片倉町を散歩しました
- 更新日: 2019/04/11
謎の空き地
横浜市営地下鉄ブルーラインに片倉町という駅があって、まあ、住んでないと降りない駅ですよ。
ではなぜ降りたのか。
そういう散歩だから、と言えばそれまでなんですけど、ちょっと前、新横浜通りを走っていて、何これ? って思ったものがありまして。
これ。
芝生の道が新横浜通りに直行している。
これを改めて見にきた。
近づくとこんな感じで入れないし、空き地はずっと続いている。
古墳、それも生前めちゃくちゃ細長かった豪族の墓だったらいいなと思ったのですが、調べたら細長い豪族ではなかった。
東海道貨物線の線路でした。
地上で走ってるの見たことあるけど、これがそれだとは全く気づかなかった。
貨物線は途中から地下を走るんだけど、このあたりは地下というか、なんというか、盛って無理矢理「地下」と言い張っている感じがある。ギャルのインスタより盛ってる。そう考えると古墳って盛ってる。
地図を改めて見ると、ここ片倉町は、貨物線の横浜羽沢駅のわりと近くでした。
羽沢。
羽沢といえばいま横浜で一番盛り上がっているといっても過言ではないエリアです。
僕は以前この付近、実際には羽沢の西の保土ケ谷区に入ったあたりに一瞬住んだことがあって、最寄り駅が説明しづらい。いやまあ、いいんだけども。バスが好きになる。好きにならざるを得ない。あと自転車も好きになる。でもサドルを盗むいたずらをする中学生みたいなのが居る。この監視社会において、駐輪場でサドルが盗まれる。いい意味でサドルが盗まれる。いい意味でサドルが盗まれるとかあるのか知らないけど。ほほ~あるんだ~みたいな、伝わるかね。
そんな地に羽沢横浜国大駅ができて、2019年後半に、ここで相鉄とJRが繋がることになっている。さらに日吉で東急と繋げるみたいな話もある。
羽沢にとっては、突然駅ができて、直通で新宿へ行けるようになる。
一気にそんなことして大丈夫だろうか。今年は新川崎まで、とか医師の指導のもと徐々に慣らしていったほうがいいのでは、とか思うのですが、まあ、とにかく今年の後半から羽沢がそういうことになります。
んで、その羽沢からJRへ繋ぐのに、この貨物線を活用するらしいんですね。
偶然見に来たもっこりロードは、いまとてもホットなもっこりだった。
ここ相鉄が走ると思っていいの? ヒョ~。
それで、そう、話を戻すと、今日は、羽沢の東側と言ったらいいのかな、片倉町という住宅街にやってきました。
もう用事は済んでしまったんですけど、せっかくだからうろうろします。
駅前にはこぢんまりとしたロータリーがあって、タクシーの運転手が談笑している。
これはぜつさんのタクシー本を読んで得た視点なのですが、タクシー乗り場があっても需要がないためにタクシーがなかなか来ない駅がある。
ここは来るタイプだ。しかも数台待っている。相当なタクシー需要がある。
陸の孤島へ向かう港みたいなものだと思います。
というか、この片倉町も昭和60年にブルーライン片倉町駅ができるまでは陸の孤島の一部であったわけで、駅の周りもそこまでガチャガチャ発展しているという感じではないです。
片倉台団地という年季の入った良い感じの団地が駅のすぐ南にあるんだけど、出来たのは1969年で、駅よりも全然早い。
駅チカに建てたとかじゃないことにびっくりする。
逆に、駅出来てよかったなあ! 良かったね!
鉄塔よりも高い給水塔! 良かったね!
団地の数字って良いよね! 良かったね!
