新小岩公園で本当に「かつしかフードフェスタ」はあったのか
- 更新日: 2018/11/28
このテントはまさか
この連載は「せとゲノム」が祭りの翌日に顔を出し、本当に祭りが開催されたのか、どのような祭りだったのかを痕跡から推理します。
おはようございます。せとゲノムです。
ただいま11月19日、月曜日の早朝です。
新小岩公園に来ております。
こちらで、11月17日から18日にかけてかつしかフードフェスタというお祭りがあったと聞いて来ました。
でも、本当に祭りなんてあったのでしょうか。
もうね、私は信じないことに定評がありますからね。
色々な情報を。
株のうまい儲け話みたいなのも乗りませんしね。
「かつしかフードフェスタ」と書かれた門があったからって何だって言うんですか。
ちゃんとこの目で決定的な証拠を見るまで認めませんよ。
またまた。
入り口の門といい、凝ったことしますね。
実行委員会だなんて大仰なものまで拵えてさ。
パイロンで養生されたブロック。
なるほど、祭りの後は種類ごとに整頓して業者が運びやすくしますよね。
まあ、祭りがあったらの話ですがね。
ふむ、ベビーカステラですか。
確かに、かつしかフードフェスタの出展者情報の中には、日本唯一のベビーカステラ専門店、「おやつ屋さん」がラインナップされていますけども。
ベビーカステラを葛飾の名物にしようと日々がんばっていますけども。
だからと言って、祭りの存在までなし崩し的に肯定していいかって話ですよ。
祭りがあったのかに関しては、私はまだまだ懐疑的です。
う…会場マップ…。
詳細なお店の情報と位置取り…。
ぐぐ…。
だめだ、ありました。
疑ってすみません、祭りありました。
かつしかフードフェスタは葛飾区最大のグルメイベントと銘打ったお祭りです。
初回の2014年を除き、毎年11月の第三土曜日、日曜日に開催されています。
主催は、葛飾区フードフェスタ実行委員会。
葛飾区の商店街連合会や観光協会、商工会議所などが結託して祭りを運営しています。
気合の入り方がこちらまで伝わってきます。
毎年50店舗前後の飲食店が出店し、当日は存分に食べ比べができるようになっています。
しかし、私が訪れたのは翌日。
せめてどんな祭りだったのか残り香を嗅いでいきましょう。
緑のテントがずらっと並んでいます。
賑やかな感じを出すためにテントの色をランダムにする場合と、統一感を重視して一色で固める場合がありますよね。
今回は後者でした。
スニーカーだ。
中に入っている木の葉の感じから、けっこう時間が経っているはず。
ちゃんと帰れたんでしょうか。
お店の人が途中でサンダルに履き替えて、そのまま靴を置いていったパターンですかね。
「お持ちかえりができま~す!」か。
縁の黄色も相俟って、底抜けな明るさを感じます。
ちょっと遠くの人に声をかけている。
揚げ餃子とかき氷を同時に売る大らかさも一貫していていいですね。
パイプ椅子たち。
少し墓場みたいでもある。
こんなにいっぱい同時に見るのは、小学校の卒業式の準備以来です。
水道ね。
食品を扱う祭りには必須です。
銀紙、ですか。
ホイル焼きの屋台でもあったのでしょうか。
屋台のラインナップからすると、調理法的にじゃがバターの線が濃いですかね。
電気供給機ね。
いつもご苦労様です。
お?
ステージですかね。
行ってみましょう。
ほー。昨日はこの舞台でさぞかし盛り上がったんでしょうねえ。
オレンジがキラキラしちゃってまあ。
内山信二さんがゲストのビンゴ大会があったらしいのですが、映えますよきっと。
人が舞台に立っても祭りのロゴが見えるよう高めに配置してあるのは、賢いかもしれません。
使い捨てのスプーンですね。
屋台の食べ物を食べるのに使ったのでしょう。
チキントマト煮込みの気配を感じます。
おつまみのイカ?
ハトたちが盛んに取り合っていたので、何かなと思って体格差を利用して全羽追い払ったのですが、大したものではありませんでした。
すみませんハトたち。
えええっ。
そんなジャストフィットすることあります?
祠に祀られているような神聖さと、くだらなさが同居している。
あー、女の子のおもちゃっぽいですね。
ファミリー層がけっこういたみたいなので、子供の落し物ってことは充分あり得そうです。
何の作品かまでは分からないですが、日曜日の朝のアニメの何かって雰囲気はあります。
よし、勘だけで言います。
プリキュアの、キュア…キュアマリン、とかですか?
特に自信はないですし、調べません。
軽くて丈夫と言えば~?
せ~のっ。
プラスチックの柵ー!
