若林を散歩しました
- 更新日: 2017/10/17
遮断機の無い若林踏切。車は赤信号で人と世田谷線が渡るのを待つ。
今日は世田谷区、若林に来ておりますけども。
三軒茶屋から世田谷線で西太子堂を経て2つめの駅で、まあここまで来ると、三軒茶屋の威光のようなものはあまり感じないエリアでございます。三軒茶屋を転覆させようとするレジスタンスが集まるなら若林のバーだと思います。三軒茶屋を転覆させてどうするのかは分からないですが。お茶が、こぼれるのかな?
ちなみに、世田谷線の次の駅は、特殊な流行り方をしてる「松陰神社前」の文化圏がありまして、ここいらはその中間、静かな住宅街です。
ただ朗報です、若林には、駅前に商店街があるんです、んで、この商店街ってのが、わりと昔からあるんですよね。ですので、建物も結構古いのが残ってたりします。
あとは、世田谷線の若林踏切ですかねー。
環七にある唯一の踏切なんですけど、遮断機は無くて、信号になってます。
世田谷線が来ると赤になるように連動はしているのですが、実はここ、車道優先でして、電車、ちょっと信号変わるの待ったりするんですよ。歩行者信号が青になると歩行者と一緒にコトコトと環七を渡る電車が健気で可愛い! 娘の婿に欲しい!
そんなこんなで、若林、ぶらぶらしてみようと思います。
降りましたけども。世田谷線の無駄の無い駅舎、畳んだら畳一畳分くらいになりそう。
若林には若林中央商店街ってのがありましてな。
全部タヌキの仕業かもしれませんが。
ちなみに、若林はタヌキが居ます。住んでた友達証言では、線路沿いによく居るそうです。
うっかり商店街のないほうから降りた。ほらー。まあ、そういう散歩なんで、すみません。商店街のほうはあとで行きますので。
どんどん商店街の対極みたいな風景になっていきます。完全に車通れない。
世田谷はこういう車泣かせの道が多い。
禅問答みたいな貼り紙があった。
路地に突然現れる神殿。めちゃくちゃ怪しい。こういうのは、タヌキを疑わなければいけません。
うっかり美しい女の人に誘われ、ここに一晩泊めてもらうと、翌日野原で馬糞を握って寝ていることになります。
家を盗まれた、とかだったら面白いな。
だんだん新しめの住宅街になってきた。
たまにこういう土地あるじゃないですか。何に使えるでもなく余った土地。くれないかなーって思って見てます。
もしかするとみんな言ってないだけで、言ったら意外と「いいよいいよー」ってくれるのではないだろうか。くれないかな。
イエローハットの客には優しい私道。
そのイエローハットの駐車場の、
ミラーの重石がイエローハットっぽくて良かった。
いつのまにか環七に出ておりました。
ナイーフっていう若林の人気のパン屋さんだそうです。環七沿いになるのだけど、あんまり環七っぽくないな。
これ面と向かってされたら馬鹿にされたと思っていいやつですよね。
このらせん階段に魅せられてこの会社に入社した人居てほしいな。
その隣には古い建物のお店が残っていたりして、実は環七のこのあたりも昔からある道だったりします。
で、環七から左へ入る小径が商店街で、若林駅に続いているのですが、
実は、この左の小径(商店街)のほうが、南からの環七と先祖が一緒の古道なんですね。ここから北の環七は昭和後期に新しく出来た道です。
というわけで、左行きます。
まあ、らっしゃいらっしゃい感はゼロの商店街なのですが、
たまにこう古そうな建物残ってたり、ね。
若林駅の商店街側の口についた。ここから降りればよかった。
カフェあるのポイント高いよね。
ピザ屋とおばあちゃんが談笑している。ナポリと若林では日常の風景です。
トップがある。珍しい。付近の住みやすさレベルが上がるスーパーです。豪徳寺とかにも同じグループの「パルケ」があるけど、正直、そんなに見かけないんですよ。一体どこにあるんだろうと調べたら、
・奥沢
・上野毛
・洗足池
とかだって。渋さ際立つ! 私が好んで降りる駅ばっかりじゃないか。出店戦略みたいなの聞いてみたいな。
若林商店街は北側のほうはまあまあお店がある。これだけで成立するかと言われると怪しいけれども、トップがあるので大丈夫。
と、ここで緑道みたいなのが出現するのですが、これは三茶や西太子堂でも見た烏山川の緑道です。
中堰橋(なかせきばし)という橋がかかってたそうな。
鳩がなんかの実を独占状態でずっと食ってる。
天神橋、いらない!
