柳生(埼玉県)を散歩しました

  • 更新日: 2020/01/09

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結界の中の時が止まっている




柳生に来た。
なんでだっけ。


大晦日にまとまった時間ができたので、ふだん行かないようなところまで行ってみようかと思い立ちました。

ときに僕は仕事で田園都市線をよく使うので、無意識な行動エリアの北限は、直通運転をしている東武線の南栗橋駅の感じがあります。
もっとも、田園都市線ユーザにとって、ほぼ栃木の埼玉であるところの南栗橋は存在を疑うレベルに"果て"なのですが、東武フェスタが行われるので僕は息子を連れて行く用事が毎年発生します。



逆に、東武線ユーザの皆様におかれましては、田園都市線の終点「中央林間」の存在を疑ってらっしゃることかと存じます。
ご安心ください。あります。
林でもないです。

何の話だっけ、南栗橋。
キューピー五霞工場の最寄り駅なので、工場見学のために降りたことがある。
キューピー五霞工場の高速割卵機は、1分間に約200個の卵を割っています。
息子が社会科見学のDVDを見過ぎて覚えちゃった。

ところで南栗橋から先は、わりとすぐに栃木県に入るはずなのですが、東武日光線に乗り換える必要があって、これがちょっとした障壁になっていてそういえば一度も行ったことがない。
ちょっと行ってみたいな。

ということで、栃木を目指したわけです。



調べると、新栃木駅の次に「合戦場」という駅がありました。
合戦場。
何かの合戦場だったらしい。
当時から電車があったら足軽とか便利だったろうな。
会場が駅近だと便利でいいよねー、次もここだといい、なんて言って。
大将はやっぱり車で来るかしら。
あーでも渋滞とか事故とかあると困るから、公共交通機関を利用するほうがリスクは少ないかもしれない。
でも敵に会うとちょっと気まずいから、始発乗ったりしてね。
そしたら敵の大将も全く同じ考えで、同じ車両に居たりする。
向こうも絶対気づいてるんだけど、兜深く被って寝たふりしてるから、こっちも普段読まない兵法書みたいの読んで。
あとでその兵法書に書いてあったとおりのことやったらバカ勝ちしたんだけども。

それはいいんだけど、あれだ、なんとなく合戦場を目指していたんだけど、途中に「やぎゅう」という文字が見えて。
やぎゅう、野牛?



ドアが閉まる2秒前くらいにワーって思わず降りちゃった。
合戦場はなんとなく今後も気になりそうだけど、ここは、今日を逃したら絶対に降りない、一期一会な気がしたので。

よくみたら野牛ではなくて柳生だった。
そして、栃木を目指していたのに「埼玉県」と書いてある。
あれっ確かに利根川を渡ったのに?
Wikipediaによれば、柳生駅のある北川辺町は埼玉県内では唯一、街全域が利根川の左岸にあるんだとか。

僕にとって、遠くへ来たなあ~! という感じがするのは栃木から。
そうか、ここ埼玉かあ。



しかしこれ薄くない?

さて。降りてしまったので仕方ない。
柳生といえば剣豪柳生十兵衛が思い浮かぶけど、関係あるかしら。
全く前提知識が無い土地なので跨線橋から街を眺めてみる。



おうおう。



おわー。
おわーみたいなことしか言えなかった。
目印が無くて。




ここらは北川辺町というエリアで、もともと柳生村と言うらしいんだけど、柳生十兵衛が関係しないほうの柳生村です。
剣豪の一族は奈良の柳生でしたわ。

栃木でもなければ、柳生十兵衛でも無い。
いや、柳生は悪くないですよ。




気を取り直して看板を眺める。
ここは埼玉県加須(かぞ)市と言うらしい。
全然知らない!!!!!
嬉しい!!!!!!
知らないって嬉しい!!!!!!
「かぞ」ってみずみずしい字で書いてある。
みずみずしい!!!!!
嬉しい!!!!!!

やる気出てきた。
どうやら、本当にこのあたりはみずみずしい。



たとえば何の説明もなく池が出てくる。



それに続く用水路がある。



その脇で小魚煮を売っている。



そしてまた水がある。



カッパも居る。



柳生というのは利根川と渡良瀬川の間で、それでみずみずしいんだと分かってきました。



駅の南側はもともと田んぼで、だんだん民家に変わってきているように見えます。
完全な住宅街というわけでもなく、空き地も多い。

まずは駅の南側をぶらぶらすることにしました。


柳生駅の南側



駅前はこんな感じ。
土地の使い方が自由すぎるな。




はい、こんにちは。




剣豪のイメージからでしょうか。
なんとなく腕の立ちそうな診療所。




郵便局の字が



ところどころ無いけどまだまだ通じるレベル。




いいY字路とそば屋。




魚屋がありそうな。もうやってないのかな。




あと1問間違えると立たされる民家があった。




広い道があって、ここの脇にはちょいちょいお店がある。




具体的には、農機具店などがある。




それからコンビニの抜け殻のようなものが、



2つありました。
2つのコンビニが骨肉の争いをして共倒れしたんでしょうか。




歯抜けの住宅街が続く。




パイロン1本のカバーする範囲が広い。




ブロック塀の直し方よ。




漏電対策かなあ。
なんとなく、定食にラップをかけて店頭に置くタイプのランチサンプルを連想した。




だめな人を明示している。分かりやすい。


集落の境界、そして



新築住宅売ってるぞ。
1490万円からだって。




さすが新築、この一角は華やか。
売れたあとも、万国旗はずっとこのままあってほしい。
なんだか楽しいもの。




この楽しい分譲エリアが住宅街の現時点での境界のようで、そこから西には田んぼが広がっています。




せかいだ。
こんなの泣くじゃん。



ポンプ小屋じゃん。



山羊じゃん。




これなんだろう。

#

田んぼに水を入れるための蛇口だった。



あれ、こっちは四角い。
形に自由度があるのかしら。




蓋が閉まってるパターンもあった。



畑として使っているからかな?



