桜新町を散歩しました
- 更新日: 2017/05/06
駅を降りるとサザエ一家が整列している。
今日は、田園都市線、桜新町に来ております。

私的には、ここ桜新町は、とにかく一度来てくれ、と。
まず、桜新町と言えば、長谷川町子美術館があって、そこに続くサザエさん通りがあって、街を挙げてのサザエさん推しなんですよね。


やっぱり不動産屋は花沢さんなんだな。

TSUTAYAはフネとマスオ。なんでだろ。
ちなみに、長谷川町子美術館の初代館長は長谷川町子です。 こういうのって亡くなってから作られることが多いんですけど、ご本人であった。
あと玉川通りのほうに「三河屋」のモデルになったお店があるとか、サザエさんで巡るととっても楽しい街・桜新町。
しかし、これは桜新町の表層でしかありません。
掘り出すといろいろ出てくるのが世田谷区・桜新町でございまして、今日はその一端をご紹介できれば、それだけで良いのでございます。
さて、桜新町というのは大正時代に分譲された高級住宅街で、その頃に主要道路に桜が植えられたそうです。

今でも弦巻のあたりは高級なお宅が沢山あって、いわゆる住みやすい閑静な住宅街っていうやつですね。

桜新町の一日平均乗降人数は2015年で70,588人。これはお隣の用賀よりも多く、なんと渋谷隣の池尻大橋よりも多いので、そこそこの人気エリアです。
まあ、そんな桜新町に、用もなくやってきたわけですが。

降りました。

駅前はこんな感じ。瀬田貫井線だそうです。名前初めて知った。
これは旧大山街道で、江戸時代には品川用水も流れており、あと玉電(路面電車)の軌道跡でもある、という、もうこんだけでおなかいっぱいな道路です。
歴史のミルフィーユです。もう帰っていいですかね。

居ますね。奴らが。

なんでか知らないですけどカツオがトートバッグ架けてます。中身は空っぽでした。
カツオのことだから、中身を忘れた可能性があります。

こんな感じで、桜が植えられています。4月に来いよって話ですけど、タイミングが微妙にずれるのが俺です。

大正時代に植えられて長い年月が経っているからか、街路樹にしては車道にぐいぐい来てるんですね。で、こういう看板があちこちにある。
これどうするんだろうなー。ちょっと宮崎の国道のヤシ問題を思い出した。あいつも、ほっとくと20メートル級になってしまって、でも1本植え替えるのに150万かかるらしく、詰んでるっていう話ですよ。


この通り沿いはホント賑やか。車通りは激しいんですけど、玉川通りほど無機質じゃない。
あと学生と子供連れのママさん、お年寄りの配分が程よい。旨いカフェラテみたい。

ピーコックもある。あと成城石井もあるので、まあ、このあたりはちょっとそういう感じです。ツン! みたいな。世田谷でツン! みたいな感じはちょっとありますね。

神社ありました。桜神宮です。
創設は明治で、神田から移転してきたとあるのですが、桜ってついてるから、名前は大正時代以降なんだろうなあ。

桜神宮は、無料でお悩み相談もしていますし、

サービス券も発行しています。あとツイッターもやってます。

ひったくりが出るそうです。

ひったくられたあとでしょうか。


ここは、水道みちでして、このまま進むと、

駒沢給水塔があります。かっこいい〜。
大正時代、人口が急増して水不足になった渋谷町(現在の渋谷区)へ給水するために建てられたもので、ここからは自然流下で渋谷まで給水できる仕組みになってるんですってよ。
平成11年には役目を終えて、現在は建物が保存されてます。
参考: 駒沢給水塔風景資産保存会

何がかっこいいって、この王冠部分が夜に光ってたんですって。魔界っぽーい。

しかし、双子っていうわりにはひとつしか見えないんだけど、

路地のほうに回り込むと確かに2基あって、トラス橋で繋がっています。

そうこうしているうちに弦巻で、綺麗なお宅が多い感じになってきます。

このあたり、弦巻は完全に丘なんですよね。昔から、高いところにはお金持ちが住みます。
んで、ちょっと北のほうに東西に走る谷があるじゃないですか。このあたりで一番低そうですよね。すごく川っぽいですよねえ。

ちょっと谷の方へ行ってみましょうか。ダメ、と言われても行くんですけども。

古そうな車止め。こんなものでは俺の谷見たさは抑えられない。

さて、"谷底"は弦巻通りになってるんですけど、

無駄に広い歩道がありまして、これが蛇崩川の緑道みたい。谷底はかつては蛇崩川だったんですね。
この先もっと行くとちゃんと緑道っぽくなって、三軒茶屋のほうに続いています。
ちなみに蛇崩川の水源はここからすぐ近く、馬事公苑のほうらしい。
ちょっとだけ、弦巻通りを歩いてみます。

