タクシー運転手だけど世田谷通りを歩いてみるよ その1 ~登戸から和泉多摩川へ~

  • 更新日: 2016/12/03

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のんき過ぎて客がいない貸しボート屋さん

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こんにちは。
好きな落ちてる食べ物は叙々苑弁当です。
ぜつと申します。



普段はタクシー運転手をやっています。

さて今回はJR南武線と小田急小田原線が交差する 登戸駅に来ております。
南武線の方は地上、小田急線の方は高架になっていますね。





こんな感じでね。
無機質な雰囲気がファイナルファンタジーっぽいですよね。
ほとんどファイナルファンタジーですよこの駅は。
一方で駅の西側、この写真の反対側はどっちかっていうとファイナルファイトです。

まぁでも、登戸駅は今回はどうでもいいんです。
全然ね、たまたまここが登戸駅だったっていうだけの話で、別に鈴木蘭々駅でもいいんです。




僕が今回用事があるのはアレです。
多摩川に架かる、多摩水道橋という橋です。
登戸駅から徒歩5分と言ったところでしょうか。




因みにあちらの橋は小田急線の橋。
水道橋と比べてこちらは吊っていないから橋桁が多いのでしょうか。




さてやってまいりました、多摩水道橋。
綺麗な橋ですよね。




この辺りは漫画ソラニンの舞台で、映画化された時はロケ地にもなったようですね。
確か一巻だけ読んだ記憶がある。

初代の橋は1953年完成、上下4車線になった現在の2代目は2001年に完成しています。
水道橋、という名のとおり、川崎市の長沢浄水場から都心へ向かう水道管が通っています。

さて、やっと本題なのですが、今回はこの橋から三軒茶屋まで続くこの世田谷通りをとぼとぼと歩きたいと思います
普段ここはタクシーで走っている訳ですが、車が入れないあそこの奥はどーなってんのかな?とかさ、歩道からみた車道はどーなってんのかな?とかさ、思うんですよ。
徒歩の人ばっかずるくないですか?
同じ所を通っているのに徒歩の人ばっか色々見れてずるくないですか?
車の人だって色々見たいんですよ。

だから歩きます。
世田谷通りを三軒茶屋まで歩いていきます。

ちなみに正式には、この道路は、三軒茶屋から町田まで続く「東京都道・神奈川県道3号世田谷町田線」っていう名称なんですが、そんな風に呼んでいる人は見たことがありません。

多摩水道橋から三軒茶屋までを世田谷通り。
多摩水道橋から町田までを津久井道。

全員そのように呼んでいます。
あなたの大切なあの人も、きっとそう呼んでいます。

この橋が、起点なんですね。

僕は他にも中央高速道沿い散歩っていう自殺に等しき事もやっているんですが、同時にこちらもやっていきたいと思います。




多摩水道橋からみた小田急小田原線の橋。

ここから三軒茶屋までは18696メートルとの事で、366800メートルある中央道より遥かにマシです。
やったぜ!
道路散歩野郎に優しいぜ世田谷通り!




橋が出来る前はここには渡しがあったようで、その名残なのか関係無いのか、貸しボート屋さんの"のんきや"があります。
多分関係ないね。
あとボート人気ないね。
誰も漕いでいないし、のんきやに人影もない。
休日は賑わうのかなぁ。






津久井道方面の道路案内標識。
多摩育ちの僕には堪らない地名ばっか。
新百合ヶ丘は昔から大きいスクリーンの映画館があって、映画観る多摩っ子はみんな新百合ヶ丘に集まってた。

ちなみに世田谷通りは基本上下1車線なんですが、橋の前後だけ2車線になります。
あちらの津久井道に入った直後に右車線が消滅してすぐに1車線に絞られますのでご注意を。