さて。
駅前は新横浜通りが走っています。
その名のとおり、新横浜まで続いている。
自転車を押す人。ワードでがんばったな。
意地でもいらすとやを使わない。
門扉のデパートですって。
どこから処理していいか分からない。
一つだけ言って良いとしたらどれだろうな、あー、上の看板で「車の中からヒラケドアー!」って車の中で言ってる運転手、いいですよね。
技名みたいなもんで、飽きても毎回言っていく方針なんでしょうね。
春だ。
お、水道道(すいどうみち)だ。水道管が埋まっている。
これは妙蓮寺でみた水道道で、このあたりの新横浜通りとの交差点が起点なんだって。
下耕地。
古地図見ると、少なくとも60年前までは田んぼだったっぽい。
これは多分駅ができてからのマンション。
新しいマンションもちらほら見かける。
白楽で行った六角橋にも比較的近い。
六角橋ってかっこいいよね。
だから、書きたくなるのも分からなくもないんだわ。
挑発されていると思っていいのかな。ただこのタイプは完璧な準備をしそうなので、挑発に乗って敷地内に入ると罠で瞬殺される。
んで、お前がそういうサイコなことやってる間に猫が頑張ってんだよ。ちゃんとしろ。
それで、新横浜通りの側道をどんどんいくと、何かに突き当たって、
これが、例の、
生前細長かった豪族の墓です。
この写真見て気づいたけど、向こうの住宅街はちょっと高くなっている。
このあたりはちょうど窪地なので、盛らざるを得なかったんだろうな。
もと田んぼということもよく分かる。
三枚橋の三叉路。
歩道橋にサッカーの絵が描いてあるけど、今まさにイエローカードが出てる。
歩道橋の絵で警告が出た瞬間を切り取るかね?
っていうかどのプレーで?
やっぱりこのもっこりロードが気になって仕方ないので、ちょっと羽沢のほうへ辿ることにする。
このあたりは木が植えてある。いいんだ?
根で貨物線の電気吸っててほしいな。
奥の一本はフェンスを越えておそらく立ち入り禁止区域に生えているんだけど、勝手に生えちゃったとかかな。
東海道貨物線の地下? 脇の道を行く。何を言っているのか自分でもよくわかってないけど。
突然魚屋。
だんだん標高が上がってきて、もっこりが無くなってきた。
ここなんてただの空き地に見える。
高いところには今も昔もお殿様が住む。
住宅街もなんかちょっと小洒落てまいりました。
こういう加工あるんだ。継ぎ手で引っ込ませる。
石を捨てる人が居る。
いや、ネットをね、止めるんでしょ。分かるけど。毎週石を捨てるおじさんが居たらいいじゃん。
さらに上ると家が少なくなり、ただの山になってきた。
高すぎても低すぎてもお殿様は住まない。
ちなみにこの茂みが東海道貨物線です。ここらは十分地下を走っていると思うんだけど、地上は活用されていない。
これより先は線路がわかりにくくなっていて、辿るのは今日はここでおしまい。
このあたりから、線路上の土地は普通に使われているっぽかった。線路上に建ってるんじゃないか? みたいな家もありました。
山頂はまさかの平らで、畑が広がってた。
めっちゃいい。
まあまあの見晴らし。遠くに見える円柱の建物は新横浜プリンスホテルか単三電池です。単三電池かな……。
そこまでできるなら、自分で捨てられにいけそうだな。甘え。
畑。
梅。
エビフライ。
遠くに給水塔が見える。どこのだろう。
あと地味に富士山が見えるな。
僕は富士市生まれなので、富士山当たり前すぎてありがたみが全く分からなかったんだけど、最近分かる。あいつマジででかいわ。あんな山ほかにない。
あと周囲で圧倒的なのもいい。連峰であれだ、みんな高いけど一番高いのは、ほらあれ、3番目、違う、それじゃない……みたいなのではなくて、周囲で圧倒的に富士山がでかい。分かりやすい。持ってる。
っていうか、この眺めけっこう好き。片倉町めっちゃいい。
キッチンファームだって。体験農園と書いてある。
