田原町を散歩しました / かっぱ橋道具街もあるでよ

  • 投稿日: 2016/12/27

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かっぱ橋道具街のシンボル的なやつ。

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こんにちは、ヤスノリです。
今日は、銀座線、田原町(たわらまち)に来ております。



浅草の一個前で、飲食店用の道具が何でも揃うことで有名な「かっぱ橋道具街」の最寄り駅です。かっぱ橋道具街のサイトによると、大正元年に「かっぱ橋に数軒の道具商・古物商が誕生」したんですって。
地図を見ると分かりますが、歩いてすぐに浅草の商業エリア圏内になりますので、雰囲気としては浅草ですし、ドトールも分煙じゃないです。それが浅草の雰囲気ってのもどうかと思うけど。

あと、歌人の俵万智さんはこの田原町に関係ありそうで、関係ないです。俵万智さんは福井県の出身で、福井にも田原町っていう駅がありまして、高校生のときにその田原町駅を利用してたらしいんですね。でもそれも関係なくて、俵万智は本名なんですって。何だこの話。全く要らないですね。




さて、用は無いですけど、降りましたよ。田原町。




国際通りと浅草通りの交差点です。


国際通りを歩きます

国際通りのほうから行ってみますね。



国際通りってのは、かつて浅草国際劇場があったことから名付けられた通りです。かつては宝塚と争ったほどの松竹の演芸場だったそうです。
浅草国際劇場の雰囲気はここのサイトがわかりやすかった。

車道は広くて、なんだかぱっと見た感じはよく整備されたオフィス街みたいですけど、




こんな感じで、アーケードにお店が並んでます。よそではあんまり見ない感じのお店が多い。




仏具店の横に吉野家。この取り合わせは初めて見たかもしれない。
牛肉が成仏してやわらかそう。




ちなみに、駅に一番近いお店は持ち帰りの焼きそば屋でした。よく見ると英語のメニューもある。




かっぱ橋はこっち、ビューホテルはこっち。ってのが貼ってある。
ビューホテルはビューホテルの人が貼ったんだろうけど、かっぱ橋ってのは、お店の集合体だから、一体誰が貼ったんだろう。かっぱかな。




国際通りの放置自転車。




放置三輪車もある。親子で放置。




国際通りから雷門通り。こっちへ曲がると本気の浅草なので、今日は曲がらないです。
すごくいい位置にスカイツリーが見える。


菊水通りからの東本願寺



反対側の菊水通りへ行きます。かっぱ橋の方向。




ちなみにここに停まってるバスは台東区の循環バス「めぐりん」です。
100円で乗れます。








菊水通りの雰囲気はすごくいいです。
ここらは、もともとは、あとで行きますけど東本願寺っていうでかい寺の敷地内だったんだそうです。
戦後に出来た比較的新しめの商店街、のはずなんだけど、なんか浅草からの風がそうさせるのか、ニュー商店街の気配が一切無い。浮かれてないし、ティッシュ配りまくるコンタクト屋とか無い。




どうしたの。




ほんとに「どうしたの」という名前のお店だし、長編推理小説がもらえるらしい。




浅草地ビールだって。




ヤキテバー。これは良さそう。




とかいってるうちに、東本願寺が見えてきました。浄土真宗東本願寺派の本山。
彰義隊の本所になったり、ちょいちょい歴史の表舞台に登場する寺みたい。




墓地と好評っていう文字の同居はもやもやするけど、好評なんだろうな。




そんな大層な東本願寺なんですけど、




なんか電線の主張すごすぎない?
電気い〜っぱい食うぞ〜! みたいな。電気菩薩でも居るんだろうか。




さっきのは横で、正面こっちだった! こっちは荘厳〜! 由緒ありそげ〜!




