深夜の西成あいりん地区を散歩する
- 更新日: 2022/08/16
深さを増す深夜の西成
久しぶりに大阪で1泊することになりました。場所は西成あいりん地区、いわゆるドヤ街で治安がよろしくないと世間的には言われているようです。個人的にはあまり気にしていません。
最寄駅は新今宮駅です。駅の南側エリアがあいりん地区といわれています。
だいたいこの辺らしい。 ※画像は地理院タイルを加工して作成。
ドヤ街といっても周りには通天閣や天王寺動物園のような観光地もありますし、飲み屋も多く飛田新地もお隣なので夜に出歩くのも楽しいです。他の街と違うのは空調服を着ている人がちょっと多い点ぐらいでしょうか。
再開発も進んでいるようで、最近は駅のすぐ北側にきれいな観光ホテルもオープンしたらしいです。あいりん地区には路上で寝ている人がたくさんいるのですが、この広い庭には誰もいませんでした。そして隣の大隅アパートとの対比がエモい。
普通に街を散歩しても面白いのですが、せっかく現地に宿泊しているので今回は終電も無くなった深夜の西成あいりん地区を探検してみましょう。とりあえず晩御飯を調達して深夜0時ごろまで仮眠しようかな。
寝過ぎて深夜の2時半となりました。夕方にはたくさんいた酔っ払いの皆さんも見かけません。
しかし、目を凝らすと音もなく座り込んだり寝ている人たちがぼちぼちいることに気付きます。
南海本線の高架下、これでもかというぐらい駐輪禁止をアピール。西成の民はみんな自転車が大好き。
これはストリート風呂でしょうか?
南国バージョンもあります。
西成はグラフィティやストリートアートもよく見かけます。街の美術館。
力作だ……!
日常に溶け込んでいる。
地下鉄の動物園前駅もあいりん地区最寄駅です。こちらは9番出口でエリアの東側に位置します。
その地下鉄出口のすぐ側にあるのがこちら。テーマパークの入り口にも見えます。写真左側に並ぶ露店では8個250円でたこ焼きが食べれるのでオススメ。
大阪といえばスーパー玉出も有名です。24時間営業で暗闇にらんらんと輝く「玉出」の文字はだいぶ非日常で面白い。お店の雰囲気のわりにそこまで安いわけではないのも面白い。大阪のデ○ズニーランド。
米のテーマパーク。
加えて西成には酒のテーマパークもあります。
ここからはあいりん地区の自動販売機紹介コーナーです。
よく見かけるのはこの50円~タイプ。
そこまでマニアックなラインナップというわけでもない気がするんだよなあ。名古屋に住んでいたころは近所に10円の怪しすぎるお茶が売られていた。自販機紹介コーナーおわり。
めちゃくちゃオレンジな空間。窓には鉄格子。
住人の数より自転車の方が多いのではないだろうか。この時間でも自転車に乗って徘徊している人をよく見かけます。
ストリート会議室。ノマドワーカーにもおすすめ。
選挙ポスターコーナー。
鉄柵に囲まれた西成警察署。ちょうどパトロールに出た警官お二人がのほほんと雑談していたのが印象的だった。
西成あいりん地区の中心地的な場所である萩之茶屋南公園。三角公園という名で有名です。炊き出しも毎週行われているらしい。さすがにこの時間だと人は少ないようです。あとGoogleマップのクチコミ評価が両極端で個人的に面白いと思いました。少なくともこの公園を愛している人がいることには間違いない。
こちらは普通のコンビニ。深夜の西成をずっと歩いているとお店が営業しているだけで凄い安心感があります。海外旅行しているみたい。
外から中の見える公衆トイレも安心感がある。
圧倒的自然の力。
野生のカビゴンもいます。
こちらは新今宮駅(西出口)の南海本線を挟んで西側。こっち側のエリアは普通の住宅街といった感じでちょっと安心感があります。写真に写っているホテルもきれい。先入観もありそうですが高架を挟むだけでこうも変わるのかという感じ。個人的な印象でいうと東京は大田区の京急本線沿いに似ている気がしないでもない。
一方でこちらは反対の東側(あいりん地区内)。あいりん総合センター横で駅からすぐの通りなのですが今回の深夜散歩で一番DOPEな雰囲気でした。横断歩道付近でずっと立っているおじさまがおり私の方をじっと睨んでくるので、カメラを構える余裕がありませんでした(まあ私は部外者なのでしょうがない)。怪しいものが売られているのもこの通りだったかな。
南側より同じ通り。ここだけは緊張感がすごくて、昔に深夜のロサンゼルス郊外をひとり歩いたことを思い出します。私の経験則に基づいたお散歩テクニックを1つ紹介しますと、キョロキョロせず現地人のように堂々と歩くことです。特に西成でいえば、酔っ払いのように少し足元おぼつかない感じで歩くのも現地に溶け込めるので良いでしょう。
著しくエネルギーを消費したのでここからは猫コーナーです。写真内のどこかに隠れていますがお分かりいただけるだろうか。
ネコありがとう。
ちなみに、もう少し早い時間に飛田新地(あいりん地区の南東側)も散歩してみました。ただ料亭は撮影禁止なので、代わりに路地裏で出会ったオーラ溢れる猫の画像を貼っておきます。
西成あいりん地区から眺めるあべのハルカスの明かり。日本の縮図。
以上、深夜の西成あいりん地区散策記録でした。独特な人の営みがあり昼間は楽しい西成ですが、深夜も他にはない緊張感が味わえて面白いと思います。明け方には路駐されたバンに集まる日雇い労働者の姿があり、これぞ西成という感じでした。ご飯も宿も安いのでオススメ。
最後に深夜の西成っぽい写真を数枚。
最寄駅は新今宮駅です。駅の南側エリアがあいりん地区といわれています。
だいたいこの辺らしい。 ※画像は地理院タイルを加工して作成。
ドヤ街といっても周りには通天閣や天王寺動物園のような観光地もありますし、飲み屋も多く飛田新地もお隣なので夜に出歩くのも楽しいです。他の街と違うのは空調服を着ている人がちょっと多い点ぐらいでしょうか。
再開発も進んでいるようで、最近は駅のすぐ北側にきれいな観光ホテルもオープンしたらしいです。あいりん地区には路上で寝ている人がたくさんいるのですが、この広い庭には誰もいませんでした。そして隣の大隅アパートとの対比がエモい。
普通に街を散歩しても面白いのですが、せっかく現地に宿泊しているので今回は終電も無くなった深夜の西成あいりん地区を探検してみましょう。とりあえず晩御飯を調達して深夜0時ごろまで仮眠しようかな。
深夜の西成あいりん地区を歩く
寝過ぎて深夜の2時半となりました。夕方にはたくさんいた酔っ払いの皆さんも見かけません。
しかし、目を凝らすと音もなく座り込んだり寝ている人たちがぼちぼちいることに気付きます。
南海本線の高架下、これでもかというぐらい駐輪禁止をアピール。西成の民はみんな自転車が大好き。
これはストリート風呂でしょうか?