農業ちょっとやりたい。ちょっとだけ。あれ、それが体験か。
下るわ。来たところとは違う道で。多分いま片倉町駅の真西あたりに居ます。
このあたりは森森している。
ケーン! みたいな声がした。動物かもしれないし、ケンちゃんを探しているお母さんかもしれない。
市街化調整区域なんだって。だからケーン! みたいな声がする。
この電柱の後ろ、どうやって塀積んだんだろ、と思って撮ったんだけど、塀を建てたあと、盛って平らにしたのか。
あとはこの塀のジグザグ。
私 の 土 地 で す みたいな線。
お茶屋さんがあるほどには家が増えてきた。
山すぎず、平地ずぎずの、良い感じの家が並ぶお殿様エリアにふたたびなってきましたが、高低差があるから基本的に階段がある。
だんだん狭くなる駐輪スペース。
見てくれほど置けない。
家を包み込むような、やさしいY字路。
この緑とれるんだ。
お金ないけどどうしても緑が欲しいシーンがあったらここ来ようっと。
ここから最初に居た新横浜通りまで、一直線の下り坂。
片倉台団地の給水塔も見える。
これは小田原城で見たことがある。
籠城時に鉄砲を撃つための穴だ。
不意に撃たれる可能性がある。
それはいいんだけど、ここの四隅の角丸がすごかった。
車が曲がりきれるように隅切りでコンクリート・ブロックの角をカットするのはよく見るけれど、ここのは丸みがすごい。しかも四隅ともすごい。
こんな優しさあふれる交差点、自動車教習所のコースでしか見たことないですよ。
美しい。
アレみたいだ! みたいな建物の名前とか出てくればいいんだけど、まったく出てこない。
くつのかかとに似てるな、くらいしか思い浮かばない。
こちらも負けてないですよ。
なんと汎用のブロックでカーブを表現している。そんなことできるんだ。
それでは飽き足らず、下半分はブロック塀に上塗りしてカーブをより美しく演出。
というか、なにその執念。
ここでは壁のカーブの美しい雄がモテるの?
こちらもいいですね。
これ、分かりますかね、2連のものと3連のものがあります。いろんな幅のブロックを駆使してカーブを表現しておりますよ。
解像度の高いカーブです。
よく見たらこの角だけ残念だった。
いや、残念とか無いし、これでもほかの地域からしたらレベル高くて、何角形かよってくらい刻んで頑張ってるんだけど、いや、ほかの3つが病的にRを表現しているから……
ふたたび新横浜通りに出た。
精肉店に併設するハンバーグ屋。ぜったい旨いじゃないですか、と思ったのですがこの日お弁当を持っていたので行かず。
今度行くリストに入れたけどそういうの増えてきた。
このあたりの新横浜通りはお店が多いな。コープ、HAC、西松屋。住みやすさレベルを上げるビル。
西松屋があるってことは、子供が多いんだろうな。
何も考えてないウサギがクリッククリックでぽんぽんそれっぽい空き店舗を買ってるとかでもいいなと思うけど。
実際、幼稚園帰りのママさんとむちゃくちゃすれ違うので、子供多いんだろうな。
その並びにおわします、再登場の片倉台団地。
多分塗り直していて、古さは特に感じないけど、築50年です。
元気なお年寄りをたくさん見かける。
築50年くらいの団地っていくつかあって、印象に残ってるのは東雲のときに行った辰巳団地だなー。あそこも元気なお年寄りがたくさん住んでいて、団地内カフェのしそジュースが売れていた。
屋根が置いてあるだけっぽい。
団地内売店なのか、団地向かい売店なのか分からないけど、菓子パンとか売ってる感じのお店。
あ、いかのおすしだ。
大声というか、大きな音の出る機器を利用していく方針。
いま、新横浜通りの一本東側だけど、むちゃくちゃのどかだな。
寝そう。
これ何だと思ったらデニーズだった。
や、新横浜通り側に入り口があって、あっち側はさあ、デニーズですよ~! ようこそですよ~! ってなってるけど、こっち側すごくない?
