【世田谷区街灯図鑑 vol.5】成城親和会・成城商店街・成城南商店会・喜多見商店街
- 更新日: 2020/01/28
成城。
世田谷区街灯図鑑とは。
世田谷区ホームページに掲載されている「世田谷区内商店街一覧」に基づき、区内の商店街全130カ所の街灯を絵に描いて「世田谷区街灯図鑑」の完成を目論む。
皆様ごきげんよう。王田土人ざます。
世田谷区お街灯図鑑の5回目となる今回は、成城エリアのお街灯を中心に回るざます。
セバスチャン!世田谷区のおマップを持ってくるざます。
この辺りは、世田谷区西端のエリアざます。
セバスチャン!
もう少し、おエリアを拡大するざます。
ステレオタイプ過ぎるセレブ像で強引に始めましたが、改めましてごきげんよう。
成城といえば、泣く子も黙る屈指の高級住宅街です。街灯にも何かしら高級感が漂っていると嬉しいですが。
先ずは上祖師谷商和会を目指し、そこから南下して、成城学園前駅にある成城商店街、成城南商店会を回り、最後に喜多見駅付近の喜多見商店街というルートを取ります。
で、しょっぱなの上祖師谷商和会。こちらも、とても気になっています。
というのも、いま使っている「世田谷区商店街マップ」上ではご覧の通りちゃんと載っていますが、世田谷区ホームページの、「世田谷区内商店街一覧」には記載されていないからです。
この二つには最終更新日にズレがあり、「世田谷区内商店街一覧」の方が最新の情報であるため、上祖師谷商和会は既に存在していない商店街ということになります。
実は、こうした商店街が全部で3カ所あって、「世田谷区街灯図鑑 vol.2」で訪れた「野沢銀座旭会」も、このうちの1つでした。
商店街があったはずの場所を通っても、街灯が全く見つかりませんでした。
上祖師谷商和会はどうなっているんでしょうか。
仙川駅で降りました。
仙川駅は、世田谷区ではなく調布市にあります。
駅から成城通りを目指して歩くと、上祖師谷商和会にぶつかるはずですが
その前に1ヶ所街灯を見つけました。若仙会。
地図上だとこの辺り。調布市の商店街です。
ふれ愛。
ランプに文字が書いてあるのは珍しいです。
若仙会の終点です。
よく見るとデザインがさっきの街灯と違う。
面白いところだったので、さらっと紹介しました。
世田谷区に入ります。
マップ上の上祖師谷商和会に当たる場所を歩いてみましたが、やはり街灯の痕跡は見つかりませんでした。残念。
成城親和会
成城通りに着きました。
ここをもう少し歩いていくと、成城親和会です。
街灯がありました。
とても普通です。
高級住宅街だからといって街灯が金色で照り輝いていたり、アロワナが泳いでいたりとかはしませんでした。
むしろ、車どおりが激しくて普通に恐いところでした。
プレートが貼ってありました。
昭和電業が作っています。街灯図鑑では初登場かも。
犬まみれの一角。
スイス尽くし。
セントバーナードもスイス原産の犬種らしい。
隣もほのかにスイスが薫る。
力士の手形みたいなやつでしょうか。
雷電為右衛門級のセント・バーナードがいたのかな。
ワンコとウ○コで韻を踏んでるのだろうか。
まあお下劣!
そんなこと言うと、セント・バーナードにぶっ飛ばされますよ!
公園がありました。
奥に三原色の何かが見えます。アロワナかな。
鉄棒でした。アメリカのお菓子みたいな色。
ワンコのウ○コ。まあお下劣!
セール。
公園を後にしようとしたら、街灯の裏側にステッカーを見つけました。
ん?リード街路灯?
メーカーは昭和電業じゃなかった?
回り込んで正面を確認します。
あれ?リード街路灯だ。
いや、それより何かおかしい。
商店街の名前変わってる。
街灯のデザインも微妙に違う。
どういうことでしょう。
どこかを境にして、商店街が「成城親和会」から「世田谷工高通り親和会」に変わっているようです。
入り口から数えて4つ目の街灯で気が付きました。
引き返してこれまでの街灯を確認すると、4つ目の街灯からメーカー、デザイン、そして商店街の名称が変わっていました。
当時のメモです。ご査収ください。
状況が整理できたところで、5つ目の街灯に進みます。
成城親和会に戻ってる。
6つ目。また世田谷工高通り親和会。
お手上げです。実家に帰らせていただきます。
この後もしばらくプレートを観察してみましたが、特に法則性が見いだせず謎のままでした。
同じ成城親和会のなかでもプレートが変わっていて、何か事情がありそうでした。
肩身の狭そうな小田急。
成城ですから緊張しますよね。分かります。
看板も遠慮がちに埋まっているし。
これなんかめり込んでるし。
そういえば、鉄棒も頭を下げていた。
楽しい よ!!