ナチュラルローソンがあったり、

ナチュラル弦巻中学校があったりします。

網に覆われし弦巻三丁目東公園。
ボール遊び禁止の公園が殆どの中、ボール遊びできるようにっていう配慮だと思うのですごいんだけど、バッティングセンターみたいなことになってる。

蛇崩川関連の工事のお知らせ。蛇崩川暗渠、今は下水幹線として利用されているのですが、この工事は下水処理能力の増強をするんですって。
ちょっと調べたら、このあたり平成25年に浸水被害が出ているのね。

全てを諦めたキリンが居た。こいつの喜ぶ顔が見たい。

何度も塗り直したような古い遊具なんですけど、

虹や水玉など、いろんな色があることが正義みたいな絵柄のおかげで、塗り直しの地色の露出が逆に綺麗に見える。
ここまで計算してたらすごいなって思った。

さて、ちょっと桜新町駅のほうに戻ってみます。

さすが弦巻。違法駐車もなんかエンブレムついたかっこいいやつ。

たまに古い団地があったりするのですが、

すぐにお城みたいな家とかあって、やっぱり弦巻は弦巻であった。

残余地を発見した。誰かの土地だろうか。
このさい、環状交差点にしちゃったらどうだろう。

「やたらに」ってのがちょっと鼻につく。

公園がありました。世田谷新町公園。桜ってついてなくて、もともとこの辺が世田谷村の新町だったのを偲ばせる名前。
めっちゃ広くて子供連れが多いのでこれ以上近寄ると通報されるやつです。

その向かい、養殖? ってくらい自転車が停まっている。

Yahoo! 月ぎめっぽい。多分Aエリア、BエリアからのYエリアだと思うんだけど。

その隣は放置自転車の保管所。罪を犯した自転車はこっちに収容される。

このギザギザのあたりが、怖い施設感を演出している。要らなくね?

同じレンガで雲と地面を表現している。
初代スーパーマリオで、データ量削減のために雲と草が同じドット絵を使用しているのと一緒。

真ん中の耳だけしか見えないウサギは、どういう状態なんだろう。四次元的な何かでしょうか。

そんなこんなで、桜新町駅前に戻ってきた。

さてさて、桜新町から南へ「サザエさん通り」が走っていまして、長谷川町子美術館へ続きます。
ここは正しい商店街なのであまり行きたくないんですけど、


わりと洗練されておりまして、こういう感じの店やら、

マルダイ。普段使いできそうなスーパー。

文字がととれかかっているけど元気にやってる豆腐屋さんとか。
もう、店の名前アピールとかそういう次元じゃないんですよ。

世田谷区に大量にあるココカラファインもあります。
もういいですかね。あ、一個だけ、

桜新町郵便局が桜色なのと、フォントが素晴らしいってのだけお伝えしておきます。

もう商店街に用はないので、路地にダイブ!

これ、世田谷区でよく見る犬くそ看板なのですが、掠れたんでしょうね、ご丁寧に、全部手書きで書きなおしています。
どうせなら犬の顔も書きなおせばよかったのに、そこはどうでも良かったようです。

犬が糞をしているモチーフのオブジェ。
こんなの売ってるんだ。しかし、素敵な花壇にこのオブジェで本当に良いんだろうか。ウンコいっぱいされて、キー! ってなっているのは分かるけど。

路地をぐるぐるしてたらこんな光景が。
この右側の歩道、むちゃくちゃ怪しいですよね。普通、このくらいの幅の道にわざわざ歩道作らないですよ。
これ、実は呑川の暗渠です。蒲田のほうまで続く呑川、実は桜新町のこのあたりが水源なんですよ。
さっき蛇崩川の水源もありましたし、桜新町・水の郷説。
世田谷って、今でこそ高級住宅街のような顔をしておりますがもともとは山と畑で、駒沢大学のときもやりましたが、大企業の保養施設やゴルフ場があったような地域なんですよね。水源があっても不思議ではありません。

この歩道の部分を辿って玉川通りのほうにいくと、開渠になります。

橋の名前は新桜橋ですって。

あれ、玉川通り(246号線)の向こうにも呑川続いてそうですね。

ということで、ちょっと玉川通りを渡りたいのですが信号がちょっと遠いので通り沿いを歩きます。

自動車大学校だって。なんだろ。整備士とかになれるんでしょうか。

メルセデス・ベンツ・コース。整備士界の医学部みたいなもんだと思う。

そうこうしているうちに呑川の開渠に着きました。ここより川下は側道が整備されていて、川として扱ってもらっている。
それよりも、この好戦的な犬の像は何なの?