確実にオフじゃん。ジャージで寝っ転がってジャンプ読んでるじゃん。
出た、植木界のプードル。
それともプードルの刈り方が植木のパクリなのかな。
どっちが先だろう。
突然スポーツ施設密集エリアに出る。
右は横浜フィットネスプラザ。
左はセントラルスイミングスクール。
どちらもセントラルスポーツの建物。
横浜フィットネスプラザの色は緑とオレンジ。僕の好きな配色。
なーんとなくだけど、隣の関係ないアパートの色も、無意識レベルの影響を受けている気がする。
こっちはスイミングスクール。色がちょっと違う。水っぽい。
あと特筆すべきは、配線を隠すためにちゃんと塗り分けられているところ。
これも見てよ。丁寧な塗り分け。エアコンの配管かな。
一方で縦樋は塗らない。これはわりとほかの建物もそうですね。
このくらいの太さになるとあきらめるのか、それとも逆に塗りムラや剥げみたいなので汚くなっちゃうのか、そのあたりは知らないけど、雨樋と電線はみんな塗らないですね。
テニスコートもある。
なんかキャラがご利用上の注意を言ってくるんだけど言ってるそばからスコーンって飛んでくから一部しか聞き取れない。
ゴルフの打ちっぱなしもある。やまゆりゴルフセンター。
でかい。
そのでかさに不釣り合いな極小の出入り口。
例えばディズニーシーの出入り口がこうだったらすごくない?
あれ、でも、それはそれでいいかも……よく古い住宅街の壁にある自分の背より低い木の扉を開けるとそこはディズニーシーとか、ファー!!! ってなりそう。
どうですか。オリエンタルランドさん。ディズニーシーのゲート、こんな感じにしませんか。
空にグラデーションがかかる感じが良かった。
脇の細っこい道を行く。
片倉一丁目公園だって。
おうおう。
おうおう、くらいしか出てこないな、もう。
砂場にかけるネット、真ん中の棒のことを考慮して穴があいてて気が利いてるな! って思ったけど、
真ん中の棒って何?
ざっと説明すると、925年に書かれた神社一覧と言われる延喜式神名帳に、旧武蔵国の式内社として「杉山神社」というのが一つだけ登録されているのですが、横浜にはむちゃくちゃな数の杉山神社がある。どういうことなの? んで、本物はどれなの? というローカル問題です。
僕は、杉山神社全部回るぞみたいな気概は一切無いんだけど、えへらえへらと散歩しているうちにいくつか回収している。
さて、片倉町の杉山神社は、本物か……
それとも……
ドックン……ドックン……
いや本物とか偽物とか無いんですよ。
片倉町の鎮守様なのでそれでいいんですよ。
っていうかあれ、また狛犬ある。ダブル狛犬システムじゃん。
一対目の狛犬が突破されても二対目が阻む、ダブル狛犬システムじゃん。
一部だけなんでルビふったんだろう。
神楽殿(かぐらでん)、崇敬(すうけい)、葺替(ふきかえ)。
地元の有力者が「じゃあ、しんらくでんに集合ということで」「しんらくでんで寄り合いやりますんで」とか言いまくって、偉いじじいだから誰もツッコめないんだけど、もう我慢できなくなった誰かが、じじい、かぐらだ……気づいてくれ……みたいな。
「じゃあこんど、屋根のきのこかえしますんで」とかきっと言うんですよ。それは茸じゃない……屋根にきのこって変だなって思ってくれ……
裏には長遠寺というお寺がある。昔は神社と一緒だったのかしら。
神社そばの道。このあたりは古い道っぽいな。
そろそろ駅に戻る。
不安な階段を眺めながら駅に戻る。
そんなこんなで片倉町駅に戻ってきた。