成城で4番ならどこでもやっていけると思う よ!!
成城でも100円で買えるのか疑ってしまう よ!!
成城商店街
成城商店街に着きました。
ここの街灯もシンプルですが、洗練されています。
街灯そのものが余り主張をしないデザインで、景観とうまく馴染んでいると思います。
思いますが、、
成城。
どうしてもここに目が行ってしまう。
街灯に「ここは泣く子も黙る成城であるぞ。頭が高い!」と言われている気がします。
は、ははぁ~っ...!みたいな。
取りあえず、頭下げときましょう。
石井「ここは泣く子も黙る成城であるぞ。頭が高い!」
取りあえず、頭下げときましょう。
地面「頭が高い!」
頭下げときましょう。
何だ、こいつNANJYO じゃん。
あ、でもフットライトが付いてる!優しい!
あ、点灯してる!優しい!
これは夕方の点灯してるやつです。
こうして見ると、とても普通の駅前商店街です。
これなんかすごくいい感じだし。
ラテアートのような壁面。
成城南商店会
駅の反対側の商店街、成城南商店会へ行ってみます。うそぉん...
まぁ取りあえず、頭下げときましょう。
にしても、さすがに不思議です。
商店街の名前がプレートに書かれているところはたくさんあります。「○○商店街」とか。
駅前商店街なので、駅の名前が書いてあってもまだ分かります。「成城学園前」とか。
が、この「成城」プレートには、町の名前そのものがプレートに書かれています。
これだけでもかなり珍しいですが、北口と南口で示し合わせたように同じことをしています。
ここでちょっと今まで観察した成城エリアの3種類の街灯を並べてみます。
どれもダークブラウンが基調になっていることが分かります。
1つの街にある街灯がどれも同じ色をしています。これも気になるところです。
ちょっと思い当たる節があります。成城憲章です。
成城には「成城憲章」という緑の保全と景観の維持を目的とした協定があります。
これが街灯のデザインに影響している可能性が大いにあると思いました。
全体の様子。
こちらも至って普通の商店街です。
夕方ごろに、既に点灯している街灯を撮ることができました。
前回の「深一会」と同じくランプが球形なので、夜になると一層映えそうです。
この街灯は、道路と平行の向きで立っています。
珍しいですね。初めて見ました。
おおっ!これはミュータン灯ですね!
何らかの理由で、街灯のランプの部分などが取り替えられ、もとの姿とは微妙にデザインが変わってしまった街灯をミュータン灯【ミュータン-とう】と勝手に呼んでいます。
ミュータン灯は割りと珍しく、見た目も面白いので、見つけると結構嬉しくなります。
最初から意図的にデザインを変えていないところがポイントです。
並べてみると、より分かりやすいです。
ランプの部分の透明度が違います。
喜多見商店街
成城学園前から1駅歩いて喜多見商店街を目指します。これがなかなかの難所で、
険しい崖を越えたり、
謎の門番と戦って川を渡ったり、
神殿を探索したりして、
ようやっと喜多見商店街に着きました。
イルミネーションがあります。クリスマスの名残でしょうか...
と言いたくなるんですが、最近のイルミネーションはクリスマス限定じゃなくて、ハロウィーン→クリスマス→まぁお正月もめでたいし..→バレンタインまではいいっしょ!
みたいな空気があって、一概にクリスマスの名残と言うと怒られそうです。
この手の街灯は、どっちが正面なのか分からない。
ランプが複数ある街灯は、先端から枝分かれしているものが主流だと思いますが、この街灯のように、柱の時点で2本に分かれているものも一定数あります。
こういう感じですね。
ランプを拡大。
あ、これはゲー灯かなぁ。ゲー灯なのかなぁ。
ゲー灯というのは、商店街の入り口や出口にあるちょっとだけデラックスな街灯のことで(これも勝手に名付けました)、
これとか
これとか
左が街灯で、右がゲー灯です。
ある程度は街灯とデザインが共通していたり、関連していたりするんですが、
似ても似つかない。
微塵も似てない。
大勝軒と永福町大勝軒くらい似てない。
どうしちゃったのよ。個人的にはこういうの大好きだけど。
ひび割れてタイルアートみたいになってる。
グエル公園で見ました、こういうの。
ぶっ飛ばされてます。
セント・バーナードにやられたねこれは。
架線に付着物。電車が遅れるやつですね。
シンエツでんきも大手電機メーカーに見えます。
き
シンエツ ん
で
木々に取り込まれながらも、必死に発光しています。
緑色に光っています。隣の街区表示も緑色です。
既に植物との同化が始まってるな。
あんまり変なことを言ってると、
セント・バーナードにぶっ飛ばされるので、
取りあえず頭下げておいて、退散しましょう。
お疲れさまでした。
【街灯図鑑】
※世田谷区の商店街マップに関しては、世田谷区HPに記載の「世田谷区商店街マップ」を複製または一部改変して利用しています。
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