太田で古墳を見てきたけど楽しみ方が分からなかった
- 更新日: 2019/05/21
みんなで守るんだ!

東京でタクシーやってるぜつと申します。
突然ですが朝から群馬の太田辺りまでのお客さんがおりまして。
都内某所から3万円くらいかかって到着。
いやほんと、あのお客さんはお金が嫌いなのかな。
電車が動いている時間帯に3万円使います?
多分あれは日本銀行券のアンチだわ。
カルト集団の一員。
お近づきになりたいわー。
ともあれ折角普段来ない場所まで来たのでこの辺りを散歩してみることにしました。
太田駅前にはドン・キホーテがありまして、そこの駐車場がコインパーキングになっているんですね。

いやーコインパーキングありがたい。
良さがある。
コインパーキングには良さがある。
僕のような車移動の散歩屋はコインパーキングが命なんですから。
コインパーキングが無ければ散歩が始まらないんだから。
そんな訳でここを拠点に付近を歩いてみようと思います。

ご丁寧にドンキの前に観光ガイドマップまであって。
絆創膏貼ってある所にボウガンが突き刺さるみたいな感じ。
あ、この例えよくわかんねーや。
例えは失敗したけどこれは確実に太田に導かれてる。
太田観光の神様に導かれてる。

しかもわりと近くに古墳があるじゃないですか。
手軽。
バーガーキングのランチと同じくらいの勢いで古墳味わえる。
権力の象徴、まさしくキング。
名前は古墳天神山古墳と女体山古墳!
今回は古墳に行こう!
天神山古墳と、あと女体山古墳へ行こう!

大まかな方向だけチェックして、後は雰囲気で女体山古墳へ向かうのです。
多分こっち。
ぴっちりタイル敷き詰め街道を進みます。
敷き詰め技術に恐れおののけ自分。



すぐ盗まれちゃうから連結させられたカラーコン。
にしても連結が雑!
左側から読ませる部分も、カラーコンの部分も含めて雑!

その辺にあったものかき集めて黄色い斜めの奴を守るのだ。
「村のみんなが言うように、確かにおじさんは昔酷いことをしていた元山賊なのかもしれない…でも!僕らにとってはここまで育ててくれた強くて優しいブン太おじさんなんだ!今度は僕たちがブン太おじさんを守る番なんだ!」
って感じ。
ブン太おじさん誰。

丁度いい幅の歩道を進みます。

太田駅にはでっかいSUBARUの工場があるんですね。

信号の名称にもなってるくらい。
民間企業が交差点や信号の名称にもなっているのってかなりすごい事ですよ。
普通は地名、駅名、公共施設や神社仏閣等の宗教系あたりだから。
ここではそれだけ普遍的な力を有しているんですね。
少し前まで富士重工業って名前だったりしたのかな。

歩道が急になくなってしまいました。
そのわりに交通量は多い。
車道側の身体半分持っていかれそうになる。


年季の入った電気屋さん。
多分もうやってない。
なんなら電気ももう止められているかも知れない。

こちらにも電気屋さん。
こちらの群馬電気さんはやってそうですね。
自動車部品関連の下請けとしてこの辺りに多かったりするのかな。
分かんないけど。


追分地蔵。
こういうのって普通二股の股の部分にありそうな感じだけど、道路整備で分岐の方が移動したのかな。

少し先には丁字路があったりしますゆえ。

The空き地。
老朽化した空き家を撤去した感じでしょうか。
空き家も撤去出来るくらい余裕があれば良いんですけどね。

株式会社SUBARU群馬製作所本工場。
ずしりと響くブランド力。

ジャズ喫茶。
まだ開店前でした。

暗渠が歩道代わりに。
工業用水か農業用水か。

あれは東武伊勢崎線でしょうか。

っていうかここスバル町なんですね。
府中市で言うところの東芝町みたいな事かな。

丁度ここまでの運賃と同じなので、今なら犬のフンをポイ捨てしてもどうにか払えます。

長渕剛とかだったら最高。

こんな例に使われそうな名前の幼稚園実在するんだな。


温泉がうりの。

バス停。
歩いていた道はバス通りだったみたいですね。


お、次が天神山古墳じゃないですか。
気になるのは安眠の湯に2回停車すること。
イオンモールが出来てからは経由してまた同じ道に戻るって事なんですかね。

文字も絵も消えているが味は出た。

またしばらく進むとこんもりとした丘が。
あれか?