着いたときは通りが気になっちゃって全く気づかなかったんだけど、駅の向こうにけっこうなこんもりがあって、これはさっき通った市街化調整区域のエリアですね。
意外だな。
住宅街・片倉町には森が迫っていた。
ではなぜ降りたのか。
そういう散歩だから、と言えばそれまでなんですけど、ちょっと前、新横浜通りを走っていて、何これ? って思ったものがありまして。
これ。
芝生の道が新横浜通りに直行している。
これを改めて見にきた。
近づくとこんな感じで入れないし、空き地はずっと続いている。
古墳、それも生前めちゃくちゃ細長かった豪族の墓だったらいいなと思ったのですが、調べたら細長い豪族ではなかった。
東海道貨物線の線路でした。
地上で走ってるの見たことあるけど、これがそれだとは全く気づかなかった。
貨物線は途中から地下を走るんだけど、このあたりは地下というか、なんというか、盛って無理矢理「地下」と言い張っている感じがある。ギャルのインスタより盛ってる。そう考えると古墳って盛ってる。
地図を改めて見ると、ここ片倉町は、貨物線の横浜羽沢駅のわりと近くでした。
羽沢。
羽沢といえばいま横浜で一番盛り上がっているといっても過言ではないエリアです。
僕は以前この付近、実際には羽沢の西の保土ケ谷区に入ったあたりに一瞬住んだことがあって、最寄り駅が説明しづらい。いやまあ、いいんだけども。バスが好きになる。好きにならざるを得ない。あと自転車も好きになる。でもサドルを盗むいたずらをする中学生みたいなのが居る。この監視社会において、駐輪場でサドルが盗まれる。いい意味でサドルが盗まれる。いい意味でサドルが盗まれるとかあるのか知らないけど。ほほ~あるんだ~みたいな、伝わるかね。
そんな地に羽沢横浜国大駅ができて、2019年後半に、ここで相鉄とJRが繋がることになっている。さらに日吉で東急と繋げるみたいな話もある。
羽沢にとっては、突然駅ができて、直通で新宿へ行けるようになる。
一気にそんなことして大丈夫だろうか。今年は新川崎まで、とか医師の指導のもと徐々に慣らしていったほうがいいのでは、とか思うのですが、まあ、とにかく今年の後半から羽沢がそういうことになります。
んで、その羽沢からJRへ繋ぐのに、この貨物線を活用するらしいんですね。
偶然見に来たもっこりロードは、いまとてもホットなもっこりだった。
ここ相鉄が走ると思っていいの? ヒョ~。
それで、そう、話を戻すと、今日は、羽沢の東側と言ったらいいのかな、片倉町という住宅街にやってきました。
もう用事は済んでしまったんですけど、せっかくだからうろうろします。
片倉町の駅前
駅前にはこぢんまりとしたロータリーがあって、タクシーの運転手が談笑している。
これはぜつさんのタクシー本を読んで得た視点なのですが、タクシー乗り場があっても需要がないためにタクシーがなかなか来ない駅がある。
ここは来るタイプだ。しかも数台待っている。相当なタクシー需要がある。
陸の孤島へ向かう港みたいなものだと思います。
というか、この片倉町も昭和60年にブルーライン片倉町駅ができるまでは陸の孤島の一部であったわけで、駅の周りもそこまでガチャガチャ発展しているという感じではないです。
片倉台団地という年季の入った良い感じの団地が駅のすぐ南にあるんだけど、出来たのは1969年で、駅よりも全然早い。
駅チカに建てたとかじゃないことにびっくりする。
逆に、駅出来てよかったなあ! 良かったね!
鉄塔よりも高い給水塔! 良かったね!
団地の数字って良いよね! 良かったね!