念の為裏へ回ってみたら、室外機の主張がすごかった。
い〜っぱいエアーコンディショニングするぞ〜! みたいな。




それより、見てくださいよ。
東本願寺の正門前の道の雰囲気が良い。
寺の正面だからか、車通りが全く無くて、歩行者天国のようになってる。

その割に、参道っぽい参道でも無いんですよ。
道の脇には何があるかと言いますと、



趣深い床屋さんと、






あとは、なんと、東本願寺ではない別の寺が複数あります。
しかも、道からだいぶ奥まっているので、



「ここです! 寺ここです!」っていうアピールがすごい。




この寺は、アパートがぐいぐい来ていて最高に探しにくい。




アパートと寺の隙間が数センチしかない。地域密着型の寺。


かっぱ橋道具街に来たよ

さて、ここからちょっとだけ上野側へ歩きますと、



ニイミのビルが見えてきます。かっぱ橋道具街です。
あのビルのエレベーターがおっさんの食道に見えてくる。








ここは、飲食店で使う道具が何でも揃う、と言われてます。




これは、型ですかね。死ぬほどある。




いろんな色素や香料を扱うお店。




スタッフの制服を扱うお店もある。


あとさあ、看板や旗を扱うお店もあるんですけど、これが曲者で、



これとか、街に溶け込みすぎじゃない? ほんとにこういうお店あるのかと思ったら、



全部偽物の看板で売り物だった。騙された!
すごくないですか?
「痛い!」「つらい……」とか、お客様に寄り添ったかのようなワードが、全部嘘なんですよ。
すごくないですか?
いや、看板屋さんに罪は全然無いですけども。




「おっ、カレーか、食べてもいいな」って一瞬思っちゃったので恥ずかしい。
コーヒーもカレーも居酒屋もOPENしてないですからね。旗のお店です。




食品サンプルのお店もあります。ぜ〜んぶ偽物。偽物の街!




もう騙されませんよ。売り物の旗でしょ。



売り物の看板でしょ。騙されませんよ。



本物のお店だったー!
かっぱ橋道具店で看板の真偽を見極めるのは難しい。


かっぱ橋道具街の裏通り



かっぱ橋道具街の裏通りはこんな感じ。




なんかしらんけども、限界っぽさがある。




稲荷町で見たような、寺の駐車場が住宅の隙間に所々ある。




仏の光背みたいのがチラッと見えるの面白いな。
ニュータウンではなかなか見切れないやつ。




公園がありました。松葉公園。




なまこ壁がある。なんか古い邸宅跡なのかなと思って調べたけど詳細わからず。
その代わり、この公園が「ラジオ体操発祥の地」という情報を見つけました。
ただし、ラジオ体操発祥の地はいくつか名乗りを挙げている公園があるため、定かではないとのこと。




「フン」の最大のフォントサイズなのではないか、と思ったので撮った。




ゾウ VS パンダ みたいな配置だった。




隣は松葉小学校です。
祝創立112周年。
これもう、「祝」という字は撤去せずに、数字を増やしてく方針なんだろうな。




まいばすけっとがあります。安泰です。




お、住居と住居の間にせまっこい寺が点在するなか、このお寺は相当な佇まい。
本覚寺だって。




両替機が設置されている。抜け目ない。
このあたりが、この佇まいを維持する秘訣なんだろうか。




なんか困りすぎて、大丈夫かなってくらい追い詰められてる。
捨てないであげてください。




そんなこんなで、田原町駅に戻ってまいりました。


雑感

えっと、田原町。
浅草文化圏なんだけど、そこまでがやがやしておらず、わりとのんびりとした良い街でした。
かっぱ橋はいつ来ても面白い。実は今日は寸胴を買って帰ろうかと思っていたんだけど、たくさんありすぎて決め切れなかった。たくさんありすぎて決めきれないほど、たくさんありますよ。

あと、食品サンプルは、おみやげに買っていく外国人も多いんですよね。



ビルの奥まったところにあったこのお店とかは、どうやら外国人向けの観光ガイドにも載っているっぽくて、お店の中は多国籍でした。
買ってどうするんだろ。見ながら白飯でも食べるんだろうか。


そんな感じで、田原町でした。またねー。



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ヤスノリ

街の歪み研究家。1年に100駅以上降りる。駅を制覇する系のアプリは本気出せば結構なとこまでいくと思うのだけど、毎回起動を忘れる。

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