね。煩すぎず、のどかで住みやすいエリア。ピアゴもライフもビックカメラありますし、ドンキもあるか。他に何を望むの？ という感じの布陣なんだけどね、大口、みんな用事ないと思ってるんですよね。降りたらいいのに。

というわけで、大口でした。またねー。