多分そういうことだろうな。畑のときは水を貯めないから蛇口に用は無く、蓋が閉まっている。




このブロック塀が良かった。
左側は松のために崩したんだろうか。
松想いだなあ。




一定間隔で溝に排出しようとしている。




何か気配がすると思ったら、保護色を使っている猫が居た。




お供えか万有引力か判断つかない果実。




作業効率が1.12倍くらいになりそうなカートだな。


土手、かわ、神社



桜と、向こうに釣り堀。




土手みたいになって続いてる。



土手の西側は水がちょいちょいある。
ここはもともと川らしい。そんでこの土手のあたりが県境になっていて、西側は群馬県でした。
すぐそこ群馬県!
突然旅行の感じ出た!
遠くに来た!







いつも「注意!」とか「よく見よ!」とか、けっこうぶっきらぼうなのに、どうしちゃったの? 新人さん?




おせちにありそう。




穴埋め問題、本気で正解が分からなかった。




でかすぎない?
これがもとで対面の家が火事にならなければいいけど。




鷲神社。
柳生村の鎮守様。
謂われは定かではないけどずっとあるらしい。



ずっとある、ことを裏付けるかのような木。
一本一本が、どっかの神社の神木張れそうなレベル。



鉄棒も全年齢対応している。




明日は初詣だからと銀杏を掃いているおじいちゃんと話した。
昔はここの管理をやってたけど若い人に譲ったらしい。

この神社には群馬の大杉神社のご神体を合祀しているんだとか。
神社の裏がもともと川で、上流から流れてきたんだそう。
取りに来ないしそのまま祀っていると。




これは寺の一部だそう。
もともとはもっと大きな寺が一緒にあって、明治の神仏分離令で離れた場所に寺を移したそうなんですが、お金が足りなくて一部持ち出せなくてまだ残っているんだって。神仏分離中です。

この寺の一部、昔は立派な建物だったそうなんですが老朽化して、釘を使わないで作れる大工さんも見つからなかったため、今はトタン。
作ったのはおじいちゃんのお兄さん。
大工ではないそう。

知らない土地の神社の話面白い!


柳生駅の北側へ

日が暮れる前にそろそろ北側へ行ってみる。



あっちは国道4号線か。
日本橋を起点に埼玉、栃木、福島、宮城といって青森県十和田市まで続く。
仙台に住んでいたことがあって、4号線を見ると、東京へ続く道としてなんとなくの安心感がわくように訓練されてしまった。
でもよく考えたら4号線で帰ったこと一回も無いんだよな。




淡麗が実っている。
収穫の時期です。




東武線の踏切を渡って北へ。



できるだけ多くの人に読ませたい言葉だから。




まっすぐだ。何の遠慮も感じない。




根こそぎとれるもの?




駄菓子のさくらんぼ餅みたいな溝蓋がありました。




四方八方の挿絵にしたい。




見たことないホーロー看板。
丸ツバメ印の尿素。




公園と駐車場だ。



公園利用者のみ停めていいんだな。
なるほど。



ただこの公園に、車で来るほどの魅力があるだろうか。
飲料水がすっごい旨いとかかな。




ポンプ小屋すごくいいよね。
小屋がいいな、というのは小屋マニアの遠藤さんの写真集で教わった。

小屋に出会う2「小屋とトタン」

こんにちは。小屋の魅力を伝えたいということで始めたページの2回目です。 立ち寄ってくださり、ありがとうございます。しばしお付き合いいただければ幸いです。 私が紹介しているのは、畑や田んぼ、漁港などに






近くの木が根こそぎ切られている。




三県境?



あれ、これ知ってるぞ。
なんかで見たことある。
埼玉、群馬、栃木の県境、ここだったのか。

図らずも栃木にも群馬にも到達した。
柳生最高じゃん。
良かった!
帰ろう!




まあでも、さらに北側には渡良瀬川の遊水池があるというので、せっかくだから行ってみる。



ここは車で来る場所だ。
歩いてくるところじゃないわ。




どうやら遊水池は観光スポットみたい。
ハートの形をしていて、多分それをちょっと推してる。




そんなかわいげを出しつつ、ゲートがめちゃくちゃ怖い。
気の弱い人これ見たら引き返すよ?
入っていいんだよね?







遊水池のくせに波立っている。
今日は風が強い。
なんか持ってかれそうで怖い。



釣りしてる人は1人しか居なかった。
人は強風の大晦日なんかに遊水池へ行かないことが分かりました。

寒すぎるし、そろそろ帰ります。




行きに見逃していたんだけど、遊水池の入り口の道路の真ん中。
ガードレールの中に電話ボックスが取り残されていたのがすごく良かったです。
今日で令和元年が終わるというのに、この結界の中は時が止まっている。
ここから、あの頃のポケベルにメッセージ打てるんじゃないかしら。

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柳生良かった。






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ヤスノリ

街の歪み研究家。1年に100駅以上降りる。駅を制覇する系のアプリは本気出せば結構なとこまでいくと思うのだけど、毎回起動を忘れる。

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