さて。
駅前は新横浜通りが走っています。
その名のとおり、新横浜まで続いている。
自転車を押す人。ワードでがんばったな。
意地でもいらすとやを使わない。
門扉のデパートですって。
どこから処理していいか分からない。
一つだけ言って良いとしたらどれだろうな、あー、上の看板で「車の中からヒラケドアー!」って車の中で言ってる運転手、いいですよね。
技名みたいなもんで、飽きても毎回言っていく方針なんでしょうね。
春だ。
片倉町の北側
お、水道道(すいどうみち)だ。水道管が埋まっている。
これは妙蓮寺でみた水道道で、このあたりの新横浜通りとの交差点が起点なんだって。
下耕地。
古地図見ると、少なくとも60年前までは田んぼだったっぽい。
これは多分駅ができてからのマンション。
新しいマンションもちらほら見かける。
白楽で行った六角橋にも比較的近い。
六角橋ってかっこいいよね。
だから、書きたくなるのも分からなくもないんだわ。
挑発されていると思っていいのかな。ただこのタイプは完璧な準備をしそうなので、挑発に乗って敷地内に入ると罠で瞬殺される。
んで、お前がそういうサイコなことやってる間に猫が頑張ってんだよ。ちゃんとしろ。
それで、新横浜通りの側道をどんどんいくと、何かに突き当たって、
これが、例の、
生前細長かった豪族の墓です。
この写真見て気づいたけど、向こうの住宅街はちょっと高くなっている。
このあたりはちょうど窪地なので、盛らざるを得なかったんだろうな。
もと田んぼということもよく分かる。
三枚橋の三叉路。
歩道橋にサッカーの絵が描いてあるけど、今まさにイエローカードが出てる。
歩道橋の絵で警告が出た瞬間を切り取るかね?
っていうかどのプレーで?
東海道貨物線を羽沢のほうへ
やっぱりこのもっこりロードが気になって仕方ないので、ちょっと羽沢のほうへ辿ることにする。
このあたりは木が植えてある。いいんだ?
根で貨物線の電気吸っててほしいな。
奥の一本はフェンスを越えておそらく立ち入り禁止区域に生えているんだけど、勝手に生えちゃったとかかな。
東海道貨物線の地下? 脇の道を行く。何を言っているのか自分でもよくわかってないけど。
突然魚屋。
だんだん標高が上がってきて、もっこりが無くなってきた。
ここなんてただの空き地に見える。
高いところには今も昔もお殿様が住む。
住宅街もなんかちょっと小洒落てまいりました。
こういう加工あるんだ。継ぎ手で引っ込ませる。
石を捨てる人が居る。
いや、ネットをね、止めるんでしょ。分かるけど。毎週石を捨てるおじさんが居たらいいじゃん。
さらに上ると家が少なくなり、ただの山になってきた。
高すぎても低すぎてもお殿様は住まない。
ちなみにこの茂みが東海道貨物線です。ここらは十分地下を走っていると思うんだけど、地上は活用されていない。
これより先は線路がわかりにくくなっていて、辿るのは今日はここでおしまい。
このあたりから、線路上の土地は普通に使われているっぽかった。線路上に建ってるんじゃないか? みたいな家もありました。
山頂
山頂はまさかの平らで、畑が広がってた。
めっちゃいい。
まあまあの見晴らし。遠くに見える円柱の建物は新横浜プリンスホテルか単三電池です。単三電池かな……。
そこまでできるなら、自分で捨てられにいけそうだな。甘え。
畑。
梅。
エビフライ。
遠くに給水塔が見える。どこのだろう。
あと地味に富士山が見えるな。
僕は富士市生まれなので、富士山当たり前すぎてありがたみが全く分からなかったんだけど、最近分かる。あいつマジででかいわ。あんな山ほかにない。
あと周囲で圧倒的なのもいい。連峰であれだ、みんな高いけど一番高いのは、ほらあれ、3番目、違う、それじゃない……みたいなのではなくて、周囲で圧倒的に富士山がでかい。分かりやすい。持ってる。
っていうか、この眺めけっこう好き。片倉町めっちゃいい。
キッチンファームだって。体験農園と書いてある。