どこ見てんの?

多分これなんだけど。鶏。ストーリーがあまり伝わってこない。

かきつばたの季節です。
うおー、まだ呑川がチョロチョロだー。
ちなみに蒲田までいくと呑川はこんな感じになります↓↓↓

さて、散歩続けます。

呑川沿いの銭湯。栗の湯。

どーん!
もっとも、今の呑川は高度処理した下水でかさ増ししているので、桜新町の水だけで出来ているわけではないのですが、ちょっと上流へ行ってみます。

さっきの怪しい歩道のあたりに戻ってきた。ここから歩道を北へ辿ってみると、

突然歩道が無くなる。ここってことなのかなあ。
ただねえ、このあたり、雨水の水路が地下にあるっぽいんだけど、めちゃくちゃ水の音がするの。じゃんじゃん流れている。
これって関係あったりするかな? 何かの幹線?

と思って、ちょっと水の音を頼りにもっと北へ歩いてみます。
マンホールが続く。

稲荷があったり。

あれ、これポンプ? やっぱり地下から水出るのかなあ。

しかし、このあたりはちょっと同じ桜新町でもすごく落ち着いた雰囲気。
昔からの住宅街な気がします。

犯行予告っぽい。字の重心をずらすと犯行予告っぽくなるんだな。

なんで全部フォントが違うんだ。署内の人めいめいが家で印刷して持ち寄ったんでしょうか。

実はこの水源っぽいところからちょっと歩くと駅前の通り。
桜新町は地下駅なんだけど、大丈夫なんだろうか。

そんなこんなで、桜新町駅に戻ってきましたよ。
実は今回、呑川の水源であることをすっかり忘れてぶらぶら歩いてたんですけど偶然見つけて、ああ、そういえば、となったのでした。この調子だとまだ何かありそう。
というわけで、桜新町でございました。じゃあねー。
私的には、ここ桜新町は、とにかく一度来てくれ、と。
まず、桜新町と言えば、長谷川町子美術館があって、そこに続くサザエさん通りがあって、街を挙げてのサザエさん推しなんですよね。


やっぱり不動産屋は花沢さんなんだな。

TSUTAYAはフネとマスオ。なんでだろ。
ちなみに、長谷川町子美術館の初代館長は長谷川町子です。 こういうのって亡くなってから作られることが多いんですけど、ご本人であった。
あと玉川通りのほうに「三河屋」のモデルになったお店があるとか、サザエさんで巡るととっても楽しい街・桜新町。
しかし、これは桜新町の表層でしかありません。
掘り出すといろいろ出てくるのが世田谷区・桜新町でございまして、今日はその一端をご紹介できれば、それだけで良いのでございます。
さて、桜新町というのは大正時代に分譲された高級住宅街で、その頃に主要道路に桜が植えられたそうです。

今でも弦巻のあたりは高級なお宅が沢山あって、いわゆる住みやすい閑静な住宅街っていうやつですね。

桜新町の一日平均乗降人数は2015年で70,588人。これはお隣の用賀よりも多く、なんと渋谷隣の池尻大橋よりも多いので、そこそこの人気エリアです。
まあ、そんな桜新町に、用もなくやってきたわけですが。
桜新町駅前

降りました。

駅前はこんな感じ。瀬田貫井線だそうです。名前初めて知った。
これは旧大山街道で、江戸時代には品川用水も流れており、あと玉電(路面電車)の軌道跡でもある、という、もうこんだけでおなかいっぱいな道路です。
歴史のミルフィーユです。もう帰っていいですかね。

居ますね。奴らが。

なんでか知らないですけどカツオがトートバッグ架けてます。中身は空っぽでした。
カツオのことだから、中身を忘れた可能性があります。
桜新町駅の東側

こんな感じで、桜が植えられています。4月に来いよって話ですけど、タイミングが微妙にずれるのが俺です。

大正時代に植えられて長い年月が経っているからか、街路樹にしては車道にぐいぐい来てるんですね。で、こういう看板があちこちにある。
これどうするんだろうなー。ちょっと宮崎の国道のヤシ問題を思い出した。あいつも、ほっとくと20メートル級になってしまって、でも1本植え替えるのに150万かかるらしく、詰んでるっていう話ですよ。