だんだん、商店街と住宅街がクロスフェードする感じになってきました。
ピンクの汗を流すボス。
食べておくんなまし的なおぼんに置かれた土。おいしいんだろうか。
パイロンの外枠要るかな。
塗りつぶしツールで枠が切れてて全部塗っちゃった感じのやつ。
垂れ流すのは忍びないからってことかしら。
古本屋さんがあったけど休みだった。
木々がのびのびしている。
あれ、また環七に出てしまった。
環七沿いの植え込みがやけにもっさりしていますが、
鉢が見えます。住民による植え込みのちょい足し案件です。
鳩が園芸をめちゃくちゃ食ってた。
昆布巻きみたい。
意味の無いパイロン選手権があったら二回戦くらいまでいけそう。
かっこいいバイクと肉のハナマサの袋。
ちょっと環七を渡ってみます。そうそう、環七には世田谷線に連動した信号があります。冒頭で触れたんで特に言うこと無いですけど、若林踏切は、この歩道橋から撮りやすいですよ。
こっちも路地路地した路地。無駄なカーブが多いなあ~って思うじゃないですか。
確かに無駄なくねりが多いんですよ。んで、これは、
烏山川に沿って住宅街が作られたからなんですね。烏山川が埋め立てられたのは昭和40年代からなので、区画からはその名残が見て取れます。
エンブレム入れるとこ、かわいいよね。
そうこうしているうちに若林稲荷神社につきました。
ここ面白いのが、こうやって、脇に参道があるんですけど、
なんか知らんけど住友林業が分譲したエリアに出てしまう。
参道ですよね?
参道なんですけどね。
神社脇の家々の道路にもなっている。
レンガ敷き詰めてる感じからして、土地としてはもう神社のものではないのかな。
見て、神社参道とオシャレな分譲エリアとのせめぎ合い。
社はめちゃくちゃ立派です。
もしものために武器も完備されています。
野球ダメって言ったら「違いますーボール投げですー」とか言った子供が居たんでしょうか。より広い範囲で禁止されている。
ポストってこんな横を向くことあったっけ?
もしかして、神社のほうを向いてるの?
お、また烏山川の緑道があった。ここの橋は稲荷橋だって。分かりやすい。
木の中で電気盗んだらバレなそう。
世田谷名物、犬を出さずに怒っている人だけが出てくる犬くそ看板です。
こちらは怒りマークが5個になっているパターンです。最上級の怒りを表すときはこちらの看板を使います。
世田谷名物、行き止まり。普通に歩いてて突然出てくるからすごいですよ。
ただねえ、行き止まりって書いてある道で行き止まりだったこと殆どないんですよ。それは車にとっての行き止まりであって、脇道や階段があったりすることが多い。人生も同じだと思いませんか?
あー、まあ、これは世田谷線見えるし行き止まりかもしれない……。
行き止まりでした。
でも線路向こうに、花の顔ハメがあることを確認したので、来て良かったです。
のどかですな。
あ、これはさっき歩道橋上から見た、環七と世田谷線のぶつかるとこ、若林踏切です。世田谷線のお通りなので、信号は赤です。
そんなこんなで、若林駅に戻ってまいりました。
それはどうでもいいんですけど、ひとつ思うのは、歴史のあるエリアでは、駅に一切関係ないところに街の重心がありますし、あと世田谷は特にそうだと思うのですが「駅から遠い」ことが住居エリアのステータスであったりするので、駅の周りがのどかだからといって、その街全体がのどかとは限らない、みたいなところはひとつありますよねえ。
ちなみに、いま若い人に人気があって謎の栄え方をしている隣駅「松陰神社前」も住所としては若林なので、世田谷区の中心は今も昔も若林である、と言い切っていいような気が、個人的にはしております。
というわけで、若林でした。またねー。
三軒茶屋から世田谷線で西太子堂を経て2つめの駅で、まあここまで来ると、三軒茶屋の威光のようなものはあまり感じないエリアでございます。三軒茶屋を転覆させようとするレジスタンスが集まるなら若林のバーだと思います。三軒茶屋を転覆させてどうするのかは分からないですが。お茶が、こぼれるのかな?