農業ちょっとやりたい。ちょっとだけ。あれ、それが体験か。
下る
下るわ。来たところとは違う道で。多分いま片倉町駅の真西あたりに居ます。
このあたりは森森している。
ケーン! みたいな声がした。動物かもしれないし、ケンちゃんを探しているお母さんかもしれない。
市街化調整区域なんだって。だからケーン! みたいな声がする。
この電柱の後ろ、どうやって塀積んだんだろ、と思って撮ったんだけど、塀を建てたあと、盛って平らにしたのか。
あとはこの塀のジグザグ。
私 の 土 地 で す みたいな線。
お茶屋さんがあるほどには家が増えてきた。
山すぎず、平地ずぎずの、良い感じの家が並ぶお殿様エリアにふたたびなってきましたが、高低差があるから基本的に階段がある。
だんだん狭くなる駐輪スペース。
見てくれほど置けない。
家を包み込むような、やさしいY字路。
この緑とれるんだ。
お金ないけどどうしても緑が欲しいシーンがあったらここ来ようっと。
ここから最初に居た新横浜通りまで、一直線の下り坂。
片倉台団地の給水塔も見える。
これは小田原城で見たことがある。
籠城時に鉄砲を撃つための穴だ。
不意に撃たれる可能性がある。
それはいいんだけど、ここの四隅の角丸がすごかった。
車が曲がりきれるように隅切りでコンクリート・ブロックの角をカットするのはよく見るけれど、ここのは丸みがすごい。しかも四隅ともすごい。
こんな優しさあふれる交差点、自動車教習所のコースでしか見たことないですよ。
美しい。
アレみたいだ! みたいな建物の名前とか出てくればいいんだけど、まったく出てこない。
くつのかかとに似てるな、くらいしか思い浮かばない。
こちらも負けてないですよ。
なんと汎用のブロックでカーブを表現している。そんなことできるんだ。
それでは飽き足らず、下半分はブロック塀に上塗りしてカーブをより美しく演出。
というか、なにその執念。
ここでは壁のカーブの美しい雄がモテるの?
こちらもいいですね。
これ、分かりますかね、2連のものと3連のものがあります。いろんな幅のブロックを駆使してカーブを表現しておりますよ。
解像度の高いカーブです。
よく見たらこの角だけ残念だった。
いや、残念とか無いし、これでもほかの地域からしたらレベル高くて、何角形かよってくらい刻んで頑張ってるんだけど、いや、ほかの3つが病的にRを表現しているから……
片倉町の南側
ふたたび新横浜通りに出た。
精肉店に併設するハンバーグ屋。ぜったい旨いじゃないですか、と思ったのですがこの日お弁当を持っていたので行かず。
今度行くリストに入れたけどそういうの増えてきた。
このあたりの新横浜通りはお店が多いな。コープ、HAC、西松屋。住みやすさレベルを上げるビル。
西松屋があるってことは、子供が多いんだろうな。
何も考えてないウサギがクリッククリックでぽんぽんそれっぽい空き店舗を買ってるとかでもいいなと思うけど。
実際、幼稚園帰りのママさんとむちゃくちゃすれ違うので、子供多いんだろうな。
その並びにおわします、再登場の片倉台団地。
多分塗り直していて、古さは特に感じないけど、築50年です。
元気なお年寄りをたくさん見かける。
築50年くらいの団地っていくつかあって、印象に残ってるのは東雲のときに行った辰巳団地だなー。あそこも元気なお年寄りがたくさん住んでいて、団地内カフェのしそジュースが売れていた。
屋根が置いてあるだけっぽい。
団地内売店なのか、団地向かい売店なのか分からないけど、菓子パンとか売ってる感じのお店。
あ、いかのおすしだ。
大声というか、大きな音の出る機器を利用していく方針。
いま、新横浜通りの一本東側だけど、むちゃくちゃのどかだな。
寝そう。
これ何だと思ったらデニーズだった。
や、新横浜通り側に入り口があって、あっち側はさあ、デニーズですよ~! ようこそですよ~! ってなってるけど、こっち側すごくない?