突風にだけは気をつけましょう。
発泡スチロールタイプのカップです。
おそらく、温かい汁物の屋台があったのでしょう。
出展者一覧から察するに、まぜうどんか牛スジの煮込みが有力かと思われます。
おいしそう。
祭りあるところ輪ゴムあり。
もしも人類が誰も輪ゴムを思いつかなかったと想像すると、ぞっとします。
焼きそばのパックは手で押さえ。
わたがしの袋は風で飛び。
大地は荒れ。
作物も枯れ。
しまいには、7日間に渡る大雨が国の全てを奪っていくでしょう。
すみません、言い過ぎました。
おお、道にホースを通したいときに躓きを防止するための板ですね。
ホースだけ撤収されたら、こんな無秩序になるんだ。
烏合の衆。
彼らが役目を果たすのと同時に、役目も彼らに格式を与えていた。
氷だー!
わーい!
祭りにはやっぱりでかい氷が欠かせませんよ。
思い思いの方向を指すフォーク。
それでいい。
ビール。
それも350mlの缶じゃなくて、ちょっと長めのを2本。
相当なお酒好きがこのベンチにいたんでしょう。
のんべえ跡地。
骨付き肉です。
安定して美味しいからね、そりゃ食べるでしょう。
全然そんな気なかったけど、言われたら入れてみたくなってきちゃうよ。
犬いないかな犬。
噴水が不衛生になるって意味なのか、犬側の命が危険って話なのか。
それとも噴水と犬の相互作用で、何か特別なことが起きるのか。
合体か。
噴水と犬が合体するのか。
ファウンテンレトリバーなのか。
爆誕するのか。
気になる書き方です。
祭りの後のゴミ箱は雄弁に語りますね。
紙コップでビールを売っていたことや、お椀の形状からあったかい汁物があったことを教えてくれます。
んー、組み立て式のテーブルですかね。
食のフェスティバルには、落ち着いて食べられる場所が必要なんでしょう。
巨大なオセロかとも思いましたが、それだと棒の説明がつかない。
ホッカイロね。
当日は冷えたんでしょう。
寒いのが嫌にも関わらず、家にいないでカイロを貼ってまで祭りに参加することを選ぶ。
これは、祭りの魅力を示す貴重な資料ですよ。
運営本部のパネル。
当日はどこかのテントの前に掲げられていたのでしょう。
ファミリー層を意識して、授乳室を設けるのは気が利いていますね。
よく分からないメダル。
「DON'T WORRY」「BE HAPPY」とポジティブな言葉を投げかけてきます。
祭りの当日を逃した私へのメッセージなのでしょうか。
フードフェスタ夜勤者と書かれた紙です。
夜勤のスタッフさんが身につけていたもの?
ただ、どこにどんな風に身につけていたのかは謎です。
紙の上部のスペースも気になりますね。
もしかしてこれ、身につけていたんじゃなくて、夜勤の人への夜食的な皿に敷かれていたのかもしれません。
だとすれば、紙の不思議な構図も納得がいきます。
多分、上半分が皿に隠れて下半分がピロンと見える形になっていたんじゃないですかね。
なんでしょう、デジタル温度計ですかね。
腐りやすい食材の温度管理に使ったのか。
以前、別の祭りの翌日で、クーラーボックスにこんなようなのが設置されていた記憶があります。
使い捨てのボールペン。
これによって、一つ分かることがありますよね?
そう!アンケートが実施されたという読みが成り立ちます。
ステージの周辺に複数落ちていたことから、ステージや演者の満足度を聞くアンケートだったのかなと想像します。
Vの字の割り箸が落ちていました。
祭りの成功を伝えてくれているのか。
テントなどを支えるペグですね。
ただ、ステージのテントには、金属のものが使われていました。
となると、レジャーシートが飛ぶのを防ぐために刺したとか?
にしては長すぎる気もしますが、それくらいしか思い当たりませんね。
さて、祭りの雰囲気も味わえましたし、そろそろ帰りますか。
気が早いな。
まとめ
以上です。新小岩の緑豊かな公園が歩いていて気持ちよかったです。
ご年配の方々が朝早くから体操していて、地元の人にも愛されているのが分かりました。
祭りとしては、かなり整備の行き届いた運営という印象です。
大掛かりな機材が、種類別で綺麗にまとめられていました。
夜の内に片付けたのか、人々のマナーがいいのか、落ちているゴミも少なかったです。
このお祭りは、『広報かつしか』という地域紙でも一面で取り上げられるほど期待されています。
初開催から5年とまだ新しいですが、今後ブランドがうまく育っていって欲しいですね。
ではまた。
参考資料(URL最終確認は、2018/11/22)
『かつしかフードフェスタ 公式HP』https://katsushika-food.jp/
『広報かつしか 平成30年11月5日号』葛飾区広報課 2018 葛飾区
『広報かつしか 平成29年11月5日号』葛飾区広報課 2017 葛飾区
『広報かつしか 平成28年11月5日号』葛飾区広報課 2016 葛飾区
『広報かつしか 平成27年11月15日号』葛飾区広報課 2015 葛飾区
『広報かつしか 平成26年11月15日号』葛飾区広報課 2014 葛飾区