ちなみに、世田谷線の次の駅は、特殊な流行り方をしてる「松陰神社前」の文化圏がありまして、ここいらはその中間、静かな住宅街です。
ただ朗報です、若林には、駅前に商店街があるんです、んで、この商店街ってのが、わりと昔からあるんですよね。ですので、建物も結構古いのが残ってたりします。
あとは、世田谷線の若林踏切ですかねー。
環七にある唯一の踏切なんですけど、遮断機は無くて、信号になってます。
世田谷線が来ると赤になるように連動はしているのですが、実はここ、車道優先でして、電車、ちょっと信号変わるの待ったりするんですよ。歩行者信号が青になると歩行者と一緒にコトコトと環七を渡る電車が健気で可愛い! 娘の婿に欲しい!
そんなこんなで、若林、ぶらぶらしてみようと思います。
若林駅前
降りましたけども。世田谷線の無駄の無い駅舎、畳んだら畳一畳分くらいになりそう。
若林には若林中央商店街ってのがありましてな。
全部タヌキの仕業かもしれませんが。
ちなみに、若林はタヌキが居ます。住んでた友達証言では、線路沿いによく居るそうです。
うっかり商店街のないほうから降りた。ほらー。まあ、そういう散歩なんで、すみません。商店街のほうはあとで行きますので。
若林駅の西側
どんどん商店街の対極みたいな風景になっていきます。完全に車通れない。
世田谷はこういう車泣かせの道が多い。
禅問答みたいな貼り紙があった。
路地に突然現れる神殿。めちゃくちゃ怪しい。こういうのは、タヌキを疑わなければいけません。
うっかり美しい女の人に誘われ、ここに一晩泊めてもらうと、翌日野原で馬糞を握って寝ていることになります。
家を盗まれた、とかだったら面白いな。
だんだん新しめの住宅街になってきた。
たまにこういう土地あるじゃないですか。何に使えるでもなく余った土地。くれないかなーって思って見てます。
もしかするとみんな言ってないだけで、言ったら意外と「いいよいいよー」ってくれるのではないだろうか。くれないかな。
イエローハットの客には優しい私道。
そのイエローハットの駐車場の、
ミラーの重石がイエローハットっぽくて良かった。
若林駅の南側
いつのまにか環七に出ておりました。
ナイーフっていう若林の人気のパン屋さんだそうです。環七沿いになるのだけど、あんまり環七っぽくないな。
これ面と向かってされたら馬鹿にされたと思っていいやつですよね。
このらせん階段に魅せられてこの会社に入社した人居てほしいな。
その隣には古い建物のお店が残っていたりして、実は環七のこのあたりも昔からある道だったりします。
で、環七から左へ入る小径が商店街で、若林駅に続いているのですが、
実は、この左の小径(商店街)のほうが、南からの環七と先祖が一緒の古道なんですね。ここから北の環七は昭和後期に新しく出来た道です。
というわけで、左行きます。
まあ、らっしゃいらっしゃい感はゼロの商店街なのですが、
たまにこう古そうな建物残ってたり、ね。
若林駅の商店街側の口についた。ここから降りればよかった。
カフェあるのポイント高いよね。
若林駅の北側
そのまま線路渡って商店街ちょっと歩いてみますけども。ピザ屋とおばあちゃんが談笑している。ナポリと若林では日常の風景です。
トップがある。珍しい。付近の住みやすさレベルが上がるスーパーです。豪徳寺とかにも同じグループの「パルケ」があるけど、正直、そんなに見かけないんですよ。一体どこにあるんだろうと調べたら、
・奥沢
・上野毛
・洗足池
とかだって。渋さ際立つ! 私が好んで降りる駅ばっかりじゃないか。出店戦略みたいなの聞いてみたいな。
若林商店街は北側のほうはまあまあお店がある。これだけで成立するかと言われると怪しいけれども、トップがあるので大丈夫。
と、ここで緑道みたいなのが出現するのですが、これは三茶や西太子堂でも見た烏山川の緑道です。
中堰橋(なかせきばし)という橋がかかってたそうな。
鳩がなんかの実を独占状態でずっと食ってる。
天神橋、いらない!