南国バージョンもあります。
西成はグラフィティやストリートアートもよく見かけます。街の美術館。
力作だ……!
日常に溶け込んでいる。
地下鉄の動物園前駅もあいりん地区最寄駅です。こちらは9番出口でエリアの東側に位置します。
その地下鉄出口のすぐ側にあるのがこちら。テーマパークの入り口にも見えます。写真左側に並ぶ露店では8個250円でたこ焼きが食べれるのでオススメ。
大阪といえばスーパー玉出も有名です。24時間営業で暗闇にらんらんと輝く「玉出」の文字はだいぶ非日常で面白い。お店の雰囲気のわりにそこまで安いわけではないのも面白い。大阪のデ○ズニーランド。
米のテーマパーク。
加えて西成には酒のテーマパークもあります。
ここからはあいりん地区の自動販売機紹介コーナーです。
よく見かけるのはこの50円~タイプ。
そこまでマニアックなラインナップというわけでもない気がするんだよなあ。名古屋に住んでいたころは近所に10円の怪しすぎるお茶が売られていた。自販機紹介コーナーおわり。
めちゃくちゃオレンジな空間。窓には鉄格子。
住人の数より自転車の方が多いのではないだろうか。この時間でも自転車に乗って徘徊している人をよく見かけます。
ストリート会議室。ノマドワーカーにもおすすめ。
選挙ポスターコーナー。
鉄柵に囲まれた西成警察署。ちょうどパトロールに出た警官お二人がのほほんと雑談していたのが印象的だった。
西成あいりん地区の中心地的な場所である萩之茶屋南公園。三角公園という名で有名です。炊き出しも毎週行われているらしい。さすがにこの時間だと人は少ないようです。あとGoogleマップのクチコミ評価が両極端で個人的に面白いと思いました。少なくともこの公園を愛している人がいることには間違いない。
こちらは普通のコンビニ。深夜の西成をずっと歩いているとお店が営業しているだけで凄い安心感があります。海外旅行しているみたい。
外から中の見える公衆トイレも安心感がある。
圧倒的自然の力。
野生のカビゴンもいます。
こちらは新今宮駅(西出口)の南海本線を挟んで西側。こっち側のエリアは普通の住宅街といった感じでちょっと安心感があります。写真に写っているホテルもきれい。先入観もありそうですが高架を挟むだけでこうも変わるのかという感じ。個人的な印象でいうと東京は大田区の京急本線沿いに似ている気がしないでもない。
一方でこちらは反対の東側(あいりん地区内)。あいりん総合センター横で駅からすぐの通りなのですが今回の深夜散歩で一番DOPEな雰囲気でした。横断歩道付近でずっと立っているおじさまがおり私の方をじっと睨んでくるので、カメラを構える余裕がありませんでした(まあ私は部外者なのでしょうがない)。怪しいものが売られているのもこの通りだったかな。
南側より同じ通り。ここだけは緊張感がすごくて、昔に深夜のロサンゼルス郊外をひとり歩いたことを思い出します。私の経験則に基づいたお散歩テクニックを1つ紹介しますと、キョロキョロせず現地人のように堂々と歩くことです。特に西成でいえば、酔っ払いのように少し足元おぼつかない感じで歩くのも現地に溶け込めるので良いでしょう。
著しくエネルギーを消費したのでここからは猫コーナーです。写真内のどこかに隠れていますがお分かりいただけるだろうか。
ネコありがとう。
ちなみに、もう少し早い時間に飛田新地(あいりん地区の南東側)も散歩してみました。ただ料亭は撮影禁止なので、代わりに路地裏で出会ったオーラ溢れる猫の画像を貼っておきます。
西成あいりん地区から眺めるあべのハルカスの明かり。日本の縮図。
以上、深夜の西成あいりん地区散策記録でした。独特な人の営みがあり昼間は楽しい西成ですが、深夜も他にはない緊張感が味わえて面白いと思います。明け方には路駐されたバンに集まる日雇い労働者の姿があり、これぞ西成という感じでした。ご飯も宿も安いのでオススメ。
最後に深夜の西成っぽい写真を数枚。