これ古墳なの?

どうやら古墳らしいです。
なんか、あれ?ってなるよね。
古墳ってそういう感じでしたっけ?
もっとなんか、お堀的なもので囲われててThe人工物みたいな、もっと古墳としての主張ありませんでしたっけ。
写真撮るときジャンプしながらダブルピースとかしていませんでしたっけ。

電柱ぶっ刺さってるし。
ここなら大丈夫だろって感じで突き刺すんじゃないよ。
古墳危機一髪とかなってない?
大丈夫?
上から埴輪とかがポーンって飛び出して来ない?

折角だから登ってみたいんだけど、入口とかあるのかね。
そもそも登っていいのこれ?
更に言うと…

一応仕事中なので僕スーツ着ているんですけど、通報とかされませんかね。
しかもカバンは車に入れっぱなしだから手ぶらなんですよ。
手ぶらにスーツ着て雑木林みたいな古墳に入っていっちゃうと、色々条件揃っちゃう感じあるよね。
ネクタイしてるし。
ストレートフラッシュ揃っちゃってる。

まぁ行くけど。
車道ビュンビュン車走ってるけど、雑木林にこんなの入ってったらちょっとギョッとしちゃうよね。
運転気をつけて。

なんか看板があります。
看板があるって事は人が入る事が想定されているって事ですよね。
よかったー。

火わろさ禁止。

完全に雑木林。
これが古墳なら家の近所のあれも古墳だわ。

微妙に人が通った跡のようなものもありますね。

これを辿ればどこかに出るはず。

なんか見えてきたー。
最高!
なんか見えてくるの最高!

右側に小屋みたいの。
左側に看板のようなもの。
何かの手がかり最高。
しかし手前の木が斜めすぎて気になる。
手がかりを見つけた感動が斜めの木で薄まる。

この木とか根っこどうなってんの。
しまえよ。
それはしまっとけ。

看板と鳥居が見えてきました。

活字攻め。

地図が見にくく薄い。
太田市教育委員会の地図は見にくく薄い。

あとこのわけ分かんない箱なに。
わけ分かんない箱隣に置かないでくれます?
捻り潰すぞ。
捻り潰されたいのかこの箱は。

ハチ注意落ちてるし。
まだ春だからいない時期だったけども。

これざっと読んでみて気になったんですけど。

この古墳の規模は東日本では最大で一瞬おーってなるんですけど、全国では27、28位って。西側強すぎるでしょ。
全国大会出てみたらボッコボコになるやつじゃん。
なんか順位も確定していないし。
順位に遊びがあるのはおかしいだろ。
時期によって少し膨らむのかよ。
少し膨らんで27位に躍り出るんじゃないよ。

地図には女体山の方も載ってますね。
後で絶対いく。

鳥居の向こうには階段が。
古墳の楽しみ方とか攻略方法とかは知らないんですけど、多分この階段は登るべき。


一瞬ハチがびっしりいるのかと思ってギョッとした。
これはハチ色のキノコかなんか。
ハチ注意とか落ちてたもんだから驚いちゃうよ。

階段を登ると小屋。
さっき見えたのはこの小屋かな。

両サイドのこれはなんだろう。
灯籠か鳥居の土台か。

四角いエクスカリバーだったのかも知れない。
ホームランバーみたいなエクスカリバー。
年間50本くらいはホームラン打てそう。

これはなんだ!
なんなんだコレは!
捻り潰されたいのか!