だんだん、商店街と住宅街がクロスフェードする感じになってきました。
ピンクの汗を流すボス。
食べておくんなまし的なおぼんに置かれた土。おいしいんだろうか。
パイロンの外枠要るかな。
塗りつぶしツールで枠が切れてて全部塗っちゃった感じのやつ。
垂れ流すのは忍びないからってことかしら。
古本屋さんがあったけど休みだった。
木々がのびのびしている。
あれ、また環七に出てしまった。
環七沿いの植え込みがやけにもっさりしていますが、
鉢が見えます。住民による植え込みのちょい足し案件です。
鳩が園芸をめちゃくちゃ食ってた。
昆布巻きみたい。
意味の無いパイロン選手権があったら二回戦くらいまでいけそう。
かっこいいバイクと肉のハナマサの袋。
ちょっと環七を渡ってみます。そうそう、環七には世田谷線に連動した信号があります。冒頭で触れたんで特に言うこと無いですけど、若林踏切は、この歩道橋から撮りやすいですよ。
若林駅の東側
さて、環七渡りましたけども。こっちも路地路地した路地。無駄なカーブが多いなあ~って思うじゃないですか。
確かに無駄なくねりが多いんですよ。んで、これは、
烏山川に沿って住宅街が作られたからなんですね。烏山川が埋め立てられたのは昭和40年代からなので、区画からはその名残が見て取れます。
エンブレム入れるとこ、かわいいよね。
そうこうしているうちに若林稲荷神社につきました。
ここ面白いのが、こうやって、脇に参道があるんですけど、
なんか知らんけど住友林業が分譲したエリアに出てしまう。
参道ですよね?
参道なんですけどね。
神社脇の家々の道路にもなっている。
レンガ敷き詰めてる感じからして、土地としてはもう神社のものではないのかな。
見て、神社参道とオシャレな分譲エリアとのせめぎ合い。
社はめちゃくちゃ立派です。
もしものために武器も完備されています。
野球ダメって言ったら「違いますーボール投げですー」とか言った子供が居たんでしょうか。より広い範囲で禁止されている。
ポストってこんな横を向くことあったっけ?
もしかして、神社のほうを向いてるの?
お、また烏山川の緑道があった。ここの橋は稲荷橋だって。分かりやすい。
木の中で電気盗んだらバレなそう。
世田谷名物、犬を出さずに怒っている人だけが出てくる犬くそ看板です。
こちらは怒りマークが5個になっているパターンです。最上級の怒りを表すときはこちらの看板を使います。
世田谷名物、行き止まり。普通に歩いてて突然出てくるからすごいですよ。
ただねえ、行き止まりって書いてある道で行き止まりだったこと殆どないんですよ。それは車にとっての行き止まりであって、脇道や階段があったりすることが多い。人生も同じだと思いませんか?
あー、まあ、これは世田谷線見えるし行き止まりかもしれない……。
行き止まりでした。
でも線路向こうに、花の顔ハメがあることを確認したので、来て良かったです。
のどかですな。
あ、これはさっき歩道橋上から見た、環七と世田谷線のぶつかるとこ、若林踏切です。世田谷線のお通りなので、信号は赤です。
そんなこんなで、若林駅に戻ってまいりました。
雑感
さて、若林。実にのどかな風景ばっかりだったのですが、昔の繁華街はここよりもうちょっと北、梅ヶ丘とのちょうど中間にある「淡島通り」のあたりでして、世田谷区役所もかつてはここにあったんですって。世田谷区の中心だったんですね。今もそのあたりは隠れた名店などが多いエリアだそうですが、行ったことないのでよく知りません。今ぼくは白目でこの文章打ってますし。知らないこと打つときは白目で打ってます。それはどうでもいいんですけど、ひとつ思うのは、歴史のあるエリアでは、駅に一切関係ないところに街の重心がありますし、あと世田谷は特にそうだと思うのですが「駅から遠い」ことが住居エリアのステータスであったりするので、駅の周りがのどかだからといって、その街全体がのどかとは限らない、みたいなところはひとつありますよねえ。
ちなみに、いま若い人に人気があって謎の栄え方をしている隣駅「松陰神社前」も住所としては若林なので、世田谷区の中心は今も昔も若林である、と言い切っていいような気が、個人的にはしております。
というわけで、若林でした。またねー。