この通り沿いはホント賑やか。車通りは激しいんですけど、玉川通りほど無機質じゃない。
あと学生と子供連れのママさん、お年寄りの配分が程よい。旨いカフェラテみたい。

ピーコックもある。あと成城石井もあるので、まあ、このあたりはちょっとそういう感じです。ツン! みたいな。世田谷でツン! みたいな感じはちょっとありますね。

神社ありました。桜神宮です。
創設は明治で、神田から移転してきたとあるのですが、桜ってついてるから、名前は大正時代以降なんだろうなあ。

桜神宮は、無料でお悩み相談もしていますし、

サービス券も発行しています。あとツイッターもやってます。

ひったくりが出るそうです。

ひったくられたあとでしょうか。
水道みちからの駒沢給水塔
さて、このあたりはわりと区画が綺麗なんですけど、急にななめに走る道が出てくるんですね。
ここは、水道みちでして、このまま進むと、

駒沢給水塔があります。かっこいい〜。
大正時代、人口が急増して水不足になった渋谷町(現在の渋谷区)へ給水するために建てられたもので、ここからは自然流下で渋谷まで給水できる仕組みになってるんですってよ。
平成11年には役目を終えて、現在は建物が保存されてます。
参考: 駒沢給水塔風景資産保存会

何がかっこいいって、この王冠部分が夜に光ってたんですって。魔界っぽーい。

しかし、双子っていうわりにはひとつしか見えないんだけど、

路地のほうに回り込むと確かに2基あって、トラス橋で繋がっています。

そうこうしているうちに弦巻で、綺麗なお宅が多い感じになってきます。

このあたり、弦巻は完全に丘なんですよね。昔から、高いところにはお金持ちが住みます。
んで、ちょっと北のほうに東西に走る谷があるじゃないですか。このあたりで一番低そうですよね。すごく川っぽいですよねえ。

ちょっと谷の方へ行ってみましょうか。ダメ、と言われても行くんですけども。

古そうな車止め。こんなものでは俺の谷見たさは抑えられない。
桜新町の北側

さて、"谷底"は弦巻通りになってるんですけど、

無駄に広い歩道がありまして、これが蛇崩川の緑道みたい。谷底はかつては蛇崩川だったんですね。
この先もっと行くとちゃんと緑道っぽくなって、三軒茶屋のほうに続いています。
ちなみに蛇崩川の水源はここからすぐ近く、馬事公苑のほうらしい。
ちょっとだけ、弦巻通りを歩いてみます。

ナチュラルローソンがあったり、

ナチュラル弦巻中学校があったりします。

網に覆われし弦巻三丁目東公園。
ボール遊び禁止の公園が殆どの中、ボール遊びできるようにっていう配慮だと思うのですごいんだけど、バッティングセンターみたいなことになってる。

蛇崩川関連の工事のお知らせ。蛇崩川暗渠、今は下水幹線として利用されているのですが、この工事は下水処理能力の増強をするんですって。
ちょっと調べたら、このあたり平成25年に浸水被害が出ているのね。

全てを諦めたキリンが居た。こいつの喜ぶ顔が見たい。

何度も塗り直したような古い遊具なんですけど、

虹や水玉など、いろんな色があることが正義みたいな絵柄のおかげで、塗り直しの地色の露出が逆に綺麗に見える。
ここまで計算してたらすごいなって思った。

さて、ちょっと桜新町駅のほうに戻ってみます。

さすが弦巻。違法駐車もなんかエンブレムついたかっこいいやつ。

たまに古い団地があったりするのですが、

すぐにお城みたいな家とかあって、やっぱり弦巻は弦巻であった。

残余地を発見した。誰かの土地だろうか。
このさい、環状交差点にしちゃったらどうだろう。

「やたらに」ってのがちょっと鼻につく。

公園がありました。世田谷新町公園。桜ってついてなくて、もともとこの辺が世田谷村の新町だったのを偲ばせる名前。
めっちゃ広くて子供連れが多いのでこれ以上近寄ると通報されるやつです。

その向かい、養殖? ってくらい自転車が停まっている。

Yahoo! 月ぎめっぽい。多分Aエリア、BエリアからのYエリアだと思うんだけど。

その隣は放置自転車の保管所。罪を犯した自転車はこっちに収容される。

このギザギザのあたりが、怖い施設感を演出している。要らなくね?