確実にオフじゃん。ジャージで寝っ転がってジャンプ読んでるじゃん。
出た、植木界のプードル。
それともプードルの刈り方が植木のパクリなのかな。
どっちが先だろう。
突然スポーツ施設密集エリアに出る。
右は横浜フィットネスプラザ。
左はセントラルスイミングスクール。
どちらもセントラルスポーツの建物。
横浜フィットネスプラザの色は緑とオレンジ。僕の好きな配色。
なーんとなくだけど、隣の関係ないアパートの色も、無意識レベルの影響を受けている気がする。
こっちはスイミングスクール。色がちょっと違う。水っぽい。
あと特筆すべきは、配線を隠すためにちゃんと塗り分けられているところ。
これも見てよ。丁寧な塗り分け。エアコンの配管かな。
一方で縦樋は塗らない。これはわりとほかの建物もそうですね。
このくらいの太さになるとあきらめるのか、それとも逆に塗りムラや剥げみたいなので汚くなっちゃうのか、そのあたりは知らないけど、雨樋と電線はみんな塗らないですね。
テニスコートもある。
なんかキャラがご利用上の注意を言ってくるんだけど言ってるそばからスコーンって飛んでくから一部しか聞き取れない。
ゴルフの打ちっぱなしもある。やまゆりゴルフセンター。
でかい。
そのでかさに不釣り合いな極小の出入り口。
例えばディズニーシーの出入り口がこうだったらすごくない?
あれ、でも、それはそれでいいかも……よく古い住宅街の壁にある自分の背より低い木の扉を開けるとそこはディズニーシーとか、ファー!!! ってなりそう。
どうですか。オリエンタルランドさん。ディズニーシーのゲート、こんな感じにしませんか。
空にグラデーションがかかる感じが良かった。
脇の細っこい道を行く。
片倉一丁目公園だって。
おうおう。
おうおう、くらいしか出てこないな、もう。
砂場にかけるネット、真ん中の棒のことを考慮して穴があいてて気が利いてるな! って思ったけど、
真ん中の棒って何?
杉山神社を見に行く
横浜住みには「杉山神社問題」としておなじみの「杉山神社」がこの近くにあります。ざっと説明すると、925年に書かれた神社一覧と言われる延喜式神名帳に、旧武蔵国の式内社として「杉山神社」というのが一つだけ登録されているのですが、横浜にはむちゃくちゃな数の杉山神社がある。どういうことなの? んで、本物はどれなの? というローカル問題です。
僕は、杉山神社全部回るぞみたいな気概は一切無いんだけど、えへらえへらと散歩しているうちにいくつか回収している。
さて、片倉町の杉山神社は、本物か……
それとも……
ドックン……ドックン……
いや本物とか偽物とか無いんですよ。
片倉町の鎮守様なのでそれでいいんですよ。
っていうかあれ、また狛犬ある。ダブル狛犬システムじゃん。
一対目の狛犬が突破されても二対目が阻む、ダブル狛犬システムじゃん。
一部だけなんでルビふったんだろう。
神楽殿(かぐらでん)、崇敬(すうけい)、葺替(ふきかえ)。
地元の有力者が「じゃあ、しんらくでんに集合ということで」「しんらくでんで寄り合いやりますんで」とか言いまくって、偉いじじいだから誰もツッコめないんだけど、もう我慢できなくなった誰かが、じじい、かぐらだ……気づいてくれ……みたいな。
「じゃあこんど、屋根のきのこかえしますんで」とかきっと言うんですよ。それは茸じゃない……屋根にきのこって変だなって思ってくれ……
裏には長遠寺というお寺がある。昔は神社と一緒だったのかしら。
神社そばの道。このあたりは古い道っぽいな。
そろそろ駅に戻る。
不安な階段を眺めながら駅に戻る。
そんなこんなで片倉町駅に戻ってきた。
着いたときは通りが気になっちゃって全く気づかなかったんだけど、駅の向こうにけっこうなこんもりがあって、これはさっき通った市街化調整区域のエリアですね。
意外だな。
住宅街・片倉町には森が迫っていた。