うーむ。何かが封印されていそうな。

中を覗くと。

強めに祀られてる。
やっぱスーツで来るとこじゃねーな。
強めに祀られてる所にスーツはおかしいわ。


小屋の裏側に進むと埋まりかけている階段のようなもの。
一応ここも通路なのかな。

道っぽい所に出た。
一番上まで行ってみましょう。

あと少し。

どーん。
相変わらずの景色どーん。

小さいが格式高めの石。

いざ登ってみると景色が良いもんですね。
景色は良いんですが、正しい古墳の楽しみ方が全く分からないです。
古墳は難しい。

取り敢えず記念撮影だけしておきました。

下山します。
下山はおかしいか。
下墳かな。
いやー古墳難しかったなー。
多分あの古墳の楽しみ方は不正解だったな。
次の古墳ではもっと頑張ろう。
うまく立ち回ろう。


古墳を少し越えた所に天神山古墳前のバス停がありました。
これが手前にあれば確信を持って入れたのにな。

さっきの薄い地図によると、斜向かいにあるあれが女体山古墳のはず。
天神山古墳のすぐ近くです。
ここなら古墳を効率よくはしご出来ちゃいますね。

お堀と思わしきくぼみの向こうに看板と碑みたいのがあります。

ちゃんと道もある。
導きの道。
RPGならアイテム使わないと出現しない道なのに最初からあるなんて親切。

お堀には野草の花が綺麗に咲いていました。

史跡女体山古墳。
響きがすごい。

雨が降ると水が溜まるのでしょうか?
金属の板で橋がかけられています。

火わるさ禁止。
天神山古墳は「火わろさ」となっていたけど、こういう事だったみたいですね。
この地域には「火わろさ」という言葉があるのかと思ってた。


帆立貝形古墳としては全国2位。
帆立貝形古墳ってあんま聞いたこと無いんだけど、まさか全国に2個しかないとか無いよね。

地図薄っ!

ほんのり道がありますね。
あっちへ行ってみましょう。

二手に分かれているけど、すぐ先で合流しているようだ。
天神山古墳ほどの規模ではありません。

もうちょっとで登りきります。

登りきりました。
何だこれは。
只ならぬものなのは分かる。

これも何だ。
竹をグニャって。

一体何なんだ。
調べもしないから何だか分かんないままだ。
何も分からん。
調べないから分からん。

女体山古墳も取り敢えず登ってみたはいいけど、この後どうしたらいいんだ。
天神山古墳での教訓が活かせない。
前回の古墳がついさっきだったもんで、まだあの失敗の検証ができていない。
まだ古墳難しい。

取り敢えず記念撮影を。

下墳しました。
いやー女体山古墳も難しかった。
また失敗しちゃったな。

靴も何かの粉だらけ。
まま、古墳はうまくいかなかったけど一応見れたは見れたのでのんびり駅まで戻りましょう。


頭上には有刺鉄線。
そういう注意では無いだろうけども。

案内が3箇所。

反対側もつられて3枚あるけど1箇所しか書かれていない。
無精卵。

瓦礫の向こうに便所コオロギくらい魅力の乏しい公園。


頭から入れたらバックで出ることを余儀なくされるスタイルの駐車場。
行き止まりの狭い筒に入ったモルモット。


バーバンク通り。
どういう修羅場をくぐるとこういうネーミングセンスになるんだよと思ったら、友好都市であるカリフォルニア州のバーバンク市に由来するのだそう。
さらにバーバンク市の由来は牧場を作った歯科医のバーバンク氏からとっているとの事。
牧場を作った歯科医!
歯の健康は牛乳のカルシウムで!みたいな発想かな。

駅前に戻ってきました。
太田駅のロータリーはかなり綺麗に整備されていましたよ。
タクシー乗り場も降車場もばっちりだし。

ドン・キホーテに戻ります。

500円以上購入すると120分のサービスが。
これは有り難い。


というわけで安売りしてたチョコエッグを大量に購入していざ出庫。
0円でした。
よく見ると微妙に2時間オーバーしているんだけどサービスの範囲内みたいですね。
これは驚安だわ。
ちなみに駐車場出口の窪地が雨も降っていないのに水溜りになってた。
タジン鍋級に致命的な水はけ。
それだけでも行く価値のあるドン・キホーテですよ。
というわけで、東京に戻ります。営業区域ってもんが決められてまして、ここで乗せられるお客さんは東京23区(及び武蔵野市と三鷹市)に行く方のみとなっております。
いねーわ。
とっとと帰ります。
それではまたどこかでー。
ぜつでした!