同じレンガで雲と地面を表現している。
初代スーパーマリオで、データ量削減のために雲と草が同じドット絵を使用しているのと一緒。

真ん中の耳だけしか見えないウサギは、どういう状態なんだろう。四次元的な何かでしょうか。

そんなこんなで、桜新町駅前に戻ってきた。
桜新町駅の南側

さてさて、桜新町から南へ「サザエさん通り」が走っていまして、長谷川町子美術館へ続きます。
ここは正しい商店街なのであまり行きたくないんですけど、


わりと洗練されておりまして、こういう感じの店やら、

マルダイ。普段使いできそうなスーパー。

文字がととれかかっているけど元気にやってる豆腐屋さんとか。
もう、店の名前アピールとかそういう次元じゃないんですよ。

世田谷区に大量にあるココカラファインもあります。
もういいですかね。あ、一個だけ、

桜新町郵便局が桜色なのと、フォントが素晴らしいってのだけお伝えしておきます。

もう商店街に用はないので、路地にダイブ!

これ、世田谷区でよく見る犬くそ看板なのですが、掠れたんでしょうね、ご丁寧に、全部手書きで書きなおしています。
どうせなら犬の顔も書きなおせばよかったのに、そこはどうでも良かったようです。

犬が糞をしているモチーフのオブジェ。
こんなの売ってるんだ。しかし、素敵な花壇にこのオブジェで本当に良いんだろうか。ウンコいっぱいされて、キー! ってなっているのは分かるけど。

路地をぐるぐるしてたらこんな光景が。
この右側の歩道、むちゃくちゃ怪しいですよね。普通、このくらいの幅の道にわざわざ歩道作らないですよ。
これ、実は呑川の暗渠です。蒲田のほうまで続く呑川、実は桜新町のこのあたりが水源なんですよ。
さっき蛇崩川の水源もありましたし、桜新町・水の郷説。
世田谷って、今でこそ高級住宅街のような顔をしておりますがもともとは山と畑で、駒沢大学のときもやりましたが、大企業の保養施設やゴルフ場があったような地域なんですよね。水源があっても不思議ではありません。

この歩道の部分を辿って玉川通りのほうにいくと、開渠になります。

橋の名前は新桜橋ですって。

あれ、玉川通り(246号線)の向こうにも呑川続いてそうですね。

ということで、ちょっと玉川通りを渡りたいのですが信号がちょっと遠いので通り沿いを歩きます。

自動車大学校だって。なんだろ。整備士とかになれるんでしょうか。

メルセデス・ベンツ・コース。整備士界の医学部みたいなもんだと思う。

そうこうしているうちに呑川の開渠に着きました。ここより川下は側道が整備されていて、川として扱ってもらっている。
それよりも、この好戦的な犬の像は何なの?

どこ見てんの?

多分これなんだけど。鶏。ストーリーがあまり伝わってこない。

かきつばたの季節です。
うおー、まだ呑川がチョロチョロだー。
ちなみに蒲田までいくと呑川はこんな感じになります↓↓↓

さて、散歩続けます。

呑川沿いの銭湯。栗の湯。

どーん!
呑川の水源はどこ?
ところで、呑川の水はどこから湧いてるんでしょう。もっとも、今の呑川は高度処理した下水でかさ増ししているので、桜新町の水だけで出来ているわけではないのですが、ちょっと上流へ行ってみます。

さっきの怪しい歩道のあたりに戻ってきた。ここから歩道を北へ辿ってみると、

突然歩道が無くなる。ここってことなのかなあ。
ただねえ、このあたり、雨水の水路が地下にあるっぽいんだけど、めちゃくちゃ水の音がするの。じゃんじゃん流れている。
これって関係あったりするかな? 何かの幹線?

と思って、ちょっと水の音を頼りにもっと北へ歩いてみます。
マンホールが続く。

稲荷があったり。

あれ、これポンプ? やっぱり地下から水出るのかなあ。

しかし、このあたりはちょっと同じ桜新町でもすごく落ち着いた雰囲気。
昔からの住宅街な気がします。

犯行予告っぽい。字の重心をずらすと犯行予告っぽくなるんだな。

なんで全部フォントが違うんだ。署内の人めいめいが家で印刷して持ち寄ったんでしょうか。

実はこの水源っぽいところからちょっと歩くと駅前の通り。
桜新町は地下駅なんだけど、大丈夫なんだろうか。

そんなこんなで、桜新町駅に戻ってきましたよ。
雑感
桜新町ね。表層はサザエさん推しのキャイキャイ賑やかな街なんですけど、駒沢の給水塔、蛇崩川、呑川の暗渠といくうちに、桜新町のイメージがグイグイ変わって、歩いてて面白いんですよね。実は今回、呑川の水源であることをすっかり忘れてぶらぶら歩いてたんですけど偶然見つけて、ああ、そういえば、となったのでした。この調子だとまだ何かありそう。
というわけで、桜新町でございました。じゃあねー。