あ、丁度小田原線が走っていますね。
風情がある。




対岸の和泉多摩川側にもうっすらと貸しボート屋さんが見えますね。
どっちの方がより赤字なんだろう。
お互い石を投げて妨害してたら素敵。




あ、今度は電車がすれ違っています。
ダブル風情です。
風情死ぬ。




あちらは多摩川の上流方面。
多摩川って言っておきながら多摩市はほんの少しかする程度なんですけどね。




はい。
都県境に到着しました。
車では何度も通っているけどこんなのが設置されてるなんて知りませんでした。

東京の人は冷たいので左に足を踏み入れた瞬間転んでも誰も手を差し伸べてくれません。
そればかりか早く起き上がらないと火炎放射器で燃やされます。

神奈川側に転がり込んでも射的みたいに腕を限界まで伸ばして火炎放射器放ってきます。




こっちのボートも人気ねぇなぁ。
増水対策なのかなんなのか自分がボートである事を忘れそうな所に置いてあるな。

勇者「く、くそ、こんな時にあいつがいてくれたら…」

僧侶「やめましょう。彼はもうボートである事を忘れたのよ。私達でどうにかするしかないわ」

戦士「その通りだ。あんな腑抜けの力なんか借りるまでもないぜ!なぁにこんな幅85センチメートルくらいの流れが緩やかな川、どうにか飛び越えられるさ!」

ボート「ったく、無茶すんなよ。ジャンプ力が極端に低いメンバーで構成されているんだ、俺の力が必要…だろ?」

一同「ボート!」

ボート「待たせたな。ちょっくら日向ぼっこが長引いちまった。風が出たら事だ、急ぐぞ!85センチメートルの船旅だ!ようそろう!」

一同「ようそろう!」


いやようそろう!じゃねーよ。
何だよこれ。




"たまりや"って書いてあるようです。
写真撮ろうと近づいたら地元の人っぽいちょっとやべぇオーラを放つおじさんがじーっとこっちを見てきたのでこれ以上近づけませんでした。
これが限界たまりや。




土手の下には公園。




顔が可愛い。
顔公園と名付けよう。




ここは東京都狛江市。
禁止ならば花火はもっと単色でちょっとしか打ちあがらず、バーベキューはハエが飛び交っててタマネギとかしか刺さってない感じに、もっと不味そうに描いたらどうだろうか。
ヤギの頭蓋骨にファンデーションを詰め込んだ物をバーベキューと言い張ったらどうだろうか。




断固たる決意。
狛江市は調布警察署の管轄になるんですねぇ。




ん?
橋は多摩川水道橋の筈だから、これは橋に至るまでの上り坂の名前だろうか。




規則的な落書き。
さてはお前、塗り絵得意だろ。




三軒茶屋方面はあちら。
"いずみこうかきょう"を下っていきます。




都立狛江高等学校。
ホームページに何か情報があるかなーって思って見に行ったら全部PDFファイルでダウンロードしなきゃ見れない感じになってて、じゃあいいやってなった。
でも実はうちの母親の出身校だったりして。









世田谷通りと松原通りの交差点。
狛江高校っていう名前の交差点ですね。
ここは松原通りが数年前に伸びてきて綺麗に繋がりましたけど、かつて甲州街道からここの世田谷通りに抜けるには裏道をごちゃごちゃと抜けなければなりませんでした。
ベッキーの生活か松原通りかってくらい変わりました。

この交差点から少し入ると小田急小田原線の和泉多摩川駅です。ちょっと寄り道してみましょう。



駅に向かう道に謎のオブジェのようなもの。
四方に鯉がいます。
まぁいいんですけど、水はけ考えなかったのかなこれ。
鯉がいるからいいのかな。







あっさり到着。
和泉多摩川駅。
いずみたまがわって読むんですけど、最初の"和"いらなくないですか?
knifeのkみたいなもんですかね。
カッコいいからあった方がいいけど、そしたら僕の中途半端な上腕二頭筋にもつけてやってくれよ。
和上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)




はい。
という訳で世田谷通りに戻ってきました。
しかし和泉多摩川駅は信じられないくらい何も無かったなぁ。
確かに仕事中もお客さん連れていく事が殆どないマイナーな駅。

完全なる住宅街の駅。
住宅の神に保護されし駅。

橋から続いていた片側二車線はここで一車線に絞られます。
世田谷通りは渋滞が激しいことで有名です。
朝の上り車線は地獄です。
和地獄です。




一周して良いネーミング。
全部オレンジ色に塗らない所も一周して良い。




前方に小田急線の高架が見えてきました。
ここで世田谷通りと交差します。
線路と世田谷通りは概ね平行に通りますがもう二度と交差する事はありません。
小田急さようなら。


雑感

そして今回はここでこの記事もさようならです。

ぶっちゃけ世田谷通りが面白くなってくるのはこの先です。
三軒茶屋に近づけば近づくほどお店も施設も増えてきますので。
分かるでしょ。
オレンジハイムが引っ張り出されてる時点で分かるでしょ。
ネタが無いんですよ。
なんだよオレンジハイムって。
大事なアパート経営をなんだと思ってるんだよ。

まぁ次回はもうちょっと良いハイムが出てくることを祈りましょう。

ではでは、ぜつでした~。



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ぜつ

決して相容れないと言われていた睡眠と散歩の両立を目指して、日々夜勤明けで散歩に明け暮れております。
ダンゴ虫と同じ人目につかない所へ進む行動パターンですので、大き目の石をひっくり返すとたまにいます。
その石をまた戻すと潰れます。

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